記録ID: 550264
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積雪期ピークハント/縦走
甲信越
佐渡・金北山(日本三百名山) [横山登山口⇒岨巒堂山周回]
2014年11月21日(金) [日帰り]
- GPS
- 06:38
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 1,359m
- 下り
- 1,393m
コースタイム
新潟港6:00⇒両津港8:30(佐渡汽船)
両津港バス停8:40⇒横山バス停8:52(路線バス)
横山バス停8:55⇒横山登山口9:19-9:26⇒合流点10:06⇒神子岩10:36⇒分岐点11:13⇒金北山の山頂11:18
[標準CT 4:00(47%)]※登山口〜山頂
山頂11:44⇒分岐点11:47⇒役の行者12:07⇒イモリ平12:48
[標準CT ??( - %)]
イモリ平12:48⇒分岐13:14⇒岨巒堂山13:23-13:29⇒分岐13:35⇒登山口14:28⇒両津港15:33
[標準CT ??( - %)]
両津港16:15⇒新潟港18:45(佐渡汽船)
※本日のペース:標準ガイドタイムの50〜70%程度です。
上りの標準CTは、佐渡トレッキング協議会HPから引用
他の山よりゆったり目な標準CTだと思います。
※歩数は約35,000歩でした。
※イモリ平〜岨巒堂山〜登山口までのルートは一般的な登山道ではありません。
※岨巒堂山〜登山口の約500mほどルートをロストしたのでGPSデータを参考にされる場合はご注意ください。
両津港バス停8:40⇒横山バス停8:52(路線バス)
横山バス停8:55⇒横山登山口9:19-9:26⇒合流点10:06⇒神子岩10:36⇒分岐点11:13⇒金北山の山頂11:18
[標準CT 4:00(47%)]※登山口〜山頂
山頂11:44⇒分岐点11:47⇒役の行者12:07⇒イモリ平12:48
[標準CT ??( - %)]
イモリ平12:48⇒分岐13:14⇒岨巒堂山13:23-13:29⇒分岐13:35⇒登山口14:28⇒両津港15:33
[標準CT ??( - %)]
両津港16:15⇒新潟港18:45(佐渡汽船)
※本日のペース:標準ガイドタイムの50〜70%程度です。
上りの標準CTは、佐渡トレッキング協議会HPから引用
他の山よりゆったり目な標準CTだと思います。
※歩数は約35,000歩でした。
※イモリ平〜岨巒堂山〜登山口までのルートは一般的な登山道ではありません。
※岨巒堂山〜登山口の約500mほどルートをロストしたのでGPSデータを参考にされる場合はご注意ください。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
船
新潟6時発、両津8時半着のフェリーを利用し、両津港から8時40分発のバスで横山バス停に向かいます。 フェリー料金:2,510円(片道) バス代:両津港〜横山バス停まで260円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★登山道整備度:3(良5・4・3・2・1悪)階段や木道、鎖等の整備度 ※下山の岨巒堂山ルートは「1」 ★体力難易度 :3.5(難5・4・3・2・1易)歩行距離、累積標高差、急登等 ★技術難易度 :1(難5・4・3・2・1易)鎖場、ヘツリ等の頻度や時間等 ★登山道の眺望:3(良5・4・3・2・1悪) ★山頂の眺望 :4(良5・4・3・2・1悪) 【すれ違った登山者の数:0人】 先週からの寒波で新潟県の標高1000m以上の山は、結構雪が積もってしまいました。 でも、佐渡はまだ大丈夫かなっと淡い期待を持って、まだ登頂したことのない佐渡の三百名山の金北山に出かけることにしました。 本当は、金北山からドンデン山、金剛山までの大佐渡の縦走をしようと考えていましたが、本土からの日帰りは厳しいかなっと思い、縦走は花の季節に再来するとして、今回は金北山のみの登山としました。 朝6時発の始発のフェリーで新潟港を出発です。 朝焼けが広がる中、朱鷺メッセ等の万代島を眺めながらの久しぶりの船旅はなんとも良い感じ。 本日の日の出時刻は、6時半頃なので、フェリーから日の出を見ることができます。 今年登った飯豊連峰や五頭連峰の空がオレンジ色の暖色に染まり、ちょうど飯豊の大日岳の右側から日の出が昇りました。 今日の船は、今年4月から就航した新造船で、中は豪華で綺麗、今日は快晴で波も穏やかなので船の揺れもなく、2時間30分弱の乗船はあっという間でした。 佐渡の交通機関は、レンタカー若しくは路線バス、タクシーが主体となると思いますが、日帰りの金北山だけであれば、レンタカーまでは不要かと思い、まずは路線バスで最寄りの登山口の近くまで移動することにしました。 8時40分発の相川行(本線)の路線バスに乗り、「横山」というバス停まで乗車しました。 横山バス停から横山登山口までは、約2.6kmほど車道を歩きます。 約30分ほど歩くと、ようやく登山口に到着です。 ここから一般的な登山道になりますが、山頂付近はある程度雪が積もっていると予想できるので、ここで持参した長靴に履き替え、雪山装備に準備を整え、いざ、出発です。 【横山登山口⇒金北山】 登山口の標高は180mですので、山頂までの標高差はちょうど1000m程度になります。 登山道は、前半は急登もなく、順調に登れますが、久しぶりの長靴登山は、やや足が重く感じました。 