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Yamareco

記録ID: 555002
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
霊仙・伊吹・藤原

【鈴鹿山脈縦走】 藤原岳→竜ヶ岳→石榑峠 〜迷い尾根には迷わなかったけど・・・〜

2014年11月30日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:41
距離
18.9km
登り
1,866m
下り
1,779m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:46
休憩
0:55
合計
8:41
8:31
8:31
16
8:47
8:56
67
10:03
10:03
14
10:17
10:17
44
11:01
11:03
27
11:30
11:30
4
11:34
11:35
11
11:46
11:49
5
11:54
11:54
31
12:25
12:26
13
12:39
12:56
24
13:20
13:21
21
13:42
13:45
10
13:55
14:01
14
14:15
14:16
5
14:21
14:25
13
14:38
14:38
13
14:51
14:55
7
15:02
15:05
2
15:07
15:07
20
15:27
ゴール地点
天候 晴れ→曇り(稜線は風)
過去天気図(気象庁) 2014年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
●登山口・駐車場
 大貝戸駐車場を利用しました
 きれいな休憩所とトイレあります

●下山口と車の回収
 宇賀渓駐車場に下山
 タクシーと三岐鉄道で西藤原に戻りました
・近鉄タクシー 宇賀渓→三岐鉄道三里駅 2,510円 約20分
 宇賀渓から電話で呼んだら、10分くらいで到着
・三岐鉄道 美里→西藤原 310円 約15分
※最初は、自転車デポ作戦も検討しましたが、朝夕寒いかと思い、やめにしました
コース状況/
危険箇所等
●全般
・やはり落ち葉で道が分かりにくいが、赤テープなどのサインはしっかりとある
・前日の雨のせいか、土壌が湿っており、濡れ落ち葉と併せて滑りやすい
・これからの時期は霜や雪が溶けても同じような状態になると思います

●大貝戸〜藤原岳
・よく整備された歩きやすい道です

●藤原岳〜治田峠
・難関ルートでした
・この区間誰とも会いませんでした
・いきなり藤原岳からの下り口が分かりにくい
 → まず頂上の端に移動(孫太尾根側へ)
 → するとソーラーパネルのようなものが付いた背の高いポールを発見
 → そこを右に移動しながら下って行く道を探す
 → 目を凝らし、急斜面の下の方に、木の幹に赤テープがあるのを発見
 → 下降開始
・藤原岳〜孫太郎尾根分岐(16番標識)までは、かなり急激な下りで滑りやすい
 さらに、湿った土壌と濡れ落ち葉に足をとられ、何度も転倒しました
 木の幹につかまりながら、転がり落ちた感じです
 地面だけ見ていると、道はどこなのかと思うが、木の幹に赤いサインはあります
※ここの下りは、今までに経験した登山道の中で最難関だったと思います
・孫太尾根分岐からは、道はやや落ち着いてくる
 その先は細い尾根筋を進むとやがて迷い尾根
・迷い尾根
 13番標識を過ぎると、すぐに右側にトラロープが現れ、12番標識
 ここで、前方の赤テープに誘導されないようにする
 直進すると茨川という滋賀県側の廃村に向かってしまうようです
 ここはとにかく左でした
 12番標識の左側にもイラスト図の標識があります
 ここをクリアすれば、すぐに11番標識が現れ、後は治田峠まで道なりです

●治田峠〜銚子岳〜静ヶ岳〜竜ヶ岳
・道は荒れていないと思います
・治田峠から銚子岳にかけては急登です
・その後は竜ヶ岳までアップダウンを繰り返して行きます
・銚子岳と静ヶ岳のピークは縦走路から離れています
 それぞれの分岐点からピストンします
 銚子岳まではほぼフラット、静ヶ岳までは緩やかな登りです
・銚子岳から先では、竜ヶ岳方面からの登山者とすれ違うようになりました

