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Yamareco

記録ID: 496892
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

青木鉱泉→ドンドコ沢コース→地蔵岳→観音岳→鳳凰小屋→観音岳→薬師岳→辻山→高谷山→桃の木温泉

2014年08月18日(月) 〜 2014年08月19日(火)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
17:06
距離
43.3km
登り
4,814m
下り
5,115m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:54
休憩
1:44
合計
8:38
8:25
0
スタート地点
8:25
8:25
185
11:30
11:51
23
12:14
12:41
50
13:31
14:04
41
14:45
14:51
6
14:57
15:02
69
16:11
16:23
40
17:03
2日目
山行
6:27
休憩
1:53
合計
8:20
4:02
72
5:14
5:47
20
6:07
6:08
9
6:17
6:20
1
6:21
6:24
36
7:00
7:07
24
7:31
7:33
12
7:45
8:28
8
8:36
8:36
22
8:58
8:58
28
9:26
9:26
43
10:09
10:17
1
10:18
10:19
18
10:37
10:39
23
11:02
11:04
66
12:10
12:18
4
12:22
ゴール地点
天候 1日目:曇のち晴
2日目:晴
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
ここの所の雨続きのせいか中道のショートカットは使えないようです。
2014年08月18日 08:20撮影 by  NEX-5N, SONY
8/18 8:20
ここの所の雨続きのせいか中道のショートカットは使えないようです。
青木鉱泉到着時にはまだ青空は見えていましたが…。
2014年08月18日 08:22撮影 by  NEX-5N, SONY
8/18 8:22
青木鉱泉到着時にはまだ青空は見えていましたが…。
南精進ヶ滝経由で進みます。
2014年08月18日 09:48撮影 by  NEX-5N, SONY
8/18 9:48
南精進ヶ滝経由で進みます。
南精進ヶ滝。立派な滝なので、飛ばすのは勿体無い。
2014年08月18日 09:56撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/18 9:56
南精進ヶ滝。立派な滝なので、飛ばすのは勿体無い。
次は鳳凰の滝方面へ。この先にもう一つ分岐があるので、鳳凰の滝方面で問題ないです。
2014年08月18日 10:25撮影 by  NEX-5N, SONY
8/18 10:25
次は鳳凰の滝方面へ。この先にもう一つ分岐があるので、鳳凰の滝方面で問題ないです。
鳳凰が両翼を広げたような感じの鳳凰の滝。もうチョット上まで行かないと今ひとつ迫力が伝わりません。滝を見に行くタイムロスも大きいので、ゆっくり登りたい人以外はお勧めできません。
2014年08月18日 10:38撮影 by  NEX-5N, SONY
8/18 10:38
鳳凰が両翼を広げたような感じの鳳凰の滝。もうチョット上まで行かないと今ひとつ迫力が伝わりません。滝を見に行くタイムロスも大きいので、ゆっくり登りたい人以外はお勧めできません。
ソバナ。
2014年08月18日 11:00撮影 by  NEX-5N, SONY
8/18 11:00
ソバナ。
白糸の滝。白糸という名のイメージとは程遠い、太い滝でした。
2014年08月18日 11:43撮影 by  NEX-5N, SONY
1
8/18 11:43
白糸の滝。白糸という名のイメージとは程遠い、太い滝でした。
五色ヶ滝。最後の見せ場だけあって立派なものでした。
本当は滝つぼまで行きましたが、青空と写っている写真をチョイス。
2014年08月18日 12:14撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/18 12:14
五色ヶ滝。最後の見せ場だけあって立派なものでした。
本当は滝つぼまで行きましたが、青空と写っている写真をチョイス。
鳳凰小屋の冷たい水で冷やされたビール、うまそうです。
(単独行のときは節約&トイレが近くならないように麓まで我慢です)
2014年08月18日 13:59撮影 by  NEX-5N, SONY
8/18 13:59
鳳凰小屋の冷たい水で冷やされたビール、うまそうです。
(単独行のときは節約&トイレが近くならないように麓まで我慢です)
体力、時間にまだ余裕があったので、地蔵岳まで行きます。
オベリスク下のこのあたりはビーチみたいで非常に歩きづらい急登です。
2014年08月18日 14:25撮影 by  NEX-5N, SONY
8/18 14:25
体力、時間にまだ余裕があったので、地蔵岳まで行きます。
オベリスク下のこのあたりはビーチみたいで非常に歩きづらい急登です。
岩陰などにたくさん咲いていました。
2014年08月18日 14:28撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/18 14:28
