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Yamareco

記録ID: 552361
全員に公開
ハイキング
房総・三浦

鎌倉山黄昏行 藤沢〜駒立山〜戦道峰〜鎌倉山〜稲村ヶ崎

2015年01月25日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
11.3km
登り
182m
下り
178m

コースタイム

日帰り
山行
2:45
休憩
0:42
合計
3:27
13:35
11
藤沢駅
13:46
13:46
9
奥田公園
13:55
14:01
6
新林公園の梅園
14:07
14:08
7
西展望台
14:15
14:15
15
14:30
14:30
9
新林公園片瀬山出口 (北公園)
14:39
14:40
11
腰越配水池
14:51
14:51
9
西鎌倉小学校・西ヶ谷バス停
15:00
15:02
13
戦道峰南西のKDDI中継所付近
15:15
15:15
2
戦道峰北西の展望地
15:17
15:21
9
戦道峰南西の畑 (菜の花撮影)
15:30
15:31
15
鎌倉山バス停
15:46
15:51
11
見晴バス停北の展望地
16:02
16:04
9
鎌倉山動物病院北の展望地
16:13
16:18
9
鎌倉山神社
16:27
16:28
6
陣鐘山・極楽寺分岐
16:34
16:34
10
極楽寺駅
16:44
16:58
4
17:02
稲村ヶ崎駅
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
往路……JR東海道線または小田急江ノ島線で藤沢駅下車。
復路……江ノ電稲村ヶ崎駅から乗車。
途中至るところに江ノ電バス・京急バスあり、エスケープ可能。
コース状況/
危険箇所等
危険なところはありません。
01. 本日の登山口は小田急藤沢駅。小田急通勤車では残り2編成となった直流モーター車に当たりました。薄曇りながら、何か良いことありそうな♪
2015年01月25日 13:34撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
2
1/25 13:34
01. 本日の登山口は小田急藤沢駅。小田急通勤車では残り2編成となった直流モーター車に当たりました。薄曇りながら、何か良いことありそうな♪
02. ビルやSC・マンションが林立する藤沢市の中心街をひとしきり歩くとすぐに、目指す新林公園(駒立山)が真正面に迫って来ます。
2015年01月25日 13:46撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1
1/25 13:46
02. ビルやSC・マンションが林立する藤沢市の中心街をひとしきり歩くとすぐに、目指す新林公園(駒立山)が真正面に迫って来ます。
03. 新林公園内には、藤沢市内の古民家や長屋門が移設されたコーナーもあり、ほっこりとした気分になる空間。都会の目と鼻の先とは思えません。
2015年01月25日 13:53撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
2
1/25 13:53
03. 新林公園内には、藤沢市内の古民家や長屋門が移設されたコーナーもあり、ほっこりとした気分になる空間。都会の目と鼻の先とは思えません。
04. 新林公園の案内図。
1
04. 新林公園の案内図。
05. 早咲きの紅梅が2本ほど開花していました♪
2015年01月25日 13:55撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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1/25 13:55
05. 早咲きの紅梅が2本ほど開花していました♪
06. マクロレンズでしばし花撮り訓練。
2015年01月25日 13:59撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
7
1/25 13:59
06. マクロレンズでしばし花撮り訓練。
07. まだまだ寒いですが、立春も近いですね。
2015年01月25日 14:00撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
8
1/25 14:00
07. まだまだ寒いですが、立春も近いですね。
08. 西展望台からの眺め。丹沢は超うっすら。
2015年01月25日 14:07撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1/25 14:07
08. 西展望台からの眺め。丹沢は超うっすら。
09. 西展望台から駒立山山頂を望む。
2015年01月25日 14:08撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1/25 14:08
09. 西展望台から駒立山山頂を望む。
10. 雰囲気は上々♪
2015年01月25日 14:14撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1/25 14:14
10. 雰囲気は上々♪
11. 脇道にそれると江ノ島がよく見えます。
2015年01月25日 14:20撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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1/25 14:20
11. 脇道にそれると江ノ島がよく見えます。
12. 桜や芽吹きの頃は見事でしょう!
2015年01月25日 14:23撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1/25 14:23
12. 桜や芽吹きの頃は見事でしょう!
13. 鎌倉側が見えたら右へ、住宅街に出ます。
2015年01月25日 14:27撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1
1/25 14:27
13. 鎌倉側が見えたら右へ、住宅街に出ます。
14. 片瀬山の高級住宅街からの展望。
2015年01月25日 14:36撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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1/25 14:36
14. 片瀬山の高級住宅街からの展望。
15. 腰越配水池。もし立入可能なら超!大展望ですが……。
2015年01月25日 14:39撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1/25 14:39
15. 腰越配水池。もし立入可能なら超!大展望ですが……。
16. 西鎌倉の高級住宅街を抜けると、壮絶な切り通しに到着。戦道峰周辺の迷走へ……。
2015年01月25日 14:52撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1
1/25 14:52
16. 西鎌倉の高級住宅街を抜けると、壮絶な切り通しに到着。戦道峰周辺の迷走へ……。
17. 前の画像の右側に映る黄色フェンスの奥には、通行禁止となった見事な切り通しが。
2015年01月25日 14:54撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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1/25 14:54