●竜ヶ岳〜石榑峠
・出だしは竜ヶ岳らしいササ原の道
・その後、やや急な滑りやすい下りです
・迂闊に石の上に着地すると、ツルッと滑りました

●石榑峠〜宇賀渓
・小峠まで三重県側に国道421号の旧道を下ります
・小峠から登山道に入ります(左側に標識あり)
・登り返したくなくて、砂山ルートではなく渓谷沿いのルートを選択
・渡渉がたくさんありますが、全て問題なく渡れました
・滑りやすい岩場、ロープ場、ハシゴなどもあり注意を要します
・白滝吊橋は工事で撤去されていますが、重機用の道で川を渡れます
その他周辺情報 ●藤原山荘のトイレ工事関係
登山口の大貝戸休憩所で、関係者の方が飲料水の歩荷のボランティアを、登山者に声かけされていました。
泊まりこみの職人さん用です。
ザックが小さかったため、ペットボトル1本だけ協力させていただきました。

●下山後の温泉
阿下喜温泉あじさいの里が最寄りかと思いますが、自宅まで1時間以内で帰れることもあり、利用しませんでした。
藤原岳から、竜ヶ岳への縦走路を下っています
激烈な下りで、滑りやすく、木につかまりがらドタドタ落下しています
カメラ関係のトラブルで、画像はここからのスマホ撮影になってしまいました
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藤原岳から、竜ヶ岳への縦走路を下っています
激烈な下りで、滑りやすく、木につかまりがらドタドタ落下しています
カメラ関係のトラブルで、画像はここからのスマホ撮影になってしまいました
このタイプの標識、藤原岳が20番で竜ヶ岳までカウントダウンされていきます
このタイプの標識、藤原岳が20番で竜ヶ岳までカウントダウンされていきます
藤原岳からの下り、難関ルートです
急な上に道が荒れていて、歩きにくく滑りやすく、何度も転倒してしまいました
17番標識
藤原岳からの下り、難関ルートです
急な上に道が荒れていて、歩きにくく滑りやすく、何度も転倒してしまいました
17番標識
トラバースもよく滑る
今日の山歩きは、なんだか辛い旅です
厳しい道ですが、誘導の赤いサインはあります
1
トラバースもよく滑る
今日の山歩きは、なんだか辛い旅です
厳しい道ですが、誘導の赤いサインはあります
歴史を感じる標識
86年は何歳だったかな
2
歴史を感じる標識
86年は何歳だったかな
これは何番?
17番の次だから16番?
これは何番?
17番の次だから16番?
相変わらず道は荒れています
相変わらず道は荒れています
16番
孫太尾根分岐点です
16番
孫太尾根分岐点です
16番からは道が落ち着き、明るい尾根筋を行きます
2
16番からは道が落ち着き、明るい尾根筋を行きます
目指す竜ヶ岳方面が見えました
4
目指す竜ヶ岳方面が見えました
藤原岳では快晴だったんですが、早くも雲が増えてきました
予報通り、天気は下り坂ですね
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藤原岳では快晴だったんですが、早くも雲が増えてきました
予報通り、天気は下り坂ですね
手書きで14番
15番は飛ばしたのかな?
なんか怪しい
手書きで14番
15番は飛ばしたのかな?
なんか怪しい
続いて手書きで15番
あれっ?
数字は減っていくはず
もう自分を信じよう
続いて手書きで15番
あれっ?
数字は減っていくはず
もう自分を信じよう
お次はちゃんとした15番
お次はちゃんとした15番
イノシシのヌタ場跡かな
緊張します
ささっと通過
1
イノシシのヌタ場跡かな
緊張します
ささっと通過
ちゃんとした14番!?
まあいいか、道ははっきりしているし
ちゃんとした14番!?
まあいいか、道ははっきりしているし
13番
この先が迷い尾根だと思います
1
13番
この先が迷い尾根だと思います
進むと、すぐに右側にトラロープが現れます
その先に12番標識があります
1
進むと、すぐに右側にトラロープが現れます
その先に12番標識があります
12番標識
奥の赤テープが曲者です
従って直進すると、滋賀県側の茨川という廃村に行ってしまうのだと思います
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12番標識
奥の赤テープが曲者です
従って直進すると、滋賀県側の茨川という廃村に行ってしまうのだと思います
ここはとにかく左側の踏み跡を進みました
12番標識の向かい側にこの標識
レコなどでもよく見るものです
これは参考になります
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ここはとにかく左側の踏み跡を進みました
12番標識の向かい側にこの標識
レコなどでもよく見るものです
これは参考になります
道が合っていれば、12番から11番はホントにすぐです
後は治田峠まで道なりです
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道が合っていれば、12番から11番はホントにすぐです
後は治田峠まで道なりです
開けた場所にて
藤原岳
まだ近いところにあります
6
開けた場所にて
藤原岳
まだ近いところにあります
孫太尾根だと思います
ラインがきれいで、吊り尾根のようです
6
孫太尾根だと思います
ラインがきれいで、吊り尾根のようです
ようやく治田峠に到着
藤原岳からここまで、昭文社の地図では破線ルート
ホッとしました
ここまででかなりの疲れです
2
ようやく治田峠に到着
