【北九州市若松区】石峰山〜雨の中の玄海遊歩道を歩く
- GPS
- 03:27
- 距離
- 7.7km
- 上り
- 311m
- 下り
- 336m
コースタイム
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。 高塔山〜仏舎利塔〜霊園までの道が少しわかりづらい(舗装道)を行けば、迷わないです。 登山道に入ってからは、道迷いの心配はありません。 玄海自然歩道は、アップダウンも少なく、とても歩きやすい稜線歩きです。 ただし、土は滑りやすい箇所があります! |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
雨の日曜日。
結構、雨が降っていたし、予報も一日中雨。
なので、山歩きは、やめよう!と思っていましたが、せっかくなので、レインウェアを着ての山歩きの機会もなかなかないし、急遽、思い切って、行く事にしました。
今回選んだ山は、北九州市若松区にある石峰山。
北九州市の中央に割り込んでいる洞海湾。その湾のおかげで、戸畑・八幡から分断されている若松区なのですが、その若松区の中央になだらかに横たわる石峰山地があります。その山地の中央にそびえる最高峰が石峰山です。
標高こそ、300mの低山ですが、その風格は、例えば、同じ北九州市の門司区から小倉北区に連なる企救山地の展望地(例/大台ヶ原や足立山)から、見ると、小倉の市街地の向こう側に、屏風の様に、どっしりと居座って見え、「あそこに、登ってみたいな」と思わせてくれる山地です。
ちょうど、小倉の都心や高い山のない戸畑の街って、東側を企救山地。西側は、この石峰山地に、挟まれている格好になります。
北九州市民でありながら、そんな風に、俯瞰図的に捉え考えてみた事は、山歩きをするまで、一度もありませんでした。
そういった意味でも、山歩きを始めて良かったな。ってつくづく思います。
さて、石峰山ですが、登山コースは、東西に伸びる石峰山地を貫く様に、玄海遊歩道としてのコースが北九州市によって、整備されているようです。
今回は、高塔山山頂付近に広がる「高塔山公園」の駐車場から、玄海自然歩道を歩いて山頂を目指すコースを選択しました。玄海遊歩道は、始点の高塔山から終点の響灘グリーンパークまで、全長約12kmだそうで、全部歩いてみたい!と思いましたが、今回はお昼からだし、あいにくの雨(意外とどしゃぶり)なので、最高峰石峰山で折り返す事にしました。
雨の中、出発しましたが、最初は、整備された山頂公園の舗装道を歩きます。
すぐに、玄海遊歩道の大きな案内板があります。
ですが、この案内板。正直言って分かりずらいです。
写真2の案内図なのですが、1の現在地は、四叉路(厳密に言うと五叉路)になっているので、どの道が正しいのか?分かりません。
素直に、真っすぐ進んでみると、仏舎利塔に出るのですが、そこで行き止まり!って雰囲気なのです。(帰路で、仏舎利塔の奥に階段あったり、仏舎利塔手前に、自然歩道みたいな道がある事に気づいたにですが、そこに標識がないので、迷います)
結局、仏舎利塔で、お釈迦様に山歩きの無事を祈願して、また案内板まで、戻ってしまいました。
結果として、この案内図では、右折して、仏舎利塔を右から巻く舗装道を記載しているようですが、それならば、ここを右折!との標識が欲しいところですね。
ただし、上記の様に、帰路で使った、仏舎利塔を通っての歩道があるので、ここは、直進した方が近いです。
で、私達は…というと、何を勘違いしたか、左折して、仏舎利塔を左から巻く道を選択してしまいました!!
これが大失敗で、結構な距離で、舗装道を民家の間を縫って、一旦、大きく下り、さらに、峠に向かって登り返すということをやってしまい、この先の「高塔霊園」の交差点に辿り着くまで30分くらいかかってしましました(苦笑)
(ちなみに、帰路に辿った道で直進すれば10分もあれば、高塔霊園まで行けます)(笑)
そんなこんなで、時間がかかりましたが、雨の中、舗装道を焦りながら、歩いたせいか、蒸し暑く感じ、汗でレインウェアの中は、ぐっしょり!って感じでした!
(今回も、下調べ不十分を痛感しました、反省です)
やがて、森林の中に入っていき、舗装道が未舗装に変り、そして車止めゲートがあるところが、登山道口のようで、ここから登山開始です!(案内標識があります)
ここから、石峰山まで、1.4km
ここから、高塔山まで、1.6km
となってます。
道迷いをしたのでここまで、3kmくらい(しかも舗装道)歩いてしまったようなので、この先、半分以下かぁ。と思い、なんか損した気分になりました。
気を取り直して、登山開始です。
雨の中ですが、山道に入ると、とても楽しくなるから不思議です!
玄海遊歩道は、道幅も割と広く(企救自然歩道よりも広いです)手つかずの自然林も見られその中を歩くので、ものすごく快適に歩けました!
稜線歩きなのですが、(痩せ尾根ではないです。)起伏が少なく、緩やかに高度を上げて行く感じでした。すぐに、一旦、下って、北側の菖蒲谷(小石方面)からのコースと合流する分岐からは、一気に、高度を上げて行きます!
