西湘早春花の旅 大磯城山〜二宮吾妻山〜曽我梅林〜風祭
- GPS
- --:--
- 距離
- 31.2km
- 登り
- 748m
- 下り
- 718m
コースタイム
- 山行
- 7:09
- 休憩
- 2:19
- 合計
- 9:28
天候 | 晴れときどき曇り。のちドン曇り。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路……箱根登山鉄道風祭駅から乗車。 途中、何か所か in &out に使えます。 *二宮吾妻山……JR東海道線二宮駅。 *曾我梅林……JR御殿場線下曽我駅、または湘南富士急バスで曾我梅林BS。 *諏訪ノ原公園……伊豆箱根鉄道大雄山線飯田岡駅。 *小田原フラワーパーク……伊豆箱根鉄道バス (小田原駅)。 *いこいの森わんぱく広場……箱根登山鉄道バス (小田原駅)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険なところはありませんが、車との接触にはお気をつけ下さい。 トイレは、大磯城山公園・吾妻山公園・川匂神社、曾我梅林まつり別所会場、県立おだわら諏訪の原公園、小田原フラワーパーク、こどもの森にあり。 |
写真
感想
まだまだ寒い日々は続きますが、菜の花に梅といった早春を告げる花の話題があちこちで取り上げられる今日この頃。手近なところでそんな季節の彩りを眺めつつ、体力増進につとめたいと思いまして、西湘=大磯から小田原にかけての花のスポットを徒歩でめぐってみました。もちろん、道中に高いところがあれば、そこに必ず登るということで……。
同時に、大まかに言って以下のような個人的目的や思惑も兼ねております。
(1) 恐怖のスギ花粉の飛散が始まる前にロングコースを歩いて体を鍛えておきたい。
我慢しさえすれば桜や芽吹きが楽しめるヒノキ花粉シーズンと異なり、スギ花粉のピークは雪がなければ彩りが少なく景色を見ていてもツラいだけ。そこに業務繁忙期も重なるため、どうしても出歩かなくなり運動不足に。そんなシーズンの直前にたっぷり歩けば、3月上旬頃にやって来る運動不足ストレスもまだマシだろうと……。
(2) ヤマレコの赤線を延ばして駿河・伊豆方面を視野にいれようとするとき、とりあえず箱根へどう延ばすか?
箱根はこれまで個人的に手薄で、明神ヶ岳や金時山に2度登り、駒ヶ岳と神山に2度訪れたのみでした (うち1回はヤマレコを始める前)。そこに赤線を延ばす際、海沿いに攻めるルートと玄倉〜不老山〜駿河小山〜金時山ルート、あるいは玄倉〜大野山〜山北〜矢倉岳〜金時山ルートが考えられますが、とりあえず手っ取り早く歩けるルートとして海沿いを選択し、マップのサビシイ部分を穴埋めしたい。
(3) この時期の楽しみとして、雪の丹沢に是非登りたいものの、5日の雪は標高の高いところでも大した積雪にならず、しかも6日の暖かさでかなり融けてしまったのを箱根で目にしていたため。丹沢に登っても余り面白くなく (^^;)、ならば低地でかねてから構想していた赤線つなぎコースを歩いた方がマシだろうということで……。
というわけで、いろいろな思惑を抱きつつ、まだ暗い大磯駅に降り立ったあとは、まず大磯城山公園までちょこっとバスで移動 (大磯駅〜城山は以前歩きましたので省略)。サッと約40mのピークに登り、モルゲンロート富士を拝んで気勢を上げるつもりでした。しかし、思い切り出鼻を挫かれました……。公園入口にはクルマの進入路だけでなく、何故か歩道にもクサリが渡してあり、まだ暗い中でクサリが見えず、そこに突っ込んで行って左のスネを強打……(泣)。山頂展望台で富士山を楽しむはずの時間が消毒と止血のための時間になってしまいました。
この一件で、何か今日はイヤな感じだなぁ……と思ったら、天気予報に裏切られまくり……(TT)。昼間はスッキリ晴れ、夕方から曇りとのことでしたが、実際には朝から曇りときどき晴れとなってしまいました。とくに、ピーカンを期待していた吾妻山公園にて、到着直後は陽が差して富士山と菜の花の組み合わせが素晴らしかったものの、間もなく太陽が雲に隠れてしまい……再び陽が差すかどうか分からない中で待ち続けるのも、ロングコース歩行に差し障って時間のムダでしたので、滞在約30分で見切り発車。逆に考えれば、山頂到着前後の僅かな時間のみ光が差したことをラッキーに思うべきなのかも知れません。
また、吾妻山の菜の花を眺めるには少々遅きに失し、曾我梅林の梅を眺めるにはまだまだ早かったのも少々遺憾でした。やはり吾妻山の菜の花は1月20日過ぎがベストで、曾我梅林は2月下旬くらいがベストなようです (地元自治体がHPで開花状況をレポートしています)。両方を同時に満喫しまくりというのは、少々強引すぎるプランニングだったかなぁ……と。それでも、辛うじてイキの良い菜の花もありましたし、曾我梅林では平地よりもむしろ斜面にて、5分咲きの早咲き梅を楽しむことが出来ましたので、まぁ良しとします。