藤原岳からここまで、昭文社の地図では破線ルート
ホッとしました
ここまででかなりの疲れです
それでは竜ヶ岳方面へ
尾根筋を進みます
それでは竜ヶ岳方面へ
尾根筋を進みます
銚子岳に向かって徐々に急登です
2
銚子岳に向かって徐々に急登です
銚子岳への分岐です
ピークに立ち寄ってみます
1
銚子岳への分岐です
ピークに立ち寄ってみます
標識はもう7番になりました
標識はもう7番になりました
滋賀県側東近江市の標識も出てきました
滋賀県側東近江市の標識も出てきました
銚子岳
分岐からここまではほぼフラット
樹木に囲まれた山頂です
2
銚子岳
分岐からここまではほぼフラット
樹木に囲まれた山頂です
北側は視界があります
藤原岳
2
北側は視界があります
藤原岳
御池岳
テーブルランド
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御池岳
テーブルランド
静ヶ岳へは下って登り返します
アップダウン
まさに縦走ですね
4
静ヶ岳へは下って登り返します
アップダウン
まさに縦走ですね
これも古い標識
登り返して静ヶ岳への分岐
セキオノコバ
2
登り返して静ヶ岳への分岐
セキオノコバ
静ヶ岳へは緩やかに登っていきます
静ヶ岳へは緩やかに登っていきます
静ヶ岳山頂
こちらも樹木に囲まれています
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静ヶ岳山頂
こちらも樹木に囲まれています
南方向は視界が開け、竜ヶ岳が見えました
雲が厚くなり、風も強くなってきました
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南方向は視界が開け、竜ヶ岳が見えました
雲が厚くなり、風も強くなってきました
近づいてきましたが、また下って登り返しです
近づいてきましたが、また下って登り返しです
鞍部の付近にて
藤原岳の採石場ですかね
斜面全体が階段状に削られています
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鞍部の付近にて
藤原岳の採石場ですかね
斜面全体が階段状に削られています
がんばって登り返そう
1
がんばって登り返そう
治田分岐手前
滑りやすいトラバース
草が茂って足元が見にくいです
補助ロープがありました
2
治田分岐手前
滑りやすいトラバース
草が茂って足元が見にくいです
補助ロープがありました
治田分岐
遠足尾根などの竜ヶ岳への登山道と合流します
1
治田分岐
遠足尾根などの竜ヶ岳への登山道と合流します
山頂が見えてきました
2
山頂が見えてきました
曇ってきて残念ですが、雄大です
2
曇ってきて残念ですが、雄大です
脚部の疲れはかなりのものです
あと一息!
7
脚部の疲れはかなりのものです
あと一息!
やっと、竜ヶ岳山頂に到着!
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やっと、竜ヶ岳山頂に到着!
山頂の方向指示盤
1
山頂の方向指示盤
暖かい日にゆっくりしたい山頂です
3
暖かい日にゆっくりしたい山頂です
御池岳と藤原岳
そして通ってきた縦走路
2
御池岳と藤原岳
そして通ってきた縦走路
下界の眺め
桑名方面になるのかな
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下界の眺め
桑名方面になるのかな
風が強くなってきました
2
風が強くなってきました
石榑峠まで縦走して下山します
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石榑峠まで縦走して下山します
ササ原の道を進みます
3
ササ原の道を進みます
石榑峠が見えてきました
距離はありませんが、ここから結構下りますね
石榑峠が見えてきました
距離はありませんが、ここから結構下りますね
案の定、やや急な下りです
しかもよく滑ります
石の上でツルッといきました
2
案の定、やや急な下りです
しかもよく滑ります
石の上でツルッといきました
途中の奇岩「重ね岩」
5
途中の奇岩「重ね岩」
宇賀渓エリアはこのタイプの標識がたくさん設置されています
宇賀渓エリアはこのタイプの標識がたくさん設置されています
石榑峠が近づいてきました
石榑峠が近づいてきました
花崗岩質?の溝の道
1
花崗岩質?の溝の道
石榑峠に到着です
滋賀県側は車でここまで来られます
何台か駐車されていました
このはるか下には長さ4000mの石榑トンネルが通っています
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石榑峠に到着です
滋賀県側は車でここまで来られます
何台か駐車されていました
このはるか下には長さ4000mの石榑トンネルが通っています
三重県側は、通行止めです
石榑峠には、昔、車で来たことがあります
とんでもない国道で、自分で運転していて酔ってしまった記憶があります
名物のコンクリートの門は今も健在でした
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三重県側は、通行止めです
石榑峠には、昔、車で来たことがあります
とんでもない国道で、自分で運転していて酔ってしまった記憶があります
名物のコンクリートの門は今も健在でした
南への縦走路はこの先かな
南への縦走路はこの先かな
国道421号の旧道を下って行きます
