導かれて恩田大川入山
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 865m
- 下り
- 865m
コースタイム
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 8:21
天候 | 晴れ、のち曇り。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
東栄町、津具の峠越えで路肩に雪が残っている。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
あららぎ高原スキー場の駐車場: 朝7時頃駐車。すでに係りの人がいました。 駐車料金500円。 スキー場は土日は朝8:00からのオープンです。 スキー場のパトロールの受付のところで入山届けを出します。 私たちは無届けで歩き始めていたところ、スノーモービルに乗った係りの方に呼び止められて、届けを出しました。 下山後も下山報告が必要です。 コースは大川入山登山口の立派な看板の他は目立った道標はありません。所々に赤やピンクのテープがあるのですが、登りは見つけにくいかもしれない。 下りは目立つところに道標が見つけられる。 大川入山と恩田大川入山の分岐点は分かりにくい。 他の方のレコによると、ラミネート掛けした道標があるらしいのですが、今の時期雪に埋もれているのか、雪をかぶった木に隠されているのか、私達は見つけられなかった。 丁度、南側東側が開けていて南に大川入山の全貌が見える丘があるのですが、そこが分岐だと思う。大川入山へは分岐からかなり下って登り返すルートの様です。 対して分岐から恩田大川入山は歩く方向がほぼ真逆で、木に阻まれた尾根歩きです。 恩田大川入山は目指す山が行く方向に、それだ、とはっきり主張していないので、小さなアップダウンをひたすら、地図にあるように尾根歩きをします。 山頂にも標柱はありません。 三角点も雪に埋もれています。 北に伸びる尾根の最後の最高点が山頂です。それ以上北は下り一方の様子。 全ルート雪で、私たちはワカンで歩きました。 |
その他周辺情報 | 浜松、愛知方面には、ひまわりの湯がある。 |
写真
感想
あわよくば、恩田大川入山に行けたらなぁ。
と下心を隠し、相棒には大川入山にあららぎルートで登るという計画を伝えて始まった山登り。
大川入山へは何度か登っているので、相棒もそれなら承知してついて来てくれる。
ただ、はじめてのルートで雪山というコンディション。
ダメ元で途中撤退の考えながら歩きました。
登山口で単独の方と少しお話。
この方は何度かここに来ているようで、登山口から見える山(乗鞍、南木曽、穂高)を教えてくれた。
私たちは初めてこのルートで登るということも伝えられないまま、取り付きまで、ほぼ同じペースで歩く。
ここまで、踏み抜くところもあったので、取り付きからはワカンを装着。単独の方も素早くスノーシューを履いて、「ユックリ、行きます。じゃあお先に。」という感じで、先に行ってしまわれた。
私たちがモタモタ支度をして、歩き始めた頃には単独の方は視界から見えなくなる。
スノーシューの跡を追いかけるようにして登って行くが、スノーシューの無駄のない足運びで距離を稼ぐ足跡の様子に対して、ワカン歩きも下手な私たちは無駄な動きも多く、ドンドン単独の方と離れてしまっているようだ。
大川入山が左手に大きく見え始めた頃、分岐と思われる地点に到着。
ここで、大川入山はあっちに見えているけど、先行しているはずのスノーシューの跡がない。
あの単独の方は恩田の方に行ったのだろう、と私たちもそちらに向かう。時々スノーシュー跡が尾根以外の方向に向かっており、惑わされたりもするが、大抵、尾根に足跡が戻っている。
分岐してから最初の木の生えていない丸い丘の手前で、後から来た単独の男性に道を譲る。「2番手か」言って、彼はワカンでスイスイと距離を稼いで行ってしまった。
この男性は赤いテープの道標を先々に施していて、これに私たちは助けられ、導かれて歩く。
いよいよ昼近くになってお腹が空いてきたので、南アルプスの展望の良いところで足を止めて口に物を入れる。
するとまた一人、男性の単独の方が、「天気、晴れると思ったんだけどな」と言って後方からやって来た。ちょうどその頃、周辺の山では雪が降っているような黒い雲が速いスピードで流れていて、冷たい風も吹いて来ていた。去年の大川入山の事を思い出して、私がもう帰ろうと思っていたところ、スノーシューのその方は、「あと1キロぐらいありますね」と言って、スイスイと行ってしまわれた。
半信半疑でここまで来たが、あと1キロ、と言う情報で、もう少し頑張ろうという気になる。
森を抜けると視界が開け、大展望、というアップダウンを繰り返し、相棒にまだかぁ、と言われた頃、前方に、先に進んだ3名の先行者がリュックをおろして、景色を眺めているのが見えた。ここが恩田大川入山。
自力ではないが、歩きたい山だった恩田大川入山に3年越しくらいで、思いもよらず登頂することができた事に、私は「涙が出るくらい嬉しい」という一言に、相棒は「??」という様子だったが…。
コレも、今回先行して私たちを導いてくれた3名の方のおかげ、黙ってついて来てくれた心強い相棒のおかげです。
本当に感謝です。ありがとうございました。
コメント
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こんにちは、当日の朝に登山口でお会いしたishidaと申します。
最近ヤマレコを見ていなかったので、久し振りに訪問したところwaracchoさんのレポートに気がつきました。
道中は予想よりも天候が悪いなと思ったのですが、山頂では天候が回復して、思いのほか展望も開けて良い登山でしたね。
当日は、お二人は大川入山に行くものと思っていて、分岐点の雪面に矢印とメッセージを書いておいたんですが、勝手な思い込みでした(^^;
恩田大川入山へ向かうのは自分一人と思って、分岐から先は写真撮影のために景色の良いルートや木々を潜らずにすむようなコース取りをしていたので、惑わせてしまったかもしれず、申し訳ありませんでした。
一昨年の同じ時期に同ルートを歩いていますが、今回は前回よりもずっと雪の量も多くて、最後は少々疲れ気味となってしまいました。
自分はユーザー登録しているだけで、ヤマレコにレポートを上げていないので参考にならず申し訳ありません。
自分の拙いホームページでレポートを公開しています。
<http://www.ishidashiki.sakura.ne.jp/>
今後もご夫婦仲良く登山(羨ましい)を続けて下さいね。
gakushiさん、レコをご覧いただきありがとうございます
あの日、自宅に帰って、今一度、恩田大川入山で調べたいことがあったのでネットで検索したところ、ishidaさんのホームページを偶然、拝見していました。
なんと、あの時のスノーシューの方ではないか⁉︎と。
実は、あららぎから登ったのは、「恩田に行きたいんだけど、行けないかもしれないから、どっちもチョイスできる登山口」という事からでした。ラッキーにも、gakushiさんを始め、他のお二人の方に連れて行って貰って、恩田に行けた、という感じです。
あの日、最終目的地は分岐まで行ってから考えようと思っていました。
ところが、分岐と思われる所にハッキリとした道標は見つけられず、ただ、私たちより先を行くgakushiさんとワカンの男性は明らかに大川入山でない方向へ足跡をつけていたので、やはり、この時期にこのルートを行く人は恩田に行くんだなぁと思いながら付いて行ってしまいました。いやらしいですね…。他力本願です。
それに、gakushiさんが雪面につけてくれた案内… 見落としてました。お気遣い、ありがとうございました
このルート、きっと、雪のある時に再び訪れると思います。
gakushiさんのお導き、ありがとうございました。
雪の上を歩く事が、もっと楽しくなりました。私たちも、そろそろスノーシューを導入しようかなぁ。
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