紅葉の信越トレイル スルーハイク（南下ルート2泊3日）
kizitora
体力度について
- GPS
- 49:46
- 距離
- 77.0km
- 登り
- 4,705m
- 下り
- 4,007m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:02
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 4:03
- 山行
- 9:58
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 10:19
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 8:09
| 天候 | ■25日（土） 15：01 天水山（1088m） 16℃ 終日快晴 ■26日（日） 4：06 野々海高原テントサイト（1060m） 9℃ 終日快晴 9：08 牧峠（965m） 16℃ 11：22 鍋倉山（1288m） 22℃ ■27日（月） 4：26 桂池テントサイト（810m） 10℃ 晴れ 8：16 涌井集落（570m） 17℃ 晴れ 13：16 斑尾山（1300m） 6℃ 雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
越後湯沢駅10:39＜上越線・北越急行ほくほく線＞11:15十日町駅11:19＜飯山線＞11:57森宮野原駅（越後湯沢駅9：30発、森宮野原駅10：33着のバスもあり） ■帰り 斑尾高原ホテル17：00＜飯山市コミュニティバス＞17：27飯山駅18：13＜飯山線＞19：09長野駅 （飯山市内の公共交通） http://www.city.iiyama.nagano.jp/soshiki/kikakuzaisei/kikakuchosei/public_traffic/bus-all.htm |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・よく整備されていて、快適に歩ける。豪雪によって壊れた階段の修繕や道標の立て替えなどの整備が、信越トレイルクラブとボランティアによってなされている。 （公式HPの紹介ページ）http://www.s-trail.net/trail/maintenance.html ・アプローチトレイル含めて80km弱。累積標高差は、森宮野原駅から歩くと登り5500m、下り4800m程度。 ・南下ルート最後に万坂峠から斑尾山まで470mほど登る。スキー場の裸土で、濡れると非常に滑る。全線踏破にこだわらなければ、涌井新池と毛無山の間にある分岐から大幅にショートカットすることも可能（袴岳・斑尾山経由で斑尾高原ホテルまではコースタイムで7時間55分、湿原東トレイル経由でホテルまでは2時間35分） ・熊鈴、浄水器必携 ・コース付近のトイレは関田峠の南500mの茶屋池、希望湖ボート小屋付近、沼の原湿原中央部。希望湖のトイレは水が止まっていて、おすすめしない ・野々海高原テントサイト、桂池テントサイトとも携帯の電波が入る。（docomo）人里に沿って山脈が続いているため、電波状況は悪くない ・野々海高原・とん平・桂池・赤池テントサイトは信越トレイルHPの予約フォームから申し込みのうえ、1泊1000円を事前に振込みのこと（11月3日の宿泊まで表示されている）。光原高原・大厳寺高原キャンプ場は直接問い合わせ（利用は10月下旬まで） ・1日目の早朝から出発できれば、1泊でナイトハイクなしでも全線を歩けるようだが、公共交通機関を利用するのであれば、2泊以上が現実的。 ・長くて傾斜のゆるい坂は少なく、道に被さる木も多いので、トレイルランニングにはそれほど向かない印象。（ゆる坂は斑尾山周辺と黒岩山から涌井間の林道ぐらい）がっつり走る必要もなく、宿泊地に日没前に到着するつもりでペース配分する程度で良さそう。 参考にした書籍・・・山と渓谷社『日本ロングトレイルガイドブック』2014年初版 参考にしたHP・・・Shinetsu Trail 非公式サイト http://sintore.blogspot.jp/ |
| その他周辺情報 | ・斑尾高原ホテルの日帰り入浴900円（タオルつき）入浴時間は6：00〜10：00、12：00〜23：00 ・斑尾高原ホテル内ティーラウンジ利用時間は16時まで（枝豆300円、ソーセージ盛り合わせ900円など。ラーメンやご飯ものはなし） ・周辺のレストランはCLOSED（ホテルシルクイン斑尾で食事・入浴できるという情報あり） |
