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Yamareco

記録ID: 611452
全員に公開
ハイキング
祖母・傾

鹿納山(宇土内登山口→鹿納山 往復)※荷物回収

2015年03月30日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:34
距離
12.9km
登り
1,035m
下り
1,040m

コースタイム

日帰り
山行
4:32
休憩
2:01
合計
6:33
6:43
58
7:41
7:42
44
8:26
8:29
34
9:03
10:47
36
11:23
11:23
31
11:54
11:54
69
13:03
13:16
0
13:16
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2015年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
宇土内登山口までは日之影町槙峰から伸びる比叡山林道を進みます。鹿川渓谷まではよく整備された舗装路(ただしすれ違い困難な1.5車線)
鹿川渓谷から暫く進むと舗装は途切れ、待避所も無い1車線となります。
未舗装にしてはよく踏み固められていて走りやすい道なので四駆でなくとも大丈夫そうですが、レンタカーだったので飛び石に気をつけつつ慎重に走りました。
コース状況/
危険箇所等
宇土内登山口→鹿納山登山口→鹿納谷分岐
鹿納山登山口までは林道を歩きますが、部分的に土砂崩れや崩落が進んでおり車の通行は困難。特に橋があったであろうとされる部分は完全に崩壊していて、どこを歩けばいいのか少し悩む所も多少あります。全体的にテープはよく張られていて小屋跡なんかもありましたが、あまり歩かれた形跡のない道でした。
鹿納山登山口からは一転して歩きやすい急登で、道筋もしっかりした普通の登山道です。一箇所くらい倒木を迂回したくらいで、後は特に何も考えずに進めました。

