北八ヶ岳(中山・白駒の池) 白と青の世界からHAPPY NEW YEAR
- GPS
- 50:25
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,004m
- 下り
- 992m
コースタイム
- 山行
- 3:15
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 5:15
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 3:10
- 合計
- 9:20
- 山行
- 1:35
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 1:45
天候 | 12/31 晴れ 1/1 曇りときどき雪 1/2 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
12/30 JR高速バス(岡谷駅行き) 23:40新宿駅西口BS - 23:25茅野BS 茅野駅まで歩き(15分) 前泊 12/31 アルピコ交通バス奥蓼科渋の湯線(渋の湯行き) 7:00茅野駅 - 7:56渋の湯 ⇒登山口:渋の湯 ⇒下山口:渋の湯 ■帰り 1/2 アルピコ交通バス奥蓼科渋の湯線(茅野駅行き) 11:35渋の湯 - 12:32茅野駅 茅野駅よりJR中央本線で帰宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道 全体的に、登山道はよく整備されています。 私が歩いたコースはすべて軽アイゼンで歩行可能でした。 ・埋まるポイント 賽の河原、麦草ヒュッテ周辺、中山展望台付近は、風が強く雪が降ると吹き溜まりができるので、足が埋まることがあります。 試していないので何とも言えませんが、スノーシュー装備なら埋まらないのかも。 ・迷うポイント 中山展望台では雪と風で見通しが悪く、早い時間で先行者のトレースもなかったため しばらく迷ってしまいました。 高見石側からの登山者を発見し、ようやく道を発見できました。 ■服装 1.アンダーシャツ長袖 2.ワイシャツ長袖 3.フリース(トレールアクションパーカー) 4.ハードシェル(ダイナアクションパーカー) 1+2+3+4 これに加えスパッツ+レインウェア下+ニット帽 |
その他周辺情報 | ■宿泊 12/31 黒百合ヒュッテ(1泊2食) 1/1 高見石小屋(1泊2食) ■日帰り入浴 渋御殿湯 ■食事処 茅野駅の駅そば |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ 2
長袖インナー 1
ハードシェル 1
タイツ 1
ズボン 1
靴下 3
グローブ 1
アウター手袋 1
予備手袋 1
防寒着 2 ダウン、フリース
雨具 1
ネックウォーマー 1
毛帽子 1
靴 1
ザック 1
サブザック 1
軽アイゼン 1
昼ご飯 2 12/31と1/1の分
行動食 3
非常食 1
飲料 1
レジャーシート 1
地図(地形図) 1
コンパス 1
笛 1
計画書 2
ヘッドランプ 2
予備電池 1
筆記用具 1
ガイド地図(ブック) 1
ファーストエイドキット 1
日焼け止め
保険証 1
携帯 1
時計 1
サングラス 1
タオル 1
ストック 1
カメラ 1
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感想
というわけで北八ヶ岳です。
2014年の年越しをどこで迎えようか思案していたところ、kurotozan師匠が八ヶ岳で年越しをされるというので、ひょこひょことついて行きました。
とはいったものの、師匠は黒百合から中山峠を経て天狗岳、根石岳へ向かうのですが、さすがにそこの稜線は冬山シロートの私には厳しいだろうということで、私は黒百合まで。
高見石からの白駒の池の展望を見てみたいとかねてより思っていたので、私は中山峠から高見石方面に向かうことにしました。
大晦日は黒百合ヒュッテに1泊し、元日は高見石小屋に泊まるというプラン。
雪山に慣れていないので、移動距離を極力抑えた、かなり軽めの計画にしました。
まあ、結果的にはそれでもいっぱいいっぱいだったわけですが。
■1日目(12/31)
茅野駅発のアルピコ交通バス渋の湯行きは、7時の便を逃してしまうと、次は10:25なので、大変です。
7時に茅野駅にいるためには、前泊するしかありません。やむ無くKurotozan師匠とともに、30日深夜に高速バスで茅野入りしたのでした。
で、寒い中バスで1時間弱かけて渋の湯へ。
ここで軽アイゼンを装備して、いよいよ山です。
黒百合ヒュッテに向けて、雪の森を登っていきます。
ひーひー言いながら(言っていたのは私だけ)お昼前にようやく黒百合ヒュッテに到着。
Kurotozan師匠との同行はここまで。
天狗岳・根石岳方面に進む師匠を見送ったのち、ヒュッテで腹ごしらえにカレーを食しました。
今日はここに1泊とはいえ、さすがにまだ時間もあるので、もう少し歩くことにしました。
が
明日の予行演習として、初日の出を見る予定の中山峠見晴らし台まで行き、その後天狗岳方面にチャレンジするものの、軽アイゼンでは登れない(実力者なら登れるかも)斜面にぶつかって引き返し、スリバチ池に行こうとしたけどトレースが無く猛ラッセルっぽかったので行かず。
結局、すごすごとヒュッテに引き返しました。
大晦日だと言うのにひどく疲れていて、結局夕食後早いうちに寝てしまいました。
気がついたら2015年に。
■2日目(1/1)
がやがやと回りが騒がしくて、目が覚めました。もう朝かな?