岩陰などにたくさん咲いていました。
お地蔵さんの大群の見守る中、観音様が姿を見せ始めます。
2014年08月18日 14:52撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/18 14:52
お地蔵さんの大群の見守る中、観音様が姿を見せ始めます。
観音様じゃー!
2014年08月18日 14:54撮影 by  NEX-5N, SONY
8/18 14:54
観音様じゃー!
観音様のご利益か、青空ものぞき始めてきました。
2014年08月18日 15:16撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/18 15:16
観音様のご利益か、青空ものぞき始めてきました。
観音岳方面も。青空が…。
2014年08月18日 15:24撮影 by  NEX-5N, SONY
8/18 15:24
観音岳方面も。青空が…。
雲間から農鳥岳(西農鳥岳)が姿を現したときには鳥肌が立ちました。
2014年08月18日 15:27撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/18 15:27
雲間から農鳥岳(西農鳥岳)が姿を現したときには鳥肌が立ちました。
振り返るとこちらも天気が大分良い。
2014年08月18日 15:36撮影 by  NEX-5N, SONY
8/18 15:36
振り返るとこちらも天気が大分良い。
普通に晴れてきました。
2014年08月18日 15:36撮影 by  NEX-5N, SONY
8/18 15:36
普通に晴れてきました。
雲は多いものの晴れてます。
2014年08月18日 15:41撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/18 15:41
雲は多いものの晴れてます。
予定ではここから鳳凰小屋に戻るはずでしたが、この天気…。行くしかないでしょ!
2014年08月18日 15:47撮影 by  NEX-5N, SONY
8/18 15:47
予定ではここから鳳凰小屋に戻るはずでしたが、この天気…。行くしかないでしょ!
仙丈の方まで見えてきました。
2014年08月18日 15:50撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/18 15:50
仙丈の方まで見えてきました。
快晴、観音岳。
2014年08月18日 15:55撮影 by  NEX-5N, SONY
8/18 15:55
快晴、観音岳。
ここまでくれば山頂はもう一息。
2014年08月18日 16:05撮影 by  NEX-5N, SONY
8/18 16:05
ここまでくれば山頂はもう一息。
ダイヤモンド観音岳。(無理があるか…)
2014年08月18日 16:10撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/18 16:10
ダイヤモンド観音岳。(無理があるか…)
薬師方面はまだ雲に隠れていました。
2014年08月18日 16:13撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/18 16:13
薬師方面はまだ雲に隠れていました。
街からこちらも見えていることでしょう。
2014年08月18日 16:36撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/18 16:36
街からこちらも見えていることでしょう。
戻ってくるとテントが倍以上に増えていました。
2014年08月18日 17:06撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/18 17:06
戻ってくるとテントが倍以上に増えていました。
星空が綺麗でした。久しぶりに天の川を見た。
3
星空が綺麗でした。久しぶりに天の川を見た。
樹林帯の合間から空が赤くなり始めるのが見えます。
2014年08月19日 04:25撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/19 4:25
樹林帯の合間から空が赤くなり始めるのが見えます。
一瞬樹林が切れ、八ヶ岳が見えました。この時点では雲が大分下にありましたが…。
2014年08月19日 04:28撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/19 4:28
一瞬樹林が切れ、八ヶ岳が見えました。この時点では雲が大分下にありましたが…。
金峰方面。
2014年08月19日 04:40撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/19 4:40
金峰方面。
ようやく稜線に出ました。朝日に照らされ、若干赤みがかっています。
2014年08月19日 04:50撮影 by  NEX-5N, SONY
8/19 4:50
ようやく稜線に出ました。朝日に照らされ、若干赤みがかっています。
もしきみがここにこれたならきっと俺のすべてを理解してくれたろう……。
だってここは地上のどこよりも…天国に…近い…!
(村上もとか クライマー列伝より)
2014年08月19日 04:50撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/19 4:50