路面は荒れています
かつて、酷道とも言われた国道です
国道421号の旧道を下って行きます
路面は荒れています
かつて、酷道とも言われた国道です
進むと、もう一つコンクリートの門が出現
進むと、もう一つコンクリートの門が出現
その先が小峠という場所
左側に標識
ここから登山道に入ります
その先が小峠という場所
左側に標識
ここから登山道に入ります
隣にこんな標識もあります
だいぶ疲れてきましたが、宇賀渓までもうひとがんばり
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隣にこんな標識もあります
だいぶ疲れてきましたが、宇賀渓までもうひとがんばり
今日も部分的に紅葉が残っています
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今日も部分的に紅葉が残っています
今までとは一転、渓谷沿いの道となります
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今までとは一転、渓谷沿いの道となります
滑りやすい岩場もあって、注意を要します
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滑りやすい岩場もあって、注意を要します
堰堤の横も通過
これはなかなかきれいだったね
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これはなかなかきれいだったね
砂山ルートとの分岐
同じく宇賀渓へ向かいますが、登り返す気力がなく渓谷沿いの道を進みます
砂山ルートとの分岐
同じく宇賀渓へ向かいますが、登り返す気力がなく渓谷沿いの道を進みます
徒渉もたくさんありました
3
徒渉もたくさんありました
ハシゴの下りがありました
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ハシゴの下りがありました
長尾滝
滝壺の水が澄んでいてきれいでした
7
長尾滝
滝壺の水が澄んでいてきれいでした
その後も岩場があり、補助ロープも設置されていました
驚いたのは、普通の靴を履かれた、滝巡りの観光客の方もこの道を通過していたことです
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その後も岩場があり、補助ロープも設置されていました
驚いたのは、普通の靴を履かれた、滝巡りの観光客の方もこの道を通過していたことです
竜ヶ岳登山道、中道コース入口
竜ヶ岳登山道、中道コース入口
これは最初どこが道なのかと思ったけど、正面を強行突破
これは最初どこが道なのかと思ったけど、正面を強行突破
金山尾根登山道の入口
金山尾根登山道の入口
あれれ、事前調査不足だったな
あれれ、事前調査不足だったな
これは何滝かな?
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これは何滝かな?
白滝吊橋は工事中ですが、重機用の道を渡ることができました
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白滝吊橋は工事中ですが、重機用の道を渡ることができました
吊り橋はこんな感じでワイヤーだけ残っています
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吊り橋はこんな感じでワイヤーだけ残っています
ショベルがデーンと構えています
まるで仁王立ち
今日は休工でした
ショベルがデーンと構えています
まるで仁王立ち
今日は休工でした
ここからは林道を歩いて行きます
裏道登山道入口
ここからは林道を歩いて行きます
裏道登山道入口
続いて遠足尾根登山口入口
楽しい名前の登山道です
竜ヶ岳はルートがいくつかあるので、のんびりと訪れて、開放的な頂上でゆっくりとしたいものです
続いて遠足尾根登山口入口
楽しい名前の登山道です
竜ヶ岳はルートがいくつかあるので、のんびりと訪れて、開放的な頂上でゆっくりとしたいものです
所々、紅葉がきれいでした
少年時代のボーイスカウトで、この辺りでキャンプをした思い出があります
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所々、紅葉がきれいでした
少年時代のボーイスカウトで、この辺りでキャンプをした思い出があります
この秋は、ずいぶんと長い間紅葉を楽しむことができています
3
この秋は、ずいぶんと長い間紅葉を楽しむことができています
宇賀渓駐車場に到着
今回の山歩きも無事終了です
(いや、無事でもないか・・・)
宇賀渓駐車場に到着
今回の山歩きも無事終了です
(いや、無事でもないか・・・)
駐車場奥の紅葉
トイレの裏側ですが・・・
4
駐車場奥の紅葉
トイレの裏側ですが・・・
宇賀渓からタクシーで三岐鉄道三里駅に出ました
ここから電車で西藤原に戻ります
1
宇賀渓からタクシーで三岐鉄道三里駅に出ました
ここから電車で西藤原に戻ります
この電車で戻りました
三岐鉄道は、区間によっては自転車を乗せることもできます
西藤原駅から登山口の駐車場までは徒歩5分ほどです
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この電車で戻りました
三岐鉄道は、区間によっては自転車を乗せることもできます
西藤原駅から登山口の駐車場までは徒歩5分ほどです