17. 前の画像の右側に映る黄色フェンスの奥には、通行禁止となった見事な切り通しが。
18. 戦道峰へ向かう際、本来予定していた道 (青線) が造成工事の影響で入れず、わけが分からなくなってしばし迷走。次の地図のKDDI中継所付近から撮影。
2015年01月25日 15:02撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1/25 15:02
18. 戦道峰へ向かう際、本来予定していた道 (青線) が造成工事の影響で入れず、わけが分からなくなってしばし迷走。次の地図のKDDI中継所付近から撮影。
19. 昭文社の『街の達人・全神奈川便利情報地図』をもとに (無断利用スミマセン)、迷走ぶりを図示してみました。距離的には僅かですが……(滝汗)。
2015年01月26日 11:33撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1/26 11:33
19. 昭文社の『街の達人・全神奈川便利情報地図』をもとに (無断利用スミマセン)、迷走ぶりを図示してみました。距離的には僅かですが……(滝汗)。
20. KDDI中継所付近から眼下の畑を望む。画面左側に本来の道が映っています。
2015年01月25日 15:02撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1/25 15:02
20. KDDI中継所付近から眼下の畑を望む。画面左側に本来の道が映っています。
21. KDDI中継所付近から戦道峰ピークを望む。ここで往時、鎌倉攻防の激戦が繰り広げられたとか……。
2015年01月25日 15:01撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1
1/25 15:01
21. KDDI中継所付近から戦道峰ピークを望む。ここで往時、鎌倉攻防の激戦が繰り広げられたとか……。
22. 画面右の丘から、道なき道を左側へと向かい、ようやく古道に合流しました。
2015年01月25日 15:05撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1/25 15:05
22. 画面右の丘から、道なき道を左側へと向かい、ようやく古道に合流しました。
23. 戦道峰ピークを目指し、しばし歩きやすい道 (本来のコースの一部) を歩く。これは往年の武士が行き交った道に違いない。
2015年01月25日 15:09撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1
1/25 15:09
23. 戦道峰ピークを目指し、しばし歩きやすい道 (本来のコースの一部) を歩く。これは往年の武士が行き交った道に違いない。
24. ピークと本来の道の分岐付近から、来し方を振り返る。左上に見えるドーム状の建物が腰越配水池。ピークは笹繁茂のため諦め。
2015年01月25日 15:15撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1/25 15:15
24. ピークと本来の道の分岐付近から、来し方を振り返る。左上に見えるドーム状の建物が腰越配水池。ピークは笹繁茂のため諦め。
菜の花を
2015年01月25日 15:17撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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菜の花を
撮影して
2015年01月25日 15:18撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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撮影して
迷走の疲れを
2015年01月25日 15:19撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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1/25 15:19
迷走の疲れを
癒しました。
2015年01月25日 15:19撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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癒しました。
菜の花の健気な雰囲気は大好きです。
2015年01月25日 15:20撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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菜の花の健気な雰囲気は大好きです。
30. 戦道峰周辺で相当時間を食ってしまいましたので先を急ぎますが、又しても古道らしい雰囲気満点。
2015年01月25日 15:08撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1/25 15:08
30. 戦道峰周辺で相当時間を食ってしまいましたので先を急ぎますが、又しても古道らしい雰囲気満点。
31. 戦道峰の東側は突如雰囲気が変わって高級住宅街。スイセンの花が路傍で咲き誇っていました。
2015年01月25日 15:26撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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1/25 15:26
31. 戦道峰の東側は突如雰囲気が変わって高級住宅街。スイセンの花が路傍で咲き誇っていました。
32. スイセンにもいろいろな品種があり、結構形が変わるものなのだなぁ〜ということで感心します。
2015年01月25日 15:27撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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1/25 15:27
32. スイセンにもいろいろな品種があり、結構形が変わるものなのだなぁ〜ということで感心します。
33. 鎌倉山入口。一帯は超高級住宅街。横須賀線の電化により、東京と鎌倉の往来が便利になった頃、別荘地としての開発が始まったようですが、いろいろ曲折もあったとか。
2015年01月25日 15:31撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1/25 15:31
33. 鎌倉山入口。一帯は超高級住宅街。横須賀線の電化により、東京と鎌倉の往来が便利になった頃、別荘地としての開発が始まったようですが、いろいろ曲折もあったとか。
34. ちょこっと階段を登るとすぐに、先刻迷走した戦道峰のパノラマが展開! 確かに「峰」であることが分かります。
2015年01月25日 15:35撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1/25 15:35
34. ちょこっと階段を登るとすぐに、先刻迷走した戦道峰のパノラマが展開! 確かに「峰」であることが分かります。
35. うっすらと富士山が見え始めました。ラッキー!
