尾瀬外輪山のススヶ峰〜大白沢山
- GPS
- 15:27
- 距離
- 40.3km
- 登り
- 1,585m
- 下り
- 1,571m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
グレートサミッツ国内編NO135
尾瀬外輪山のススヶ峰〜大白沢山
積雪の冬季解除は2週先なのだが、今行きたくなって出かけることに。晴天約束だから、尾瀬の外輪山ススヶ峰へロングコース。チャリを駆使して除雪林道を能率的にと思ったが、急坂だしさほどでもなくて。
戸倉〜津奈木橋は上高地〜横尾のつもりで。まだ2m以上の雪が残り、除雪車が入るとそれが壁になって、乗り越えられないし、間違えて落ちると事故になるし危険だ。
津奈木橋から鳩待へは上手につないで現地へ。やはり誰もいない。
向こう側に降り始めるが、実は昨日辺りこの辺で5センチくらい降雪があって、そのお陰でシールのままガリガリ横滑りで降りられる。アイゼンに履き替えないなんて、なんと理想的な。下の川上川は、まだまだブリッジで埋まって向こうの至仏側に簡単に渡れる。あと2週するとこれが割れるのだ。雪が豊富な時期は嬉しい。
平地を山の鼻へ、さらに猫又川にそって、尾瀬源流方面に。そう何度も来たことはないが、いつも晴れているイメージでいい。今日も快晴だし、悪天候は方向を見失う。この尾瀬ヶ原横断に2時間ほど。尾瀬は広いな、大きいのだ。
源流にはブナの大木もあるし、ダケカンバも。確か下にダケカンバがあって、上にブナがあるのは、日本でもここくらいで珍しいと、ブナ博士に聞いたことがあるがその通り。
猫又川もまだまだブリッジに埋まって、向こうに平気で渡れるから、左側高巻きをやめて、河原を歩く。
左右二股の右股の豊富な残雪確認して(下降ルートになった)、その上の二股も、その辺りから沢に入って、通常は右股なのだが、以前にも行った左に入る。どうして沢通しに登れないのかと思ったら、途中堆積の向こうが凹んでいて、ああ前回もこの辺りから尾根に取り付いたんだと思い出した。このまま緩い尾根を上がっていけば、憧れの?ススヶ峰へいけるはずなのだが。
4時にスタートしてこの辺りで10時。すでに6時間も経つのは仕方がないよね。昼過ぎくらいに着けばと思いながら。しかも新雪がきれいで、結晶にトゲが出て、直射でもけっこう登りやすいのだ。
12時半に、稜線部分は相当に平らで長いススヶ峰の頂上に。何でこんな山が好きかと聞かれても、ちょっとわけありでね。さて無風の頂上で昼飯に。周囲の山は全部見えるが、会津駒がそれなりにはっきり理解したのと、遠くに飯豊。平ヶ岳は目の前にたこ坊主のように見える。その左に中ノ岳。利根川を挟んだ向こう側は雪山だらけ。
のんびりした後に、何度も見るけどいったことのない、大白沢山へもいってみる。1時間ほどが見当か。一旦シール脱いで下に滑り込んで、30分ほど上る。そこになんと、本日のトレースが1本。奇特な人がいるものだ。ここものんびりした頂上だ。
尾根伝いの向こうに、景鶴山があるのだが、燧の弟分だし、樹林で真っ黒に見えたのと、鶴が上向いたくちばし三角が変だと思っていたのだが、ここまで近くなると、ちょっとは魅力的に見えてきたが、今日は時間がない。いずれ次回に。
さてどう降りようか思ったが、どうやらトレースは右股から上がって来たに違いないと思ったが、その通り。ならばこれに沿って。10年前に一度上がってことがあったけれど。尾瀬の源流は平坦な湿地帯で、うっかりすると間違いやすい。
ザラメの好感度をどんどん滑って、右股に入ってそのまま朝のルートに合流。しかし山の鼻とかいくつかトレースが増えたのに、人は誰もいなくて鳩待に除雪関係だけ。どうやって入山したか。下りもやはり除雪雪壁乗り越えに気を使って、低いところから出入りして滑降。戸倉からのこのコースは、案外もっと早い時期に歩いて入っても、下りが滑れるから時間的には同じなのかもね。春のロングルート達成に満足。行動14時間半。
コメント
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大白沢山の下で休憩中にススヶ峰から滑り降りるsptakaさんを見ました。
山の中で見かけた方のレコだったのでコメントしてみました。
実は2月28日の西俣沢林道入り口で車をお見かけしてます。
sptakaさんの「家の串」のレコを見て行ったルートだったので、下山した時、後ろの
車の窓の身分証にspatakaとあったので偶然だなあと思ってました。
二度あることは三度あるというのでいつか山の中で実際にお会いする事があるかもしれませんね。
そうすると家の串も、今回の大白沢でも、トレースを利用させてもらったということになりましたね。ああいう山奥で会うとは、奇遇な趣味というか。
朝日から湯檜曽源流の記録もあって、あのようなルートが取れるとは知りませんでした。
今後もまた。
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