鹿納谷分岐→鹿納山(鹿納坊主)→荷物回収地点
前回の記事で通過したコースです。鹿納山までは尾根伝いで特に何も考えず進めます。しかしそれ以降は尾根を巻いていくので、踏み跡を注視しながら先に進みます。よく注視すれば自分のように迷うことは無いんじゃないかと思いますが、道自体も脆くて結構歩きづらいです。
遭難救助された翌朝、一晩お世話になったベッドを後にします。病院の方々もとてもよくして頂き、なんとか回復でき退院出来ました。
2015年03月29日 09:24撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
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3/29 9:24
遭難救助された翌朝、一晩お世話になったベッドを後にします。病院の方々もとてもよくして頂き、なんとか回復でき退院出来ました。
病院から外に出た所。この日の朝は雨が降ったらしく、地面が湿っていました。ここから退院したのはいいものの、バスが全然2時間位来ないので途方に暮れていたら、親切な方に高千穂まで送って頂きました。
2015年03月29日 09:31撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
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3/29 9:31
病院から外に出た所。この日の朝は雨が降ったらしく、地面が湿っていました。ここから退院したのはいいものの、バスが全然2時間位来ないので途方に暮れていたら、親切な方に高千穂まで送って頂きました。
高千穂の観光案内所に着いたら、レンタカーを借りる時刻までの間時間つぶしに自転車を借りて周囲を散策。行く先々の神社で、明日無事に荷物が回収できますようにとお祈りをしました。
2015年03月29日 10:50撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
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3/29 10:50
高千穂の観光案内所に着いたら、レンタカーを借りる時刻までの間時間つぶしに自転車を借りて周囲を散策。行く先々の神社で、明日無事に荷物が回収できますようにとお祈りをしました。
高千穂峡の名瀑、真名井の滝。自転車でここまで下るのは楽ちんですが、登りはいくら電動自転車とはいえキツいものがあります。
2015年03月29日 11:33撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
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3/29 11:33
高千穂峡の名瀑、真名井の滝。自転車でここまで下るのは楽ちんですが、登りはいくら電動自転車とはいえキツいものがあります。
病院食は美味しかったのですが、圧倒的に量が足らなかったので、行く先々で何かしら食いまくっていました。写真は「道の駅高千穂」で食べたチキン南蛮バーガー。腹が減りすぎていて10秒くらいで無くなりました。
2015年03月29日 12:12撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/29 12:12
病院食は美味しかったのですが、圧倒的に量が足らなかったので、行く先々で何かしら食いまくっていました。写真は「道の駅高千穂」で食べたチキン南蛮バーガー。腹が減りすぎていて10秒くらいで無くなりました。
一見すると民家と見紛うような隠れ家的そば屋「神代庵」で食べた十割そば(とろろ)。蕎麦の風味が強く、とても美味しく頂けました。自然薯も直前に擦ったもののようで粘りが凄まじく感動。高千穂に来たらおすすめのお店です。
2015年03月29日 14:06撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/29 14:06
一見すると民家と見紛うような隠れ家的そば屋「神代庵」で食べた十割そば(とろろ)。蕎麦の風味が強く、とても美味しく頂けました。自然薯も直前に擦ったもののようで粘りが凄まじく感動。高千穂に来たらおすすめのお店です。
昼過ぎに車を借りてからは天岩戸神社方面へ向かいました。写真は神社の奥に位置する天安河原。天照大神が岩戸に姿を隠した際、八百万の神々がここでどうしたものかと話し合ったとされる場所です。
2015年03月29日 15:41撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/29 15:41
昼過ぎに車を借りてからは天岩戸神社方面へ向かいました。写真は神社の奥に位置する天安河原。天照大神が岩戸に姿を隠した際、八百万の神々がここでどうしたものかと話し合ったとされる場所です。
岩戸の安宿に宿泊。酒もザックに入りっぱなしなので、高千穂の地酒の品揃えのよい酒屋さんで新たに調達しました。高千穂は宮崎県、宮崎県といえば芋焼酎ですが、三県の県境で山岳部に位置するこの付近では麦や米、蕎麦など色々な種類の焼酎があります。
2015年03月29日 18:53撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/29 18:53
岩戸の安宿に宿泊。酒もザックに入りっぱなしなので、高千穂の地酒の品揃えのよい酒屋さんで新たに調達しました。高千穂は宮崎県、宮崎県といえば芋焼酎ですが、三県の県境で山岳部に位置するこの付近では麦や米、蕎麦など色々な種類の焼酎があります。
翌朝未明4:45。登山口まで時間が掛かりそうなので、まだ暗いうちに車を走らせます。
2015年03月30日 04:46撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 4:46
翌朝未明4:45。登山口まで時間が掛かりそうなので、まだ暗いうちに車を走らせます。
岩戸から休みなく走らせて2時間程度、道は狭くなり舗装は無くなりと道の状態が悪化の一途を辿った末、大崩山と鹿納山への登山口である宇土内登山口に到着しました。ここからようやく本題に入ります。
2015年03月30日 06:49撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 6:49
岩戸から休みなく走らせて2時間程度、道は狭くなり舗装は無くなりと道の状態が悪化の一途を辿った末、大崩山と鹿納山への登山口である宇土内登山口に到着しました。ここからようやく本題に入ります。
鹿納山へは、林道をさらに1時間ほど先に進みます。
2015年03月30日 07:16撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 7:16
鹿納山へは、林道をさらに1時間ほど先に進みます。
岩の露出した風光明媚な渓谷を横手に歩いていきます。
2015年03月30日 07:22撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 7:22
岩の露出した風光明媚な渓谷を横手に歩いていきます。
