まだお花畑の北アルプスへ。（立山三山〜大日岳）

2014年08月13日(水) 〜 2014年08月15日(金)

• GPS: 89:02
• 距離: 29.2km
• 登り: 2,042m
• 下り: 3,561m

コースタイム

13日
05：00　立山駅
06：19　ケーブル
06：30　高原バス
07：30　室堂
07：50　室堂スタート
08：00　みくりが池
09：40　浄土山登山口
10：40　浄土山
11：00　一の越山荘
12：40　雄山
13：15　大汝山
13：40　富士ノ折立
15：47　劔御前小舎

14日
06：00　劔御前小舎
07：10　新室堂乗越
09：10　奥大日岳
11：00　七福園
11：15　中大日岳
11：30　大日小屋
11：55　大日岳
12：15　大日小屋

15日
06：15　大日小屋
08：40　大日平山荘
09：50　牛ノ首
10：15　猿が馬場
11：05　大日岳登山口

天候

13日：くもり時々晴れ
14日：くもり時々晴れ
15日：くもりのち雨

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

＜行き＞
立山駅周辺無料駐車場に駐車
立山〜美女平（ケーブル）
美女平〜室堂（高原バス）

＜戻り＞
称名滝バス停より立山駅

コース状況／危険箇所等

室堂〜立山三山は特に危険箇所はありませんが、
一の越から雄山にかけての登りは、観光客？も混じっての混雑で、
登りも下りもルートが乱れていて落石などのもらい事故になりかねない状況。
（お盆休みの連休という事と、映画の影響か）

劔御前小舎〜大日岳（大日小屋）までも特に危険箇所はなし。

大日小屋〜称名滝は、一箇所倒木によりルートが塞がれていたが、
巻き道が作られており倒木を慎重にくぐれば問題ない。
牛の首あたりは急な箇所が続くが雨でも比較的スリップしにくいよう岩にステップが刻んであった。
途中、木道が整備中のため剥がしてあり、その箇所がぬかるんでいて歩きにくい。
どちらにせよ、トレッキングポールがあると比較的歩きやすかったです。

