那須岳三山
- GPS
- 16:00
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 971m
- 下り
- 957m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 7:10
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪渓が残っているがアイゼンを持っていたが使わなかった、使っている人も何人かいた。 |
写真
感想
初の那須岳に行って来ました。雪の残っているこの時期はどんな姿が見られるだろうか楽しみでした。7時前に着いた駐車場にはすでに4,50台の車が止まっています、朝食を軽めに食べていると登って行く人が4人、あそこが登山口か、最初から雪がたっぷり残った所から歩きだします。
登山届を出す指導所が有りました、用紙があったので記入して歩きだします。トレースがあるので分かりますが登山道は埋もれてしまっているので分かりません、しばらく歩くと上から降りてくる人が、よく見るとアレっつ、あれまー又合いましたねーと、
先々週阿能川岳を一緒に歩いた佐野の人でした。その時に那須岳の様子を教えてもらいました、それにしてももう降って来たのですかと尋ねたら午後仕事があるので昨日駐車場で泊まって茶臼岳に登って来たそうです、本当にこの時間に会うなんて偶然ですね、再会を楽しみに別れます。
すぐ上は雪が全くない普通の登山道になります、避難小屋までの中間点らしく上を見ると遠くコルに避難小屋が見えます。ザラ場の様な登山道を歩くと朝日岳が右側に大きく見えます、避難小屋手前の小さい雪渓をトラバースして避難小屋到着しました。
左に茶臼岳への道、右に朝日岳へ、西へ行く道もあったようです(三斗温泉の方)、先に茶臼岳に行こうか後にしようか迷ったのですが、先に遠い朝日、三本槍岳を目指します。最初に茶臼岳に行っていれば間違わなかったかも?? 間違っていれば元気が残っていたかどうか???ですが・・・・
剣ヶ峰へ向かうと急斜面の雪渓が有ります、軽アイゼンを持っていますがツボ足で大丈夫と判断しました。割と雪が締まって安定しています、雪渓を3つほど渡ると道標が有りました、恵比寿大黒の地点です、細かく次の目標までの距離と時間が書いて有り分かりやすいです。ここから朝日の肩まで岩場で風が強い時は最注意が必要な所のようです、鎖が随所に着いていますが今日は風も無く穏やかな気持ちいい最高の日です。岩場を登ると僅かで朝日の肩に着きました、ザックを置いて登っている人もいるようです。
山頂で大きく手を広げて恰好いい人が見えました。郡山から来たと云う
75,76歳のご夫婦でした。毎週山に登っているそうです、私もこの先同じように有りたいと願います。肩から山頂まで10分程せり上がった山頂はそれは見事な天辺です。しばし景観を楽しみ写真に収めます、大きな地図を持って来なかったのが失敗ですが、知っている限り想像してみました、燧岳が最初に気が付きました、するとその右の白い大きな山は会津駒ケ岳だろうか?? その右の方にも真っ白な大きな山群、日光の山は近いはずと南西の方角に男体山、右に白い奥白根でしょうか左に女蜂山の山々などなど広い白い斑な山々が私を迎えてくれているようで、もう幸せいっぱいです。
朝日岳を降りて三本槍岳を目指します、肩から僅かで熊見曽根のピークに先に降りた郡山の夫婦がいました、あれが飯豊山と教えてもらいました、毎年登るそうです、私もいつか行ってみたいです。そこからすぐ1900m蜂、ピークから朝日岳、茶臼岳を写真に収めます、見晴らしのいいピークがいっぱいです。すこし行くと雪の下りになり、清水平へ向かいます、木道があり、そこを過ぎると登山道は低い灌木の中でえぐれた下にあり、雪を踏みぬく所もあり注意しながら進みます、三本槍岳が段々近づいてきます、向うに尖った山が見えますが須立山と云う山のようです。三本槍直下は少し急登ですがもう少しで山頂の様です、朝先に歩きだした人とすれ違いました。山頂は誰もいないので独占ですよと言われうれしくなって足が速くなります。