登山口周辺は、まだ落葉していない樹木もありましたが、紅葉は既に見頃を過ぎており、冬の足跡がすぐそこまで来ている感じです。 登山口から30分ほど登ると登山道周辺がナラ林になります。 しかし、辺り一面白骨化したような枯死木だらけの林況になります。 新潟県では本土でも10〜20年ほど前からカシノナガキクイムシによるナラ枯れ被害が深刻化している場所がありましたが、金北山中腹に広がるナラ林の消滅面積は、本土の激害地より酷い状況かなっと感じました。 このような激害の林況だと、昔のような大木の樹林に戻るまで相当の時間を要するな〜と心配に思いながら、ナラ林跡地を通過です。 また、ナラ林周辺の登山道は、この時期だけでしょうが、水浸しの箇所が多く、長靴で正解だったなっと思いました。 先ほどのナラ林を過ぎると次はブナ林に変わります。 ブナ林は、胸高直径1m弱の大きさのものも多く、本日は落葉していましたが、開葉時期は気持ちの良いブナ林の中を歩けると思います。 標高800mを過ぎると、やはり積雪が見られるようになり、標高が上がるにつれ、積雪量が増えていきます。 標高1000mを越えると20cm程度の積雪量になり、その中で急登を登るのは疲れました。 積雪により後半、ペースダウンしましたが登山口から2時弱で山頂に到着です。 【山頂⇒イモリ平】 山頂からの眺望は感動で、一見の価値有りです。 弓なりになった両津湾、真野湾をはじめ、小佐渡側の佐渡島の形状も一望できます。 そして本日は、標高1000m以上の視程が抜群に良かったので、日本海の向こうの山々が、北から鳥海山、月山、朝日連峰、飯豊連峰まで確認でき、雪の中の強い日差しの中、至福の時間を過ごすことができました。 山頂から西側に移動すると防衛省の施設が見えます。 防衛省の管理道路は、金北山の山頂まで続いているので、「う〜ん、如何なものかな」と思える景観でした。 再び山頂の神社前まで戻り、佐渡の南側を眺めながら昼食をとり、下山することにしました。 下山ルートは、時間が無ければ、横山登山口までピストンで戻ることも考えていましたが、余裕があるので、ドンデン山方面へ佐渡縦走ルートをイモリ平まで進むことにしました。 最初は急登の下りがありましたが、その後、緩いアップダウンを繰り返しながら、徐々に標高を下げていく感じです。 積雪は、日陰のところでは30〜40cmほどあるところもあり、長靴の丈ギリギリの場所もありました。 また、縦走路の大半は、周囲が灌木や樹木に覆われている箇所があり、思ったほど眺望は期待できませんが、小ピークまで上がるとドンデン山や金剛山が見える所もあります。 山頂から約1時間でイモリ平に到着です。 【イモリ平⇒岨巒堂山⇒登山口】 縦走路をマトネまで行き、下山すると、夕方のフェリーでなく最終のフェリーになりそうだったので、一般的な登山道ではないようですが、ネットでイモリ平⇔岨巒堂山のルートの記録があったので、このルートを使い下山することにしました。 幸運にもイモリ平から下山方向に、1人の新しい足跡が残っていましたので、この足跡をトレースして下山できそうです。 しかし、想定以上の道でした。 雪で踏み跡が確認できないこともありますが、どう見ても登山道というより獣道という感じで、要所にある蛍光のピンクテープが無ければ、正しいルートを辿るのは難しいなっと思えるような道でした。 標高が下がると雪は無くなり先人のトレースもできなくなったので、GPSで位置を確認しながらピンクテープを探して進み、なんとか、岨巒堂山の登山道に合流することができました。 まだ時間もあるので、標高差100m程度の岨巒堂山に登るため、再び急登を10分ほど登ります。 岨巒堂山で小休憩後、再び下山を開始。 岨巒堂山からのルートは、一般的な登山道ほどではありませんが、踏み跡も確認できるレベルなので、ここからは楽勝かなっと思い下山していました。 しかし、最初の渡渉地点から、踏み跡の確認ができなくなり、ルートから外れてしまいました。 歩いてきた道を少し戻り、ルートを再確認することもできましたが、登山口の場所はGPSで確認できていたので、そこを目指して急勾配な林の中をトラバースしながら進むことにしました。 でも、方向は分かっていても、灌木も多く、歩き辛く、ペースが上がりません。 登山口は沢沿いに有るので、さっさと沢に降りて渡渉しながら下った方が良さそうなので、沢に降りて、歩き易い道を探しながら右岸に行ったり左岸に行ったりしながら渓流に沿って下りました。 このルートロストで20分程度は余分に時間を要してしまったと思いますが、500〜800mほど歩くと、踏み跡のあるルートに合流できました。 午後2時半、車道(登山口)に到着。 登山口からフェリー乗り場までは車道で約6km程度あります。 夕方のフェリーは午後4時15分、時間が無ければ、タクシーを呼ぶつもりでしたが、歩いても間に合う時間でしたので、再び長靴を履き替え、約1時間かけて佐渡汽船まで歩き、午後3時半に予定通り到着することができました。 本日は、絶好の秋晴れに恵まれ、雪道を歩いたり、道に迷ったり、色々ありましたが気持ちよく山中を過ごすことができました。 また、佐渡には熊をはじめ大型哺乳類がいないので、久しぶりに熊鈴を携行しないで済みましたし、周囲の物音に気を配りながら進まなくても良いので、気持ち的にゆったりできたと思います。 ただ、久しぶりの重い長靴で積雪路歩いたので、いつもは疲れない筋肉に疲労感が否めない感じです。 また、これからの冬山、五頭でトレーニングした方が良いかも です。 |
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