雨の角兵衛沢・・一人きりの鋸岳稜線歩き
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,766m
- 下り
- 1,762m
コースタイム
- 山行
- 2:15
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:15
- 山行
- 13:40
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 15:00
天候 | 曇りから豪雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨は最悪。行かない方が賢明です |
写真
感想
10月4日(土)天気予報が、翌日正午までは降雨なしとのことで出発
高速道路を乗り継いで伊那IC16;30戸台川駐車場17;10.
前回に続き河原歩きから堤上の車の跡を辿って一番目の砂防ダム。
そこから更に河原右岸を歩いてアルミの梯子(ここがポイントですね)
このあたりは真っ暗でヘッデンのルーファイです
これを上がって細い登山道を行くと再び砂防ダム、ここに「北沢峠」の標識
ここはきれいな階段で、それを降りると斜め45度に暗い河原を左岸へと行きます
左岸にはテープなどが見えます。(昼間ならね)
ここからは、踏み跡の少ない登山道ですが昼はテープありで。途中、幾度か河原に出て、例の鹿の骨を通過していくと「角兵衛沢」の標識です。
今回は、ほとんど迷わずに行けました。
で、前回と同じケルンの見える魔所に設営で19;30完了。
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テントでは「鍋焼きうどん」!ですが、まだちょいと暑いです。
8;30には就寝しましたが、すんなりこれたので疲れてないのか眠れません。
ウトウトと翌日1時起床。
大好きなチキンラーメン卵入りにオニギリぶちこんだ雑炊で朝食。
二時には幕営地を出ました。
さぁ、ここから赤テープを辿るとすぐに山道の坂を行きますが、どうやらこれは少し違うようです。
前回と同じ沢の岩をわたり35度はあろうかという崖を這いずり回っての正規ルートへ(マジで木の根っこ頼りで、途中シュリンゲビレィするほどの崖です)
ともあれ大岩付近で霧雨でした
ガスかな?程度で、暗闇の倒木などで道を失いながらもコンパス、ガーミンで目標方向を確認しての藪漕ぎでルートに時折(笑)のります。
大岩屋に出るまでに本降りの雨・・ここはポンチョでしのぎます。
大崖の核心部に到着が6時。
ここまでが雨の滑る岩にてこずりながらの登攀でしたが、夜明けが助けてくれました。
さて、ここからトラバース気味に右岸を行ってぐるぐる巻きの赤テープまで6;30。
ここでジャジャ降りの雨・・コルを眺めながら瞬間の撤退を考えますが・・ここまでが二回なんてねぇ(笑
ここは意地と根性で弱気を説き伏せて前進しますが、雨で滑るわ、ザレて足が持っていかれるわのあり地獄!今思えばよくぞ上げたものです
ともあれ途中左岸にトラバース・・ここに巻き道のような登山どうがあり、上では再び中央部にトラバースしてのビクトリーロード!!でした(涙の登攀です
本来は、CT20分の鋸岳山頂ですが、お友達とのお約束の分岐岩を探索に、編笠方面へ行きます。
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ところが、降りしきる雨の中で、このルート・・すごいバリルート・・岩にかじりつくような登攀にちょいとビビリます(結局、間違いルートで登攀でした)
上では50cmほどの登山道に両方から笹や松が覆いかぶさって、雨ですのでそれを掻き分けて進むと、ずぶぬれです。
さらに、それが終わると岩の急勾配のコルへの下山。
ツルッと行くと崖下でお陀仏ですね(汗
それをそろりと降りていると・・はい、タイムアウトの9;15分
そこでUターンして登りも大変でしたが、コルまで帰ってきました。
そこからは、ルンルン下山ですが。下る方がたいへんですね。
雨だけにズルズルとすべりながらのスローペースです。
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途中の本降りにもめげずに幕営地まで戻ると土砂降り!!
テント片して荷物作り直して、雨具に着替えて最悪でしたが、救いは気温。
12℃ほどで行動中ですので寒さは大丈夫。
これ厳冬期なら凍死かも(大笑
でも、まだ雪の方がいいですね。
渡渉を控えているだけに、食事もとらずに出発。
これが裏目で、最後にはシャリバテで苦しみました。
一時の出発に食事をしたものの、15時まではもたないようですね
足の痛みや、疲れなど自覚症状がないのに、足があがらない、ザックが食い込む、膝がガクガク!