土砂崩れによって完全に道が崩壊しており原型を保っていません。砂利の上に降りて適当に向こう側に渡ります。
2015年03月30日 07:31撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 7:31
土砂崩れによって完全に道が崩壊しており原型を保っていません。砂利の上に降りて適当に向こう側に渡ります。
ここは少し悩んだ崩壊地。かなり大きく地面が抉れているため、左側に大きく迂回してやり過ごしました。
2015年03月30日 07:39撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 7:39
ここは少し悩んだ崩壊地。かなり大きく地面が抉れているため、左側に大きく迂回してやり過ごしました。
鹿納山の登山口に到着しました。今までの林道も含めてあまり人が来ていないようでしたが、意外としっかりした入口なので少し安心しました。
2015年03月30日 07:46撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 7:46
鹿納山の登山口に到着しました。今までの林道も含めてあまり人が来ていないようでしたが、意外としっかりした入口なので少し安心しました。
鹿納谷分岐まで直登をします。あまり踏まれていないため地面がボロボロと崩れたりもしますが、迷いようのない一本道です。
2015年03月30日 08:15撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 8:15
鹿納谷分岐まで直登をします。あまり踏まれていないため地面がボロボロと崩れたりもしますが、迷いようのない一本道です。
傾斜も緩くスズタケも控えめで歩きやすいです。
2015年03月30日 08:22撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 8:22
傾斜も緩くスズタケも控えめで歩きやすいです。
登山口から45分くらいで鹿納谷分岐に到着しました。2日前に来た時は疲労困憊でしたが、今回はかなり余裕です。
2015年03月30日 08:32撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 8:32
登山口から45分くらいで鹿納谷分岐に到着しました。2日前に来た時は疲労困憊でしたが、今回はかなり余裕です。
これから向かう鹿納坊主方面を見据えます。
2015年03月30日 08:44撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 8:44
これから向かう鹿納坊主方面を見据えます。
鹿納坊主を通り過ぎた所。大荷物だと苦労したアップダウンも、今回は楽勝で通過しました。
2015年03月30日 09:24撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 9:24
鹿納坊主を通り過ぎた所。大荷物だと苦労したアップダウンも、今回は楽勝で通過しました。
前回のあの支尾根の辺りに居ます。右側からやってきて支尾根を乗り越えて正面の尾根に向かいます。その際中央の岩峰は経由せず、その下を巻くようなトラバース路があります。
2015年03月30日 09:29撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 9:29
前回のあの支尾根の辺りに居ます。右側からやってきて支尾根を乗り越えて正面の尾根に向かいます。その際中央の岩峰は経由せず、その下を巻くようなトラバース路があります。
トラバース路。踏み跡は殆どありませんが、注視してみるとロープなんか張られている箇所もあります。前回は道筋を把握できず、ここを下り過ぎてしまい大変なことになりました。
2015年03月30日 09:33撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 9:33
トラバース路。踏み跡は殆どありませんが、注視してみるとロープなんか張られている箇所もあります。前回は道筋を把握できず、ここを下り過ぎてしまい大変なことになりました。
ちゃんとした道沿いを歩いていれば、目立ちませんが道標なんかもあります。
2015年03月30日 09:34撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 9:34
ちゃんとした道沿いを歩いていれば、目立ちませんが道標なんかもあります。
前回救助された辺りの尾根の乗り越しです。なんと看板がありました。遭難時降りすぎてしまったので慌てて尾根に上がったのですが、一応ルート上に居たようです。
2015年03月30日 09:36撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
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3/30 9:36
前回救助された辺りの尾根の乗り越しです。なんと看板がありました。遭難時降りすぎてしまったので慌てて尾根に上がったのですが、一応ルート上に居たようです。
当初、救出された所に荷物が無くて慌てて回りを探しましたが、少し上の安定した所に置かれていました。救急隊の方かそれとも別の登山者の方が移してくれたようです。約2日ぶりの再開に思わず声を上げて喜びました。
2015年03月30日 09:37撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
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3/30 9:37
当初、救出された所に荷物が無くて慌てて回りを探しましたが、少し上の安定した所に置かれていました。救急隊の方かそれとも別の登山者の方が移してくれたようです。約2日ぶりの再開に思わず声を上げて喜びました。
荷物を回収したら鹿納坊主方面へ戻ります。若干荷物が雨の水を吸って重かったので、バランスを崩さぬよう気を抜かずに帰りました。
2015年03月30日 10:24撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 10:24
荷物を回収したら鹿納坊主方面へ戻ります。若干荷物が雨の水を吸って重かったので、バランスを崩さぬよう気を抜かずに帰りました。
無事に荷物を回収できて余裕があったので、前回立ち寄らなかった鹿納坊主の上まで登ってみました。遮る物のない360度の大展望が広がっていました。
2015年03月30日 10:35撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
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3/30 10:35
無事に荷物を回収できて余裕があったので、前回立ち寄らなかった鹿納坊主の上まで登ってみました。遮る物のない360度の大展望が広がっていました。
東側180度の展望。中央右の大きな山体が大崩山。やや左の奥の高い山が傾山です。【以降のパノラマ写真は元サイズをクリック頂けますと、より大きな画像でご覧いただけます】
