二上山西麓の巡視路縦断（白銀峰・烏岳・むかい坂・銀峰）

2015年02月21日(土) [日帰り]

• GPS: 06:59
• 距離: 12.3km
• 登り: 921m
• 下り: 879m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:36
• 休憩: 0:19
• 合計: 6:55

9:09 二上駅
9:39 9:40 ミヨコノ池
9:54 10:00 白銀峰
11:04 11:14 烏岳
14:00 14:00 むかい坂
14:13 14:15 馬の背
14:50 14:50 銀峰
16:04 二上山駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

往路：近鉄大阪線・二上駅
復路：近鉄南大阪線・二上山駅

コース状況／危険箇所等

泉南東大阪線の鉄塔巡視路をミヨコノ池から南下しました。一部で崩落や不明瞭な箇所があります。藪こぎはありませんでした。

写真

2/21 9:09

近鉄大阪線・二上駅から出発。

2/21 9:21

近鉄南大阪線の踏切を越えて、屯鶴峯方面へ向かいます。二上山へは左手からも行けます。

2/21 9:23

本日歩く巡視路の鉄塔が見えてきました。

2/21 9:26

車道を歩くのは面白くないので、田んぼを見ながら歩きました。

2/21 9:28

天気もよくのどかな田園風景です。

2/21 9:30

行き止まり？　前方の壁沿いに通り抜けました。地図では道があるんですが、、、

2/21 9:35

大和高田バイパスを越えるとミヨコノ池、その奥がミヨコノ谷です。谷の左手が白銀峰、右手が目指す巡視路ルートです。

2/21 9:39

ミヨコノ池に到着。イノシシ避けの柵は、開閉できるようになっていました。

2/21 9:41

入ってすぐに分岐がありますが、池沿いに進みます。黄色のマーキングあり。

2/21 9:42

四ツ辻の分岐です。左右の斜面に登り道、正面の谷沿いに道が続いています。

2/21 9:43

左手の斜面を登って白銀峰を目指します。途中までは大和線36号鉄塔の巡視路になっています。

2/21 9:50

明瞭な尾根道がありました。歩きやすいです。

2/21 9:57

鉄塔との分岐付近が倒木で不明瞭ですが、白紐のマーキングを目印に山頂を目指す。

2/21 9:59

白銀峰到着。標高は190mらしいです。雑木が繁茂して展望は良くありません。

2/21 10:13

火の用心の分岐まで戻って、西側の尾根筋を目指して登ります。

2/21 10:14

荒れた植林帯ですが、道は明瞭で迷うことなく歩けました。もうすぐ尾根筋です。

2/21 10:15

ほどなく尾根に到達。火の用心に「ミヨコノ池」の表示がありました。

2/21 10:17

北へ進むと泉南東大阪線131号の鉄塔が立っています。ブーツのような脚部のコンクリート補強が特徴です。

2/21 10:19

巡視路を南下する縦断（縦走）の開始です。良い感じの尾根道が続いていました。

2/21 10:21

大和線37号鉄塔に到着。平成23年に塗装されているので、見た目は新しいですが、昭和3年に建設されたレトロな鉄塔です。

2/21 10:23

鉄塔の奥に、尾根道が続いています。

2/21 10:26

山腹を巻いて進みます。土砂が流れ込んで、ちょっと歩きにくい区間でした。

2/21 10:28

鞍部を越えて次の尾根筋ルートを目指す。

2/21 10:30

前方の黄色の火の用心付近は分岐になっています。巡視路は尾根から離れて谷へ一旦降り、さらに西側の尾根筋へ続いていました。

2/21 10:32

狭い斜面沿いの道を降りていきます。途中、倒木があり、道が崩落していました。

2/21 10:34

谷底まで降りてきました。火の用心を目印に、西側の斜面を登ります。

2/21 10:34

斜面をジグザグに登ります。急勾配で登り始めは不明瞭でした。プラ階段が設置されていないのを不思議に思う。

2/21 10:39

急斜面に設置された泉南東大阪線130号鉄塔に到着。足場が段違いになっており、石垣が周囲を固めています。

2/21 10:41

穴虫の町並みを見下ろします。

2/21 10:45

勾配のきつい斜面をようやく登りきりました。この区間は、プラ階段が設置されています。見上げるだけで心が折れます。

2/21 10:46

左右に分岐。正面の尾根道は不明瞭です。西側の斜面を巻いて進みました。

