北岳〜台風前に速攻で！

2014年08月07日(木) 〜 2014年08月08日(金)

• GPS: 27:25
• 距離: 14.4km
• 登り: 1,851m
• 下り: 1,854m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:30
• 休憩: 1:04
• 合計: 6:34

6:30 広河原インフォメーションセンター
6:35 6:45 広河原山荘
6:56 6:56 白根御池分岐
9:14 9:37 白根御池小屋
11:38 11:59 草すべり分岐
12:05 12:15 小太郎尾根分岐
13:04 北岳肩ノ小屋

2日目

• 山行: 3:06
• 休憩: 1:13
• 合計: 4:19

5:34 北岳肩ノ小屋
5:40 5:47 両俣分岐
6:05 6:28 北岳
6:40 6:44 両俣分岐
6:48 7:00 北岳肩ノ小屋
7:17 7:21 小太郎尾根分岐
7:25 7:28 草すべり分岐
8:11 8:27 二俣
9:36 9:36 白根御池分岐
9:42 9:46 広河原山荘
9:48 9:48 広河原
9:53 広河原インフォメーションセンター

天候

7日：晴れ〜曇り
8日：晴れ〜曇り・小雨

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

芦安→広河原線は土砂崩れのため8月末まで(予定）通行止めです。
広河原行きのバスは奈良田から出ます。
甲府南インターから奈良田までは60Km近くあります。
奈良田駐車場（無料）約200台駐車可能とのことです。7日8日共に余裕で駐められました。

コース状況／危険箇所等

南アルプス屈指の人気ルートですので、整備は行き届いており道標も完備、特に危険な場所はありません。
広河原→白根御池：樹林帯の急登です。広河原山荘から一登りで大樺沢方面との分岐があります。白根御池は直登、大樺沢は左に分かれます。(道標有り）
白根御池→稜線：草スベリの急登です。稜線直下で左から大樺沢右俣ルートの道を合わせると傾斜も緩みます。
稜線→北岳肩の小屋：気持ちの良い稜線歩きです。傾斜も緩く展望も良く、ほっと一息できます。
北岳肩の小屋→北岳：岩稜ですが特に急峻では無く危険なところはありません。
大樺沢右俣ルート→広河原：コース上に雪渓はありません。大樺沢を2回渡りますがしっかりした橋がありますので、大雨で増水してなければ問題ありません。
※今回歩いていませんが、大樺沢左俣ルート→八本歯ノコルもコース上の雪渓は無くなりアイゼン無しでOKとのことでした。

その他周辺情報

下山後の温泉は奈良田の里温泉が一番近く泉質も良いとの事ですが、混んでそうだったので、少し走って西山温泉湯島の湯に行きました。開放感たっぷりできれいな露天風呂、源泉掛け流しの温泉で良かったです。全く混んで無くゆったり出来ました。お勧めです。

