池の沢、雪投沢から塩見岳がトラブルで農鳥岳にUターン
- GPS
- 18:48
- 距離
- 41.9km
- 上り
- 4,437m
- 下り
- 4,430m
コースタイム
奈良田駐車場4:50―8:00大門沢小屋8:10―11:15稜線11:25―11:55広河内岳12:10―13:35池の沢の池13:45―15:30池の沢小屋
9/14
小屋5:00ー6:30無名沢引返し点7:00―7:50雪投沢出合8:00―11:05幕営地跡11:25―11:30稜線―12:20北荒川岳12:40―15:35熊ノ平
9/15
熊ノ平5:05―5:40三国平5:50―6:27東俣源頭6:36―7:25縦走路7:30―7:40農鳥小屋7:55―8:40西農鳥岳8:55―9:30農鳥岳9:45―10:20下降点―12:30大門沢小屋12:45―15:15発電所入口―15:30奈良田駐車場
天候 | 9/13 晴れ 9/14 晴れ 9/15 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
本コースのうち、池の沢、雪投沢のほかは一般コースで特に問題ありません。 池の沢、雪投沢コースについて 山と高原地図(2013年版)によると、池の沢は道消滅、雪投沢は道荒廃と表記されていますが両コースとも、道消滅と表記した方が良いと思われるくらいの状況です。 このルートはこの10年来で2回歩いていますが、特に今回は倒木も多く、さらに灌木の成長もあるためか苦労しました。 (池の沢) こちらは山道の残っている部分もあり、水が出てからも沢に入らずにずっと右岸沿いに歩けます。以下、概要です。 南嶺の縦走路から谷に下ると岩屑帯、それが終わると小灌木と這い松帯のヤブ漕ぎ、そのあとは踏み跡を、あるいは山道の跡らしき所を探しながら下っていくと池の沢の池に着きます。(幕営可能) ここからはしばらく道が明瞭ですがやがて消え、倒木、ヤブ、崩れなどが次々と現れます。しかし、沢から大きく離れることなく右岸沿いに下れば池の沢出合に下れますが、傾斜が緩くなり出合に近付くと道は全く見つからず、小灌木が繁りヤブ漕ぎがうるさくなりました。 この夏、池の沢小屋は修理したようで、床の傾きや窓、屋根の修理などが済み、充分使用出来る状態です。 (この日も修理している人が在住していました。) (雪投沢) 出合から緩やかな流れが続きます。今回、古い山道の残り具合を調べるつもりでしたが、ミスとトラブル(後述)により時間的な余裕が無くなり登るだけになりましたが、沢上部の状況から多分山道は消滅していると思われます。したがってここをルートに使う場合は沢支度が必要です。滝はありませんので、平水ならば問題ない沢です。 沢の上流になると川幅も広くなり明るい空が開け、向かえば平原に抜けるような感じになるころ、本流と分かれ右の小沢に入り幕営地跡へと詰めます。すぐに水が涸れ小灌木の窪地状の所をヤブ漕ぎを交えて登ります。すると左手に這い松の切れた所があり、そこを少し登ると幕営地跡に出ます。幕営地跡からは這い松の切れ間を縫うような道が稜線まで導きます。 なお、山地図の水場記号の所は、本流をもう少し詰めた付近に書かれていて、今回のルートと少し違います。地図通りに行ったら、もっと楽に登れたかもしれないですが不明です。(地図で詳細地形を読むと小沢がありそうな気もする。幕営地跡から南に向かえば確認できたのですが、時間不足で未確認。) 以前に登った時も今回と同じコースをとりましたが、この小沢も幕営地の水場に使っていた形跡がありました。今回も人間臭い屑が残っていましたので、水場に使うのだと思いますが、今年?は水線が低く水を得るのは大変だと思います。 |
写真
感想
当初の計画は池の沢、雪投沢を経て塩見岳に登ったあと北俣尾根を西俣に降り、二軒小屋、転付峠を経て別当代山を通って湯島、奈良田へと帰るという盛り沢山、目いっぱいの山旅だった。
最近、目いっぱいの計画で、半分くらいの実行になるケースが多いが今回もその一つになってしまった。もう年なのでそれも仕方のないことだと半ば諦めている感がするこの頃です。
以下は行動のあらましです。
いざ実行、一日目の池の沢の出合まではほぼ順調にいったものの、今日のルートが以前よりもヤブが濃くなっていて難儀したことを考えて、北俣尾根の下降はやめて一般ルートの蝙蝠尾根を下るということに計画変更をした。(北俣尾根はもう何十年も歩いていないので心配な点が多かったこともある。)