もしきみがここにこれたならきっと俺のすべてを理解してくれたろう……。
だってここは地上のどこよりも…天国に…近い…!
(村上もとか クライマー列伝より)
朝焼けの中に浮かぶオベリスク。
八ヶ岳は赤岳山頂を残して雲に沈んでしまいました。
2014年08月19日 04:55撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/19 4:55
朝焼けの中に浮かぶオベリスク。
八ヶ岳は赤岳山頂を残して雲に沈んでしまいました。
北岳に笠。この後山頂は雲に覆われ、最後に高谷山で見たときも雲隠れしていました。
2014年08月19日 04:59撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/19 4:59
北岳に笠。この後山頂は雲に覆われ、最後に高谷山で見たときも雲隠れしていました。
昨日は見えなかった甲斐駒も見えます。
2014年08月19日 05:00撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/19 5:00
昨日は見えなかった甲斐駒も見えます。
北岳、間ノ岳が朝日に照らされ染まります。もっとアップで撮るべきだった…。
2014年08月19日 05:03撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/19 5:03
北岳、間ノ岳が朝日に照らされ染まります。もっとアップで撮るべきだった…。
オベリスクも
2014年08月19日 05:04撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/19 5:04
オベリスクも
甲斐駒ヶ岳もオレンジに染まります。
2014年08月19日 05:05撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/19 5:05
甲斐駒ヶ岳もオレンジに染まります。
気づくと白峰三山山頂は雲隠れ。
2014年08月19日 05:10撮影 by  NEX-5N, SONY
8/19 5:10
気づくと白峰三山山頂は雲隠れ。
雲海の上に太陽が昇ります。
2014年08月19日 05:11撮影 by  NEX-5N, SONY
5
8/19 5:11
雲海の上に太陽が昇ります。
薬師岳の横には富士山が美しい稜線を引きます。
2014年08月19日 05:13撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/19 5:13
薬師岳の横には富士山が美しい稜線を引きます。
撮っていただきました。
2014年08月19日 05:41撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/19 5:41
撮っていただきました。
作り物のようなキノコ。
2014年08月19日 06:19撮影 by  NEX-5N, SONY
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作り物のようなキノコ。
観音岳、薬師岳。この稜線は本当に気持ちがいい。
2014年08月19日 06:20撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/19 6:20
観音岳、薬師岳。この稜線は本当に気持ちがいい。
南御室小屋の水場。前回(GWシーズン)来た時にはこんなのなかったけど…。水量十分、冷たい水を堪能できました。
2014年08月19日 06:58撮影 by  NEX-5N, SONY
8/19 6:58
南御室小屋の水場。前回(GWシーズン)来た時にはこんなのなかったけど…。水量十分、冷たい水を堪能できました。
辻山に寄り道。
2014年08月19日 08:17撮影 by  NEX-5N, SONY
8/19 8:17
辻山に寄り道。
白峰三山が目の前に見えるのですが、相変わらず山頂は雲に隠れていました。
2014年08月19日 08:18撮影 by  NEX-5N, SONY
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8/19 8:18
白峰三山が目の前に見えるのですが、相変わらず山頂は雲に隠れていました。
ようやく間ノ岳の山頂付近の雲が取れてきました。
2014年08月19日 09:12撮影 by  NEX-5N, SONY
8/19 9:12
ようやく間ノ岳の山頂付近の雲が取れてきました。
夜叉神峠でもやっぱり雲隠れ。
2014年08月19日 10:07撮影 by  NEX-5N, SONY
8/19 10:07
夜叉神峠でもやっぱり雲隠れ。
高谷山も一応眺望はあるのですが、夜叉神峠の方がいいですね。
2014年08月19日 10:35撮影 by  NEX-5N, SONY
8/19 10:35
高谷山も一応眺望はあるのですが、夜叉神峠の方がいいですね。
地味な山頂の高谷山。
2014年08月19日 10:36撮影 by  NEX-5N, SONY
8/19 10:36
地味な山頂の高谷山。
山と高原地図にはなかった山ノ神方面への分岐がありました。
2014年08月19日 11:43撮影 by  NEX-5N, SONY
8/19 11:43
山と高原地図にはなかった山ノ神方面への分岐がありました。
撮影機器:

