渡良瀬遊水地〜野鳥とヨシ原、谷中湖は干し上げ中

2015年03月14日(土) [日帰り]

• GPS: 07:00
• 距離: 26.0km
• 登り: 13m
• 下り: 4m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:45
• 休憩: 1:15
• 合計: 7:00

9:23 新古河駅
9:44 9:45 谷田川橋ゲート
10:12 10:13 下宮橋
10:24 10:33 中の島
10:52 10:52 東谷中橋
11:08 11:14 雷電神社跡
12:04 12:52 道の駅きたかわべ
13:01 13:01 下宮橋ゲート
13:11 13:11 中の島
13:39 13:39 谷中村役場跡
13:58 14:06 ウォッチングタワー
14:23 14:23 谷中橋
15:04 15:05 野渡橋
15:39 15:40 第一水門
15:51 15:51 三国橋
16:23 古河駅

天候

アクセス

利用交通機関：

電車

町田→代々木上原→北千住→南栗橋→新古河　小田急・東京メトロ千代田線・東武伊勢崎線　1,297


起点：新古河駅（東武日光線）
終点：古河駅（JR宇都宮線）

古河→新宿　JR湘南新宿ライン　　　　　1,144+780
新宿→町田　小田急　特急ホームウェイ　370+410

コース状況／危険箇所等

・危険箇所なし。
・ほぼ全て舗装路。
・谷中湖は毎年1月下旬から徐々に水位を下げていき、干し上げを行うらしい。
　5月頃には満水に戻るそうだ。
・2015/3/22はヨシ焼きが行われるため立入禁止。