2015年01月25日 15:36撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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1/25 15:36
35. うっすらと富士山が見え始めました。ラッキー!
36. 少々進むと、六国見山をバックにした住宅街の展望が。
2015年01月25日 15:40撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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1/25 15:40
36. 少々進むと、六国見山をバックにした住宅街の展望が。
37. さらに進むと、海を望む展望の道に!
2015年01月25日 15:44撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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1/25 15:44
37. さらに進むと、海を望む展望の道に!
38. 江ノ島をかくも間近で上から見下ろすことが出来るとは!
2015年01月25日 15:46撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1/25 15:46
38. 江ノ島をかくも間近で上から見下ろすことが出来るとは!
39. 「見晴」バス停の少々北、バス通りよりも一段高い道から、富士と丹沢の大展望!!
2015年01月25日 15:49撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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39. 「見晴」バス停の少々北、バス通りよりも一段高い道から、富士と丹沢の大展望!!
40. 明治〜昭和を股にかけた言論人・政治家である竹越與三郎の「鎌倉山碑」がありました。
2015年01月25日 15:54撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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40. 明治〜昭和を股にかけた言論人・政治家である竹越與三郎の「鎌倉山碑」がありました。
41. 鎌倉山動物病院の北からの眺め。スッキリ晴れれば丹沢・奥多摩が絶景でしょうか?!
2015年01月25日 16:02撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1/25 16:02
41. 鎌倉山動物病院の北からの眺め。スッキリ晴れれば丹沢・奥多摩が絶景でしょうか?!
42. 同じ場所から鎌倉アルプス方面を望む。展望という点ではこちらも負けないような。
2015年01月25日 16:03撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1/25 16:03
42. 同じ場所から鎌倉アルプス方面を望む。展望という点ではこちらも負けないような。
43. コースの最高地点・鎌倉山神社に到着。119.1mの三角点は道が分からず (^^;)。
2015年01月25日 16:15撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1/25 16:15
43. コースの最高地点・鎌倉山神社に到着。119.1mの三角点は道が分からず (^^;)。
44. 鎌倉山神社のすぐ下の道から望む。午後から曇りという予報がハズれ、感動の夕景。
2015年01月25日 16:17撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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1/25 16:17
44. 鎌倉山神社のすぐ下の道から望む。午後から曇りという予報がハズれ、感動の夕景。
45. 神社下から僅かに東へ向かうと、三浦アルプス・大楠山方面の展望が開けます。
2015年01月25日 16:20撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1/25 16:20
45. 神社下から僅かに東へ向かうと、三浦アルプス・大楠山方面の展望が開けます。
46. 極楽寺への下りは散歩道として良く踏まれています。
2015年01月25日 16:23撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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1/25 16:23
46. 極楽寺への下りは散歩道として良く踏まれています。
47. ところどころ樹木が途切れ、荘厳な空の色を望みます。
2015年01月25日 16:25撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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1/25 16:25
47. ところどころ樹木が途切れ、荘厳な空の色を望みます。
48. 早く稲村ヶ崎に着くべく、足早に極楽寺駅を通過。
2015年01月25日 16:34撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
1/25 16:34
48. 早く稲村ヶ崎に着くべく、足早に極楽寺駅を通過。
49. 雲がアーベントロートに染まるのを期待したのですが、さすがにそれは贅沢?
2015年01月25日 16:48撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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1/25 16:48
49. 雲がアーベントロートに染まるのを期待したのですが、さすがにそれは贅沢?
50. ヤマレコ旅での稲村ヶ崎訪問四度目にしてようやく富士山ビューに恵まれました♪
2015年01月25日 16:53撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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1/25 16:53
50. ヤマレコ旅での稲村ヶ崎訪問四度目にしてようやく富士山ビューに恵まれました♪
51. 超お気軽な約3時間半の歩行にしては余りにも濃厚なひとときでした。
2015年01月25日 16:58撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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1/25 16:58
51. 超お気軽な約3時間半の歩行にしては余りにも濃厚なひとときでした。
52. 稲村ヶ崎から鎌倉までは、登場35周年を迎えたこの編成に乗車。釣掛式電車万歳!
2015年01月25日 17:23撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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1/25 17:23
52. 稲村ヶ崎から鎌倉までは、登場35周年を迎えたこの編成に乗車。釣掛式電車万歳!
撮影機器:

