八幡平 赤川（遡行）・大深沢関東沢（下降）・同 東ノ又沢（遡行）

2014年09月19日(金) 〜 2014年09月22日(月)

• GPS: 80:00
• 距離: 23.8km
• 登り: 1,104m
• 下り: 1,381m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:20
• 休憩: 0:40
• 合計: 5:00

10:40 赤川入渓点
11:20 12:00 大深山荘
12:30 12:30 大深岳分岐
12:40 12:40 大深岳
13:10 13:10 八瀬森分岐
15:40 八瀬森山荘

2日目

• 山行: 6:20
• 休憩: 1:00
• 合計: 7:20

7:30 八瀬森山荘
7:40 7:40 関東沢源頭
10:00 10:10 大深沢出合
11:10 11:20 ナイアガラ
11:30 12:10 三俣
14:50 C1（1,260m）

3日目

• 山行: 7:10
• 休憩: 2:00
• 合計: 9:10

8:00 C1
9:30 9:50 東ノ又沢の頭（縦走路）
10:30 10:30 大深岳
10:40 10:40 大深岳分岐
11:20 11:40 源太ヶ岳
12:50 12:50 丸森川出合
13:10 13:10 源太ヶ岳登山口
13:20 14:40 松川温泉
17:10 盛岡市街

天候

9/19 曇り時々雨 、9/20〜21 晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

往路：東京駅（新幹線）盛岡駅（路線バス）八幡平ロイヤルホテル（タクシー）赤川大深橋
復路：松川温泉（路線バス）盛岡駅（新幹線）東京

コース状況／危険箇所等

・裏岩手縦走路八瀬森分岐起点付近の藪は刈り払われており、誰でも容易に歩けるようになった。
・源太ヶ岳−松川温泉の登山道は泥道で滑りやすい。水場は二箇所ある。
・関東沢右俣の源頭は八森山荘の水場になっており、下降点を探すまでもない。
・ロープ使用は1回、関東沢下流部に10mの懸垂箇所あり。

その他周辺情報

どの方面に下りても温泉がある。松川温泉の湯は熱い。

写真

9/19 11:07

大深山荘への最短ルート、その名の通り赤川右俣を遡行する。

9/19 11:58

遡行開始から40分で大深山荘直前の登山道に出る。藪漕ぎなし。

9/19 12:13

避難小屋としては、この上なく快適。

9/20 6:43

八瀬森山荘に泊まり、関東沢右俣を下降する。

9/20 7:24

庭園のような関東沢中上流部。

9/20 8:15

気温は低かったが、雲一つない好天を山の神に感謝。

9/20 9:02

大深沢本流に出合う。

9/20 9:38

大物が潜んでいそうな美しい淵。

9/20 9:42

関東沢出合いから数えてのF1（8m）は両岸から越せる。

9/20 10:00

大深沢のシンボル、通称ナイアガラ。幅30m、落差15mほど。水線左を快適に登れる。

9/20 10:23

ナイアガラ上部のナメ。

9/20 10:31

東ノ又沢（右）、仮戸沢（左）、北の又沢（中央）の三俣。

9/20 11:07

百均ショップの洗濯ネットは、米研ぎ、麺類の湯きり、たわし代わり、魚篭代わりとして重宝する。

9/20 13:07

東の又沢上流部のゴーロ。

9/20 14:24

源流部はアオモリトドマツの針葉樹林帯になる。

9/20 14:57

湧水が注ぎ込む源頭部の溜まりに群れるイワナ。

9/21 10:57

詰め上がってから大深岳に向かう途中に現れる湿原。花の時期にまた来たいものだ。

9/21 11:17

大深岳山頂付近から、南部大白森と秋田駒ケ岳を望む。

9/21 11:41

源太ヶ岳山頂から松川温泉地熱発電所を望む。

9/20 10:13

この体型でいられる限り。

撮影機器：

FinePix F80EXR 富士フイルム

装備

個人装備

8mm30mロープ

1

120cmダイニーマスリング

2

60cmダイニーマスリング

3

ロープスリング（中）

1

環付きカラビナ

5

カラビナ

5

ミニバイル

1

タテ型ハーケン

2

ATC

1

シットハーネス

1

感想

eagle

地形図上では、東ノ又沢の頭は天狗岩の西側の湿原に突き上げているように見える。縦走路から見たイメージでもそうである。しかし、実際は500m以上東の尾根に向かっており、源頭部では自分のいる位置がわからなくなる。
幾つかの細い分岐はすぐに沢形を失い、根曲竹の密藪に入ってしまうため、詰めのルートに選択しないほうが良い。冷静に読図し直し、最も太い流れを沢形が消えるまで進むと、左岸に登りやすい山椛？の木があり、太い枝に立って目指していた南を向くと藪しか見えず絶望しかかるが、東に向き直したら目の前に登山道があった。最後の藪漕ぎは6,7秒で済んだ。
これらのことが頭に入っていれば、三俣で早めの幕を張り、のんびり釣りを楽しむと良いだろう。翌日は一気に詰め上がれる距離である。源流部に連続する小滝はすべて水線際のヘツリやステミングで抜けられ、登攀要素はない。
松川温泉から盛岡までのバス便は少なく、下山後の入浴を諦めることも多くありそう。