写真

8/13 5:13

関西を前日22時頃出発して立山駅に到着。

8/13 6:12

ケーブルカーのチケットを買います。

8/13 6:17

ケーブルで美女平へ。

8/13 6:41

美女平からは高原バスで室堂へ向かいます。
久しぶりに見る立山杉の大きさに感動。

8/13 6:45

ここからは称名滝が見えるそうですが、ちょっと霞んでいました。

8/13 6:56

今回登る大日岳を見ながら進みます。

8/13 7:32

室堂へ到着すると開店間際の立山そばで腹ごしらえ。

8/13 7:35

白海老かき揚げ蕎麦が温かくておいしい。

8/13 7:54

出発しようとしたら不思議な雲に。

8/13 7:55

お盆休みということで多くの観光客も。

8/13 7:59

とりあえず室堂周辺を散策。

8/13 8:01

8/13 8:02

足下には高山植物がたくさん。

8/13 8:03

ずっと前に来たときはみくりが池の看板しか見えないほど視界が悪かったのですが、今回はバッチリです！

8/13 8:06

大文字草

8/13 8:12

角度を変えたみくりが池も美しい。

8/13 8:13

8/13 8:15

お花を見ながら立山三山へと向かいます。

8/13 8:16

チングルマの綿毛がかわいい。

8/13 8:27

荷揚げのヘリが何度も行き来していました。

8/13 8:31

カラマツソウ

8/13 8:31

ミヤマトウキ

8/13 8:33

まずは、浄土山を目指します。

8/13 8:37

気持ちいい〜！

8/13 8:37

8/13 8:38

お花畑♪

8/13 8:39

オオツガザクラ

8/13 9:13

遠くチョコンと笠ヶ岳が見えてきました。
その手前は昨年歩いた薬師岳。

8/13 9:18

お！遠く槍の穂先も見えてきました。

8/13 9:39

ずいぶん登ったところが浄土山登山口。。。

8/13 9:41

どんどん登っていきます。

8/13 10:00

イワツメクサ

8/13 10:01

空の雲がいろんな表情を見せてくれます。
秋の雲っぽい？

8/13 10:02

山上に近づくにつれ岩場をガシガシ登る箇所も。

8/13 10:04

少しずつ高度感も出てきていい感じ。

8/13 10:04

やっぱ、青空があるっていいですね〜。

8/13 10:09

山上付近に何か石積みが見えてきました。

8/13 10:10

気持ちいい〜！

8/13 10:13

石積みの正体は軍人霊碑でした。

8/13 10:14

山上からは手前に一の越山荘、そしてその先には雄山の登りの尾根が見えます。

8/13 10:16

8/13 10:27

ミヤマリンドウ

8/13 10:28

一の越しに近づくにつれ雄山への尾根にたくさんの蟻みたいにうごめくものが。

8/13 10:32

美しいカール

8/13 10:32

チシマギキョウ

8/13 10:39

浄土山山上

8/13 10:43

一の越しへの下り。

8/13 10:48

びっしりと尾根を登るハイカーが見えてきました。。。

8/13 11:01

イワキキョウ

8/13 11:02

一の越へ到着。

8/13 11:09

すごい人です。。。

8/13 11:32

とりあえず登りも下りもあったもんじゃない無法地帯と化した尾根を登ります。。。

8/13 11:36

かなり観光客？も混ざってる感じで、ジーンズにスニーカーの方も多くて、落石が怖い。。。

8/13 12:12

今回の山行で一番嫌な登りだった。

8/13 12:42

雄山山頂に到着。
ここでカップ麺やビールを飲んでる人もいてごった返してるので、そそくさと退散することに。

8/13 12:47

人ごみを見ないで景色を見ればとりあえず気持ちよい。

8/13 12:51

雄山から先はやっと少し人の数も減ってきました。

8/13 13:15

大汝山登頂

8/13 13:17

ところが映画の影響かその先の大汝休憩所はまた人でいっぱい。

8/13 13:36

さすがに大汝休憩所から先は人も少なくなって快適。
立山のカールがとても美しかったです。

8/13 13:39

少しずつガスも上がってきました。

8/13 13:40

富士ノ折立

8/13 13:44

登りは撮ってませんが、この富士ノ折立へのアプローチは少し慎重に。

8/13 14:01

デポしておいたザックを再び背負って出発。

8/13 14:12

クラノスケカールを抜けて別山方面へ。

8/13 14:16

イワギキョウ？チシマギキョウ？とカール

8/13 14:18

イワツメクサ

8/13 14:25

真砂岳山頂は巻いていくことに。

8/13 14:27

かなりガスってきました。
トレランの方もチラホラ。

8/13 14:37

トウヤクリンドウ

8/13 15:01

別山南峰方面へ。

8/13 15:03

歩いてきた道を振り返ります。

8/13 15:09

お！やっと本日のお宿への標記を見つけました。

8/13 15:12

別山の山頂を巻き道でトラバース。

8/13 15:14

8/13 15:14