感想

 三浦半島のお手軽な低山歩きといえば鎌倉!ですが、主なトレイルとハイカーの人出はどうしても、大仏から東の古蹟や美味いものが多数あるエリアに集中するのは否めないでしょう。しかし、鎌倉の山は大仏の東だけではなく、「鎌倉山」という近代になってから命名された地名に象徴されるように、しばしば超!高級住宅街が立ち並ぶ市内西部にも稜線が連なっていることが、天園ハイキングコースなどからも一目瞭然です。また、鎌倉の隣の藤沢というところは、一見すると湘南海岸のイメージが非常に強く平地という印象がありますが、たとえば藤沢駅からほど近いエリアにも高台が迫っているのが電車の中からも見え、鎌倉から続く低い稜線の末端にあたることが分かります。

 そして歴史を繙けば(ネットでつらつら調べるにつけ)、この藤沢〜鎌倉間に連なる稜線は、鎌倉に陣取った源氏などの武士が防衛のための最前線としたところであり、稜線を通る古道の周辺で激戦が繰り広げられたことが、戦道峰(モノレールのトンネルの真上)という地名からして明らかです。歴史のロマンというか暗い記憶を秘めながら、観光地やハイキングスポットにならず半ば埋没し、半ば高級住宅街に埋もれている……。そう思うと、何やらマニアックな興味をかき立てられます。

 そこで、大船界隈に住む友人の家で新年会が開かれるついでに、今後四季折々に歩くにあたっての下見と称して、藤沢から稲村ヶ崎までサックリと歩いてみることにしました。距離的にはさほど長くなく、藤沢までは自宅から小田急線でそれほど遠くないため、自宅で昼食を食べてから13時半過ぎに「登山口」藤沢駅を出発するという余裕こきまくりぶりです (^^;

 しかし……実際に歩いてみますと、結構メニューが盛りだくさんで「しまった!時間が足りなくなってヘッデンが必要かも」と焦りました (笑)。藤沢駅からほど近い新林公園・駒立山からして、さっそく展望がナイスであるのみならず、桜や新緑の季節には素晴らしい雰囲気になるであろう豊かな森が広がっており、「冬枯れだからまだ良いけど、下手すればここだけで相当時間食うなぁ……」と思うほどでした。

