牟佐大塚古墳〜兜岩&大兜岩〜龍王山〜本宮高倉山〜高倉神社
- GPS
- 08:00
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 597m
- 下り
- 592m
コースタイム
- 山行
- 3:55
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 4:17
歩行距離12km、歩行時間4時間、歩行数22,300歩
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
車の場合は今回の出発点にもなった八幡神社前の道端に2台など、道沿いにある駐車スペースを見つけて停めるしかありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
牟佐大塚古墳までの少し宅地を抜ける道と古墳の石室内はGPSやGRONASSが受信不能となりますので辿った道をトレースしません。 兜(甲)岩&大兜(甲)岩のアプローチするポイントが非常にわかりにくい上に、途中に私有地があったりで、ルートファインディングが困難です<感想後述>。岡山大学WVがここをロッククライミングのトレーニング場所にしているようなので、事前に聞いてみるのもいいかもしれません。 龍王山は歩きやすい道沿いに進むと必ずコースアウトします。要所々で現在地を確認しながら尾根沿いにピークを目指す必要があります。 本宮(ほんみや)高倉山への登山道ルートは上級者向けでお薦めできません。アスファルト道を進むのが無難です。休日は山頂上空をパラグライダーが常に舞っていますので、ピークの位置を見失うことはないと思います。 高倉神社からゴール地点の八幡神社までは、まったく迷うことなく難なく歩きやすい道を進むことができます。 |
その他周辺情報 | 牟佐(むさ)大塚古墳は古墳時代後期 (6世紀末)に造られた円墳<写真02>で、全長18mにも達する巨大な横穴式石室<写真03>は岡山県における三大巨石墳の一つ(全国十指)にも数えられ、国指定史跡にもなっています。石室の中でヒカリモが繁殖しているのが印象的でした。 今回のコース上の県道の傍らに明治期に建てられた木造校舎<写真19>が建っています。この建物は明治43年から昭和48年まで使用されていた久米南町の誕生寺小学校の校舎を廃校となった元高月小学校跡地に移築したものです。現在は岡山県(全国)を代表する企業B社の倉庫として所有され、中に入ることはできません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
防寒具
手袋(防水加工)
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー
地形図
コンパス
ファスナー付クリアーファイル
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
|
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備考 | 低山とはいえ12月は冬山です。アイスバーンに備え、軽アイゼンも持って行っていく必要があります。 今回は数十m規模の距離だったので、スケーティング?で乗り切りましたが・・・ |
感想
今回のコースはコース取りが非常に難しかったです。
最初の関門は兜(甲)岩のアプローチでした。
旧誕生寺小学校跡(写真19)の北東側から登ることはだいたい掴んでいたのですが、県道28号と並行して走っている用水路沿いの道を進むと、学校までもうすぐの所まで来たときにいきなり柵があり立入禁止となっていました。
そこで、岡山市と赤磐市の境界まで戻り、北に強行突破することにしました。すると、標高80m辺りでいきなり地図上にないトラバースルートが出てきたので、ルートに沿って東に向けて進むと、地図上の写真5のポイントで登り口に着きました。
兜岩までのルートは難なく進むことができました。兜岩そのものの景観もさることながら頂上からの眺めも最高でした。ここからすぐ目の前に大兜岩が見えていたので、アプローチしました。尾根道がやや不明瞭なためいったん道をスルーし、大兜岩を周遊する羽目になりました。大兜岩は兜岩に比べると平凡な山容です。
第二の関門は龍王山へのアプローチでした。
大兜岩から龍王山までの道はとても歩きやすいと思っていたら、馬屋トンネル(山陽道)を越えてすぐに龍王山への尾根道があったのに気付かずに、そのままトラバースルートを進みました。すると沢の音が聞こえ、西に大きくルートが逸れたことを確認し、急遽龍王山西尾根を上りました。ヤブコギルートですが、登りやすい尾根でした。稜線に出ると、テープに従ってピークまで進みました。ピークはとても質素で景色も見えませんが、予定通りのピークを踏めてホッとしました。
龍王山からはテープを目印に進みました。テープを見落とすとルートファインディングが非常に難しくなるので、慎重にテープを確認しながら進むことが重要です。
第三の関門は本宮高倉山の登山道でした。
龍王山からの尾根道を進むと、やがて舗装道路と合流しました。
車が通る道なので、意図的に沢沿いの道を選んで進みましたが、沢から尾根に上がるのにヤブコギとなり、しかも稜線に出てルートが地図上3つに分かれているポイントのうち、真ん中にあるべきルートが発見できずに、このポイントを中心に行ったり来たりのロスタイムが生じてしまいました。
結局は分岐点から北に延びているルートを進み、舗装道路と合流してからは、素直に舗装道路沿いに本宮高倉山ピークを目指すことにしました。読図もまったく必要がない楽なルートでした。
本宮高倉山から高倉神社を経由してゴール地点(八幡神社)に向かうルートはよく整備され、ほとんど迷うことなく歩くことができました。
この山域は地図で見てもわかる通り、アプローチやルートの取り方が何通りも想定できます。しかし、現実的には現在ほとんど存在しない道やほとんどヤブ状態となっている道も多く、逆に地図上にない道が出てきたりで、常に読図を強いられます。できればGPSナビで常に現在地確認をしながら進むと、無駄なコースアウトを防ぐことができます。
一言で言うなら迷路のようでそれなりに楽しいコースでした。
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