トラバースしながら室堂側はなかなか高度感がありました。

8/13 15:16

ほんと、立山にきて良かったなって景色です。

8/13 15:18

そして、再び尾根へとたどり着くと、目の前に劔がドーン！

8/13 15:29

あまりの絶景に何度か足をとめながら進みます。

8/13 15:29

遠く白馬も見えていました。

8/13 15:32

何度も劔を振り返ります。

8/13 15:36

それからガレ場を下っていくと

8/13 15:44

突然、ガスの中に小屋のシルエットが。

8/13 15:47

劔御前小舎に到着です。

8/13 16:24

この日は5名で1室貸し切りにさせていただきました。

お部屋で一旦荷物を置いてから炊事室で晩ご飯です。

8/13 16:25

みんなで持ち寄り形式。

8/13 17:04

とっても美味しくて酒が進む〜！と言いたい所でしたが、
ほとんど一睡もせず登ってきたのであまり進みません。
反省。。。

8/13 17:43

でも小屋の前には劔がくっきり見えてて最高でした。

そして、早々と就寝することに。

8/14 5:07

二日目の朝はご来光は望めない感じだけど、夜中に凄い風が吹き荒れたわりに雨は降っていません。

8/14 6:05

早めに朝食をとって、快適な劔御前小舎ともお別れです。

8/14 6:09

いつ降り出すかわからない感じなので、レイン対策をして出発。

8/14 6:13

ガスも多いですが、なんとかまだ雨は持ちこたえてる感じ。

8/14 6:17

時折、薄日も差したりしていました。

8/14 6:29

昨日に続いてお花畑です♪

8/14 6:46

残雪があった箇所とそうでない箇所で同じチングルマでもまだ咲いていたり、綿毛の実になっていたりと。

8/14 6:49

もう、何度も足を止めてシャッターを切ってしまいます。

8/14 6:50

雷鳥沢のテン場は今日も綺麗に区画整理されてカラフルです。

8/14 7:27

地獄谷の硫黄ガスの噴出している所が黄色くてなんか恐ろしい。

8/14 7:27

雷鳥沢のテン場

8/14 7:28

降らんといてね〜。雷鳥でてくるなよ〜。と思いながら先へ進みます。

8/14 7:38

クロウスゴの実が、ほんとブルーベリーみたいな甘酸っぱい味で美味しかった。

8/14 7:39

ゴゼンタチバナ

8/14 7:48

かなりガスガスになってきましたが、まだ降ってきていません。
むしろ涼しくて快適。

8/14 8:05

いや〜、上は隠れてますが、昨日からここに見える山全部歩いてきたと思うと感動です。

8/14 8:05

高原バスで通ってきた道も見えます。

8/14 8:07

ハクサンフウロ

ん？誰かがクライミングしてます。

8/14 8:07

8/14 8:15

室堂乗越？あたり？で休憩。

8/14 8:28

8/14 8:30

8/14 8:31

ずっとお花畑を歩きます。

8/14 8:32

8/14 8:36

コオニユリ

8/14 8:36

ハクサンフウロ

8/14 8:37

ヤマハハコ

8/14 8:41

キヌガサソウ

8/14 8:44

弥陀ヶ原

8/14 8:48

ちょっとガレ場のトラバースも。

8/14 8:56

これもコオニユリ

8/14 8:57

まだ雪渓も残ってます。

8/14 9:00

いつまでもお花畑。

8/14 9:01

可愛いチングルマとコイワカガミ

8/14 9:01

コリャなんだ？

8/14 9:05

神秘的な池。

8/14 9:08

ハクサンフウロ

8/14 9:10

そして奥大日岳に到着〜。

8/14 9:13

バナナチロル♪

8/14 9:23

初めての鎖場。
使わなくても大丈夫。

8/14 9:23

ヤマハハコ

8/14 9:32

シシウド

8/14 9:40

？

8/14 9:42

8/14 9:45

何か動物がはき出した毛玉

8/14 9:48

あれ？天気回復？？

8/14 9:53

ナナカマドの白い花

8/14 9:54

シモツケソウ

8/14 9:57

再び鎖場。大したことないけど慎重に。

8/14 10:00

29段の階段。
途中からショートカットできますけどw。

8/14 10:08

トリカブト

8/14 10:26

ここはプチクライミングな感じ。

8/14 10:27

特に問題ないけど慎重に。

8/14 10:34

朝から仕込んでおいたアルファ米に乾燥漬け物を入れておいたもので昼食に。かなり旨い！

8/14 10:48

パワー注入で再び絶景の中を進みます。

8/14 11:00

またガスってきた。

8/14 11:01

とにかく、花が綺麗。

8/14 11:03

七福園は見事な景色だった。

8/14 11:04

ほんと庭園って感じ。

8/14 11:08

ここは、紅葉の時期に来てみたい。

8/14 11:08

今回初の木道。

8/14 11:09

なんだか昨年歩いた雲ノ平みたい。

8/14 11:14

中大日岳登頂

8/14 11:15

ここは特に何もないが後もう少しってことで嬉しい。

