越後駒ヶ岳(銀山平から)登り応えのあるいい山です
- GPS
- 09:16
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,380m
- 下り
- 1,365m
コースタイム
- 山行
- 8:37
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 9:15
以下、参考まで。
04:53 石抱橋P
05:39 骨投沢
05:51 柳沢
07:14 道行山
08:04 小倉山(トラバース)
08:45 百草の池 09:14(朝食)
09:45 前駒
10:20 駒の小屋
10:38 越後駒ケ岳 11:13(大休憩)
11:18 駒の小屋
11:28 前駒
11:35 百草の池
11:58 小倉山(トラバース)
12:28 道行山 12:36(小休憩)
13:10 柳沢 13:24(スノーシューへチェンジ)
13:36 骨投沢
14:07 石抱橋P
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
奥只見シルバーラインは18時−6時まで凍結の恐れのため夜間閉鎖 ノーマルタイヤで銀山平まで問題なし http://www.city.uonuma.niigata.jp/kankou/infomation/trafficinfo.html 駐車ペース: 石抱橋の駐車スペースは限られている。道路は掘り出されたばかりで、左右に4mほどの雪の壁ができている。石抱橋の手前と橋を越えて枝折峠に向かう樹海ラインの片側に縦列駐車。樹海ラインは200m弱程度で行き止まり 天気のよい土日は駐車スペースがなくなるため、少しはなれたところにスペースを見つけて駐車している人もいるが、地元民宿の人の話では、銀山平温泉の民宿へ向かう道路の路肩の空きスペースは積み上げた雪やその上部の雪が雪崩れることがあるそうで駐車はお薦めできないとのこと 当日はシルバーラインを出たすぐの橋(白光橋というらしいです)のあたりにも日向倉山へ向かう人の車が多く停めてあり、なかには石抱橋まで1kmほど歩かれた方もいるようです |
コース状況/ 危険箇所等 |
石抱橋を渡った所から登山道へ入る人が多いが、駐車スペース一番奥の樹海ラインの突き当たりは雪面が階段状になっているので、ここからも登り始められる。奥のほうに駐車した人はこの方が早い 石抱橋Pから柳沢まで: 民宿ビレッジの対岸を川沿いにトラバースしてすすむ。ところどころ斜面も急ですべると川に落ちるところもある。またクラックが入っている箇所もある。今後も雪解けとともに状態は変わるでしょうからしっかり見極めて侮らず慎重に。早朝スタートだったので、雪がクラストしていてアイゼンがよく効きました 柳沢から道行山まで: 最初から急登です。夏道を行く人も尾根を真っ直ぐ行く人もいます。途中、クラックがあるので、注意して進む。最初の登りを終えて尾根に出たら右に90度折れてこの尾根を進む。こちらの尾根の途中に完全に雪面が崩れているところがあり、しばらく雪の無い夏道を進む。途中にトラロープのお助けあり。夏道を進むと自然に雪面にかわる。こちらの登りも朝は雪が締まっていてアイゼンがよく効きました 道行山から百草の池まで: 道行山山頂まで来ると、左前方に駒ヶ岳への尾根ルートが素晴らしい眺めになる。一旦少し下るが、右手には守門岳や浅草岳の雄姿を見ながら進む 小倉山のトラバースは数本のトレースあり。直登は厳しそうに見えた。私はここのトラバースからストックの片方をピッケルに変え山頂までの急斜面を登りました 百草の池までは緩やかな登りで、前駒の急斜面がどんどん近づく。雪はこの頃から緩んできました 百草の池から前駒まで: 急登です。一歩一歩確実にひたすらステップを踏みます。雪が緩くなるとズルッと足元が滑るのでキックステップで 前駒から駒の小屋: 一旦は緩やかな尾根道を進むが、すぐに急登斜面になる。こちらもきつい登りです。BC愛好者も前駒への斜面とここの斜面は板を外して担ぎ上げる人が多い。こちらも必要に応じてキックステップで 駒の小屋から越後駒の山頂まで: 残念ながらここも結構な斜面で、追い討ちをかけられます。特に最後の最後は「よっこらしょ」という感じでよじ登ります。すると広い山頂に出ます。ここまで全てアイゼンできました(スノーシューは体力増強の重しとなりました) 下りについて: 山頂から駒の小屋へは最初の数歩に気を使いますが、あとは雪面を利用しながら広い斜面を大胆かつ一気に下りられます 駒の小屋から前駒へは尾根道で斜面が広くないのでちょっと慎重に。