急登ですが、道幅が広く、木々の中に時折、石が点在する道です。落ち葉が敷き詰められた柔らかい土壌は、雨で滑りやすいですが、滑りにくい箇所を探しながら、ジグザグに登るのは、ゲームをしているようで、結構楽しかったです!
やがて、健康峠と名付けられた竹のベンチが設置された休憩所があります!
この後、山頂で、出会った方が、仲間のみなさんとこしらえた休憩所で、健康峠の名称も、その方たちでつけられたものとの事でした。
滑りやすい急坂は、主に、下りで、滑って、幾人の方が、ケガをしたらしいです。なので、注意を促す意味で作った。との事でした。
どこの山もそうですが、この石峰山も地元の方々の思いが、たくさん詰まっているんだな。って感じました。ジブンたちが育んだ山を後世に残したい。そんな風に感じました。なので、私達が、山を訪れても楽しく登る事が出来るのですから、本当に感謝です!そして、私も見習わなくては…。そう思いました。
健康峠を過ぎて、その後、一番の急登である長い坂道が現れます!
ここが、企救山地や皿倉山などから、この石峰山地を見た時に、中央にそびえる石峰山!の山頂に向かって、鋭角に伸びる急斜の部分なのでしょう!
ここは、『アゴニー坂』という名称がついていました!
かつての在留神戸のイギリス人が名付けたそうで、「すごく苦しい坂」という意味だそうです!
アゴニー坂を登ると、ケルンがあり、そこには、『若松市』の石碑がありました!ここにも、昭和39年の五市合併前の名残を発見する事ができました!
こういうのを見つけると、なぜだか嬉しいんですよね。
そして更に、進むと、左側(洞海湾側)が開けます!
しかし、あいにくの土砂降りなので、雲の中のようで、真っ白で、展望は見えませんでした!残念!!
もうすこし進むと、真新しいベンチが二つ設置された展望台がありました!
ここからも当然、霧しかみえません。
で、その先の鉄塔があるところが、開けた山頂になっていました!
とりあえず、記念写真をとって、この先にも進んでみたかったですが、今回は、あきらめ、ベンチに腰掛けコーヒーブレイク!
雨の中、ベンチに座ってコーヒーを飲む!
なかなか、贅沢なことしてるね!って母と笑い合いました!
と、そこに、上記で述べた地元の方が、登ってこられ、お話しをさせて頂いた訳です!その方は、一日2回毎日登ってるそうで、通算5千回は、登った!と言われてました!!すごい!!!
その方は、ココから先の玄海遊歩道がどうなってるか?も、詳しく教えてくださいました!結構、興味をそそられたので、今度は、グリーンパーク側から登ってみよう!って思いました!
帰りは、アゴニー坂/健康峠 共に、滑らない様に慎重に下りました!
雨も降っているので、注意していても、何度か滑って転びそうになりました!
まだまだ、歩き方が下手なんだな。って経験不足を痛感しました。
帰りは、気持ち的には、早く登山口まで下りてきた気がしました。
あっけなかった気もしますし、歩き足りない感も否めません。
しかし、今回は、雨だし、仕方ありません。
舗装道になってからは、道脇の花に目を向けながら歩きました!
自然のケシの花なんかも咲いていて、なかなか楽しかったです!
で、最後に、記しておきたいのが、「高塔霊園」の交差点の真向かいに、自然歩道があったので、そちらを歩いて行くと、仏舎利塔のすぐ脇の下を通って、上記の仏舎利塔手前の舗装道に、あっけなく出てしまった!という訳です!
そこで、改めて、行きの「遠回りは、ナンだったんだ!」とジブンの愚かさが身に沁みた次第です!
ですが、母も雨の中、レインウェアを着て歩いて、中の着衣等の勉強にもなったし、なんと言っても、雨の中の山歩きも楽しい!って分かって良かった!と言ってくれたので、誘って良かった!と安心しました!
玄海遊歩道は、手軽に歩けましたので、こんな雨の日のハイキングコースでも、無理なくて、ちょうどいいかもしれません!暑い日でも、森林ウォークが出来るので良いかも?です。
ですが、今度は、晴れの日に来て、洞海湾や皿倉山の絶景を堪能してみたいです!
コメント
この記録に関連する登山ルート
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30枚目の実はイヌビワです。宮崎ではムシブテと呼んでいます。雄と雌があって雌の方の実は熟れると食べられますが雄の方はいつまでたっても硬くて食べられません。イヌビワと名前は付いていますがイチヂクの仲間だそうです。食べる時は割ってみて虫が入っていないのを確認した方が良いですよ(^_^)!
ryouheiさん
コメント下さりありがとうございます!
また、分からなかったイヌビワの事を教えて下さり嬉しいです!
山登りを始めて、初めて草木に、目を向ける様になったのですが、分からない事ばかりで、出会う木々や花々が、分かったら楽しいだろうな。って思う様になりました。
写真に収めて、時間がある時に、ネットや図鑑で調べたりしてるのですが、力不足で、なかなか分からない事ばかりです。なので、こうして教えて頂けると本当にありがたいです!
今度、見つけたら、食べてみたいと思います!!
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