2015年03月30日 10:35撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
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3/30 10:35
東側180度の展望。中央右の大きな山体が大崩山。やや左の奥の高い山が傾山です。【以降のパノラマ写真は元サイズをクリック頂けますと、より大きな画像でご覧いただけます】
西側180度の展望。右の尾根上から頭だけ飛び出しているのが祖母山です。
2015年03月30日 10:35撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 10:35
西側180度の展望。右の尾根上から頭だけ飛び出しているのが祖母山です。
祖母山。予定通りならちょうど今頃あの辺りに居たのですが……またの機会に。
2015年03月30日 10:36撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 10:36
祖母山。予定通りならちょうど今頃あの辺りに居たのですが……またの機会に。
大崩山と湧塚コースの岩。きつい山でした。
2015年03月30日 10:40撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 10:40
大崩山と湧塚コースの岩。きつい山でした。
鹿納坊主のちょっと怖い斜面。非常に崩れやすいので慎重に下ります。
2015年03月30日 10:41撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 10:41
鹿納坊主のちょっと怖い斜面。非常に崩れやすいので慎重に下ります。
鹿納谷分岐を見据えます。もう何度も通った道なので気楽に歩けました。
2015年03月30日 11:15撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 11:15
鹿納谷分岐を見据えます。もう何度も通った道なので気楽に歩けました。
荷物を回収して嬉しかったので、荷物の写真を何枚か撮っていました。ここからは下るだけです。
2015年03月30日 11:28撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
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3/30 11:28
荷物を回収して嬉しかったので、荷物の写真を何枚か撮っていました。ここからは下るだけです。
林道まで下りて川沿いを歩きます。なかなかの渓谷美でした。
2015年03月30日 12:31撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 12:31
林道まで下りて川沿いを歩きます。なかなかの渓谷美でした。
この付近は元々は大きな一枚岩だったことが分かります。
2015年03月30日 12:34撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 12:34
この付近は元々は大きな一枚岩だったことが分かります。
車が一台増えていました。すれ違う事が無かったのでおそらく大崩山への登山者でしょう。
2015年03月30日 13:08撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 13:08
車が一台増えていました。すれ違う事が無かったのでおそらく大崩山への登山者でしょう。
無事に荷物を回収して車に戻ってきました。
2015年03月30日 13:11撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
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3/30 13:11
無事に荷物を回収して車に戻ってきました。
下山して終わりではありません。帰りの未舗装路ではパンクさせたり石を飛ばせたりしないように注意しながら走ります。
2015年03月30日 13:45撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 13:45
下山して終わりではありません。帰りの未舗装路ではパンクさせたり石を飛ばせたりしないように注意しながら走ります。
鹿川渓谷に入る手前にこんなお地蔵さんがあったので、つい車を止めて見に行きました。今回は無事下山できました。
2015年03月30日 14:04撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
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3/30 14:04
鹿川渓谷に入る手前にこんなお地蔵さんがあったので、つい車を止めて見に行きました。今回は無事下山できました。
鹿川渓谷から気持ちのよい林道を走ります。天気もよく楽しいドライブでした。
2015年03月30日 14:09撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 14:09
鹿川渓谷から気持ちのよい林道を走ります。天気もよく楽しいドライブでした。
鹿川沿いは所々で物凄く切り立っています。ちょうどこの辺りは桜も綺麗です。
2015年03月30日 14:37撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 14:37
鹿川沿いは所々で物凄く切り立っています。ちょうどこの辺りは桜も綺麗です。
お礼参りのついでに御朱印も貰いに行きました。御朱印帳もザックに入れっぱなしだったので、前日は貰えなかったのです。
2015年03月30日 15:32撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
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3/30 15:32
お礼参りのついでに御朱印も貰いに行きました。御朱印帳もザックに入れっぱなしだったので、前日は貰えなかったのです。
レンタカーを返却し、バスに乗ってその日の内に色々な方にお世話になった高千穂から去ります。
2015年03月30日 16:43撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
3/30 16:43
レンタカーを返却し、バスに乗ってその日の内に色々な方にお世話になった高千穂から去ります。
高森で南阿蘇鉄道に乗り継ぎ立野まで。立野から乗り換えて阿蘇駅へと向かいました。
2015年03月30日 17:57撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
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3/30 17:57
高森で南阿蘇鉄道に乗り継ぎ立野まで。立野から乗り換えて阿蘇駅へと向かいました。
撮影機器:

