キリン峠ー天狗ヶ峰ー振子沢・恐ろしかった大山縦走
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 950m
- 下り
- 950m
コースタイム
キリン峠取り付き 09:00
鑓ヶ峰 10:14
天狗ヶ峰 10:32
野田ヶ山振子沢分岐 12:20
駒鳥小屋 15;50
鳥越峠 17:30
健康の森登山口 18;50
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
健康の森登山口駐車場(無料)20台ほどあり (大山環状道路鍵掛け峠展望台駐車場の100m横) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・健康の森登山口からキリン峠取り付きまでは2時間もあれば到着します。 そのルートの取り方は最短距離を行くのと、大回りですが鳥越峠を経由して行くの があります。今回は沢を登って行き、足が砂利に取られて往生しました(-_-;) ・キリン峠から槍ヶ峰ー天狗ヶ峰ーユートピア小屋振子沢分岐 キリン峠から槍ヶ峰までが一番危険です。ラクダの背より危険です。 登山人生で一番の恐怖でした。足場と手元の石がグラグラしているので、 身体能力が高くてもそれを生かせません。 二番目に危険だったのは、天狗ヶ峰からユートピア方向に下がる所に 一か所段差が広い所があります。そこが怖いです。飛んで降りれば簡単ですが、 着地の時にふらついたり滑ったりすれば滑落です。 ・野田ヶ山振子沢分岐から駒鳥小屋 ジャングルを歩きます。テープの印はあるし沢を下るから迷うことはない。 2時間ほど下って大きな沢に出たら川下に100m行くと右側に駒鳥小屋に行く 取り付きのテープがある。この沢を上流に行くと迷います。テープもあるから 行くかも(小生はテープを見て行き、迷いました) ・駒鳥小屋ー鳥越峠ー健康の森登山口 2時間半ぐらいで歩けると思います。登山道は明瞭なので迷うこともない。 駒鳥小屋から鳥越峠までは200mほど 登り返します、あとは下山するのみで楽勝です。 |
その他周辺情報 | 湯原温泉 蒜山休暇村ホテルラドン温泉 |
写真
感想
キリン峠の取りつきまで5〜6回行ったが、いずれも引き返して
登りきっていないので、いつかは決行しようと思っていた。
ネットでブログを見ていたら
大山のラクダの背とキリン峠では、どちらが難易度は上か?
という記事があって、ある人は・・・軍配はキリン峠・・・と言う。
実際に確かめに行きたい思いも強くて今回決行しました。
小生の体験としては、キリン峠以上の危険な所は、今までの登山人生ではなかったです。
ラクダの背も痩せ尾根の危険地帯ですが、キリン峠は切り落ちた崖を横切って行くところは足元が崩れやすい岩なので、いつずり落ちるかと恐怖でした。
せいぜい10mほどですが、そこが一番の危険個所でした。そこを抜けても
鑓ヶ峰までは危険個所だらけです。
二番目に危険だったのは、鑓ヶ峰からユートピア方向に下って行く細尾根
に、段差が広い個所が一カ所あります。
そこんところが怖いです。1mほどの段差なので飛んで行けば簡単ですが、
着地の時にふらついたり砂利で滑れば切り立った細い道なので滑落します。
小生はここでロープを使いました。
支点を取る所がないので、自分のザックにロープをくくり、
飛ぶ反対側にザックをぶら下げてロープを握って飛んでおりました。
こうするとザックとロープがVの字になるので抵抗が増して十分頼りになります。
飛んで降りたあとにザックをロープを引っ張って回収します。
抵抗があるからそのままロープを引っ張ってもザックは回収できないので、
ザックに近づいて手で上に少し引き上げてから引っ張ります。
振子沢を突き進んで行くと幅の広い沢に出ます。
この沢を下流に進むと直ぐに右側に駒鳥小屋に続く道があるのですが、
小生は上流に向かって、ここで1時間半のロスでした。
というのが、赤テープが上流にあったり、足跡もあったり、おまけに人のウンチもあったりして人の気配がありすぎて上流に迷い込みました。
足跡の人たちはなんだったんかな?
そして、駒鳥小屋に着いたのですが、ここからもトンチンカンな行動をして
1時間のロスでした。
というのが、駒鳥小屋を見つけて喜んで鳥越峠を目指したのですが、
なんか変?ほぼ20分登ってなんか変?で2回小屋に戻って登り返しました。
以前に駒鳥小屋に行ったことがあるので、登山道が違うような気がして?
そうしてだんだん上に登ると烏ヶ山方向の展望が開けたので、鳥越峠に
向かう登山道と確信した。
駒鳥小屋と駒鳥避難小屋とふたつあるとか?
ふたつあれば、このうろうろは理解できるのですが。
で、予定を3時間以上オーバーしてヘッドランプで駐車場に無事下山。
沢でうろうろしたり駒鳥小屋からうろうろしたのも、地図をどこかで落としてしまって、それがこの縦走の決定的反省点です。
今回の縦走は登山の真骨頂というか醍醐味というか、
おもしろいというか・・・
ザイルでパーティを組んで行けば楽しいところです。
ザイルの支点が取れないので技量とアイデアが必要です。
単独なら無謀と笑われるだけですが、登山趣味の人には
なにかの話題を提供すると思い、ここにUPしました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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長時間山行、お疲れ様でした。
キリンとラクダ、どちらが難しいのでしょうね。
私も今までの山行でキリンの核心が最も恐ろしかったと感じましたが、
ある熟達者の方は間違いなくラクダだと言われていました。
(曰く、「キリンは落ちても死なないが、ラクダは落ちたら死ぬから」だそうです)
その方にはキリン核心の下り方を教えて頂きましたが、実践はとても...。
命あっての物種ですからね。
象ヶ鼻に看板も立てられた事ですし、暫くは自重しようと思っています。
tolchopさん、おはようございます。
キリン峠を下るのは命がけですね。
小生はとても出来ません、登るのはなんとかなりそうですが、
下りは挑戦しようと思いません。
象ケ鼻の看板のことは、槍ケ峰で出会ったおじさんに聞きました。
小生も今回が最後にして、通行禁止区間には行かないようにします。
次は地獄谷を一向平から鍵掛け峠まで横断しようと考えています。
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