特に下から登山者が上がってくる場合は、大胆にステップを踏んで下ると雪を落としてしまうので、静かに下ります。登ってくる登山者がいなければ、下り始めに滑落に注意しながら下れば、途中から一気に下りられます 前駒から百草の池までの急斜面は広いので安心感があります。登山者が登ってきていても、左右に外して大胆なステップで下れます 同様に、道行山から柳沢までの下りも時間短縮できます(雪の無い夏道の部分を除き) 柳沢からは平坦な道で、トラバースも多々ありますが、早朝と違い雪が緩んできて歩きづらかったので、せっかく担いできたスノーシューに登場してもらいました。雪原やアップダウンは快適ですが、トラバースでは谷側にズルッと滑るので気持ち的にも歩きづらかった。つぼ足の踏み跡もあり、さほど沈んでいないので、スノーシューにしなくてもよかったかなと思う |
その他周辺情報 | 温泉情報: 4月11日(土)より銀山平の民宿群と同じく白銀の湯もオープンしました 銀山平 白銀の湯(650円、10時ー20時、受付19時まで)025-795-2611 http://www.city.uonuma.niigata.jp/kankou/onsen/spa_shirogane.html この時期、シルバーラインのゲートが18時にクローズですので、時間的に白銀の湯が難しい場合は、以下の小出にある日帰り温泉へ 見晴らしの湯こまみ(600円、10時ー21時)025-792-8001 http://park23.wakwak.com/~komami/access.html ゆ〜パーク薬師(650円、10時ー22時、受付21時まで)025-792-5554 http://park6.wakwak.com/~yu-park/ コンビニ情報: 小出ICをでてしばらく行くと道の反対側にSave Onがあり、その先の銀山平方面への道に入ってしばらく行ったところにLawsonがあります(これも反対側)。これが最後です 銀山平温泉では民宿でもauはだめでした(ショック) |
写真
感想
初めての越後駒ヶ岳。自分的には越後三山が上越方面の日帰り限界点と考える。日曜は晴れそう。土曜の天候を考えて三案を計画した
1案:土曜日に日帰り強行(日曜はダメ。月曜から仕事にならない)
2案:土曜に駒の小屋に泊り、日曜にさっさと下りる
3案:土曜に銀山平前泊、日曜早朝から日帰り登山
天候が悪く、1案は没(ほっ!)。コースタイムを単純に足すとシルバーラインの閉門に間に合わず、日帰りはかなり厳しかった。土曜の午後も天候の回復が望めず、本命の2案も実行不能。やむなく3案に決定。ただし、早朝出発する3案も、コースタイムの足し算では、シルバーラインの閉門までの下山は厳しい。下りで時間を稼ぐしかない。前日の金曜昼過ぎに民宿に電話。2件目でキャンセルが出たところに当たり、部屋を確保。ラッキーでした
土曜昼過ぎに自宅を出発して関越トンネルを抜けると、一変して雪景色に。田畑も雪の下で両側の山も雪が多い。ただ、天候は雨で視界50m位のガス状態。やはり3案で正解。土曜からオープンの銀山平温泉にのんびり宿泊
翌朝は4時半に宿を出て5時前に登山開始。ガスの中、晴れを信じて進む。道行山に登り始めると霧がとれ始める。ガスの上に出ると青天。道行山頂上からは越後駒へ続く稜線を眺めながら素晴らしい尾根歩き。ところが最後に前駒、駒の小屋、そして山頂へと急登が続く。最後に急登がくるあたりは奥白根に似ている
百草の池でのんびり朝食を取っていたら、シルバーラインのゲートオープン後に登り始めた人に追いつかれた。どんどん離されて急斜面を登り、山頂に着く頃にはこの方は下山開始。というわけで、山頂に着いたら貸切状態。それも束の間、地元のご年配のカップルも登ってこられ、こちらにも1時間半のハンディを詰められてしまった
下りはガンガン飛ばして下りたが、今回も帽子を忘れ、SP50の日焼け止めクリームを何度も塗るも、ひどく焼けてしまいヒリヒリする。靴の履き方が悪かったのか、かかとに大きなマメも作ってしまった。鳳凰三山を日帰り強行して以来だ
白銀の湯につかった後は、小出に下りる途中の屋台でタラの芽、ふきのとう、シイタケを購入し、家でさっそく山菜天ぷらにして日本酒と楽しむ。タラの芽などの山菜はこれからがシーズンだそうです。そりゃそうですね。あんなにまだ雪に埋もれているんですから
日曜の日帰り強行を回避して前泊したが、さすがに月曜の今日は仕事がつらかった。でも好天に恵まれ、素晴らしい眺めを目にすることができ至福のひと時であった。今回も無事に下山でき、感謝感謝!
