記録ID: 519831
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ハイキング
近畿
山陽道を西へ★西国街道6（姫路城下→有年駅）
2014年09月28日(日) [日帰り]
yaonyaosuke2
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 09:11
- 距離
- 34.7km
- 登り
- 73m
- 下り
- 67m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
07：38 姫路城下
↓
08：44 播磨高岡駅付近
↓
09：51 山田峠
↓
11：30 太子町立歴史資料館（見学・昼食）
↓
13：10 正條宿（揖保川橋西詰）
↓
14：35 相生駅付近
↓
15：38 上松集落・円立寺
↓
16：51 有年駅
| 天候 | 晴れ 29℃ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
★スタート地点 山陽電鉄本線 山陽姫路駅徒歩5分 JR山陽本線 姫路駅徒歩8分 ★ゴール地点 JR山陽本線 有年駅すぐ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
西国街道は京都の東寺口から山口県の下関への街道です。 江戸と長崎を結ぶ幹線道路の一角であり 参勤交代で西国大名が多く利用したことから 五街道に次ぐ重要な脇街道に位置づけられています。 6回目の今回は姫路城下から有年駅まで。 全体的に平坦な感じ楽に歩ける区間になっています。 方角的には西に向いて歩くことになるので 午後からの西日は疲れた体に強烈でした。 飲食、トイレ関係は 特に問題ないかと思います。 ★特長と注意点 ほぼ全区間に渡って旧道が残っています。 ただし有年駅手前での国道の路肩を歩く場所(200m)は 大型トラックが多いので細心の注意が必要です。 また相生から有年にかけての国道は 4車線化工事を行っており通行止め箇所があります。 沿道での案内看板類ですが ほとんど見かけることはありません。 前もってのガイドブック類の準備が肝心かと思います。 ★参考文献 太陽コレクション山陽道 歴史の道調査報告書 1892年 1/20,000地形図 その他、本、古地図、サイトなど。 |
写真
西二階町のアーケードの中を進みます。江戸初期までの街道は1つ北側の筋だったようですが濠の工事の際の影響でこの筋になったそうです。
9/28 7:40
西二階町のアーケードの中を進みます。江戸初期までの街道は1つ北側の筋だったようですが濠の工事の際の影響でこの筋になったそうです。
ここを右へ。この短い通りは「うずみ門筋」と呼ばれています。うずみ門と備前門の道筋です。
石積みと水路が残る備前門付近。備前門は姫路城下の西側の門にあたります。
ここを左へ。右側の堀辺には西国街道の石碑が立っていますが古地図を見る限りはこの道筋が正解です。
道路の向こう側にある旧道へ。道路には柵があるので左の横断歩道で迂回しましょう。
明和年間の道標。寺への道筋案内も兼ねているようで立派です。左たつのと読めます。どうも明治時代にここに移設されてきたらしく元々は別の道標が立っていたそうです。
1
9/28 8:59
明和年間の道標。寺への道筋案内も兼ねているようで立派です。左たつのと読めます。どうも明治時代にここに移設されてきたらしく元々は別の道標が立っていたそうです。
立派な常夜灯がありました。姫路側のみにあります。文政年間のものです。
かつては、歩いて渡っていたそうです。橋の時代もあったようでがその際は通行料が必要でした。
立派な道標。かつてのジャンクションだったのでしょう。あらゆる地名が書かれています。
すぐ 姫路 京 大阪 江戸 往還。他にも宮島や九州、金毘羅、因州 作州など書かれています。
国道を歩きますがおそらくはこの右側が昔の道なのでしょう。石積みに古さを感じます。
ここから斜め左方向に入ります。ただしこの付近から山田峠までは消滅している場所があるので推定のルートになります。
そのまま進むと大きく掘割状の峠に達します。ただしこれは明治以降の道とのことです。