おかしい?・・で気づいたシャリバテは、チョコレートやバームクーヘンを口にしても時すでに遅しですね(苦笑
久しぶりの敗残兵で駐車場にもどりました。
ともあれ行きも帰りも誰にも会わない久しぶりの正真正銘の単独行・・
ここはクセになりそうな魅力的な登山道です。
なぜって??ふふふ・・夜中に道迷いするからです(大笑
しかし、迷っても安心なのは河原は上への一直線だし、角兵衛沢は、下るだけでどこかで戸台川にぶちあたります。
藪漕ぎとてコケの蒸したジブリの世界。
とても素敵な林につつまれた幻想的な静寂にコケの匂いが漂ってます。
誰にも教えたくない山域かも(笑
それにしても・・鋸岳の稜線・・初心者は行っちゃ、ダメよ!ダメ、ダメ!
でわでわ
コメント
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いやいやお疲れさまでした。
天気が悪すぎましたね。ひょっとすると予報を考慮して山行中止したかも、と思っていたくらいです。
Shot57でリュックから突き出た丸太が道標ですか。あんなのを担ぎ上げたんじゃ大変です。
まあ、苦労をしても楽しめたご様子。これが一番ですね。
雪が積もった頃再チャレンジでしょうか(^^)
そのときはくれぐれも遭難などしないように万全に、食事も水分も摂って登って下さい。
ではでは。
おはようさんです
頭隠して尻隠さず(#・・)
たぶん、ルートが簡単なので装備さえしっかりしておれば・・で積雪の沢がどうなるんでしょうね?
冬の川筋は、雪もまばらでしょうしね・・
ただ冬はちょいと困難なんでしょうね・・
むしろ尾根筋が怖いです
戸台川の歩きも結構あるので時間を要しますね
まぁ、それだけに人の出入りがないのでしょうね
ただ、鋸岳は近くで見ると壮観ですね
あの急角度・・降りるのが怖そう・・
厳冬期は八ヶ岳がいいかもです
また、おじゃましますのでよろしくお願いします
でわでわ
久しぶりにコメント頂戴しまして、ありがとうございます。
記録を拝見して、やはりuedayasujiさんの山歩きはこれ、と確信しました。
相変わらず素晴らしいですね。
pinkspiderさん、こんばんわ
これ、おっしゃるように、わたしの登山スタイルの典型ですね(笑
夜間歩きが問題ないのであるなら、幕営地帰還が19時でもいいのですが、大阪到着を20時からの逆算ですから、目の前がピークでもタイム・アウトです
樹林帯や河原、とくに稜線を歩くのが大好きですからピークは、行けなくともさほどに後悔しないですね(大笑
>相変わらず素晴らしいですね・・
過大に評価いただいて申し訳ないです(^^;
月に一度、三日連休あれば最高なのですが、年に三回しかないので土曜日の昼から出て途中幕営して距離を稼いでます(汗
好きなことは無理しても出来るものですね
還暦回って体力も落ちてますので、マイペースで山をうろつきます
幕営にエマンジェンシー・・立ち止まって暖をとって腹に詰めて寝られる装備があれば、雪中でも遭難しない・・加藤文太郎氏の言葉を信奉してますので、重装備戦車でコースタイム無視です(笑
これからもよろしくお願いします
でわでわ
涸沢・・遠い遠い昔に幕営した青春の地です・・
以前、私の記録に拍手を頂いた事があったかと思います。
今時、キャンドルランタンを登山に持って行く人はいないと思っていましたので、コメントさせていただきました。
結構使っている人は多いのでしょうか?
うっかり揺らすとロウがたれて厄介な代物ですが、私も同じ物を、お気に入りで使っています。
今回は、雨の中お疲れ様でした。
こんちわ
コメント気づかすに遅れました
キャンドルランタンは難波の好日山荘では売れているようです(店員さんおすすめ)
厳冬期のテントはすっごくいいです。
最初は気遣いましたが一晩点けて寝てます。
たしかに蝋がたれますが、これは慣れですね。
ステラリッジでは中心と四つのコーナーに紐があって動くときはコーナーへ寝るときは真ん中に移動します。
ろうそくの灯りが幻想的でいいですね
テントの明かりは、動物の攻撃を防いでくれるようにわたしは思ってます!!
テンバで会えればいいですね
でわでわ
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