【鈴鹿山脈縦走】 藤原岳→竜ヶ岳→石榑峠 〜迷い尾根には迷わなかったけど・・・〜
- GPS
- 08:41
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 1,866m
- 下り
- 1,779m
コースタイム
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 8:41
天候 | 晴れ→曇り(稜線は風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
大貝戸駐車場を利用しました きれいな休憩所とトイレあります ●下山口と車の回収 宇賀渓駐車場に下山 タクシーと三岐鉄道で西藤原に戻りました ・近鉄タクシー 宇賀渓→三岐鉄道三里駅 2,510円 約20分 宇賀渓から電話で呼んだら、10分くらいで到着 ・三岐鉄道 美里→西藤原 310円 約15分 ※最初は、自転車デポ作戦も検討しましたが、朝夕寒いかと思い、やめにしました |
コース状況/ 危険箇所等 |
●全般 ・やはり落ち葉で道が分かりにくいが、赤テープなどのサインはしっかりとある ・前日の雨のせいか、土壌が湿っており、濡れ落ち葉と併せて滑りやすい ・これからの時期は霜や雪が溶けても同じような状態になると思います ●大貝戸〜藤原岳 ・よく整備された歩きやすい道です ●藤原岳〜治田峠 ・難関ルートでした ・この区間誰とも会いませんでした ・いきなり藤原岳からの下り口が分かりにくい → まず頂上の端に移動(孫太尾根側へ) → するとソーラーパネルのようなものが付いた背の高いポールを発見 → そこを右に移動しながら下って行く道を探す → 目を凝らし、急斜面の下の方に、木の幹に赤テープがあるのを発見 → 下降開始 ・藤原岳〜孫太郎尾根分岐(16番標識)までは、かなり急激な下りで滑りやすい さらに、湿った土壌と濡れ落ち葉に足をとられ、何度も転倒しました 木の幹につかまりながら、転がり落ちた感じです 地面だけ見ていると、道はどこなのかと思うが、木の幹に赤いサインはあります ※ここの下りは、今までに経験した登山道の中で最難関だったと思います ・孫太尾根分岐からは、道はやや落ち着いてくる その先は細い尾根筋を進むとやがて迷い尾根 ・迷い尾根 13番標識を過ぎると、すぐに右側にトラロープが現れ、12番標識 ここで、前方の赤テープに誘導されないようにする 直進すると茨川という滋賀県側の廃村に向かってしまうようです ここはとにかく左でした 12番標識の左側にもイラスト図の標識があります ここをクリアすれば、すぐに11番標識が現れ、後は治田峠まで道なりです ●治田峠〜銚子岳〜静ヶ岳〜竜ヶ岳 ・道は荒れていないと思います ・治田峠から銚子岳にかけては急登です ・その後は竜ヶ岳までアップダウンを繰り返して行きます ・銚子岳と静ヶ岳のピークは縦走路から離れています それぞれの分岐点からピストンします 銚子岳まではほぼフラット、静ヶ岳までは緩やかな登りです ・銚子岳から先では、竜ヶ岳方面からの登山者とすれ違うようになりました ●竜ヶ岳〜石榑峠 ・出だしは竜ヶ岳らしいササ原の道 ・その後、やや急な滑りやすい下りです ・迂闊に石の上に着地すると、ツルッと滑りました ●石榑峠〜宇賀渓 ・小峠まで三重県側に国道421号の旧道を下ります ・小峠から登山道に入ります(左側に標識あり) ・登り返したくなくて、砂山ルートではなく渓谷沿いのルートを選択 ・渡渉がたくさんありますが、全て問題なく渡れました ・滑りやすい岩場、ロープ場、ハシゴなどもあり注意を要します ・白滝吊橋は工事で撤去されていますが、重機用の道で川を渡れます |
その他周辺情報 | ●藤原山荘のトイレ工事関係 登山口の大貝戸休憩所で、関係者の方が飲料水の歩荷のボランティアを、登山者に声かけされていました。 泊まりこみの職人さん用です。 ザックが小さかったため、ペットボトル1本だけ協力させていただきました。 ●下山後の温泉 阿下喜温泉あじさいの里が最寄りかと思いますが、自宅まで1時間以内で帰れることもあり、利用しませんでした。 |
写真
感想
やってしまった
デジカメを失ってしまった
藤原岳からの急激で滑りやすい下り、
想定外の厳しい道に手こずり、
「何だこの道は」と、何度も滑って転びながら、七転八起で進んでいたが、
少し慣れてきた頃に、ちょっとした油断から、一際派手にずっこけてしまった
そして次の瞬間、何かが転がっていくのが見えた
尻餅をついた衝撃でポーチからデジカメが飛び出してしまったのだ
急斜面をコロコロと、落石のように音をたてて、スピードアップしていく
まるで止まる気配がなく、何かにぶつかった様子もない
姿が消え、やがて転がる音も遠のいて聞こえなくなり、あたりはシーンとなった
おいおい、どこまで下って行ったのか見当もつかないよ
うーん、どうしようか・・・
探すべきか・・・
