御在所、奥俣
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 767m
- 下り
- 767m
コースタイム
ゲート前(0:20)裏道登山口(0:40)藤内小屋
藤内小屋(0:20)藤内壁出合(0:30)奥俣
奥俣(1:00)ゲート
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
硬く締まった積雪で歩きづらい |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ハードシェル
タイツ
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
靴
ザック
アイゼン
行動食
非常食
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
ロープ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
ロープスリング
セルフビレイランヤード
フィフィ
ギアスリング
プーリー
アイスアックス
アイススクリュー
アイスピトン
|
---|---|
共同装備 |
Wザイル60m×2本
|
感想
御在所、2ルンゼ奥俣
今回もタイミングが合わず、遠出は止めて近場の御在所で
アイスクライミングに行くことにした
中俣か奥俣かは氷結状況を現地で判断
結局、奥俣を登攀した
大阪に転勤した、H君もアイスクライミングを始めたらしいので
現地合流して共に登攀
一方・・・
中俣では4人組が墜落し、足の負傷者1名が三重防災ヘリに収容され無事搬送
彼の無事と復帰を祈ろう
★参加者
H君(S山岳会)、KTC(SL)、436号(CL)
★2015年1月25日(日)
0530KTCと合流
0640冬季閉鎖中のゲート前、着
普段より車両は多いような気がする
H君と合流し、再会の御挨拶〜♪
0700ゲート前、発
降雪回数が多かったので積雪も覚悟していたが、舗装路に雪は無い
0720裏道登山口
積雪は少ない
0800藤内小屋
なんと!
あの藤内小屋が大混雑!(笑)
10人ぐらいのパーティーが休憩しているせいだろうが
それにしても多い!!
前代未聞だ!(笑)
0830藤内壁出合
積雪は例年通り
トレースがしっかりある
0930マイナスの滝
シャバシャバで氷が薄い感じだ
4人組がここを登って奥俣にあがるようだ
待っていてはタイムロス
右から巻いて奥俣へ向かう
0950奥俣
自分は、巻き道の途中から雪壁をソロで登攀し、ひと足先に奥俣に到着
氷瀑は昨年よりまだ不十分な感じだ
すでに、左ルート(4級−〜3級)を4人組と2人組が登攀中
今、あいてるルートは・・・
正面のみ!
その薄いベルグラ状を登攀することにした
★1010登攀開始
KTCのビレイで436号が正面突破に向かう
正面下部の氷は薄い!
手も足もピックが岩に当り「ガッ!」っと跳ね返ってくる
やばい!
しかし憶するな!
先週の夫婦滝(女滝)での特訓を活かせ!!
よく氷を見てピックを決めろ!
そしてベルグラの正面突破を見事に登攀(自画自賛!)
ここで先行4人組に追いつくが、彼らは氷柱でピッチを
区切って、講習中〜〜・・・
そのさらに左を2人組が登攀中〜〜
ルートが重なるのでここでしばらく待機〜〜
一番左の2人組のリードが上部の落ち口を通過したので
講習中のクライマーさんに、落氷の注意喚起をして
登攀開始とした(どーもすいませ〜ん)
TR支点をセットし懸垂下降
ザイルは60m×2本使用
★TR練習
KTC、H氏、436号の順でそれぞれ登攀
あれよあれよと言う間に全てのパーティーが上部へ抜けて行って
(2人組、4人組、2人組、右からの4人組)居なくなってしまった
そして・・・
いつの間にか奥俣は我々3人だけになってしまった
ラッキー−♪
KTCのアックス(グリベル)を借りて登ってみたが
ピックが効いている・・・と思って加重すると
「スポ」っと抜ける!
数回それで驚いた
ピックの摩耗が原因か??
436号のアイゼンが外れるアクシデント発生!
こりゃあ登れません!(金具が伸びたのかな〜?)
後部バックルを調整し無事登攀
TRで3人×5回登攀し満足
はいっ!撤収〜〜!
TR支点の回収で436号が登攀を終え、懸垂下降の準備をしていると・・・
三重県の防災ヘリ「みえ」が1機が飛んできた・・・
・・・っが??
近いーーーーー!
救助訓練か??
中道登山道で遭難??
1ルンゼ中俣か??
数分間ホバリングしていたが、どこかに飛んで行って
姿も音も無くなった
救助完了か?
でも、ホバリング時間が短かったような気がする・・・
1600奥俣、発
マイナスの滝を懸垂下降
★1620藤内壁出合
ここで、さっきの事態が判明した
アイスクライミング中の4名(N山岳会)が中俣を登攀
最後の3P目で、1名墜落し足を負傷(骨折?)
同山岳会の別行動の2名が、藤内壁出合で中俣の4名と
警察・消防と連絡を取りあい救助を要請
防災ヘリ、飛来
場所が悪く、負傷者を収容できずに飛び去った
地上からも消防隊員と、たまたま藤内小屋に居合わせた
S山岳会(3名)を含めて、13名が藤内小屋を出発
ふむふむ・・・
ならば、指揮権のある消防隊の指示を聞き、我々にできる
支援をしようと我ら3名合意で意志決定完了
1640消防隊員ほか13名(?)藤内壁出合、着
S山岳会のH・Kさんと再会しご挨拶(不思議な御縁だな〜〜)
彼らとH君は同じS山岳会なので、救助の身支度を始めた
S山岳会の別行動の2名が裏道を下山してきて救助に参加
(お疲れ様です!)
そのころ・・・
一の壁とバットレス下部付近で赤いジャケットの1名がチラチラ見える
3P目から自力で負傷者をおろしたようだ
そこならヘリで収容できるかもしれない
間もなく三重防災ヘリが飛来し、救助隊員1名をホイストで現地に下ろした
現状の確認をしているのだろう
1700防災ヘリが再再再度、飛来
負傷者と救助隊員をホイストで収容し飛び去った
とりあえず集まった地上部隊は解散、下山
1730藤内小屋
小屋の主の計らいで出来たての豚汁を頂いた
うまい!!
あったかい!!
お礼と御挨拶をして3人で無事下山
1810ゲート、着
1900亀八食堂
満腹になり、ここでH君とお別れ(大阪へ帰宅)
彼はアイスクライミングはまだ2回目だが、今日は楽しかったと発言
将来有望だ
2100帰宅
★自分自身も過去にお世話になったので(2012年5月)
救助活動に遭遇したならば、今後も積極的に参加しようと思う
渦中か外かの違いだが・・・3年前の遭難事故のことを
強く思い出した日であった
登りたい時に登りたい人と登りたい場所で登ります!
安全に安全に登ります!
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