感想

やってしまった
デジカメを失ってしまった

藤原岳からの急激で滑りやすい下り、
想定外の厳しい道に手こずり、
「何だこの道は」と、何度も滑って転びながら、七転八起で進んでいたが、
少し慣れてきた頃に、ちょっとした油断から、一際派手にずっこけてしまった

そして次の瞬間、何かが転がっていくのが見えた
尻餅をついた衝撃でポーチからデジカメが飛び出してしまったのだ
急斜面をコロコロと、落石のように音をたてて、スピードアップしていく
まるで止まる気配がなく、何かにぶつかった様子もない
姿が消え、やがて転がる音も遠のいて聞こえなくなり、あたりはシーンとなった
おいおい、どこまで下って行ったのか見当もつかないよ

うーん、どうしようか・・・
探すべきか・・・
転がって行った方向は、登山道よりも右に30度ほどずれていたと思う
進路上で見つかることはないだろう
転がっていく様子が、まるでスローモーションのように脳裏によみがえる
本当にどうしようか・・・

しかし、登山道でさえ、自分が歩くのもままならないほどの難斜面
周りはまるでミラーハウスのように、同じような樹林帯の景色が続いている
場所の見当もつかないのに、むやみに動き回るのは危険だな・・・
探しているうちに、自分の居場所を見失ってしまいそうな気がした
思わず、自分が遭難して彷徨っている姿を想像してしまう

あきらめるか・・・

前に向かって歩き出した

急斜面を走って追いかけるわけにもいかず、
結局、見えなくなるまで、ただ見ていることしかできなかった
底なしの無力感だ
なんてドジなんだ・・・

動揺すると体の動きもおかしくなるようで、脳の言うことを聞かない
急に足さばきがおかしくなり、うまく踏ん張ることもできない
相も変わらず滑りながら、木につかまりながら、
難斜面が終わるまで、辛い下降となってしまった

その後は若干気を取り直し、無難にゴールまで歩くことはできた
予定の縦走ができたことは嬉しい

カメラを失う前の時間帯、
藤原岳の山頂では最高の時間だった
快晴に恵まれ、風もなく穏やかで、人は自分しかいなかった
展望が素晴らしくて、周りの鈴鹿の山がきれいに見えた
早起きはつらいけど、頑張って来た甲斐があった
山歩きをしていて良かったと思える瞬間だった