写真

8/7 5:06

奈良田バス停。第2駐車場のすぐ上です。

8/7 5:06

奈良田第2駐車場。広々、無料です。トイレ有り。

8/7 6:35

広河原から大樺沢と北岳。初日は良い天気。

8/7 6:36

吊り橋を渡りスタートします。

8/7 6:52

広河原山荘の左手から登山道が始まります。樹林帯の気持ちの良い道を進みます。

8/7 7:06

大樺沢ルートとの分岐。白根御池はここを直進、大樺沢は左に分かれます。

8/7 7:42

白根御池まで樹林帯の急登が続きます。

8/7 9:15

大きなキノコ発見！

8/7 9:25

急登から緩やかな巻き道になると白根御池小屋です。「小屋」と呼ぶのが申し訳ない様な立派な「小屋」できれいな水洗トイレがあります。

8/7 9:26

白根御池。ここの標高は2230m肩の小屋までまだ800m近く登ります。

8/7 9:26

御池のそばにテントが一つ。なかなか趣があります。ここに泊まりたかった。

8/7 9:27

草スベリ。稜線まで一気に標高差500mの直登です。

8/7 9:51

辛い登りを高山植物が癒やしてくれます。(でもキツい）

8/7 9:51

振り返れば鳳凰三山。ずいぶん登った気がしたのに、まだ御池が見えます。

8/7 10:46

八本歯ノコルと北岳。バットレスも見事です。

8/7 11:31

北岳をアップで。

8/7 11:31

大樺沢の雪渓もずいぶん小さくなりました。

8/7 11:47

稜線直下のお花畑には鹿よけの柵があります。

8/7 12:11

稜線。辛い登りを終えると甲斐駒、仙丈の展望が待っています。この日はガスが湧いてきて甲斐駒は見えませんでした。小太郎山も気になります。

8/7 12:12

仙丈岳は優雅な姿を見せてくれました。

8/7 12:12

甲斐駒はガスの中ですが鋸岳がよく見えます。

8/7 12:12

こちらは鳳凰三山、地蔵岳のオベリスクがよく見えます。

8/7 12:16

北岳に続く稜線の道。快適です。

8/7 16:57

北岳肩の小屋。北アルプスの小屋に慣れている人にはちょっとショックかも？でも山小屋らしい居心地の良い小屋です。

8/7 16:56

肩の小屋のテント場。標高3000m、絶景のテント場です。この日は台風前のためかテントは少なめ。

8/7 16:56

富士山が北岳のとなりに見えます。

8/7 16:58

台風の影響か？いろいろな雲が出てきれいな空です。

8/7 16:59

北岳はすぐそこです。（でも30分以上かかります）

8/8 4:28

翌朝、夜明け前です。天気は下り坂ですが、まだ富士山がよく見えています。

8/8 4:29

夜明け前のテント場越に鳳凰三山、遠くは金峰山や奥秩父の峰々。

8/8 4:32

日の出まで、空の色が刻々と変わって行きます。

8/8 4:37

北岳山頂でご来光を見るため登っている人がいます。

8/8 4:45

日の出5分前。やや雲が多くご来光は見えないか？

8/8 4:53

東の空が色づきました。

8/8 4:56

ご来光は見えませんでしたが、きれいな空が見えました。

8/8 4:59

甲斐駒は雪が積もったように白く美しく見えます。

8/8 5:00

富士山。やっぱり日本一は他の山とはちょっと違いますね

8/8 5:02

仙丈岳はまだ日が当たってないようです。

8/8 5:16

北岳に日が当たりました。早速出発です。

8/8 5:16

鳳凰三山の上に朝日。今日1日天気が持ってくれることを祈ります。

8/8 5:17

富士山はこの位置に見えます。

8/8 5:37

北岳に登りながらふと見ると、仙丈岳のとなりにまっすぐな虹が。

8/8 5:49

両俣方面分岐を過ぎると山頂はすぐそこです。

8/8 5:49

山頂に近付くとどこからともなくガスが湧き視界を閉ざし始めます。

8/8 5:49

振り返って肩の小屋と甲斐駒、遠くは八ヶ岳。

8/8 5:56

昨日苦労して登った草スベリがよく見えます。

8/8 6:02

北岳山頂。ゆったりと広い山頂です。

8/8 6:02

間ノ岳、農鳥岳方面。すぐ下に北岳山荘が見えます。

8/8 6:12

北岳山頂。やはり3192mの方が馴染みがあり、3193mはちょっと違和感。

8/8 6:14

6時過ぎですが、なかなかの人出です。

8/8 6:14

展望が良いのに三角点は3等なのですね。

8/8 6:16