その他周辺情報

〇食事　道の駅きたかわべ

写真

3/14 9:22

新古河駅の東口。

3/14 9:27

駅からすぐ、渡良瀬川の堤防に出る。

3/14 9:27

三国橋。
向こう岸は古河市街。

3/14 9:30

決壊口跡の碑。
昭和22年のカスリーン台風でこのあたりが決壊し、死者9名を出す惨事となったそうだ。

3/14 9:30

土手にタンポポ。

3/14 9:31

気持ちいい堤防の道。

3/14 9:39

第一水門。
広いヨシ原が見えてきた。

3/14 9:44

谷田川橋ゲートから渡良瀬遊水地へ。

3/14 9:44

3/22はヨシ焼きのため立入禁止だそうです。

3/14 9:46

遊水地の西側に沿って流れている谷田川。

3/14 9:48

遊水地入ると・・・あれ？
谷中湖の水が少ない。

3/14 9:48

今の時期は、夏のカビ臭を防ぐために「干し上げ」しているらしい。

3/14 9:49

干潟と化した谷中湖。
みんなそろって食事中。

3/14 9:49

干潟の足跡。

3/14 9:53

ホオジロ。

3/14 9:56

栃木と埼玉の県境。

3/14 9:58

わかりにくいが・・・
ベニマシコのメス、かな？

3/14 10:01

道は全面舗装されている。

3/14 10:06

ここは普段は湖底。
こんな場所に下りられるのも干し上げ中の今の時期だけ。

3/14 10:08

まだお休み中。

3/14 10:09

コガモ。

3/14 10:11

谷中湖の南側。

3/14 10:12

下宮橋のところに、梅が一本だけ。

3/14 10:13

梅はちょうど見頃。

3/14 10:13

谷中湖の北側。
ハート型の左上部分。

3/14 10:14

うっすらと、日光男体山が見える。

3/14 10:15

こっちは日光白根山。

3/14 10:18

西橋から。

3/14 10:20

谷中湖の真ん中にある中の島。

3/14 10:22

オオイヌノフグリがたくさん。

3/14 10:23

柳は黄緑色。

3/14 10:24

中の島の真ん中。
それぞれ植物、鳥、魚の解説が書いてある。

3/14 10:27

ヒメオドリコソウ。

3/14 10:28

オオイヌノフグリ。

3/14 10:30

ホトケノザ。

3/14 10:33

中の島にある観鳥台。

3/14 10:34

ヒヨドリ。
ナワバリがあるのか、同じ木に留まった他の鳥を追い払っていた。

3/14 10:34

オオジュリン、かな。

3/14 10:35

わかりにくいが・・・
カシラダカ、かな？

3/14 10:41

スズメ。
柵の向こうから人間観察。

3/14 10:46

モズ。

3/14 10:47

オオジュリン、かな？

3/14 10:51

東谷中橋のあたりから。

3/14 10:52

案内図も谷中湖の形になっている。
現在地はハート型の右上あたり。

3/14 10:53

東側は一面のヨシ原。

3/14 10:57

ヨシは背丈よりも高い。

3/14 10:59

シジュウカラ。
背中の黄色がキレイ。

3/14 11:07

ヨシ原の向こうに何かあるようだ。
道があったので行ってみる。

3/14 11:08

石仏石塔がたくさんある。
こここそ、昨年歩いた足尾銅山の関連で、来てみたかった谷中村の史跡。

3/14 11:11

ここは、谷中村の延命院跡。
墓地の跡地だけが今も残されている。

3/14 11:12

雷電神社跡。
ここが谷中村の中心だったらしい。

3/14 11:13

今はただ、ヨシ原のみ。

3/14 11:14

谷中村は、足尾銅山の鉱毒被害に遭った挙句、この遊水地を作るために強制的に廃村にされた村。
今は誰もが楽しめる憩いの渡良瀬遊水地も、過去には重い歴史がある。

3/14 11:18

コブシの芽。

3/14 11:20

ここで中の島からの道と合流。
ハート型のくぼみの部分。

3/14 11:25

周辺の公園はとてつもなく広い敷地なのに、とてもキレイに手入れしてある。

3/14 11:28

北水門。

3/14 11:32

ヨシ原を歩き回るのも楽しそうだが、それはまたいずれ。

3/14 11:34

展望台があった。
もちろん登ろう。

3/14 11:35

展望台には洪水時の水位が書いてある。

3/14 11:36

展望台から、南側は干し上げ中の谷中湖。

3/14 11:37

北側はヨシ原。
谷中湖だけでも十分に広いが、渡良瀬遊水地全体では、谷中湖の数倍の広さがある。

3/14 11:39

こっちの道も気になるけれど・・・キリがないのでまた今度。

3/14 11:41

ホオジロ、かな？
空を見上げて何を思う。

3/14 11:44

ヤナギも緑になってきた。

3/14 11:48

今度は栃木と群馬の県境。

3/14 11:51

この鳥は・・・何だろう。

3/14 12:00

そろそろ昼時なので、まごころ橋を渡って道の駅へ。

3/14 12:05

道の駅きたかわべ。
ここで昼食。

3/14 12:16

ミックスフライ定食。
このボリュームで600円。

3/14 12:50

道の駅に併設されているスポーツ遊学館の屋上からは、眺めがいい。

3/14 12:51

道の駅きたかわべ。

3/14 12:54

さて、午後の部スタート。

3/14 13:01

中央エントランスの下宮橋ゲートから、再び谷中湖へ。

3/14 13:02

よくみると、街灯も谷中湖の形。

3/14 13:03

ただ一本の梅の木。

3/14 13:04

少し天気が良くなってきた。

