穏やかな常念岳~一ノ沢(日帰り)
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,638m
- 下り
- 1,638m
コースタイム
- 山行
- 7:04
- 休憩
- 2:08
- 合計
- 9:12
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
最終水場近辺、絶え間なく落石あり。 |
その他周辺情報 | 四季の郷(入浴料 530円) 常念、蝶が岳小屋とまりの場合、100円引き) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
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感想
深夜 高速道路を数時間、安曇野IC出口付近へと近づいた・・・・が、急に辺りが
真っ白に・・・霧だ・・・今日の山旅は真っ白の中か?・・・。
そんな不安を抱くも、今日の目的地”一の沢 登山口”へと車をすすめる。
何度かの右左折の後、常念岳 一の沢 登山口”の看板を見つける
登山の前に迷子になるのは良くある事、でも、こちらは、わかりやすい看板が国道に示してある。・・・・決して、大きくはないのだが・・・・。
最後の左折をしても、真っ白のまま、やはり霧の中か・・・心でつぶやく。
最後の左折後、ゴルフ場の脇を道なりに進むと勾配もきつくなる。
その時、突然、目の前にあったモヤモヤがなくなり、星空も見る事ができる。
程なくして、駐車場に車を止め、外に出る。
身体の中に吸込まれる空気はヒンヤリして、心に少し緊張感が生まれる。
仲間の準備が整い、南北の山に挟まれた沢をゆっくりと歩き始める。
空には星が瞬く、満天ではないが、南北に切り取られせまくなった空は、残った星の光を際立出せる。
歩き始めてから10分登山口に到着。トイレはこの先の常念小屋までない。
標高1300mからの樹林帯はまだ落ちたばかりの葉の上を歩く。落葉の上を歩くのは、脚にやさしいが、滑るのには気をつけないと痛い思いをしてしまう。
木々の中を歩き始めてすぐ、甘い香りが瞬間、嗅覚を刺激する、桂の木の落葉の香りらしい。
いつの間にか背後から太陽の光が星の光を遠ざけてゆく。
木の枝には葉がなく、紅葉の鮮やかさがない道をしばらく進む。
0.5km進むと、鎮座している、山の神様に手を合わせ、お礼をし、先へと向かう。
ここから、岩・石が多くなり、登山道にも水が流れている。深さはそれほどではないが、沢に近いせいか?それとも、常時なのか?
沢を数回渡るこのルート、大雨の時は気をつける必要があるかも・・・。
このあたりで、登山道の石に小さなつららができていた。そして、氷ついた岩も多く見られる。
もう、秋は終り、冬となりつつある。
氷の下では、水が滴り落ちている。まるで、血液が流れるかのように。
自然もやはり、生きていると感じる瞬間だ。
氷の道を気を付けながら高度を上げていくと、やがて、胸突き八丁2090m常念小屋まで1.4kmまでとなった。ここから高度をあげていく。と、同時に、身体が休憩を求める。ここら辺はすっかり木の根と岩・石の道だが、あまり、浮石はないので歩き易い。そして、ベンチが程好くあり、来た道を見ながら休憩できる。
雲海と八ヶ岳を見つつ休憩し、最終の水場を越える。
このあと、落石注意の個所があり、ここは本当に落石に注意をしないといけない。
常時、落石があった。一人づつ細心の注意を払い進みたい。
少し脚に疲労感を感じながらも、もう少し、もう少しだろうと思い、最後のコーナー?を抜けると・・・
本当に突然的に、視界が広がり、槍が視界に飛び込んでくる。
そして、驚きと感動を同時に味わうが、まずは、驚きが勝つと思う。
正面には槍ヶ岳、大喰岳、南岳〜穂高、振り返れば、八ヶ岳。
南は目指す山頂、常念岳。ここで、しばし、休憩し、最後の急登に備える。
ここの標高は2450m。残り、407m。
この407mは大きな段差こそ少ないが、浮石が多く、ガレている。歩きなれていない人は注意が必要だ。一歩ずつ慎重な足運びを。
注意しながら高度をあげていくと、まずは、槍ヶ岳に向かって道が巻いていく。
槍ヶ岳のビューポイントであろう所に看板も。
そして、今度は反対側の八ヶ岳方面に進んでゆく。山頂は近い。
ついに、山頂。槍ヶ岳、北穂、奥穂、前穂、北は燕、白馬まで確認できる。
八ヶ岳、そして、南アルプス、富士山。
白山、焼岳、御岳。上高地。
蝶が岳へと続く稜線。晴天に恵まれれば、どの山も飽きることはないのだが、
こちらからの眺望はまた、楽しい。
見るからに荒々しい穂高、凛々しくそびえる槍が岳、雪を纏った白馬岳などなど。
山頂は岩岩していて平らな所が少ないが、広い。
行った事のある山を眺め、思いだし、まだ未踏の地を見つめ、心を躍らせ、じっくりと、したたかに時を待つ。
先週は、寒波と爆風だったとの話を聞き、不安を抱きつつ出発。
今回、山頂はほぼ無風。晴天で穏やかな内に下山できた事を、山の神様に感謝。
そして、多くの笑いを私にくれた仲間にも感謝。
ありがとうございました。
当日の下山道でサルの群れの中で一人にならなくてほっとしました
私もレコをUPしたので、よろしければご覧ください
貴重な情報を有り難うございました。あの香りまた、香ってみたくなる香りでした。
お猿さんは本当に沢山いましたねぇ〜f^_^;)
1人ならやっぱり怖いですよね。
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