装備

個人装備
食事 行動食・おやつ タオル レインウェア 上着 着替え ザックカバー カメラ・カメラケース ヘッドライト 財布 携帯電話 手袋 ストック 帽子 シュラフ シュラフカバー マット メガネ 歯ブラシ GPSロガー(1) 単3電池(2) 地図 温度計 コンパス テント・ポール

感想

先週に続きはっきりしない天気の毎日。せっかくの休暇、なんとか普段行きづらい縦走をと、天気予報とにらめっこの日々。いよいよ休暇もラスト2日という所に来て、天気の良さそうな鳳凰三山縦走に決定。18切符を消化したいのと、19日から平日の韮崎⇔御座石、青木鉱泉のバス便がなくなる、早川尾根は登山道崩壊、広河原⇔芦安のバスも通行止めという情報から、通ったことのないドンドコ沢から夜叉神峠の先まで抜けるコースを選択。

[1日目]
青木鉱泉→鳳凰小屋
始発電車から乗り継いで朝一のバスに乗り込む。バスは計6名で、御座石鉱泉と青木鉱泉で半々だった。
朝飯をバスの中で食べるつもりだったのだが、飲食禁止の張り紙があったためしかたなく我慢。青木鉱泉でロガーが現在位置を捕捉するまで、朝食を摂る。しばらく経っても位置を捕捉しないので、やむなく先へ進む。(そのため、初日のログはかなり乱れている模様)
沢沿いのコースということで涼しげな登りを想像していたが、ほとんどの区間が樹林帯で蒸し暑い。所々に出現する渡渉箇所で洗顔したりしてクールダウン。
ドンドコ沢コースの途中には滝の名所があるようなので、見て回ることにする。鳳凰の滝以外はちょっとした回り道でよいのだが、鳳凰の滝だけはガッツリ寄り道して、しかも滝自体も微妙な感じ。2回目はいいかな…。五色ヶ滝も少し遠回りでメインルートに合流できたのだが、分岐点に荷物をデポしたせいで完全にロス。南精進ヶ滝の所では登山道に合流すると書いてあったので、それと同じような記述にしてくれればよいのに。
鳳凰の滝から白糸の滝の区間がもっとも厳しい登りで、最後は沢沿いの緩やかな道を進む。途中、御座石鉱泉からの登山客と思しき姿が見えた。