3/14 13:08

日向ぼっこしながら人間観察。

3/14 13:10

再び中の島。
さっきは直進したが、今度は左に曲がって北へ。

3/14 13:16

ほんとに広いな〜

3/14 13:28

外周路を通り過ぎ、さらに北へ。

3/14 13:29

さっき少しだけ見た谷中村の史跡へ。

3/14 13:37

村人の邸宅跡地が点在している。
洪水が多いからなのか、邸宅は小高い場所にある。

3/14 13:38

ヨシ原に浮かぶ島々が建物の跡なのだろうか。

3/14 13:39

ここは村役場の跡地。

3/14 13:44

ヨシ原の道を歩き回る。

3/14 13:51

川面に佇む。

3/14 13:56

展望台が見えてきた。

3/14 13:58

ウォッチングタワーと書いてある。
登ってみよう。

3/14 13:59

屋上に四阿。

3/14 14:00

ウォッチングタワーからの眺め。
広〜いヨシ原。

3/14 14:05

ヨシ原には水路が巡らせてあり、このヨシ原で遊水地の水を浄化しているらしい。なるほど。

3/14 14:11

ウォッチングタワー近くにある北側のゲートを出る。

3/14 14:23

ゲートを出て東に進むと、欄干がない谷中橋。
この橋は車も人も立入禁止。

3/14 14:23

どこまでもヨシ原。

3/14 14:24

ヨシ原内の水路。

3/14 14:43

谷中湖の東側の堤防を行く。
道はどこまでも続く・・・

3/14 14:45

振り返っても同じ景色・・・
澄んでいれば日光連山がよく見えそう。

3/14 14:46

右手に谷中湖。

3/14 14:59

ここで堤防を離れて左に下る。

3/14 15:04

野渡橋。
欄干がない橋。
車は通れないが、人は通れる。

3/14 15:04

野渡橋から見えるのは、思川と渡良瀬川の合流点。
左が渡良瀬川、右が思川。

3/14 15:38

しばらく渡良瀬川に沿って歩き、再び堤防の上へ。

3/14 15:39

第一水門。

3/14 15:39

第一水門から。
ここで谷田川と谷中湖からの水が合流して渡良瀬川に注ぐ。

3/14 15:40

第一水門近くから。
朝ここを通ってからすでに6時間超。

3/14 15:49

新古河駅が見えてきた。
が、帰りはここではなく古河駅に向かう。

3/14 15:51

三国橋を渡る。

3/14 15:53

水面に写るヨシもまた良し。

3/14 15:54

三国橋から。

3/14 15:59

向こうの巨大な橋は、新三国橋。

3/14 16:10

古河城跡の周辺は石畳になっている。
道路記号も石畳で書いてある。

3/14 16:16

古河の街並みもいずれ歩いてみたいな〜

3/14 16:23

古河駅に到着。
歩いた距離は26キロ。疲れた〜

3/14 16:54

上野東京ラインができて、なんと熱海行きがある。
宇都宮から熱海まで直通とは・・・

3/14 17:11

電車のおやつとお土産。
売り出し中の「こがにゃんこ」のあんぱん。
古河名物、鮒の甘露煮。
そして、干し芋。

撮影機器：

PENTAX K-3 ペンタックス

感想

WashiTabi

昨年、備前楯山を歩いた時に足尾銅山について調べていると「渡良瀬遊水地」という単語がよく出てくるので、一度行ってみたいと思っていた。
晴れでもなく雨でもない、スッキリしない微妙な天気。
こういう日こそ山はヤメにして史跡巡り。

渡良瀬遊水地は、その成りたちから足尾銅山と深く関係している。
明治の頃に急速に発展した足尾銅山。
その頃から度重なる洪水とともに、足尾銅山から遠く離れた渡良瀬川の流域でも、魚が死に植物が育たなくなる。
渡良瀬遊水地がある場所に、かつて存在していた谷中村。
田中正造はこの谷中村に住み、村民と共に公害と戦い政府に足尾銅山の操業停止を求めるも、政府は原因は洪水にあるとして、遊水地の建設をこの谷中村のある場所に決める。
そして強制買収が行われ、抵抗も空しく谷中村は消滅、現在の渡良瀬遊水地となる。

埼玉・栃木・群馬・茨城の4県にまたがる日本最大の遊水地。
遊水地の広さ、機能もさることながら、とてもキレイに整備され、散歩に野鳥観察にジョギングに自転車に、公園としても素晴らしい場所。
だが、過去には暗く重い歴史がある。


というわけで、渡良瀬遊水地は、とにかく広かった。
今回は南端の谷中湖の周辺をぐるりと歩いただけだが、それでも26キロ。
とてもキレイに整備してあり、野鳥にヨシ原、そしてもう少しすれば花も楽しめそうなところ。
何度かに分けて他のエリアも歩いてみたい。
それにしても、疲れた〜

○すべての写真（Googleフォト）
https://goo.gl/photos/8Gs7BF2DABUfraXt8

コメント

himajyan

とても広いでしょう
こんばんは。

渡良瀬遊水地をレコして頂きありがとうございます。

ここは私が毎年初日の出を拝む場所ですよ。道の駅から見ても良し。
水面に映る日の出も・・・・

赤富士を撮ったり、夕日を撮ったりするのに最高？かも。

私が小学生の頃はトロッコが走り堤の盛土をしてましたよ。
そして遊び場所でした。

都合が付きましたら3/22の葦焼きにお出かけくださいませ。

WashiTabi

Re: とても広いでしょう
はじめまして、こんばんは。

地図を眺めているだけではわからない、行ってみて初めてわかる、驚きの広さでした
なるほど、電線なども全くないし、朝日・夕日は素晴らしそうですね〜
湖面に映る日の出・・・見てみたい

それから、あれだけ広い葦原の葦焼きも凄そうですね〜。
でも谷中湖が満水の頃にも行ってみたいし・・・悩ましい。

ありがたい地元情報、ありがとうございました。