 その後は片瀬山・鎌倉山の、それこそ何LDKか分からないほどの豪邸が、見晴らしの良い稜線にズラリと建ち並ぶ光景に「こういう世界もあるのか……小市民には想像すら出来ない。しかし通勤は不便そうだし、丹沢や奥多摩に行くにも電車へのアプローチが悪いし (湘南モノレールで大船5時39分ではなぁ〜)、まぁ俺様はここに住むのはノーサンキュー」と強がりつつ (^^;)、次の目標・戦道峰へ。かつて鎌倉時代前後に激戦地であったことを偲ばせるこの山、東側は鎌倉山の超!高級住宅街ですが、西側は畑が残る静かな緑の空間で、なかなかほっこりした気分になります。しかし……再開発が忍び寄り、古道らしい道へは入れなくなっており (→再開発フェンスの脇を通ったときには、入るべき分岐であることすら気づかず)、やがて別の枝道に迷い込み……枝道も先がなくなり……。辛うじて眺めの良い高台から当たりをつけ、少々の笹ヤブこぎで別の道に入ってヤレヤレ。その後は、地図にある通りに戦道峰ピークを目指そうとしたものの、誰も来ないためか鉄塔の先は笹に埋もれて断念……。まぁ、こんな人知れずディープな里山があるというだけでも大発見 (?) でした。

 さらに鎌倉山界隈へ。入口に立つ大袈裟な「鎌倉山」石碑といい、ところどころ桜並木もある豪邸街といい、天気がスッキリと晴れれば圧倒的な江ノ島・箱根・富士・丹沢の大展望といい、「一戸建てを買えばいくらするの?」とクラクラしつつも (笑)、とにかく頭上の雲が取れて富士と丹沢がうっすらと見え、江ノ島周辺の海がキラキラと西日に照らされている光景に「結構素晴らしいコースではないか」と感動。さらに夕暮れが近づき、ドラマチックな空の色に「昨日 (24日)の天気は予報が外れて散々だっただけに、この黄昏は嬉しい……と思いまして、稲村ヶ崎に急ぐことにしました。

 そして稲村ヶ崎着! 昨秋以来、ヤマレコ赤線つなぎの旅で計3回訪れ、その都度富士山の眺めにはフラれ続けたものですが、四度目の正直でようやく、パステルカラーの霞の奥にうっすらと富士山を拝み、午後からのショートトレイルの締めくくりとしては余りにも良く出来過ぎている♪と思いつつ江ノ電の客となったのでした。
 いやー、こういう思いつき「プチ山行」も良いものですね。
 というわけで、超マイナーエリアの記録に加えマニアックな長文で恐れ入りますが、ご覧頂き誠にありがとうございました m(_ _)m

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コメント

夕陽が綺麗
bobandouさん、こんばんは。mamepapaです。

稲村ヶ崎の尾根を歩かれたんですね。極楽寺の方へ降りられたようですが、稲村ヶ崎方面へも降りられると思います。そのあたりに夕陽が綺麗で、江ノ島越しの富士山が見える箇所があったような…

鎌倉山の住宅地にも切通が残っているんですね。出来れば歩いてみたいけど立入禁止なんですね。残念(・・、)
2015/1/26 23:19
>mamepapaさま
おはようございます、コメントどうもありがとうございます!

鎌倉山神社から稲村ヶ崎へ至る稜線、まずはダラダラと歩きやすい道を下って行くと十字路がありますが、そこまでの途中の眺めはなかなか素晴らしいですね♪(今回の画像) しかし、十字路から先(陣鐘山)の登山道は、昨年11月に初めて歩いた際に「景色が開けず暗い雰囲気の道だな〜。通行量も少なくヤブっぽいし」と思いまして、暗くなり始め稲村ヶ崎でのサンセットも迫っていたこともあり、今回は省略しました。十字路を右に折れると確かに稲村ヶ崎駅への近道になりますが、整った住宅街を眺めながらの下りがイマイチなので結局極楽寺に下りてしまいました (ちょっと暗い雰囲気の谷戸の街並みが好き。笑)。

今回見つけた、西鎌倉から手広方面へ下る切り通しは、脇の県道304号線が出来る前は間違いなく主要な交通路だったと思われます。奥の方をよく見ると、ショボい街灯の柱も立っており、最近まではフツーに地元の散歩道として存続していたのかも知れません。それだけに、造成地のマンション建設ともからめて通行止めになってしまったのは痛い……。あれほど見事な切り通しぶりは鎌倉界隈でもそう滅多にあるものではないでしょうから……。
2015/1/27 10:04
プロフィール画像
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