野尻湖ナウマンゾウ博物館+黒姫高原サイクリングハイキング
- GPS
- 07:31
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 542m
- 下り
- 546m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車
自転車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
計画書
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
|
---|---|
備考 | ヘッドランプ(入れ忘れ) |
感想
今回は野尻湖ナウマンゾウ博物館の見学が第一目的で、そのついでに翌日妙高山を歩く予定。今日は黒姫駅で自転車を借り、黒姫高原散策と博物館見学+三十周年記念講演会の三つをこなすので忙しい一日。当初は博物館見学を先にするつもりだったが、資料を買ったりすると荷が重くなるので先に高原のコスモス園まで走らせる。途中までは比較的緩やかな登り、25分くらいでコスモス園に向かう道の分岐に出る。ここから傾斜が強くなり、最後の急坂は少し押した。分岐から12〜3分でなんとかコスモス園に到着。駐車場で駐輪場所を尋ねると、「よく頑張ったね――機能も自転車で登ってきた人がいましたーー」と言って、場所を指定してくれた。入口の受付で入園料と片道のリフト代を払って中に入る。間もなく10月に入るのでコスモスはどうかなと思ったがピーク過ぎではあってもなかなか良かった。コスモス畑の手前にはダリアが咲き誇っており、これがコスモスとタイアップして見ごたえがあった。黒姫山の紅葉はピーク辺りで始まっている感じだ。15分くらい一通り、散策+撮影を終えて、サンドウィッチなどを補給、北側には明日登る妙高山にガスがかかり始めている。黒姫山頂付近も見る間にガスでおおわれた。天気は快晴に近いがガスも出ている。リフトに乗り、終点から童話の森のハイキングコースを下って童話館を目指す。シロヨメナやアキノキリンソウ、アザミ、トリカブトなど、秋や晩夏の花が咲いている。リフト下の草原から樹林帯に入り、しばらく進むと童話館と御鹿池の分岐ーせっかくなので、御鹿池に進む。10分もしないうちに池のほとりまで降りてきた。サラシナショウマやシシウドなどの花が咲いている。御鹿池は樹林におおわれて見えにくいが近づいてみると青空が映ってなかなか美しい。11時を回ったのでどうしようか思案したが、せっかくなので童話館を覗いてみた(入館料600円)。長野県はいわさきちひろや坪田譲二、松谷みよ子氏ら、童話作家が多く輩出している。またエンデに関する展示もあった。時間がないので10分くらいで展示を見て館を後にする。園内のミニ機関車が出発する前に同じ道のわきを歩いて、コスモス園の駐車場に戻り、11時25分過ぎに出発、途中急坂を下ったところで蕎麦屋に入って信州そばを味わう。中々良いおそばで、なんとかという赤い薬味もよかった。野尻湖への近道を蕎麦屋の女主人に相談し、店を出て、野尻湖に向かう。幹線道路から下に降りて田んぼの中の道を進む。これはあらかじめ地図を見て検討していた道だが実際走ると、道というよりは畦道だ。あぜ道が回り込んで先が見えなくなり、不安になったので少し広い道に戻って、幹線道路の下を抜けるトンネルを探す。遠くから見えたので、接近して畦道を再び進んでトンネルをくぐり、野尻湖に出る。博物館に到着し、展示を見学。先の上野の科博の哺乳類展を思い返しながら見学。いきなりオオツノジカとナウマンゾウのお出迎え。戦後日本初のナウマンゾウ化石が発見された野尻湖、ユニークな発掘方式を編み出して全国から参加者を募り、野尻湖ファンを創出、また様々な分野の研究者、専門家と連携し、古生物学と考古学を総合するユニークな発掘現場となった。これまでの様々なナウマンゾウをはじめとする大型動物の化石や、4万年近く前の野尻湖人(石器時代人)の遺物が展示されている。
先ごろ見学した上野の科博の太古の哺乳動物展を思い出しながら、骨の化石や野尻湖人が残した石器などを見ていると、なにやら館長らしき人が二人の女性に館内展示を解説し始めた。そばで聞いているとなかなか面白いやり取りが続いている。どうやら今日午後の記念講演の講師、上橋菜穂子氏とそのお母さんらしい。一通り見学して、図録などを求め、受付の女性に講演会会場の信濃小中学校への行き方を確認して、幹線道路を通らずに、野尻湖に沿って南下し直接18号線に向かう。
講演会は盛況で、なんと関西など全国から上橋ファンが講演を聞きに来ているという。上橋氏は「獣の奏者」など様々なファンタジー作品で世界的に知られ、最近国際アンデルセン賞・作家賞を受賞したらしい。また文化人類学者というもう一つの顔も持ち、祖母の家のある野尻湖で過ごした経験から、文化人類学を志し、様々な経験が,
上橋氏の作品にすべて注ぎ込まれているかを雄弁に語った。自分自身の自慢をこんなにさりげなく、面白く語る女性は初めて知った。上橋氏は講演の名手だった。
講演会が終わり、いそいで、コンビニによって明日の朝食と行動食をゲットして、黒姫駅前の観光協会に自転車を返却し、関山駅に移動してバスで燕温泉に向かった。山あいの非常に奥まった場所にある温泉だった。
旅館に入り、すでに暗くなったので野外の温泉には出向かず、旅館内の温泉に入る。小さな露天風呂からは星が見え、泉質もよく、すばらしい温泉と思った。最近では一番だ。燕温泉は山の中に多数の野天風呂があり、、時間があれば楽しみの多い場所だと感じた。
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