鳳凰小屋→地蔵岳→観音岳周回
小屋で受付を済ませて、早速幕営準備。シングルウォールテントなので、サクっと設営完了。テン場はそれほど広くなさそうだが、水平、小石なしと手入れが行き届いている印象。
小屋のスタッフに確認すると翌日の天気は晴れ、この日も高曇りなので、それなりに景色は見えるのではないかとのこと。翌日は地蔵岳を飛ばしていくつもりなので、この日のうちに登ることにする。
一度このコースは登ったことがあるが、地蔵岳頂下の砂地の急登が辛い。テン泊装備で登るとしたら相当骨が折れるだろう。ようやくオベリスク下に到着したものの、雲に巻かれて周りの眺望はゼロ。半ば諦めて赤抜沢ノ頭へと進むと、徐々に観音岳方面の雲が取れてくる。観音岳山頂を拝めただけで収穫だと思っていたら、青空ものぞき始め、好天といってよいほどの天気になる。これに気をよくして、この日はいく予定ではなかった観音岳まで歩を進める。しかし、あいにく山頂に着いたときにはまた雲が多く出てきてしまった。小屋まで1時間くらいだし、少し天気が良くなるのを待とうと思ったが、ここで財布、携帯などを入れた小袋がないのに気づく。テン場に忘れている可能性が高いと思ったが、サブザックの口紐をキチンと締めてなかったので、落としている可能性もある。全財産+切符+電話を失えば、家に帰るすべがない。(後でわかったが、家の鍵もこの袋に入っていたので、仮に帰宅できても万事休すだった)最悪、もう一度同じコースを歩いて袋を探すため、早々に下山する。(結局テン場に忘れていたのだが、確認するまでは気が気じゃなかった)
テン場に戻るとテントが増えており、近くに張られたテントの住人たちの声が気になってなかなか眠れなかった。一応耳栓は持っていっていたが、もっと高機能な奴が必要かも。
夜は満天の星空で、翌日の好天に期待が高まる。

[2日目]
鳳凰小屋→観音岳
いつもは何度も夜起きるのだが、眠りにつくのが遅かったせいか、テン場が快適だったせいかこの日は0時過ぎに一度起きたきりで、周りの声で3時過ぎに目が覚めた。天気が良さそうなので、朝陽を拝めるかもしれないと、急いで撤収して朝飯も食わず4時に出発。
樹林帯の隙間から赤く染まりだす空を逸る思いで見やりながら、稜線を目指す。結局観音岳でのご来光には間に合わなかったものの、昨日には見えなかった周囲の山々が朝陽を受ける姿を見渡せたのはよかった。

観音岳→辻山
森林限界を超え、薬師岳あたりまでの稜線歩きは実に気持ちが良い。白峰三山の山頂が雲に覆われて見えなかったのは残念だが、ここしばらくの悪天を思えば問題なし。
苺平から少し登った所にある辻山はお勧めというレコがあったので、今回は立ち寄ることにする。これまでに比べるとやや荒れ気味な登山道だが、道迷いするほどはない(…が下りの時には若干道をはずしてしまった)。展望があるように思えない樹林帯を抜けると目の前に白峰三山が現われる。休憩するにはいい感じの所だったので、直前の南御室小屋で汲んできた水を使いここでスパゲッティを作って食べる。

辻山→桃の木温泉BS
夜叉神峠までは取り立てて変哲もない登山道だが、夜叉神峠に近い辺りが一番道が悪く、斜面も急なので、慎重に歩く。
夜叉神峠からすこし下ったところの分岐から高谷山へ向かう。ここも樹林帯だが、意外に吹き上げてくる風のお陰で涼しい。あまり人気がないかと思っていたが、登山道も辻山以上にしっかりとついているという印象。山頂は地味で、眺望もわずかに北岳、間ノ岳が見える程度。これなら夜叉神峠で十分。(夜叉神峠泊ならちょっとした散歩にいいかもという感じ)
高谷山から桧尾峠方面へ下る。これがかなりの急斜面。ところどころ痩せたところもあり、注意が必要。峠からさらに桃の木温泉へ下る道は嫌というほどピンクリボンがついているお陰で道迷いはなさそうだが、その道が歩きづらい。急斜面に九十九折でつけられた道は踏み跡が不明瞭で路肩も崩壊気味。途中で緩やかなところもあったが、概して道はあまりよくなく、山と高原地図で破線になっていないのが不思議なくらいだった。登りに使っても相当な急登、おそらく2度と通ることはあるまい。

総括
ここしばらくの天候不良のフラストレーションが吹き飛ぶようないい山行だった。
当たり前の話だが、貴重品の管理はしっかりしないといけないというのが何よりの課題となった。

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訪問者数:1158人

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無雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [日帰り]
鳳凰三山 青木鉱泉日帰り周回
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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