安平山
dahama
miminnga
体力度について
- GPS
- 03:00
- 距離
- 3.7km
- 登り
- 267m
- 下り
- 263m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 2:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:30
| 天候 | 晴れ時々雪 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険箇所はありません、登山ポストもありません。 |
写真
入林してすぐに直登コースの分岐があります。右へ進むと直登コースですが、スキー場のリフトのすぐ横を登ることになるので、左のらくらくコースへ進みます。
慎重にコース内に降りますが、これを見つけたリフトの係りのおじさんが「どうしてそんな所にいるのですか？」と注意しに来ました。「散策路を通って裏から登りました。」と答えると、「シールでですか、気をつけて下さい。」と納得されたようです。
2
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
行動食
飲料
笛
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
ストック
カメラ
スキー
シール
|
|---|
感想
前日の天候が大荒れの後遺症で、JRのダイヤの混乱が続いているということなので、息子を千歳のセンター試験の会場まで車で送り届けた後、千歳の隣町の安平町（あびら）にある安平山（あんぺいざん）に向かいました。
息子がセンター試験で滑らないように父親と母親が代わりに滑る、運動不足の妻に運動をさせるという家族愛に満ち溢れる山行となりました。
安平山は、山頂に向かう散策路が3コースありますが、その中で「らくらくコース」というのが、山スキー初心者の練習には最適かなと、先月の上旬に下見を行ない確認済みでした。
おまけに山頂はスキー場の上部にあたるため、下山は整備されたゲレンデを降りることができるので、BC経験がなくその上スキーそのものも4年ぶり、という妻にとってはうってつけのトレーニングポイントとなります。
安平山スキー場に到着すると、既に駐車場は多数の室蘭ナンバーの車で埋め尽くされていました。胆振の子ども連れのファミリー層や、ボーダーの若者たちに人気スポットのようですね。
今日の計画としては、安平山スキー場には3コースあるので、まず1本「らくらくコース」をシール登行し、山頂から緩やかな林間コースを滑り降ります。2本目は、地域にお金を落とすため（といっても130円×2）に、リフトを利用して中級コースを滑り降ります。そして3本目は、再びシール登行で山頂を目指し上級コースを降りて、全コース制覇！パンパカパーン♪というわけです。
気温氷点下7度でしたが、風も弱く穏やかな日差しの中登山道から入林すると、ピンクのテープとコースに沿って歩いたようなトレースがあるため、迷う心配は全くありません。トレース上には、この地域には珍しい前日からの大雪が脛くらいまで積もっており、トレースから外れると膝まで沈み込むような状況でした。
妻はこれまで2回山スキーで歩いていますが、新雪でのラッセルは初めての経験です。初めに、板は極力持ち上げないで滑らせるように歩くこと、持ち上げる必要がある時は、板の上に雪を載せないで他方の板の上を通過させるように、とアドバイスしてから何度か先頭を交代しながら約30分で山頂まで登りました。山頂に到着すると、山頂標識が雪に埋まっていたので、少し掘り返してみました。
さて、いよいよ1本目の滑走をという時に、山頂からスキーコースへ降りてくる私たちを見咎めて、リフト降り場のおじさんが飛んできて「どうしてそんなところに登っていったの？」と注意を受けました、「散策路から登って裏側から山頂に出ました。」と答えると、「シールで登ったのね、気をつけて降りてきてね。」と納得してくれた様子でした。林間コースを滑り降りて、リフトに乗って降りる間際に、先ほどのおじさんとガラス越しに目があった時に、笑いかけてくれました。
2本目の入林は、1本目でトレースができたためサクサク登ることができましたが、半分ほど登ると妻が「右の股関節が痛い‥」と言い出しました。これまで、整地歩行でもっと長い距離を歩いた時は大丈夫だったので、どうやら1本目のラッセルが原因のようです。
林間の深雪を降りる技術は妻には持ち合わせていないため、なんとか痛みをこらえてもらって先を進みました。
山頂に到着して山頂標識の石碑を掘り返していると、小学生の男の子を連れたお父さんが、「こんにちは！」と山頂標識を見るために、ツボ足で登ってきました。
その方は、スキーのマテリアルに詳しく、道具やシールの話で盛り上がってからコースに戻っていこうとした時に、先ほどの注意を受けた話をすると、「面倒を避けるためにこっちから来ました！」と林の方向を指さします。
なるほど！監視小屋から見えないところを登ってきたのですね。私たちは、再び正面から堂々とコースに降りた時には、係のおじさんはもうやっては来ませんでした。
3本目の上級コースを滑る時には、雪が降り出し視界も悪くなってきたので動画のとおり妻は恐る恐るの滑走でした。
滑走後、再び地域にお金を落とすために（二人で千円程度ですが）、レトロな看板の安平山食堂で学校給食を思い出すような、やわらかいおそばを食べて帰路につきました。
登山コースとしては迷うこともなく、クライミングサポートを使用したり、スリップする程の急斜面もなく山頂まで1�舛頬�たないコンパクトな山です。上級者にはとても物足りない所とも言えるのですが、トイレや休憩所も完備されているので、悪天候時やビギナーを練習に連れて行くのには最適の場所だと感じました。
翌朝、妻は動くたびに盛んに右股関節の痛みに加え、首と腰と膝の痛みを訴えていました、3週間ぶりという久々の山行のせいでしょうか。
山旅ロガーのデーターによると、標高170m（積雪のためか前回より高い）、標高差99m、山頂までの800mを30分×2往復、全行程3.6kmを2時間30分の行動時間でした。これで低山コレクションに、更に磨きがかかりました。（苦笑）
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