今日の目的の三本槍岳山頂に着きました、方位盤が有りました、気になっていた磐梯山かと思っていたら合っていたようです、その隣に大きく吾妻山だそうです。飯豊山、会津駒ケ岳、燧岳、日光の山、遠い山は霞んで見えませんが名も知らない山がいっぱいです。hagureさんやインレッドさんならみんな分かるんだろうなーと思ってしまいました。しばし山頂の景色を楽しみ一休みしていると二人の人が上がって来ました、東北の山を自分の山としているようでした、会津駒ケ岳や飯豊山の事を教えてもらいました、真っ白く大きい駒ケ岳が来い来いと呼んでいるように感じました。
さらに人が上がって来たのを期に帰りましょうと腰を上げます。下りは楽です、少し降ったら郡山のご夫婦が登って来ました、
平らな所に来ると直進む清水平方面へのトレースが有ります、少し近道になりそうなトレースを辿ると、やがて笹や灌木にトレースが見え隠れします、跡を外さないように気を付けながら進むと登山道に出ました。雪が有る時だけの近道の様でした。清水平のベンチの上に上等な三脚が忘れて有りました、1900m峰の先で一眼レフを持った若い人がいたので三脚の話をしたらその人が忘れたようでした、持ち主が分かって良かった。熊見曽根、朝日の肩、恵比寿大黒と小さなアップダウンの道をどんどん下ります、雪渓をアイゼン付けて歩く人、軽装で歩く若いグループとすれ違います。今日は久しぶりの天気で人も多いのでしょう。
少し緩くなった雪面をトラバースして避難小屋まで戻りました。雪が溶けて足元がドロドロです、ベンチに座って昼食を食べ休みます。そこにいた二人の人と話をしながら昼食休憩です、後残す山は茶臼山だけなので気が楽です。さてさてと腰を上げ茶臼山に向かうと空身のグループが降りてきます、避難小屋にデポしたようです、私もそれも考えたのですがそのまま持って上ります、鉱山跡の道標を見て、上のベンチに3,4人休んでいましたが向うから人が来るので迷わず真直ぐ煙の出ている橋の方に進んで行きました、何処から上に上がるのかなーとは思いながらさらにどんどん進むと、何人かの人とすれ違います、大きな音を立てて煙がいっぱい出ている所まで来ても道は横に進むだけ、上に上がっていません、姥ケ坂の道標を見てあれ、あれはもしかして牛ケ首かも知れないと気が付きました、鉱山跡の分岐から20分位歩いて来てしまいました、地図を見て戻ろうか進むか取りあえず牛ケ首まで行ってから考えましょう。????
鉱山跡まで戻るのとロープウェーからの登山口の方と10分差の様です、ならば知らない向こうまで行こうとロープウェー方面に歩きます、どんどん歩き下の方に広がる山々を見て秋になったら綺麗なんだろうなーと思いながら急ぎ足でトラーバース道を歩きます、20分程歩いて空身の人が登っている分岐に出ました。ロープウェーで登って来た人がいっぱいいます、赤ちゃんを抱いた人もいました。最後の登りを息を切らしながら登ります、途中から大きな石の間を縫って登山道が続いています。ガラ場で運動靴では大変です、さらに登って避難小屋への分岐の道標を見て、帰りは間違わずに戻らねばと確認しました。
三角点の道標、山頂から離れて有りました、鳥居があって祠が見えやっと山頂に付いた様です。ゆっくりしたいところですが間違ってしまったので、急いで写真を撮り、周りを見渡し腰も下ろさず下山します。来た時と同じ道を辿り下山しましたが山頂をぐるっと回る道があったらしいです???、全く私らしく今回も失敗してしまいました。
どんどん降って右へ直にも降りられそうですが怪我でもしたら人に迷惑を掛けるだけと、間違った地点を確認したく戻ると鉱山跡の道標が分岐でした、もう少し確認しないとと改めて自戒しました。避難小屋からは朝の道なので間違いようもありません、家で計画した3時に20分早く駐車場に戻れました。初めての那須三山を好天の日に登れて、雄大な景色の中に身を置き満足な一日で帰り道の安全を気にしながら、山の神の鳥居の前で感謝の手を合わせました。
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