【福岡県の山No.38】雁股山(大入から周遊)
- GPS
- 05:01
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 499m
- 下り
- 504m
コースタイム
- 山行
- 3:48
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 4:59
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道脇に路肩スペースがあり。駐車可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
九州自然歩道なので、整備もされており、歩きやすい。 急坂(木段)が多いので、雨天時は、土は、かなり滑りやすいと思われる。 危険箇所は、特に無し。 要所で、案内標識、休憩用ベンチ有り。 西峰山頂手前に広場には、テーブル&ベンチが有る。 |
その他周辺情報 | 大平の湯。入浴用600円! |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
先月、雨で、霧に覆われていたので、登山口(雁股トンネル)まで、クルマで行って山行を断念した大分県との県境の山『雁股山」に登って来ました。
今回は、春の陽射しに包まれ、ポカポカ陽気の中、楽しい山歩きが出来とても満足でした!
福岡県の山の本のNo38で紹介されていたコースを参考にして、ほぼ同じコースを歩きました。
大入林道〜雁股峠登山口〜雁股山東峰〜雁股山西峰〜松川内林道登山口〜大入林道
以上の様に、周回するコースです。
雁股峠(トンネル手前)登山口までは、20分ほどの舗装林道歩きです。
ウォーミングアップを兼ねて、ゆっくり歩きます。
途中、目指す雁股山東峰のピラミダルなカタチが見えたのですが、結構高いな。と思いました。
登山口の取り付きからは、急登の木段で、トンネル上部の稜線まで登ります。時間にして5分弱です。すぐに、稜線に出ます。
稜線合流地点には、新しい大きな九州自然歩道の案内板も設置されています。
犬ヶ岳登山の時にも、設置されていた案内板と同タイプのカラフルなもので、とても見やすいです。
稜線に出たら、右折し、そこから、自然歩道を歩きます。
さすが、九州自然歩道なだけあって、とても整備されています。道幅も、割と広く、馬見山や古処山の稜線と同じ様な感じの自然歩道で、とても歩きやすいです。
ただ、急登が結構続きます。稜線歩きなのですが、アップダウンというより、ほぼアップばっかりです!ですが、木段が常にあるので、そんなに苦にはなりませんでした!
しばらく行くと、左手の谷から、沢の音が聴こえて来ました。木々があるので、目視は、出来ませんでしたが、耶馬渓側の山国川に流れる沢の上流にあたるのでしょう。心地よい水の音を聞きながら、高度を上げて行きます!
基本、展望はない稜線ですが、高度を上げて行くと、落葉樹(ミズナラなど)が目立ち始め、まだ新芽が出たばっかり状態なので、耶馬渓の山並みも、木々の枝の隙間から見えて来ます。
昨年夏、子どもと登った、大分県の『檜原山』の独特なカタチも、間近にはっきり見えました!
稜線歩きから1時間程で、雁股山東峰山頂に着きました!
山頂は、そんなに広くはありませんが、木々の間から辺りの山々が見えて、心地よい山頂です!
山頂では、見たことのない「蝶」が、登頂の祝福をしてくれてるが如く、僕らの周りをヒラヒラと舞ってくれました!
写真を撮り、自宅に帰って調べてみたら『ヒオドシチョウ』という蝶で、なんと福岡県の絶滅危惧種に指定されている貴重な蝶でした!!
20分程、休憩して、西峰を目指します!
一旦、鞍部に急坂を下りて、登り返します!
下る時に、西側の展望が開け、GPSで確認したら、英彦山や経読岳が見えました!
犬ヶ岳も見えていたのかもしれませんが、どうも、経読岳に隠れていたようにも思いました。
西峰への急坂は、鎖場になっていました!
ですが、そんなに、危険な感じではなかったです!
その鎖場の日当りの良い場所に、紫色のキレイな花を見つけました!
調べたら『ハルリンドウ』でした!
鎖場を登ったら、広場になっていて、テーブルのあるベンチがありました!
犬ヶ岳登山道稜線の笈吊峠などに、設置されていたテーブル&ベンチと同じタイプのものです!ここで、昼食にしよう!と思いましたが、とりあえず、広場の先まで行って西峰の山頂で、記念写真を取りました!
広場に戻って昼食です!