感想

九州登山旅行
3/22(日)〜3/24(火) 屋久島、宮之浦岳
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-611426.html
3/26(木) 霧島、韓国岳・高千穂峰
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-611440.html
3/27(金)〜3/28(土) 大崩山・鹿納山※遭難、救助
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-611450.html
3/30(月) 鹿納山※荷物回収
この記事
3/31(火) 阿蘇山、高岳
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-611461.html
3/31(火)〜4/2(木) 九重連山・涌蓋山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-611471.html

この日も遭難した前回に引き続き、今回も多方面の方々にお世話になり、無事に荷物を回収することが出来ました。ご協力して下さった方々には今でも感謝の念に堪えません。ありがとうございました。

【救助の翌日】
当初、荷物は回収は不可能だと判断し、着の身着のままで帰宅するつもりでした。しかし人間助かれば欲が出てくるもので、登山はもうやめようなんて考えていた翌日には意識は置き去りにした荷物の方に移り、あんな不安定な所に置いてあって動物に落とされて居ないだろうかとか考えていました。

翌朝の退院の日、なんとかして荷物を取り戻すことは出来ないかと看護師さんへ地元警察の連絡先を聞き、それから一度警察署に出向いて相談。それから山に詳しい人を何人か警察の方や役場の方から紹介してもらい連絡先を入手、その内すぐに連絡の取れた方から指示を仰ぐ事にしました。

その方の話によると、動けなくなった付近は確かに尾根を巻くが大きく下ることは無い。巻く際は南側に巻くのだという事を教えて頂きました。
またそこに至るまでのコースですが、宇土内から登るのが良い(鹿納谷から鹿納山まで一度歩いているため)。その先の林道は若干崩壊気味だが問題ないとの事でした。

一緒に登って頂くのがベストでしたが次の週末まで都合が付かないだろうとのことで、とりあえず翌日宇土内から入山し、駄目そうだったらもう一つの案として出して頂いた日隠林道を経由してお化粧山経由で。それでも駄目そうだったら週末まで待って一緒に案内して頂くとのことでした。
短い電話でのやりとりでしたが、とても親身になって相談して頂きました。

さて、ひと通りやることを決めたらこの日は暇になってしまったので、山に持っていくリュックや飲料、非常食などを買った後は高千穂の町を散策。翌日は宇土内登山口まで行かなくてはならないので必然的に車を借りることになるのですが12時間、24時間の区切りのため少しそれまで自転車を借りて暇つぶししました。
高千穂峡や高千穂神社、槵触神社。車を借りてからは天岩戸神社へ向かい、行く先々で「荷物が無事に回収できますように」と普段より一際大きく柏手を打って拝んできました。
病院食も完全にカロリー不足のため、その後は身体を本調子にさせるために色々な所で食べて回りました。特に神代庵の蕎麦が非常に風味豊かな田舎そばで絶品でした。
宿は岩戸地区に「ゲストハウスいわと」。この地点では何泊するか分からない状況だったのでできるだけ安い所にしました。ゲストハウスというだけありドミトリーなのかと思いましたが、個室だったのでのんびり寛げました。