写真
標高490m、はっきりした道が右側の谷に沿って続いているが、間違い。正しい道は尾根の左側を通る（荒れているように見える道）。地図で地形を把握していれば、違和感に気付ける
「信越トレイルバックパッカーズミーティング」と日程が重なっていた。事前に気付いていればスルーハイクコースで参加しても楽しかったかも。邪魔にならないように、早々にキャンプ場の奥に引っ込む
8：13 黎明というには遅すぎる時間、宇津ノ俣峠付近。重い音がして顔を上げると、ずんぐりとした黒っぽい塊が茂みに飛び込んでいくところだった。近くには真新しい爪あとが残されていた
3
涌井の水場。2年前は信越トレイルの標識と青いビニール紐が目印につけてあったが、今は青いプレート一つだけ。音を聞いていれば行き過ぎることはないと思う
希望湖ボート小屋は10月13日で営業終了したらしい。希望湖畔にもトイレはあるが、水が流れなくなっていた。沼の原湿原のトイレで済ませた方が良さそう
13：47 斑尾高原ホテルに到着。帰りのバスは17：00発車。日帰り入浴で体を温め、ティーラウンジで軽食をとりながら待つことにする
感想
信越トレイルをスルーハイクするのは2回目です。前回は北上したので、今回は南下することに決めていました。信越トレイルは6のセクションに分けられていますが、距離感や所要時間の目星もついていたので、余り意識していませんでした。
全線踏破に拘る必要もなし、最終日は袴岳や斑尾山をショートカットして楽をしようと思っていましたが、結局最後まで歩きました。斑尾高原ホテル到着が日帰り入浴の中休みにあたる11時前後になりそうだったので、時間調整も兼ねて、袴岳・斑尾山にも登ることにしました。早く帰るのが惜しい、もっと長く歩いていたいという気持ちもあったかと思います。
天気は1日目、2日目とこの上ない快晴。2年前の2日目は雨の下でしたが、今回は遠く日本海まで見渡せ、紅葉の映る湖の景色も楽しむことができました。3日目は南北に伸びた前線が通過した影響で11：00ごろから急変しましたが、景色の変化を楽しむ余裕もありました。
トレッキングポールやテーピング・サポートタイツの類を使わず、固形燃料ストーブより重いガスストーブを持つなど、2年前と比べると多少は体力がついたように感じます。
東京から公共交通機関でアクセスしやすく、ルート付近にテントサイトが整備されている信越トレイルは、気軽に長距離縦走を楽しめる場所です。アルプスとは違った魅力が、信越トレイルにはあります。
時間がつくれれば、整備ボランティアに参加してみるのも面白いかも知れません。
■道具の備忘録
ベースウェイト約7kg、パックウェイト約10kg（水2L、食料・燃料1kg）
・浄水器（ソーヤーミニ）とボトル（プラティパス）の口が合わず、水漏れした。事前に使用テストが必要。普段意識していなかったが、ペットボトルのキャップは規格が統一されていない。例えば「いろはす」のボトルには問題なく取り付けられたが、「南アルプスの天然水」550mlボトルの口は大きくて合わなかった。
・普段使っている固形燃料ストーブ・風防・クッカーの合計重量は129gで、固形燃料・着火用アルコール含め200g程度。ジェットボイルは本体一式350gとガスカートリッジ1缶含め650g程度。ペットボトル1本分の重量差がある。固形燃料の方が軽く、道具としても面白いが、お湯を沸かすのに時間がかかる分、朝の出発が遅れる。今回は利便性を重視してジェットボイルを使った。
・「ウールは臭くなりなりにくい」とはよく聞くが、1日分の汗で湿ったウールのシャツが獣のような臭いを発すると感じるのは私だけだろうか？ 行動中のシャツはPatagoniaのキャプリーン4（化繊）を、就寝時と帰宅時にibexのフーデットインディー（ウール）を着用した。
・就寝時のテント内気温が10℃ほどあれば、フードなしの寝袋（ハイランドデザイン ダウンバッグ UDD）とフーデットインディーの組み合わせで問題ない。桂池テントサイト（就寝時14℃）でダウンジャケットを着ていたら、暑くて脱いだ。
■水・食糧の消費量
（行動中）
25日（土）（行動中）水0.75L、道の駅のカレーとおやき／（テント場）高野豆腐・乾燥野菜・玄米焼き米を鍋キューブのスープで煮たもの、マジックパスタ、お茶・コーヒー
26日（日）（行動中）水1.6L、羊羹3本、干し肉少量／（テント場）水1.2L、棒ラーメン、コンビーフ・玄米焼き米、お茶・コーヒー
27日（月）（行動中）水1L、羊羹2本、カロリーメイト2本
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