福岡県の本によると、この広場からは、耶馬渓方面の展望が良い!と記してありましたが、執筆時よりも周りの木々が成長していたのか、思いのほか、展望は良くは有りませんでした。ですが、ポカポカ陽気の山頂でのお弁当はとても美味しかったです!
ヤマツツジの若木があちこちに新芽を出していて、ほのぼのとした西峰山頂を後にして、さらに西(やや北へ進路を変える)へ向かいます。
少し歩くと雁股城址の説明板がありました。他の豊前国の山城と同様に、やはり、ここも、黒田勘兵衛(雁股山は、息子の黒田長政)によって、滅ぼされたとなっています。しかし、当時は、こんな山奥まで、馬を使って登ってきたのでしょうから、本当にたくましいな。ってつくづく思います。
私も山歩きを始めなかったら、きっと、こんな風には、ピンと来なかったでしょう!
城跡は、土塁の形状が、当時のカタチを彷彿させます。
勿論、自然の形状を活かしての土塁でしょうが、当時の武将達の手によるところも結構あるはずですから、こんな高い場所で、大変な土木作業だったろうな。って思いました!
城跡を過ぎて、西峰を後にします。
ここも、急坂の木段をまっすぐに下って行きます。
ここが、土も柔らかく、一番、慎重になった場所でした。
ところどころ、設置された木段もぐらついているものもありました。
急坂の途中で東側の展望が開けました。
中津市や上毛町・吉富町の町並みが見え、中津の印象的な台形状の『八面山』も見えました!
やがて、坂の傾斜も緩やかになると、経読岳への分岐を過ぎ、松川内林道登山口に下りて来ました!
そこからは、林道歩きです。しばらくは、未舗装ですが、徐々に舗装道となりました。しかしこの林道歩き。退屈は、しませんでした。道路脇の花を探しながら母とのんびりと歩いたので、結構楽しかったです!
「ヒトリシズカ」も一カ所、岩陰に咲いていましたし、このレコの感想文を入力している時点では、不明の花も数種類見つけました!なんといっても、人工の杉林の麓一面に広がる1mくらいの木々が一斉に白い花を咲かせている光景は圧巻でした!
どうも、ミツマタの群生の様です!
まだ黄色く花弁は、染まっていないですが、真っ白でとても綺麗でした!
あと、憶測ですが、オオキツネノカミソリの群落もあり、驚きでした!
先日、井原山で見た「葉」とうりふたつです!多分、間違いないでしょう!
夏にもう一度訪れたくなりました!!
やがて、栗園と茶畑を過ぎ、民家が数件ありました。そこには、シャクナゲが開花していました!ゴージャスな花でした!ちょっと感動でしたね!母も大喜びでした!
やがて、林道が交差する四叉路に出ます!
GPSでクルマを停めていた林道に行く道を確認して、この四叉路を右折して登り返します!
そこから数分で、クルマの停めてある場所に無事に戻りました!!
雁股山は、本で記載されてあったように、静かな山歩きを堪能できます!
季節柄、この春が一番良い季節だったかもしれません。
犬ヶ岳山系は、本当に楽しいです!
とても、良い一日でした!
コメント
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ミツマタの群生は本当に凄いですね(^^;;
しゃくなげも、もう咲いてるんだ
早いですね(^○^)
まだ、登った事の無いお山なので行きたいですね
それにしても、お母さん様お若い
何も言わなかったらご夫婦に見えますね〜(*^^*)
yamatomo0327 さん
コメント下さりありがとうございます!!
ミツマタの群生には、本当にびっくりしました!
下山は、長い舗装林道だったんですが、人口杉林の中を蛇行しながら下っていると突然、白い花の世界が広がっていて、圧巻でした!御陰で、楽しく歩けました!
しゃくなげも咲いていて驚きでした!
「雁股山」って、福岡県の一番端で、大分県との県境ですし、なかなか出向くのは、大変かもしれませんが、とっても良い所でしたよ!!
母の事を褒めてくださってありがとうございます!
私が子どもの頃は、姉と思われてましたが、最近は、よく夫婦に見られます!
息子としては、複雑ですが(苦笑)
少しでも親孝行してあげたいので、今は、仲良く登ってます!
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