記録ID: 63049
全員に公開
雪山ハイキング
十和田湖・八甲田
南八甲田 散策
2010年05月01日(土) 〜
2010年05月03日(月)
naritagajo
その他1人
- GPS
- 56:00
- 距離
- 31.7km
- 登り
- 1,401m
- 下り
- 1,400m
コースタイム
タイム:5/1 睡蓮沼8:15―石塚ポール10:05~15―駒ヶ峰下10:50~11:00―テント場11:15(テント設営後、櫛ヶ峰登山口往復)テント入室12:40(泊)5/2 テント7:00―松森7:50―枯木沼8:15~20―前谷地9:15~35―ソデカ谷地10:00―ソデカの杉10:05~11:30―前谷地12:00―大谷地12:35~40―枯木沼13:15~25―松森(旧県道)14:05~20―テント場15:15(泊)5/3 テント場7:00―田堰沢7:30―櫛ヶ峰8:05~15―下岳8:55~9:35―櫛ヶ峰10:25~35―テント場11:15~12:45―駒ヶ峰下12:55―△173 13:15―石塚ポール(□265・△266)13:30~45―睡蓮沼14:10
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
5/1 酸ヶ湯温泉駐車場で、前日に入酸した田中さんと合流し、睡蓮沼へ移動、南八甲田へ入山する。風強く、高い峰は、ガス模様。4月12日から断酒しているので、其の分軽く、2〜3人用の冬テントも苦にならなくホッとした。櫛ヶ峰コースを辿り休み休み登っていく。後続のパーテーに追い越されるが、泊まりの我々は時間たっぷりなので余裕だ。石塚ポールから上部は、更に風が強くなりガス模様なので、パーテーが前進を危ぶんでいるのを横目に、尾根を越え南側に風を避けて、駒ヶ峰の南側に進む。風当たりの強い黄瀬萢テント場を変更して、駒ヶ峰の斜面と決め、早めにテントを設営する。実は、例年なら湿原の雪解けが進み、水が簡単に取れるのだが、今年は、全く湿原が見えないのだった。斜面を半分削って平らとし、ブロックを積む。昼飯前に、櫛ヶ峰登山口まで往復し、ヒバの樹を見学してくる。今日の行動はこれまでとする。テントに入り、ゆっくりとくつろぐ。酒に無縁な二人はお茶を飲み、早めに夕食を済ませ、就寝だ。 5/2 今日は、昨日より風が穏やかなので、予定のソデカの杉行を決行する。シールのまま旧県道を降る。道路沿いには、ダケカンバや、ナナカマド等の幼木が林立しているので、目印となっている。松森からは、道路を離れて、枯木沼方面に降る。田堰沢で道路はヘヤピンで折り返し、黄瀬川で又折り返す。斜面を降ると、ダケカンバの幼木が林立しているので、道路とすぐ判断できる。二度曲がって左に小さな枯木沼に出る。ここからは、遠方の白地山を目指した直線道路である。大谷地の広々とした雪原に感激した田中氏が雄叫びを上げた。Hさんばかりと思っていたが、彼までやるとは思わなかった。前谷地を過ぎ、ソデガ谷地の道路上の杉を見て、西側に向かうと立派な杉の林が見えてきた。古の間道の目印に植えられたとか伝説の代物だが、科学者の花粉分析では天然とか。杉林の背景は遠くに櫛ヶ峰が望まれる。昼食を済ませた後はテント場まで緩いがロングの登りだ。モービルのエンジン音が遠くに聞こえだす。いつものことながら、静かな山歩きには迷惑な存在だ。枯木沼手前15分の付近で、県外からの単独行者に会う。旧県道歩きではモービルか、たまに人に会うことがあるが、県外の方には初めてだった。春の新雪が積もっているがモービルのトレースは良く見ると判断できる。松森からは、遠く駒ヶ峰を目指して進み、途中からは道路を外れ広々とした黄瀬萢を直進する。櫛ヶ峰の斜面には、無数のトレースが見て取れる。かなりの入山者があったのだろう。ブロックを補強して、テントへ入る。 5/3 最終日は、櫛ヶ峰を登り下岳まで足を延ばす予定だが、風が強ければ櫛ヶ峰までとし、テントを後にする。田堰沢付近の□115番を見て、風に抗して櫛の斜面を上る。背後には、霞んだ北八甲田が見える。どうにか山頂へ、山頂部はすでに地肌が露出しているので南側へ回り込み下岳を目指す。降るに従い風が弱まる。シールのままだが結構滑る。長い長い尾根を下岳へ。振り返る上岳はどんどん高く遠くなる。下岳で休憩していると、背後から人の声。びっくりする。まさか。なんと長靴姿の黒石の村元武広さんとかで、ここ3年連続で、今頃に沖揚平から南沢岳を登り、大小川沢に下り、下岳を上り、櫛ヶ峰(上岳)を登り、分水嶺を横岳に上り又沖揚平に下山する一周コースを歩いているとか。5時に発ち14時には、下山するとのこと。世の中には、すごいことをする人がいるものだ。二人でびっくりするやら感動してしまった。櫛ヶ峰でシールを外しているともう彼が登ってきた。うーんこれぞ健脚者だ。シールを外し新雪を避けて今年最後の滑降を堪能して、テント場に帰る。振り返る斜面には、登り始めたスキーヤーの姿が蟻のようだ。昼食を採りテントを撤収して下山とする。往路を辿ると、駒ヶ峰から下の旧県道へ降る夏道付近で熊のはっきりした足跡を見て写真に撮る。こんなところを熊が歩いているとは、八甲田にも熊の存在を再認識させられた。△173番から尾根を越え石塚ポールへ下り、パラダイスコースをシールのまま下山する。3日間の南八甲田散策を無事に終えられて互いの友情をさらに深くした。田中さん、元気で来年又会いましょう。 |
写真
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1464人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する