『2月の貫山』〜偽水晶山〜水晶山(中貫より周遊)
- GPS
- 06:25
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 831m
- 下り
- 823m
コースタイム
- 山行
- 5:21
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 6:36
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
自宅より、徒歩。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
貫山北側斜面は残雪が多い。 水晶山北側防火帯は、急斜面は、土が柔らかい。 どちらも、滑りに注意。 偽水晶山〜水晶山は、薮漕ぎとなる箇所が多いので、冬期以外は、注意。 下山時に使用した母原林道から、分岐する下貫林道は、4.0kmのダラダラと緩やかな下りが続く舗装道。しかし、一切クルマは通った痕跡がなく、落ち葉が溜まっていたり、竹が生えたり、また大きな落石があったりと、荒れ放題。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
久しぶりの単独での山登りとなりました。
自宅から歩いて貫山に登ってみようと思い、結構、距離があるかな?と悩みましたが、貫山北側の麓にある自宅の中貫地区から『貫山』『偽水晶山』『水晶山』を縦走して、下貫林道を使って、下貫地区におりてくるコースに挑戦してみました。
自宅から、15分程で、バス終点である「上貫」を通過します。
この「上貫」へのバスの便は、極めて少ないので、もしも、こちらからの登山を交通機関を使って考えてらっしゃる方がいらしたら、バスの便が数多く出ている「弥生が丘」行きを利用して、『府殿入口』か、次の『弥生が丘団地口』で下車して、貫山に向かって、歩かれた方が良いと思います。先に述べた様に15分も歩けば、上貫バス停です!のどかな道ですよ!
ちなみに、「弥生が丘」行きは、JR下曽根駅からも出ています!
上貫バス停を過ぎて、貫山に向かって、20分程で、登山歩道の鳥居に着きます。今回初めて気づいたのですが、この鳥居の道の左側に、広い空き地がありました。ここなら、クルマも数台は停められそうです。ココに停めて、歩くのも良いかも知れません。
ちなみに、こちらのコースの詳細のレコは、私が昨年10月に記していますので、良かったら、ご参考ください!
『貫山(上貫バス停から往復)』
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-536381.html
さて、今回は、新道コースで、登ります!
母原林道の貫山登山口から30分程で、分岐に着きます。
新道のコースは、北側の急登が続きますが、ここは、土が柔らかく滑るので、注意が必要です!しかも、途中から残雪がかなり残っていました。アイゼンが必要な感じでは、ありませんが、シャーベット状の雪でその下の土が柔らかいし、気が抜けません。
途中の展望所で、小休止して、更に、雪の急登を、あえぎのぼります!
やはり、このコースは、距離は短いですが、キツいですね(苦笑)
旧道との合流地点を過ぎてから、北側(足立山方面)の展望が開けるので、気分良く登れますが、今回は、曇り空で、全体的にガスっていて、展望は良くなかったです。
自宅から、2時間ちょっとで、なんとか、頂上まで、登る事ができました。
山頂からの展望も、ガスってイマイチで、見えるはずの、福智山や英彦山もまったく見えず、真っ白でした(苦笑)
20分程休憩して、南側(平尾台方面)へ、下って行きます!
この道を下るのは、昨年6月に、初めて登山したコース(平尾台〜貫山)以来です。
あの時に比べ、冬なので、草もなく、広い道幅に感じました。
日曜日とあって、何人かの方が、平尾台方面から、登って来られていました。小さいお子さん連れのファミリーもいて、微笑ましかったです!
平尾台からのコースだと、貫山山頂直下の急登が一番キツいですが、展望もあるので、確かに、登りやすいかもしれないな、って思います。ただ、北側(貫地区)からの登りとは、雰囲気が全く違うので、『貫山』は、完全に二面性を持った山なんだな。って今回つくづく思いました。
平尾台方面へ下り、最初の林道との十字路で、左折し、鉄塔の方へ進みます。
この道は、初めてです。なだらかに下って行くと、また、十字路が現れ、直進したら、広い空き地となります。どうやら、ここが「手島基地」と呼ばれている場所の様です。私は、勉強不足で、この「手島基地」がどういう使われ方をしていた等の詳細は、知りません。今度、調べてみようと思います。
その開けた手島基地を横切って、鉄塔の方へ向かいます。
やがて、右側に「広谷湿原」が見下ろせます。
そして、大きな鉄塔の左横を横切って行くと、左側には、小倉南区貫地区の展望が開けます。この辺りが、小倉南区貫地区の大きな谷の最深部の真上にあたる位置かと思われます。
南の平尾台(大きく言えば、九州山地から伸びている山塊)から北に伸びる山地の北東側の終演は、この貫山で、ちょうど、アルファベットのUの文字の様に、鉤状になっていて、その底辺の部分が、この鉄塔の辺りです。ここで、ストンと山地は切れていて、すぐ北側にある足立山を南の終演とする企救山地とは、山は繋がっていません。これは、人間の手によっての開発のせいなのでしょうが、この貫山と足立山の間の平野には、竹馬川が周防灘に向かって流れているので、やはり、古くから、山塊は、切れているのではないでしょうか?