4月半ばとはいえ、素晴らしい雪山の景色ですね。空の青さがとても目にしみます。
日帰りは確かにしんどそうですが、私も行ってみたくなりました。
eurekapapaさん、期待以上に良い山でした
4月はお仕事で忙しいとのことですが、ぜひ機会を見つけてお出かけください
枝折峠Pからアクセスできるようになると、もう少し楽に日帰りできると思います
Pinball_1957さんこんにちは!
日曜遠征はキッツイですよねわかります!
万遍なく行っていたつもりでも意外と土曜に集中していたなぁと後から見返すと気が付きます。月曜はもう眠くて仕事になりませんね。って、私は山に行こうが行くまいが変わらず月曜日は仕事になりませんが(こら)。
私の知り合いの師匠方ともハチ合わせされたそうで、BCスキーに誘い込まれませんでしたか?私はもう気圧されてスキー板見に行っちゃいます!
でも、稟議が通らないんだなぁ。ウチの経理部長キビしすぎるんですよねー。
林道開通間もないフカフカ(そうでもなかったですかね?笑)ルート楽しまれたことと思います。
ともあれ、ロングコース攻略おつかれさまでした!
fickleさん、貴兄のお師匠さんたちとは斜面ですれ違う形だったと思います
多くのBCの方々が行列を作っていましたので、その時はどのグループの方がそうなのか分かりませんでした。レコを見て、行列の中のあの方々だったのかなと振り返った次第です
それにしても、BCの方々は逞しいですね。私には真似できません
Pinball_1957 さん、こんにちは!
越後駒ヶ岳、お疲れ様でした (コメント遅くなりました)
登山口まで結構遠いんですよね。埼玉からでもかなりの距離だったと記憶しています。
高低差もあり登山道も夏でもかなりハードなロングコース、でも尾根歩きが長くて展望も最高でうらやましい。私も行ってみたいです
最近の私の休みはここ2週間ほど全て雨
そろそろ禁断症状、山が足りなくなってきました
Jimny-Hikerさん、毎度ご訪問ありがとうございます
「レコは人の為ならず」でして、自分の備忘録として書いています。すぐに見ていただくような高質な記録ではないので、何もすることがないときに暇つぶしに見ていただければ幸いです
それはさておき、新潟方面の山々は雪深く、360度の眺望に心を奪われました。もっとゆっくりできたら良かったです。次回は駒の小屋に2000円の協力金を払ってでも泊り、早朝から山頂に陣取ってのんびりしたいと思っています
駒の小屋は毛布とか銀マットも用意されているので、寝袋ひとつで泊まれます。きれいな夜空をアルコール片手に眺めてみたいです。このために今回は2案をやってみたかったのですが、土曜午後の天候の回復が期待できず断念しました
でも、おかげで銀山平温泉の宿でのんびりできました。こちらもなかなか良いところですので相方と是非お出かけください
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