8/14 11:19

今晩のお宿が見えてきました。

8/14 11:26

あと、もうちょい。

8/14 11:28

ベニバナイチゴ

8/14 11:29

大日小屋に到着！ウウウウウ。

8/14 11:30

この手ぬぐいが藍染めで可愛かったのでゲット。

8/14 11:32

天気予報も可愛い。
明日は、早めの行動のほうが良さそう。

8/14 11:52

小屋に荷物を置いて、雨の降ってくる前に大日岳へピストン。

8/14 11:56

タテヤマリンドウ

8/14 11:56

大日岳山頂

8/14 12:25

すぐさま、小屋ヘ戻ることに。

8/14 12:47

ハイ、お疲れ様でした〜！
素敵なマイカップもw。

8/14 13:06

野良酒メンバーなだけにw。

8/14 16:04

夕方にはこんな美しい景色が小屋の前から見れました。

8/14 16:06

劔も。

8/14 17:27

小屋の食事もほんと美味しくておかわりしまくり♪

8/14 18:03

ランプの宿と呼ばれているだけにとても素敵。
ここは電気がないので、小屋の主がひとつずつ火を灯してくださるそう。

8/14 18:20

結局、この日も降らず夕日も見れました。

8/14 19:14

ちょっと暗くてうまく写真とれませんでしたが、
小屋ではギターライブもあってとてもいい雰囲気でした。
寝床も快適でした。

8/15 6:17

3日目の朝は今にも雨がって感じの曇り空。
でも所どこに薄日も。

8/15 6:20

広大な弥陀ヶ原を見ながら、あの小さく見えている大日平山荘目指してひたすら下ります。
といいながらなかなか下らせてくれない。。。

8/15 7:06

お！虹が！

ってことは、あの辺り降ってるってことですよね。。。

8/15 7:16

渡渉箇所も何度か。

8/15 7:33

少しずつ下りもキツくなってきました。
濡れている岩はスリップ注意です。

8/15 8:31

もう、秋の気配も。

8/15 8:34

下って下って木道に。

8/15 8:34

ワタスゲ

8/15 8:38

大日平山荘前でプチ休憩。

8/15 8:48

山荘から徒歩1分のところに滝があるからと小屋の方に教えてもらって行ってみることに。

8/15 8:48

想像以上の絶景にびっくり！
こりゃ、絶対寄り道するべし価値あり！

8/15 8:58

再び木道を歩くが、この先から木道が整備のため剥がされており、かなりの泥濘が続いてしんどかった。

8/15 9:27

モウセンゴケ

8/15 9:34

そして、今回一番の核心という所で、我慢しきれなかった雨が大粒で降り出し始めました。

8/15 9:37

まさか、ここで降られるとは。。。
気を引き締めて下ることに。

8/15 9:47

何度か梯子を下り、急な下りが続きましたが、
見た目は滑りそうな岩場もちゃんとステップが刻んであって
意外に歩きやすかったです。

8/15 9:54

核心の牛ノ首も慎重に通過。

8/15 10:00

シシウドでかい！

8/15 10:04

そんな土砂降りでも高山植物がいっぱいで楽しい。

8/15 10:06

傘さしてこんな急稜を登ってくる強者と遭遇。。。

8/15 10:14

まだ紫陽花も。

8/15 10:14

猿が馬場まで来ました。

8/15 10:26

大日小屋の主から聞いてた倒木箇所。
みんなどろんこになりましたが、巻き道が作ってあり無事通過。

8/15 11:08

称名滝の大日岳登山口へゴール！

8/15 11:09

今回はバスの時間もあって称名滝見物はパス。

最後の最後に降られましたが、とっても楽しい山旅となりました。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-620 オリンパス

感想

fukuzo

お盆休みの前半を利用して立山三山から大日岳へと縦走してきました。
結果、前半をチョイスして大正解。
後半は北アルプスをはじめ、各地で災害が起こるほどの悪天候となりました。

今回は久しぶりの小屋泊縦走なので荷物も30Lザックで僕は約10Kg。
いつものテント泊よりはかなり楽な山行でした。

劔御前小屋、大日小屋とどちらもとっても素敵な小屋で、
小屋内も清潔でとにかくどちらもご飯が最高でした！

小屋のスタッフもどちらも温かく接していただき、
細かくルート状況も教えてくださり心強かったです。

大日小屋では夕食のあと、ランプの明かりのなか、
お客さんで音楽家の方のライブもあり、とっても和やかな時間を過ごせました。
小屋の主がおすすめの紅葉の時期に、またぜひ行ってみたいと思いました。

初めての野良酒チームの山旅は、よく食べてよく飲みましたが、
帰りにまだバックアップの酒が残っていることが発覚。
こりゃ、反省会と称して近いうちにミーティングを開かねばと♪

コメント

atsu001

おっつ☆
天気がなんとかもってくれてよかったね〜☆

映画の影響で...ぜひ行ってみたいっす

それにしてもあの天気予報の中でも凄い人の多さ
立山方面、歩いてみたいわ〜！

fukuzo

Re: おっつ☆
あーちゃん

ほんとギリギリまで天気持ってくれてほんとよかった。

よし、立山方面いきますか！