画像も失ってしまったけど、記憶の中では忘れないようにしよう

さて、痛い出費だけど、ボーナスがもらえたら、新しいカメラを買おうか・・・

だけど、身内から「あのカメラはどうしたの?」などと聞かれたら、
どう答えようか・・・
本当のこと話したらあきれるだろうな・・・
そうかと言って、嘘つくのもやだなあ・・・

●行動食・水分
○出発前朝食
・メロンクリームパン
・カレーまん
・ゼリー飲料(アミノバイタル)
○行動食
・おにぎり2個
・クリームパン小 5
・飴玉 3個
○水分
・アクエリアスビタミン(粉末) 2リットル

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コメント

ロングコースお疲れ様。
3120mさん 今晩は。 初めまして。

藤原岳展望丘から孫太尾根への下りは、登りよりも気を遣うでしょうね。
カメラは惜しいですが、御自身の滑落でなくてよかったですね。
宇賀渓からの帰路情報有難うございます。参考にさせていただきます。

No.85は吊橋の名前になっている、ホタガ谷の「白滝」だと思います。
2014/12/2 18:00
Re: ロングコースお疲れ様。
onetotani 様

こんばんは、こちらこそ初めまして。
あの滝は、白滝でしたか。
ありがとうございます。

藤原岳からの問題の下りでは、バカなミスをしました。
本当に自分が転がって行かなくて良かったと思います。
今思えば、念のためにストックを使ってもっと慎重に行くべきでした。

三岐鉄道は、自転車も乗せられますので、うまく活用すればタクシー代を節約できたのですが、今回は楽してしまいました。
2014/12/2 21:39
お疲れ様です
3120mさん、こんばんわ
レコを拝見させて頂いて、お近くにいたとすれば竜ヶ岳頂上ですね。
我々夫婦は大半の方が風を避けるために滋賀県側にいたのに三重県側に座っていた変わり者です。
カメラ残念ですね。まずは安全第一ですので選択は正解だと思います。
寒くなってきましたが冬山も楽しんでください。
2014/12/2 22:04
Re: お疲れ様です
こんばんは

ありがとうございます。
やはり竜ヶ岳ですよね。
なんとなくお二人連れの記憶が残っておりました。
今週は県内も初冠雪となりましたね。
標高は下げるかもしれませんが、寒さに負けずに冬も楽しみたいですね。
2014/12/3 21:58
今ごろですが・・・
はじめまして 3120mさん♪
昨日同じコースを歩いてきました。
3120mさんのレコをお気に入りにしてあったのですが
藤原岳からの下りがとても詳しく説明してくれてたので
大変参考になりました。ありがとうございましたhappy01
私も銚子岳付近で初めて気がついたのですが
ザックの横にいれてあったお茶がなくなっていて
たぶん、あの激下りで落としたんだろうな〜と思っています
2016/4/30 22:17
Re: 今ごろですが・・・
maamaさん、こんばんは
私の稚拙なレコに、ありがとうございます。
参考だなんて、おこがましい限りです。

藤原〜竜の行程、行かれたのですね。
昨日は、かなりの強風で寒かったと思います。
まずはお疲れ様でした。

藤原からの下り、今でもよく覚えています。
展望丘のあの端っこから覗いて、これのどこを下るの?って思いますよね。

私の場合、鈴鹿初心者であのような場所に行ってしまい、
しかも晩秋の時期だったので、霜解けや落ち葉で滑りやすく、道筋不明瞭。
急下りに入ってからは、何度も滑るわ、コンデジを失うは、
あそこは迷い尾根より難関でした。
次に行く機会があったら、絶対に尾根筋で行こうと思います。

鈴鹿は縦走でも周回でも、色々な山で色々なコースがとれていいですね。
天候によっては、そろそろヒルが出始める頃なのかもしれませんが、
次々と未踏の目標ルートが頭に浮かんでしまいますね。
2016/4/30 23:09
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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