いっぽう、今回個人的に掘り出し物♪だったのが、大雄山線の西斜面に広がる県立おだわら諏訪の原公園と小田原フラワーパークの梅林! ちょっと登っただけで、東は大山、西は檜洞……と丹沢の稜線が横一列に並ぶのは見事としか言い様がありません!! もっとも、蛭ヶ岳〜丹沢山の稜線は、檜岳を中心とした稜線が手前に立ち塞がるためによく見えませんが……それでもとにかく気分爽快な眺めでした♪ そして梅の開花も、フラワーパーク付設梅園の方が早めで (勿論まだ咲いていない木も多々あり)、紅梅と白梅のコンビネーションを皆さん大いに楽しんでおられました。総じて2月上旬段階では、フラワーパーク訪問が勝ち組、曾我梅林の低いところ訪問が負け組といったところでしょうか (^^;)。
とまぁこんな感じで、西湘における早春の花の名所をめぐったわけですが、途中結構アップダウンがあり、しかもしばしば強烈な激坂! しかも舗装! 今回歩き、かつ地元自治体指定ハイキングコースにもなっているルートのうち、足に優しい未舗装ゾーンは、吾妻山公園から北西の釜野へ抜ける里山の散歩道 (約1km)、小田原いこいの森北部のハイキング道 (約1km)、辻村植物公園から水ノ尾に抜ける途中のハイキング道 (断続的に数100m)、山縣配水池&荻窪用水から風祭方面への道に出る小径 (100〜200m) しかありません。
したがって、ものすごくヒザに負担がかかります。「今回のコースを通しでどうぞ」とは、間違っても申し上げられません (^^;)。ただ、お手軽ハイクで一部をのんびり歩くということでしたら、花のピークであれば本当に素晴らしい眺めだと思います。これであとは花粉さえなければ良いのですが。
以上、長文となって恐縮ですが、ご覧頂き誠にありがとうございました m(_ _)m
コメント
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bobandouさん こんばんは!
私も7日に吾妻山に行こうかと思いましたが、前日の朝日新聞に吾妻山の菜の花の写真が載っていたので、きっと人が多いだろうと思いやめました。
下曽我の山も今検討中で二月下旬くらいに行こうと思っています。
私も三月は花粉症なんで辛い時期が始まります。
昨年はフマキラーのアレルシャット(花粉イオンでブロック)のスプレーを使い、山に行きましたがなかなかよかったです。お勧めです。
いつもながら、写真素敵ですね。
bobandouさん、こんばんは。mamepapaです。
bobandouさんが曽我丘陵の南側にいる時、自分達は富士見塚で同じ風景を眺めてました。
梅はやはり海に近い方が暖かいので多く咲いているようですね。いこいの村周辺では咲いている木でも5,6分咲きがやっとでした。
来週末になると浅間山や不動山近辺も結構混んでくると思うので、時期を外さないと曽我丘陵への突入は無理みたいです。
こんにちは、コメントどうもありがとうございます!
まぁ吾妻山はここ数年来、毎年1月下旬になりますといろいろなメディアの話題に上るようになりましたので、土日の昼間は人が多すぎてアウトでしょう〜(@_@)。
でも朝8時台でしたら、基本的に地元の方の散歩と、ゴツいカメラを手にした人々10数名ほどしかいませんので、早起きは三文の得という言葉がそのまま当てはまるような気がします。天気が良い日の朝早くであれば、富士山が見える可能性も高いですし♪
曽我梅林は、小田原市観光協会公式HPのトップページにて、数日に一回開花情報が更新されますので、是非ご参考下さい〜! 六本松跡周辺の高いところから見下ろす満開の梅林と箱根の組み合わせは、絶対まったりと楽しめると思います♪
私も、吾妻山との赤線つなぎという目的がなければ、曽我梅林は2月後半に行きたいです (笑)。
しかし、より高い山との組み合わせとしては、湯河原の幕山の方が美味しいわけで、神奈川県民として嬉しい悩みです (^^;
花粉対策、ご教示どうもありがとうございます! (メモメモ……) 個人的にはスギよりもヒノキの方がひどく、さりとてヒノキ花粉のピークは桜満開のシーズンでもあり、これまで何とももどかしい気分でしたので、是非試してみようと思っております。あとそういえば、花粉地獄のさなかにミツマタが満開になる西丹沢ミツバ岳なども登ってみたいですし……。
こんにちは、コメントどうもありがとうございます!
何と、同じ頃に富士見塚にいらっしゃったとは偶然ですね! 天気が予報ほどスッキリとせず、梅の花もまだまだこれからではありましたが、風が強く寒いというわけではなく、のんびりと低山ハイクを楽しまれたことと存じます〜。
いこいの村あたりの咲いている木で5〜6分咲きということでしたら、まぁ一昨日の時点では上出来なのではないかと思います。私が歩いた六本松跡〜別所梅林は、中腹あたりの早咲き白梅がやはり5〜6分咲きで、むしろ低地はまだ1〜3分咲きorつぼみという感じでしたので、中腹の方が日照が多くて開花も早いのだろうかと思った次第です。小田原フラワーパークの梅は、隣のゴミ焼却場の熱が影響して少々早め……ということかも知れませんが、正確な原因は分かりません (^^;)。
それにしても、昨年12月に歩いた時にはほとんど他にハイカーを見かけなかった曽我丘陵も、一昨日は三々五々、数名〜10名ほどのグループとすれ違いましたので、絶頂期には中腹〜稜線も結構混み合いそうですね。浅間山〜不動山は暗い雰囲気の森が多く、全然梅がありませんが……(^^;)。しかも不動山周辺は道が狭いですし……。そこにドッとハイカーが押しかけるとなれば、確かに私も避けたい気がします。
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