転がって行った方向は、登山道よりも右に30度ほどずれていたと思う
進路上で見つかることはないだろう
転がっていく様子が、まるでスローモーションのように脳裏によみがえる
本当にどうしようか・・・
しかし、登山道でさえ、自分が歩くのもままならないほどの難斜面
周りはまるでミラーハウスのように、同じような樹林帯の景色が続いている
場所の見当もつかないのに、むやみに動き回るのは危険だな・・・
探しているうちに、自分の居場所を見失ってしまいそうな気がした
思わず、自分が遭難して彷徨っている姿を想像してしまう
あきらめるか・・・
前に向かって歩き出した
急斜面を走って追いかけるわけにもいかず、
結局、見えなくなるまで、ただ見ていることしかできなかった
底なしの無力感だ
なんてドジなんだ・・・
動揺すると体の動きもおかしくなるようで、脳の言うことを聞かない
急に足さばきがおかしくなり、うまく踏ん張ることもできない
相も変わらず滑りながら、木につかまりながら、
難斜面が終わるまで、辛い下降となってしまった
その後は若干気を取り直し、無難にゴールまで歩くことはできた
予定の縦走ができたことは嬉しい
カメラを失う前の時間帯、
藤原岳の山頂では最高の時間だった
快晴に恵まれ、風もなく穏やかで、人は自分しかいなかった
展望が素晴らしくて、周りの鈴鹿の山がきれいに見えた
早起きはつらいけど、頑張って来た甲斐があった
山歩きをしていて良かったと思える瞬間だった
画像も失ってしまったけど、記憶の中では忘れないようにしよう
さて、痛い出費だけど、ボーナスがもらえたら、新しいカメラを買おうか・・・
だけど、身内から「あのカメラはどうしたの?」などと聞かれたら、
どう答えようか・・・
本当のこと話したらあきれるだろうな・・・
そうかと言って、嘘つくのもやだなあ・・・
●行動食・水分
○出発前朝食
・メロンクリームパン
・カレーまん
・ゼリー飲料(アミノバイタル)
○行動食
・おにぎり2個
・クリームパン小 5
・飴玉 3個
○水分
・アクエリアスビタミン(粉末) 2リットル
3120mさん 今晩は。 初めまして。
藤原岳展望丘から孫太尾根への下りは、登りよりも気を遣うでしょうね。
カメラは惜しいですが、御自身の滑落でなくてよかったですね。
宇賀渓からの帰路情報有難うございます。参考にさせていただきます。
No.85は吊橋の名前になっている、ホタガ谷の「白滝」だと思います。
onetotani 様
こんばんは、こちらこそ初めまして。
あの滝は、白滝でしたか。
ありがとうございます。
藤原岳からの問題の下りでは、バカなミスをしました。
本当に自分が転がって行かなくて良かったと思います。
今思えば、念のためにストックを使ってもっと慎重に行くべきでした。
三岐鉄道は、自転車も乗せられますので、うまく活用すればタクシー代を節約できたのですが、今回は楽してしまいました。
3120mさん、こんばんわ
レコを拝見させて頂いて、お近くにいたとすれば竜ヶ岳頂上ですね。
我々夫婦は大半の方が風を避けるために滋賀県側にいたのに三重県側に座っていた変わり者です。
カメラ残念ですね。まずは安全第一ですので選択は正解だと思います。
寒くなってきましたが冬山も楽しんでください。
こんばんは
ありがとうございます。
やはり竜ヶ岳ですよね。
なんとなくお二人連れの記憶が残っておりました。
今週は県内も初冠雪となりましたね。
標高は下げるかもしれませんが、寒さに負けずに冬も楽しみたいですね。
はじめまして 3120mさん♪
昨日同じコースを歩いてきました。
3120mさんのレコをお気に入りにしてあったのですが
藤原岳からの下りがとても詳しく説明してくれてたので
大変参考になりました。ありがとうございました
私も銚子岳付近で初めて気がついたのですが
ザックの横にいれてあったお茶がなくなっていて
たぶん、あの激下りで落としたんだろうな〜と思っています
maamaさん、こんばんは
私の稚拙なレコに、ありがとうございます。
参考だなんて、おこがましい限りです。
藤原〜竜の行程、行かれたのですね。
昨日は、かなりの強風で寒かったと思います。
まずはお疲れ様でした。
藤原からの下り、今でもよく覚えています。
展望丘のあの端っこから覗いて、これのどこを下るの?って思いますよね。
私の場合、鈴鹿初心者であのような場所に行ってしまい、
しかも晩秋の時期だったので、霜解けや落ち葉で滑りやすく、道筋不明瞭。
急下りに入ってからは、何度も滑るわ、コンデジを失うは、
あそこは迷い尾根より難関でした。
次に行く機会があったら、絶対に尾根筋で行こうと思います。
鈴鹿は縦走でも周回でも、色々な山で色々なコースがとれていいですね。
天候によっては、そろそろヒルが出始める頃なのかもしれませんが、
次々と未踏の目標ルートが頭に浮かんでしまいますね。
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