2/21 10:47

マーキングがありました。この道で間違いないようです。

2/21 10:49

今度は明瞭な尾根道に出ました。左右に分岐ですが、右は下り道で地図には表記なし。左に進みました。

2/21 10:53

明瞭な尾根道に合流しました。先ほどの正面を強引に登ればここに出ると思います。

2/21 10:54

再び左右に分岐です。左手から丸太で整備された道が合流してきました。

2/21 10:55

今度も右手に進みます。良い道です。

2/21 10:56

丸太で整備されています。幅も広いし歩きやすい。ハイキング道なのか？

2/21 10:57

巡視路の分岐点に到着。泉南東大阪線129号の鉄塔が立っています。その奥に烏岳へのルートが通じていました。

2/21 10:58

倒木で荒れたルートですが、キチンと処理されているので、支障なく歩けました。ありがたいです。

2/21 11:00

泉南東大阪線129号に到着。モスグリーンの塗装はラバーマリンというそうです。周囲の緑に溶け込んでいます。

2/21 11:01

鉄塔から笹ヤブをかき分けて進むのが烏岳へのルート。

2/21 11:02

笹を抜けると自然林の間を縫うようにルートが続いています。静かです。

2/21 11:06

烏（カラス）岳に到着。ミヨコノ谷から所要50分の表記がありましたが、自分にはちとキツイです。

2/21 11:24

鉄塔まで戻ってランチタイムです。気温がグングン上がってきました。

2/21 11:46

分岐まで戻ってさらに南下します。歩きやすい植林帯の道でした。

2/21 11:47

分岐に着きました。火の用心などの案内がありません。左手の整備された道を進みました。

2/21 11:48

上から分岐右手の道を見下ろすと、火の用心が見えたので、慌てて引き返して、右手の道へ戻りました。

2/21 11:50

泉南東大阪線128号鉄塔です。天気が良くなって、青空にラバーマリンのアングル鉄塔が映えますね。

2/21 11:52

巡視路は植林帯を通過して、やや南東に進みます。

2/21 11:54

採石場の見える辺りを通過しました。明るいですが、風情は良くありません。

2/21 12:00

急斜面を下って、再び谷底に降り立ちました。

2/21 12:01

下った分はキッチリ登り返します。下りが急なら、登りも急。

2/21 12:06

泉南東大阪線127号の鉄塔に到着。ここは、見晴らしが良いです。今まで見えなかった富田林方向が見えました。

2/21 12:07

北側もよく見えました。信貴変電所に登っていく鉄塔群が見事です。

2/21 12:08

かなりの急斜面が待っていました。小刻みにジグザグに降りていきます。

2/21 12:15

急斜面が緩くなった頃、竹林が広がっていました。ご多分に漏れず、ここも倒竹がヒドイです。

2/21 12:19

旧ダイトレのコースに合流しました。火の用心の指示通り、二上山方向へ登っていきます。

2/21 12:21

初めてみましたコレ。火の用心テープです。小川に架かる丸木橋を渡って斜面を登りました。

2/21 12:28

登り切ると現在のダイヤモンドトレイルと合流します。ここも見晴らしがいいです。

2/21 12:28

泉南東大阪線126号鉄塔の奥から出てきました。パッと見は道があるように見えません。

2/21 12:28

ダイトレを二上山の方向に登ります。

2/21 12:36

再び分岐。ここの火の用心はボロボロでした。大事な道標ですから、イタズラしないで下さい。送電鉄塔のメンテナンスに支障があれば、困るのは誰ですか？

2/21 12:39

痩せ尾根を下って行くと、簡易展望台がありました。倒木じゃありませんよ。

2/21 12:42

岩場をすり抜けて次の鉄塔に向かいます。

2/21 12:45

鉄塔下には、日本道路公団の2級基準点がありました。

2/21 12:45

泉南東大阪線125号鉄塔から、谷向こうの126号を見ます。

2/21 12:51

良い感じの尾根道が鉄塔の奥に続いていました。但し、徐々にやせ細っていきます。

2/21 12:55

巨大な白塗りの鉄塔が左手に見える頃、急斜面の岩場にさしかかりました。上から見るとほぼ垂直です。崖です。

2/21 13:00

木々の間から、北見岳が見えました。

2/21 13:01

コブのような痩せ尾根。巻道もありました。

2/21 13:03