ちなみに上の場所の右隣に寺があります。寺に登る道を進めばピークを越えて再び車道に合流できますが境内を通っていることから旧山田峠ではないように思います。
9/28 9:57
ちなみに上の場所の右隣に寺があります。寺に登る道を進めばピークを越えて再び車道に合流できますが境内を通っていることから旧山田峠ではないように思います。
ただし藪があるので進みずらい状態です。姫路側から来る分には登り口が住宅街の中なので少しわかりにくいかもしれません。
反対側から登る場合はこの石柱が目印です。この山田峠はかつては「笹ケ峠」と呼ばれていました。
山田集落の入口。ここを左に曲がります。資料の多くは右に進むものが多いですが古地図を見ると集落内で大きく屈折して描かれているので右の道はおそらく明治以降の道なのでしょう。
9/28 10:10
山田集落の入口。ここを左に曲がります。資料の多くは右に進むものが多いですが古地図を見ると集落内で大きく屈折して描かれているので右の道はおそらく明治以降の道なのでしょう。
ここを左へ。歩道がないので気を付けましょう。バイパス取り付け路からの車に注意してください。この付近は大掛りな改良工事があったので旧道が消滅してしまっています。
9/28 10:16
ここを左へ。歩道がないので気を付けましょう。バイパス取り付け路からの車に注意してください。この付近は大掛りな改良工事があったので旧道が消滅してしまっています。
少しアップダウンのある里道。名水「桜井の井」を経て太子町中心部へ。
国道に合流します。この辺りは飲食店が多く昼食にもってこいです。今回はうどん屋にて昼食にしました。
大きな常夜灯のある通り。聖徳太子の文字が刻まれています。有名な斑鳩寺の入口にあたります。
この先に林田川の堤防があります。橋がないので右に進み迂回します。
踏切の手前で右折します。かつては真っ直ぐ進み揖保川を渡っていましたが消滅しています。大きく迂回せねばなりません。
ここが正條の渡し跡。右への狭い路地に入ります。真っ直ぐは港に通じる室津街道です。ちなみにこの付近の堤防は特殊なもので畳堤と呼ばれています。洪水時は畳を欄干の間に入れるのだそうです。
9/28 13:13
ここが正條の渡し跡。右への狭い路地に入ります。真っ直ぐは港に通じる室津街道です。ちなみにこの付近の堤防は特殊なもので畳堤と呼ばれています。洪水時は畳を欄干の間に入れるのだそうです。
読みにくいですが左、たつの、山さきと書かれています。明治期のものようです。
途中に赤穂城下へ向かう道と分けます。付近の道路は拡幅されているので元の位置から移設されたものでしょう。
本来の道は真っ直ぐですが藪が酷いです。左に進んで国道と合流するのが賢明です。
重機のある辺りが旧道ですが国道拡幅工事のため迂回するしかありません（この付近のGPSデータは修正してあります）
本来はこの寺の右横を通っています（現在この付近は工事のため立ち入ることができません）
ブルーシートのあたりが旧道跡で国道を渡った先に旧道が復活しています。なんとか迂回して進みましょう。
この付近の史跡マップ。裏に区民センターがありトイレを借りました。
ちなみに右に50mほど進むと工場の敷地内になるので侵入することが出来ません。
途中でアスファルト道になり再び国道に合流します。注意して横断します。
装備
| 個人装備 |
ザック(1)
手ぬぐい(3)
日焼け止め(1)
帽子(1)
サングラス(1)
行動食(2)
ペットボトル（500ml）(1)
カメラ(1)
iPhone（充電器含む）(1)
折り畳み傘(1)
ザックカバー(1)
|
|---|
感想
秋晴れの道中になりました。
あちこちで秋祭りの準備の光景が見られ
金木犀の香りにとても癒されました。
先週の街道歩きよりは短い距離だったのですが
今回はちょっと疲れてヘトヘトでした。
これは西日を前から浴びてた影響でしょうね。
西に向かう西国街道の宿命かもしれませんが
今後の計画に修正を少し加えてみようと思います。
なお、
今回の街道歩きの記録は
以下のブログでもまとめてみました。
http://borabora.seesaa.net/article/412730033.html
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