二日目、雪投沢に向かう。暗いうちに出発、あまり確認しないで入ったのが大間違いのもとで隣の沢に入ってしまった。(気安く入ったのがいけなかった。)気が付いたのはかなり歩いた後で、急いで下ったがここで3時間のロス。これでは遅くなりそうなので塩見岳はパスして蝙蝠尾根を下ろうとまたまた変更して雪投沢に入った。
その後順調にいけば良かったのだが途中でUさんが浮石に捕まれ、一回転して転倒、胸を強打してしまった。その後、呼吸すると痛みが出るというような状況だった。(肋骨、肋軟骨のヒビ?、経験したこともあるので、痛いのはわかる。)
我慢強いUさんなので何とか稜線まで登ったが、蝙蝠尾根経由の二軒小屋は無理と判断して熊ノ平に向かうことにした。
その夜、ルートについて検討。熊ノ平からは、北岳経由の広河原に下るか、農鳥経由の奈良田に下るかの2案があるが、元気だったら農鳥岳、調子がイマイチだったら、北岳への楽なコースにしようと相談して就寝した。
翌朝、三国平まで順調に登ったUさんは、農鳥経由で充分いけるとのことだったので、ここからトラバース道に入った。あとはスピードは出ないものの、区切りの良い所での休憩を入れ、無事に奈良田の駐車場に戻ることができた。
大門沢下降点から奈良田まで3時間で下る実力者のUさんにとって、5時間も掛かってしまったこと、仕方のないことだが残念だったことと思う。
(帰宅後、レントゲン検査の結果は折れていたとの事、それにしてもよく頑張ったと思う。)
Uさんにとっては最悪な山行だったかもしれないが、自分にとって今年最後の夏山?、はじめて天候に恵まれ良い山行になった。
ご無事で何より。Uさん大丈夫ですか?肋骨だと自然治癒しかないですよね。お大事に。天気が良くて良かったですね。
Uさんの怪我は骨折していたと電話がありました。一か月くらいは安静にしていないといけない、と言われたそうです。
チョッと頑張りすぎですよねぇー、あの人らしいけど。
ところでassamさんたちの仙丈が一日遅れだったら駐車場でばったりなんて・・・。
天気も良く、今回は登れて良かったですね。
こんばんは、1月の甲武信の頂上で少しだけお話しさせていただいたdrunkyです。
タイム的に農鳥小屋から西農鳥岳の中間くらいですれ違ってるようですね。
ご一緒だったUさんが完治されることを願うばかりです。
お疲れ様でした!
drunkyさん、こんばんは。
頂上でのこと、憶えています。以来、ヤマレコ読ませてもらっています。
今回もすごい歩きでしたね、やはり若さは強いものだ。
レコを見ると、西農鳥と小屋の中間くらいだから、こちらはフーフーと登っていたのかもしれないですね。
これからもよろしくお願いします。
toshi-17こんにちは。
自分も蝙蝠尾根経由で二軒小屋を通る予定で南ア行ってきました。
結局予定変更で行けませんでしたが・・・
今年は天気が悪かったですがお互い天気に恵まれてよかたですね。
Johnnnyさん、こんばんは。
ご無沙汰してます。
今年の夏の天気では、出掛けるのも考えてしまうほどでしたが、今回は恵まれてラッキーでした。
Johnnnyさんは蝙蝠尾根でしたか。実は蝙蝠尾根を今週末に予定していたのですが天気が悪そうなので中止の連絡をしたところです。
早く天候が安定するのを願うばかりですね。
トシさんお久しぶりです。
この3連休は、新倉⇒転付⇒笹山⇒奈良田に行っていました。
久しぶりに秋の天気に恵まれましたね。
別当代山を通って湯島、奈良田への道はどんなですか?
このルート、一度通ってみたいと思っています。
しかし、お連れのお方も骨折しながら…タフですね。
尊敬します。
Hikaruさん、ごぶさたです。
笹山から広河内岳まで足を延ばしましたか、それとも下っちゃったか?。
奈良田で以前と同じようにニアミスだったかもしれないですね。
別当代山は湯島から尾根に道はついていますので、あまり人は入らないと思いますが、心配するような所ではないですね、と言っても数年前のことですが。
ヤマレコが変わって慣れないせいか書きにくくなったような感じがしますが、レコ見たいのでアップしてくださいよ。
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