斜面に立つ御坊幹線229号鉄塔に到着。500KVの大出力鉄塔なので、ハンパなく結界が広いです。

2/21 13:10

229号から引き返して御坊幹線228号に到着。ここも広いです。下の脚部から谷降り道に通じていました。

2/21 13:18

素直に分岐へ戻って谷降り道を進みました。ここから岩下りです。

2/21 13:21

崖の斜面に鉄の橋。息をつくヒマもなく、次々と障害物が現れます。

2/21 13:24

火の用心が草に埋もれていました。前方の谷に架かる関電橋を渡る。この手の橋は巡視路でよく見かけます。

2/21 13:26

ベンチがあって、その奥に水場。このコースはハイキング道なのか？そんなバナナ。

2/21 13:37

急斜面のプラ階段を登りつめると泉南東大阪線124号です。背の低い白塗りの鉄塔でした。ここも見晴らしが良いのですが、そろそろ飽きてきました。

2/21 13:40

ろくわたりの道と合流。歩いてきた道は体育館に通じていると言う。ホントなのか？ここの火の用心は全く役にたちません。

2/21 13:42

体力温存のため泉南東大阪線123号は諦めました。ろくわたりの道で馬の背を目指します。

2/21 13:49

途中で御坊幹線227号鉄塔に立ち寄りました。神山とその手前に立つ泉南東大阪線121号が見えます。

2/21 13:50

感傷に浸りながら、二上山を目指しました。地形図のコンターを眺めると心が折れます。

2/21 14:01

ゼェゼェ言いながら、ようやく尾根先に登り着きました。むかい坂のプレートと休憩用のベンチがありました。

2/21 14:22

ダイトレに合流して馬の背で小休止。雌岳にも雄岳にも寄らずに銀峰を目指しました。

2/21 14:26

途中に休憩所がありました。広場もあってお花見もできます。

2/21 14:35

整備の行き届いた良い山道です。歩いている人も多いようです。

2/21 14:39

そろそろ地形図のP396にさしかかりました。

2/21 14:45

行きつ戻りつを繰り返して、標点396付近を探しましたが、銀峰のプレートはありません。間違いなくここがP396です。

2/21 14:51

鞍部から小ピークを登り返すと「銀峰 396」のプレートがありました。この地点の標高は約364mです。なぜに？

2/21 15:03

登ってきたミヨコノ池や白銀峰、そして鉄塔群がよく見えました。反時計回りに周回してきたことになります。

2/21 15:19

分岐の先は、烏岳に通じるルートだと思います。

2/21 15:20

北の尾根筋に伸びる分岐道です。ちょっと不明瞭ですが、白銀峰の尾根筋に通じるなら面白い。

2/21 15:23

この辺り深くえぐれて、古道の雰囲気が漂っています。

2/21 15:31

大きなマツボックリです。ゴロゴロ落ちていました。

2/21 15:32

アタラシ池の横に出てきました。

2/21 15:33

ちょっと先にも分岐。ここからも行けるようです。

2/21 15:35

アタラシ池です。緑が濃く印象的な池です。

2/21 15:46

体力も時間も余ってしまったので、大和線33号鉄塔に立ち寄りました。イカ型の原型鉄塔は骨董品的価値があります。

2/21 15:50

春日神社に立ち寄って、道中無事のお礼をしました。

2/21 16:03

近鉄南大阪線・二上山駅に到着。

撮影機器：

FinePix XP70 富士フイルム

装備

個人装備

山旅ロガーGOLD（超精密モード6秒） 地図ロイド SONY Smartwatch2

感想

Ikoma Nature Walk

神山の手前にある泉南東大阪線121号鉄塔から見た風景が印象に残っていました。二上山の西側を南北に縦断する送電線を眺めていると歩きたくなります。きっと。

白銀峰、烏岳といった名前のあるピークもあり、静かな山歩きを好む方にはオススメのコースです。鉄塔は南北に連なっていますが、二上山からの支尾根は東西に深い谷を刻んでおり、上り下りが激しいコースでチャレンジングです。

泉南東大阪線125号鉄塔から先のルートは、垂直に近い岩場がエキサイティング。危険と隣り合わせですが、一応トラロープなどが設置されていました。

最後に、銀峰の位置がよく分かりません。山名プレートのあった位置は、地形図にあるP396ではなく、さらに北へ下った小ピークで、標高は約364mでした。古い地図ではP396の場所が銀峰と表記されています。しかし、その付近は倒木の積み重なった雑木の繁る場所でした。