などと、どうでも良い事を、巡らせながら、景色を眺めつつ、二つ目の鉄塔を目指し、進んで行きます。
二つ目の鉄塔に近づくと、左側に、キレイな「慰霊碑」がありました。昭和52年の山火事で、消防士が亡くなった時の慰霊碑です。その事は、私も記憶がありましたので、脱帽して、お参りをさせて頂きました。
二つ目の小さな鉄塔の北側を通って、偽水晶山を目指します。
昨年、11月末に、苅田の等覚寺から、偽水晶山へ登った時は、鉄塔の南側のフェンス外を歩いて向かいましたが、今回の鉄塔北側のコースが正式なコースっぽい気がしました。
この辺りから、見上げる偽水晶山は、キレイな三角錐のカタチをしていて、かっこいいです!樹木もなく草原状の山だから、余計、カッコイイ気がします!
ここまで、歩いて思ったのですが、貫山へ一番手軽に登れるのは、苅田の等覚寺からのコースの様な気がしました。駐車場から、未舗装の林道を歩き、広谷湿原の北側に出て、手島基地を通って行けば、ゆっくり歩いても2時間もかからずに行けそうです。帰りは、この鉄塔から、偽水晶山に寄ってもいいかもです!
ちなみに、苅田の等覚寺から、偽水晶山への登山レコも、ありますので、良かったらご参考頂けると幸いです!
『偽水晶山(苅田・等覚寺から往復)』
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-554623.html
偽水晶山山頂は、少し風がありましたが、やはり、展望が360度の大パノラマで、抜群です!ここで、座って、おにぎりを食べながら、小休止しました。
さて、ここからも、更に稜線歩きで、水晶山を目指します。この稜線歩きは、初めてのコースになります。
アップダウンを繰り返すのですが、高圧線の下に来たあたりの尾根では、左に小倉南区、右に、行橋みやこ方面と、一度に見下ろせるので、最高な気分になります!こういうアングルを見ながらの稜線歩きは、ちょっと、得した気分になりますね!!本日の一番の収穫でした!!
稜線は、やがて、一気に下がって鞍部に出て、急登にさしかかるのですが、そこで、水晶山方面へ伸びる林道がすぐ、左側に走っているところに出ます。なので、その道を通って、急登を避けて、水晶山へむかう事にしました!
水晶山へは、そこから10分もかからず到達出来ました。
展望がない静かな山頂ですが、ここで、ガスバーナーでシチューを作って食べます!昼食です!
貫山からここまで、休憩も入れてのんびり2時間弱。
楽しい縦走でした!
休憩後、昨年10月に、小倉南区昭和池から登って来た水晶山の時の下山コースに使った、山頂から北側に下る防火帯を下りる事にします。
ちなみに、その時のレコもありますので、良かったらご参考頂けると幸いです!
『水晶山(昭和池から往復)』
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-539568.html
あいかわらず、この急な坂は、土が柔らかく、かなり滑りに注意です!
ストックを使って慎重に下ります!
山頂直下と、もう一度、合計2回の急坂があります!
3度目の急坂かな?という坂を下って、林道と交差します!
前回は、見つけられませんでしたが、その林道に交差する直前に、左側に(薮っぽいですが)下る道もあります!
林道を横切って、更に、防火帯を進み、ほどなく、母原林道に出ます!