と思ったら小屋のスタッフの方の「昨日と同じ席に座ってくださーい」の声が。
あれ? これってもう朝メシの時間(6時)ってこと?
はい寝坊来たこれ\(^o^)/
もっと早く起きて、出発準備を万端にしてから朝メシにするつもりだったのに。
ただ、空模様はくもり時々雪で、初日の出は無理そうな感じ。
諦めてゆっくり食べて、準備することにしました。
ヒュッテを出たのは7時過ぎ。
中山峠まで来たところで、少しだけ太陽を見ることができました。
で、見晴らし台まで来たらまた曇ってしまった。
おまけに雪が降ってきました。
さらにさらに、ここから中山展望台まではノートレース。なんと2015年初めてここを歩く人間になってしまいました。
もっとたくさん人が歩いていると思ったのですが、時間が早すぎたか。
あわよくばニュウまで行こうかなとも思ってましたが、この状況ではやむ無く断念。
さらにさらにさらに、中山展望台では吹雪いてしまい、道がわからず迷ってしまうはめに。
しばらく右往左往していると、高見石方面からの登山者がやって来て、ようやく正しい道を知ることができました。
雪山恐い。
やっとの思いで高見石小屋に到着。
美味なあげパンを食したのち、白駒の池・麦草峠へ。
白駒の池までは問題なく歩けましたが、麦草峠までの道は、再び雪原に苦しめられました。
茶水池、駒鳥の池という2つの池を見ようと思っていましたが、もういっぱいいっぱいで、茶水池だけ見て引き返すことにしました。
このように、雪山に慣れていないこともあってかもしれませんが、当初の計画をかなり縮小する羽目になりました。
正直、計画段階でもかなり緩めにプランを立てたつもりでしたが、やはり厳冬期の高山はとても厳しいことを実感しました。
這う這うの体で高見石小屋に帰還し、夕食。
その後は新年会が催され、宿泊されたみなさんのお話を楽しく聞くことができました。
展望荘からここまで縦走してきた人、すでに100名山を制覇した人、様々な経験を持った人が集まっていて、とても興味深かったです。
私のスキルは、この中でも断トツで低いことを確信してしまいました。
そりゃまあ、元日の雪山の小屋に集まる人たちですから、猛者であることは間違いないですね。
■3日目(1/2)
朝食後、日の出を見に高見石へ。
この日は見事に晴れて、高見石からの素晴らしい風景を満喫できました。
この白駒の池の景色が見たくて高見石小屋を選んだのです。ここに来たかいがありました。
高見石小屋楽しかったなー。
ご主人にもお世話になりましたし、ぜひまた宿泊したい小屋です。
いままで泊まった山小屋のなかでも最上位にはいる小屋ですね。トイレが外なのはつらいですけど、難点はそこくらいかな。
最後に、賽の河原で雪に足が埋まってひーひー言いながら、どうにか渋の湯まで帰還。
バスの時間まで45分しかなかったので、さくっと温泉に入って、
バスで茅野駅まで帰還したのでした。
帰りの特急が指定席いっぱいで、自由席も大変そうだと思ったので
駅そばを食べてから、ゆっくり各駅停車で3時間半かけて帰宅しました。
■おわりに
初めての本格的な雪山ということで、至らない部分もいろいろあり、
今後に改善の余地が大いにあると感じました。
今回投入した新兵器の数々で、役に立ったものもあり(ハードシェル、トレールアクションパーカー、カーボンストック、保温タイツ)、あまり役に立たなかったものもありました(防水手袋とか)。
写真撮影を手早くしないと寒いし、低温で電池もすぐになくなってしまうし
撮影メインの登山をする私としては、このあたりを改善していかないと、新たな展望は開けないなと思っています。
今回、デジカメ電池ホッカイロ保温作戦を即席で導入し、まずまずの成果をあげはしたのですが。。。
とにかく、確実に言えるのは、雪山は素晴らしく、労をかけてトライする価値のある場所だということ。
そして、トライするために多くの部分で足りないところがあると実感できたのは収穫でした。
次にどこに挑戦するかは決まっていないですが、
少しでも行きたいところに行けるようになるために。やれるべきことからやっていきましょう。
▼▼▼EXPLORING RECORD========================
ヤマレコ 67記録
3000m峰 4/21
日本百高峰 14/100
日本百名山 21/100
日本二百名山 27/200
日本三百名山 37/300
一等三角点百名山 10/100
都道府県最高峰 5/47
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2014年〜2015年の年越しを北八ヶ岳で迎えられ、いい年越しになりましたね。
北八ヶ岳は、それほど雪が多くないのかなと思っておりましたが、写真を見ると、相当の雪で、更に一晩でトレースが消えてしまい、2015年の初足跡を記すなど、貴重な体験をされ、よかったですね。
今年も、いろいろなレポートを読ませていただくのを楽しみにしております。
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