富栄山〜大空山〜篠坂牧場〜のとろ原キャンプ場
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,363m
- 下り
- 1,376m
コースタイム
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 5:21
天候 | 晴れ/曇り/雨/曇り/雨/晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
10年程前までは富栄山(ふえいざん)は雪がないと登れない山と思っていました。 2006年より登山道が整備され、初心者でも気軽に登ることができ、稜線は特に高度差もほとんどなく、とても歩きやすいです。 ただし、詳しい地図などがなく、ヤマレコや鏡野町登山ガイドなどに記載されている案内図に頼るしかありません。なお、地形図には登山道が途中までしかないことになっています。 しかし、少し迷いやすい所(分岐点等)には必ず、道標がついていますので、まず道に迷うことはないかと思われます。 大空山から南に下るルートは自分が今まで経験した下山ルートでもっとも歩きやすいルートでした。もちろん逆に登れば傾斜は最大でも5度前後程度なので、こんなに楽な登りはありません。ただし、距離がかなり長いので、登山口(富畜産公社)から大空山を往復するだけで、12km以上の距離を歩くことになります。 今回の下山口の富畜産公社からは道がアスファルトになります。県道65号線に合流してからは、余川沿いにのとろ原キャンプ場入口分岐まで歩きます。この時季、沿道にはもうコスモスが咲いていました。 |
その他周辺情報 | 紅葉の時期はこの山域のみならず、渓谷や滝の多い鏡野町は、奥津渓谷を筆頭に東西南北どこに行っても、美しい紅葉を満喫できます。 また、この地域(富)には豊かな自然があり、ヤマセミやオオサンショウウオ、カタクリなどの希少生物の生息地として知られています。 今回のコース上にある「のとろ温泉 のとろ館」では名物ひらめ(あまご)定食を食べることができます。ひらめ(あまご)養殖場が今回の山域の東にある白賀(しらか)渓谷沿いにあります。もちろん食事以外にも、登山後にゆっくりと「天空の湯(温泉)」で疲れた体を癒すことができます。 登山の拠点になる「のとろ原キャンプ場」で一泊し、登山だけでなく、ひらめ(あまご)のつかみどりに興じ、そのひらめを塩焼きで食べるなど、ゆっくりとグリーンシャワーを浴びながら一日を過ごすと、心の保養になるはずです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
着替え用衣類
雨具
スパッツ
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー
地形図
ファスナー付クリアーファイル
コンパス
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
|
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備考 | 事前の天気予報では鏡野町は晴れでしたが、山特有の局地的でイレギュラーな雨が降るなど、天気は非常に不安定でした。9月以降の山行では雨具は特に防寒具の代わりにもなりますので、改めて防水グッズの必要性を実感しました。当然、下着も含めウエアーも通気性がよく乾きやすいものがベターです。 富栄山頂上など眺望のいいスポットがいくつかあるので、広角や望遠機能を備えたデジカメを持参しましたが、雨の中での出し入れや操作に気を使いました。カメラバッグも含めカメラの防水をどうするかが今後の課題です。 |
感想
富栄山と大空山へのルートは大きく2通りあることが確認できました。
一つは、のとろ原キャンプ場からのルートで大半の登山者はこのルートから入るものと思われます。また、キャンプ場から数百m南へ下った所(美ノ茅)にある井手の谷川沿いに道があるようです。この谷を詰めていくと、丸木橋で合流することが地図から読み取れます。
もう一つは、今回の下山ルートにもなった富畜産公社(篠坂牧場)からのルート(牧道)です。このルートは登りと下りがほとんど歩くスピードが変わらない程、傾斜がゆるやかで歩きやすい道です。ただし、大空山牧場頂上間の道のりは約6kmもあります。
歩いている間、絶えず景色が広がり、タイミングが合えば牛の放牧も見られるかもしれません。もし積雪期にこのコースをスキーで降りたらロングコースで楽しいかもしれません。
とても自然豊かな山域です。富栄山直下の標高900m前後、面積約29haの中に樹齢約600年のブナの樹木をはじめトチ、ミズナラなどの広葉樹が林立しています。
また、ふぐるみ原生林コース上で道がトラバースする辺りからキノコがたくさん出てきます。見た目のイメージと毒性が逆の場合があるので、素人判断で採取しないほうがいいかもしれません。
野ウサギもたくさん生息しているようです。時折、人間が近づくと、最初はおとなしくじっとしているのですが、その後驚いたように逃げていくシーンが注視していると幾度となく見られるでしょう。
大空山からの牧道コースは、この時季ジャノメチョウやキリギリスなどの小動物、オレンジ色のフシグロセンノウなどの植物が目や耳を楽しませてくれます。
さらに、県道まで降りてくると、コスモスの花がもう開花しています。不意に道にオオカマキリが登場したり、いろいろな植物や動物を目にすることになります。
富栄山から大空山までの稜線は約1.9kmあり、高度差がほとんどなく、稜線にも関わらず、豊富な木々で日陰状態となっており帽子も不要で、快適な散歩コースです。
周りの自然をじっくりと深勝しながらながら進むことができます。
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