【荷物回収日】
翌日はなるべく早く登り時間に余裕を作るため、未明のうちに出発。国道を走っている内は「早く着きすぎてしまうかな」なんて考えていましたが、比叡山林道に入ると狭隘でスピードも落とさざるを得ず、鹿川渓谷を越えると未舗装のダートとなって予想よりも時間が掛かりました。林道内だけで1時間半くらい走っていたような気がします。

宇土内に到着し、少々食事休憩したら出発。もう日は昇り周囲も完全に明るいです。最初に1時間ほど林道を歩いて鹿納山の登山口まで向かいます。地図では途中まで車が入れると記述されていましたが、此処から先は四駆じゃないと厳しそうです。入れたとしても中間くらいに大規模な崩落地帯があるので、宇土内に置くのが無難です。

いくつか崩壊地帯がありましたが、もとは林道なので道は間違えようもなく乗り越えながら進んでいき、鹿納山の登山口に。あまり踏まれた形跡はありませんが、大きな看板が立てられていて分かりやすい入口です。
その後の道自体も歩きやすく分かりやすい道で、何事も無く鹿納谷の分岐へ到着しました。

さて、鹿納谷分岐まで来れば鹿納山まではそれ程苦労しなかった道なので、目の前に見える鹿納山を目指して進み、そして前回何度か迷った鹿納山〜鹿納の野へ。
確かにこの区間は風化しやすいのか、踏跡は崩れていて一見すると道が無いのではないかと悩みます。しかしよく注視してみると道は確かにあり、テープもその道上に括りつけられています。
ということで、余りにもあっさりと救助現場に到着。遭難したのはなんだったのか、やはり脱水症状となり正常な判断が出来なくなっていたのでしょうか。

救助地点に到着したらまず荷物の確認。置いてあった所に荷物がありません。あれ?無いぞ?落ちたのか?と思い谷底を覗きこんだりしてもそれっぽい物は見えず、頭を抱えながら周囲を見てみると、別の平らで安定している所に置かれていました。誰かが落ちないように移動してくれていたようです。

なんとか荷物と再開を果たし、現在持っていたリュックを中に押し込んで下山開始。大荷物も水を含んでいて重量も増していましたが気分は軽く、前回は立ち寄らなかった鹿納山(鹿納坊主)に寄ったりしながら帰りは軽快に下って行きました。

【下山後】
下山後は天岩戸神社と高千穂神社に行ってお礼参りのついでに御朱印を貰い、警察署に出向いて報告。アドバイスを下さった方にも報告しお礼を申し上げました。

さて、荷物が戻ってきたのならば慌てて飛行機で帰る必要もありません。バスを利用すれば本来の予定通りこの日のうちに阿蘇まで行くことが出来そうです。以降の登山は全て百名山でそれ程困難なコースでも無く人も沢山いるような所です。
何より、どこかに山に行って記憶を上書きしないと遭難した記憶が最後となって登山自体やめてしまいそうな感じだったので、どこでもいいから行きたいなという思いが強かったのです。自分でも懲りないなと思いました。

というわけで、バスに乗って阿蘇のカルデラ内の高森へ、そこから南阿蘇鉄道で立野駅まで行き、豊肥本線で阿蘇駅へ。色々あり祖母山には登れませんでしたが、奇しくも最初に立てた予定と同じ経路に戻ってきました。
しかし、色々な人に助けられ、色々な人に迷惑をかけ、予定とは全く違う状況に陥ってしまいました。今回のような事二度と無いように、一つの教訓として死ぬまで胸に刻んでおこうと思います。

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