池山吊り尾根。眼下は大樺沢。

8/8 6:16

八本歯ノコルをアップで。下山している登山者も見えます。

8/8 6:54

ガスが切れて富士山が見えました。2番から見る1番の勇姿。

8/8 7:06

肩の小屋まで戻り、気持ちの良い稜線を下山します。

8/8 7:06

仙丈岳も見納めです。

8/8 7:19

小太郎山の先に甲斐駒と鋸岳。手前は早川尾根の浅夜峰、栗沢山。

8/8 7:20

最後に北岳を振り返り稜線から下ります。

8/8 8:24

大樺沢二俣。下山は大樺沢右俣ルートで。こっちの方が草スベリより傾斜が緩くて楽でした。

8/8 8:24

大樺沢左俣ルートと八本歯ノコル。左俣ルートの雪渓も無くなり、唯一最後に右俣を横切るところだけ雪渓上を歩きます。

8/8 9:50

広河原に戻ってきました。吊り橋から北岳を振り返るとガスの中でした。

8/8 9:51

立派なアルペンプラザ。お疲れ様でした。

撮影機器：

D5100 ニコン

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ

感想

yamaya1127

先月に続いて今月も台風に翻弄されました。
本来は3泊4日で黒部源流・雲の平、水晶、鷲羽、双六から笠ヶ岳に行く予定でした。
久々の「テン泊大遠征」と気合いを入れて準備をしていたのですが・・・・。
台風直撃は必至、休暇は変更不可、万事休すです。残念ながら来年の夏まで1年延期としました・・・・・。

せっかくの休暇、がっかりしていても始まりません。
ヤマテンの予報を見ると北はダメでも南は台風前の7、8日は何とか持ちそう。
急遽予定を変更して北岳に行ってきました。

このコースは7月に行くつもりで計画したものの、台風によって中止したもので、変な巡り合わせで、今度は台風によって復活しました。
まあ1月延期で行けたから良しとしましょう。
天気は当てにならないので、テン泊も中止。装備を軽くして翌日の午前中には下山する計画で出かけました。

結果、ほぼ予想通りで最後に雨に降られましたが何とか天気も持ち、台風だから空いているだろうと予想した山小屋も正解、急遽決めた割には全て順調に行きました。

数年ぶりに訪れた北岳はいつもと同じ顔で迎えてくれましたが、頂上の標識が3193mに変わっていました、北岳は3192mが馴染んでいるのでちょっと違和感がありました。
そういえば間ノ岳も奥穂と同じ3190mになったとか・・・。
測量の精度が上がったから改訂されたのでしょうから、喜んで受け入れましょう。

「大遠征」が「いつもの山」になってしまいましたが、短くても凝縮した夏山を味わえたのでなかなか楽しかったです。
さて来月は夏と秋が同居する9月の山、さあ何処に行きましょうか？

コメント

opiro772

北岳で夏山を満喫(^_^)v
yamaya1127さん、おはようございます。
てっきり昨日あたりから山に入っているものだと思っておりました．．．きっと北アルプスあたりかなと。
今年のお盆休み前半は天候不良で予定変更を余儀なくされた方も多く、台風前の北岳へ変更されたyamaya1127さんはメチャ良い判断されたんですね
台風の影響もあるものの青空や夕景、ご来光まで堪能され夏山を満喫なさってようでなによりです。
ここ数年南アルプスに足を運んでいないので行きたいなぁと思っていたら、今年は土砂崩れで芦安から入れなくなったので今シーズンは計画から外れちゃったかなと。
yamaya1127さんのおっしゃる通り、9月までは夏山と秋山が同居する良いシーズンなので幾つか計画もチラホラ入っていきました。
でも夏山もあと数回は行きたいですね

yamaya1127

Re: 北岳で夏山を満喫(^_^)v
opiro772さんおはようございます。
「大遠征」とずっと気合を入れていたのですが、すっかり肩すかしをくってしまいました
台風直撃の時に黒部源流を狙うのはいくらなんでも無謀ですので、残念ながら今回は諦めました。
これだけ悪条件がハッキリしていると迷わなくて良いので楽でしたが・・・・。
まあお楽しみは後に取っておくのも悪くないかな~と

せっかくの5連休だったので、何処にも行かない手は無いので急遽、天気の良さそうな北岳に決めました。
こちらは読みがはまってサクッと行ってきました。
本当はキタダケソウが咲いている時期に行きたかったのですが、短いながらも夏山満喫で楽しかったです。

opiroさんは来週辺りですか？
私はお盆の時期には家をあけられないので、暑い下界でグダグダしています。
楽しいレポート待っています