巻機山〜時間をかけてまったり登山〜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,828m
- 下り
- 1,808m
コースタイム
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 4:10
- 合計
- 9:50
天候 | 両日とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大変良好 |
その他周辺情報 | 清水集落:上田屋食堂「山菜だらけ蕎麦」 |
写真
感想
「いい山ですよ」と何人からも評判を聞いていた巻機山。ゆっくりと味わうため、年休を使い金曜と土曜の1泊2日で念願の登頂を果たしてこよう。
山行前夜、興奮して一睡もできず夜中の2時前に出発。桜坂駐車場に7時前に到着。いそいそと朝食を済ませ、準備をして7時20分に出発。天気は文句なし。歩き始めは快調に歩を進めるが、急坂となりペースダウン。五合目でヘトヘトと座り込む。いつもながら日頃の運動不足を実感。携帯で仕事の指示を出してから15分の小休止。大源太山が印象的。五合目から先はペースを落として歩く。息切れはしない代わりに無性に眠たくなってきた。一睡もしていないから当然だ。45分がんばったが眠気に勝てず、道の傍らで15分ほど仮眠を取る。少ししゃきっとして、また歩き始める。今日は急ぐ必要はないので、疲れたら休むを繰り返す(15分歩いて5〜10分の休憩ペース)。ニセ巻機の急坂になると今度は暑さでバテバテ。ニセ巻機にはやっとのことで正午直前に到着。駐車場から4時間半以上もかかった。
巻機小屋に着いて落胆した。小屋はすでに雪囲いがしてあり中に入れない。小屋を一周したがどこからも入れそうな場所はない。これでは今日中に下山をしないといけないかとハタと困って、出入り口の囲いを見ていると頭の中で電球が灯った。囲いの板は細かく分かれており、これをスライドさせて一つずつ外すのだ。そうしたら、簡単に出入り口を確保できた。一安心して昼食としたが、疲れで食が進まない。
昼食後、重い荷物を置いてサブザックを背負い巻機山へ散歩に出かける。何とも足が軽い。先ほどまでの辛さは何だったのか?快調に急坂を登り、あっという間に御機屋に到着。天気の良い午後の巻機山を満喫。ウイスキーでほろ酔い気分になって放浪するのは何とも気分が良い。牛が岳までふらふら歩いた。極楽浄土とも思える頂稜を独り占めにして、恍惚とした気分に浸った。のんびりと御機屋まで戻り、ベンチに座ってボーッとしていると、割引山方面から年配の単独行者が登ってきた。エキスパートコースである五十里沢から登ってきたとのこと。「一緒に小屋に泊まる人がいて良かった」と言われた。
水場は小屋から3〜4分下ったところで、豊富な水量の沢が流れていた。小屋は清潔で快適だ。2階の方が温かいと言うことで、二人の寝床を確保した。日の入り前、ニセ巻機へ落日を見に行く。素晴らしい日の入りを見て感激した。食事後、ろうそくの灯りの下、同宿の単独行者とお互いの山歴や身上話を語り合った。名前も分からない一人の人間の貴重な人生に触れさせていただき、大変印象深い夜となった。小屋の外に出ると満天の星空であった。明日も天気が良さそうだ。
寒さで熟睡できぬまま朝を迎えた。日の出前にまたもニセ巻機に登り、完全無欠な御来光や巻機山のモルゲンロートに快哉を叫んだ。小屋に戻りそそくさと朝食を済ませ、昨夜の同宿者に挨拶をしてから再び巻機山に歩を進めた。地糖にはうっすらと氷が張っていた。今日は御機屋から一等三角点のある割引山に歩を進める。完全な快晴の下、遠く北アルプスや富士山を眺めながらの稜線漫歩。
小屋に戻る途中では、早くも今日一番の登山者とすれ違う。小屋で荷物を回収し入口の雪囲いを戻し9時20分下山を開始。何人もの登山者とすれ違いながら快調に歩を進める。登ってくる人は皆急登に喘いでいるが、富士山が見えますよと声をかけると笑顔になる。標高も下がってくると暑さとオーバーペースのため、ばて気味となる。五合目から桜坂の駐車場まで長く感じた。11時40分駐車場到着。
清水集落で有名な「山菜だらけ蕎麦」の昼食を取り、石打IC近くの農園で魚沼産コシヒカリを購入し、混雑の前に関越を抜け夕方早くに自宅へ戻った。
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