だいたい、標高350mです。
ここを右折したら、水晶山登山口を経て、昭和池です。水晶山登山口へは、ここから大体1.2kmです。
ここを左折すれば、登った貫山登山口へ行けます。
が、そこまで歩くと、結構な距離があると思います。
で、ここを左折します。
すると100mもいかないうちに、右側に、下る林道が現れます。『下貫林道』です。ゲートがあるので、クルマの通行は、禁止のようです。
今回の目的のひとつが、この林道を麓の貫地区まで、歩いてみたい!でした。
で、途中から、登山道がないか?を探す事でした。
林道分岐の案内標識によれば、この下貫林道は、4kmあります!結構長いな〜と思いましたが、歩くしかありません。
道は、舗装はされていますし、カーブミラーもあります。
が、一切、クルマは通っていないので、道には、アスファルトをつきやぶって、竹が生えていたり、落ち葉が腐葉土になって、草が芽を出していたり、場所に寄っては、落石が転がっていたり…と、荒れ放題でした!
ですが、人間が切り開いた環境を、自然が、時間をかけて、補正していく過程をみているような気になりました。
それは、ケガをして血が出た部位も、「自然治癒」で治っていく事と同じ。そんな気がしてなりませんでした。
坂は、ゆるやかに、ダラダラと下って行きます。途中、赤テープも数カ所見かけましたが、見てみると、踏み跡もほとんどなく、地図を見ても、大して時間短縮には、ならないと思ったので、チャレンジはやめました。一カ所だけ、下を覗き込んだら、ガードレールが真下に見えたので、下りてみましたが、土の柔らかさは、半端無かったです(苦笑)行かない方が無難です!
今回のコースは、逆コースで、ここを登りに使うのならば、面白いかも?と思いましたが、今回は、ここまで、結構歩いて来たので、正直、ヘトヘトになって、歩いてました。ただ、この林道は、100mおきに、道標があるので、助かります。
3kmほど、くだって来た箇所に、1カ所、ガードレール越しに、曽根干潟の展望が開けた場所がありました。アングル的には、企救山地の高蔵山の堡塁跡の広場に向かう道から観る事の出来る北側アングルと、反対の、南側アングルから、曽根干潟を観る事が出来ます!初アングルでしたので、これも収穫でした!
下貫林道を1時間以上歩いて、ようやく麓の貫の平野に下りる事ができました。そこから、20分程歩いて、出発地点に、無事に戻る事ができました。
貫山地の北側のU字谷を真ん中右下から上がって、真ん中左下に下った山歩きでしたが、残雪の深い森から平尾台の景色、開けた稜線歩きに、自然の生命力の強さを実感させる荒廃の林道歩きまで、色んな楽しみがありました。地元に、こんな素晴らしい山があることに、感謝、感謝であります!
ただ、疲れました(笑)
私の様な初心者には、結構、ハードでした!!
コメント
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めっちゃ めっちゃ 登ってますね〜っ
凄い すごい!!
春先になれば 色んな花達も ぼちぼち 咲き始めます これからも 楽しい山旅 期待してますよ!!
nh1030さん
こんにちは。ありがとうございます!
山歩きが、楽しく感じる様になったので、時間を見つけては、登る様にしています!
花の季節もきっと楽しいでしょうね!
そんな事も楽しめる様に、花の勉強もしたいと思います!
今度は、香春岳と牛斬山にも、挑戦してみますね!
こんにちは。
下関在住のgachapinaと申します。
今年中に機会があれば、平尾台から以外の貫山登山を模索しておりまして・・・
詳しいレコをありがとうございます。
参考にさせて頂きます!
gachapinaさん
はじめまして。コメント下さりありがとうございます!
私のレコが、何かのお役に立てるのでしたら、嬉しいです!
貫山は、山の位置の関係上、どうしても、平尾台から登るのが、ベストになってしまいますのは、仕方ないのかな。って思うのですが、地元民としては、もっと、貫の麓からも登って欲しいな、って気持ちも少なからず芽生えたりもします。
おクルマで来られるのでしたら、上貫のバス停の道をそのまま直進されて、鳥居がある権現参道口のところに、数台のスペースがありますので、そちらをご利用されると良いと思います。ですが、そこからだと、どうしても往復登山なので、平尾台方面や、偽水晶山方面への稜線歩きをされると、最終的に、貫山へ登り返さないといけなくなるのが、ネックかもしれないです。
それならば、苅田町等覚寺方面からだと、広谷湿原や、周防台などの、平尾台西側の稜線歩きや、偽水晶山方面の稜線歩きも組みやすい様な気がします。駐車場も広いです。
今度、そちら方面への山歩きも、試してみようと考えてますので、もし行ったらレコを上げさせてもらいますね!
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