日光街道二十一次4（小山宿→宇都宮宿→徳次郎宿）

2015年05月05日(火) [日帰り]

• GPS: 11:38
• 距離: 43.3km
• 登り: 144m
• 下り: 0m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:04
• 休憩: 0:40
• 合計: 11:44

5:10 小山宿・スタート地点
6:05 6:05 日光西街道との追分
6:45 6:45 新田宿
7:30 7:40 小金井一里塚
9:45 9:45 石橋宿
10:45 10:45 日光東街道との追分
11:15 11:45 宇都宮駐屯地（見学）
12:15 12:15 雀宮宿
13:30 13:30 日光線との交差
14:20 14:20 宇都宮宿
16:54 徳次郎宿・ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

　
★スタート地点
JR東北新幹線 小山駅徒歩3分
JR東北本線 小山駅徒歩3分

★ゴール地点
関東自動車バス 下徳次郎バス停すぐ

宇都宮駅、日光東照宮への便があります。
http://www.kantobus.co.jp/index.php
　

コース状況／危険箇所等

　
日光街道は五街道の一つ。
日本橋をスタートし日光へと向かう街道です。
今回は4回目。小山宿から徳次郎宿まで歩きました。

全体的にはわかりやすいルートになっていますが
一部区間については明治の早い段階で別ルートが出来た影響で
江戸時代のルートが消滅しわかりづらくなってる箇所があります。
（特に小金井宿〜自治医大付近〜石橋宿にかけて）

宇都宮市街地では道路拡幅工事の影響で
かつてあった枡形などが消滅しつつあります。
奥州街道との追分から少し先までは交通量が多く、
道が狭い上に歩道がないので注意が必要です。

徳次郎宿手前からは杉並木が始まります。
かつては杉と杉の間を歩いていったものと思われますが
現在は歩道のない車道になっていて交通量が多いので
決して無理をせず遊歩道を歩くのが賢明でしょう。

ルートの参考は
今井金吾氏の「今昔三道中独案内 日光・奥州・甲州」。
他の資料も参考にして昔のルートをたどっています。
　　　

写真

5/5 5:16

早朝の小山宿。

5/5 5:26

愛宕神社の巨木の切り株は必見！向かいにあるお寺の雰囲気も良かったです。

5/5 5:33

かつてはこの郵便局から斜め方向に旧道が延びていましたが痕跡は残っていません。

5/5 5:43

両毛線の線路を渡ります。踏切の名前は第一奥州街道踏切。

5/5 5:49

二つ前の写真で分かれた本来の旧道はこの会社あたりで現道と合流していました。

5/5 6:03

喜沢追分。斜め右方向の細い道が日光街道。左は日光西街道（壬生道）、真っ直ぐは明治からの日光街道です。

5/5 6:11

旧道の雰囲気が残ります。

5/5 6:21

この先で線路とぶつかります。この十字路で右に曲がって踏切で線路を渡ります。

5/5 6:24

線路沿いを北へ。旧道は線路の右側付近を通っていたと思われますが消滅してる箇所が多くなっています。ここは面倒でも先ほどの踏切を渡って線路の右側に出たほうがより忠実なルートになるでしょう。

5/5 6:27

田畑が広がり農道風の道筋が続きます。

5/5 6:33

線路の左側に出るには地下道を通ります。

5/5 6:34

地下道入口。

5/5 6:35

ここを右に進み階段を上って線路の左側へ。

5/5 6:38

斜め左方向へ。

5/5 6:42

この先の信号を右に曲がって明治からの日光街道と合流します。

5/5 6:47

新田宿。一部の家々にはこのようなものが設置されていました。

5/5 6:51

新田宿のメインストリート。

5/5 7:02

旧道入口。かつてはここから斜め左方向に進んでいましたが道がないので次の角で左に曲がって車のガレージ前の道を進みます。

5/5 7:06

旧道風情。歩行者、自転車専用道になっています。

5/5 7:17

25mほど藪道になっていますがそのまま直進します。時期的なもので大したことはないですが夏場は迂回したほうが賢明かもしれません。

5/5 7:19

藪道の出口。直進します。

5/5 7:31

つき当たりに小金井の一里塚が見えますが道がないので右に曲がって迂回します。

5/5 7:33

小金井の一里塚。かつては塚と塚の間を通っていましたが一部を残して道は残っていません。

5/5 7:46

塚の間を通っていた道はこの付近で合流していたようです。

5/5 7:50

慈目寺の立派な境内。

5/5 7:56

小金井宿。古い建物を修復中でした。

5/5 8:19

かつてはここから斜め右方向に小屋とブロック塀の隙間への道がありましたが消滅しています。

5/5 8:21

ここを左へ。

5/5 8:24

曲がってすぐ右の草道に入ります。左の草道には若干の旧道の痕跡が残ってます。道なりにあるアスファルトの道は別の道です。

5/5 8:27

農道のような旧道が続きます。

5/5 8:28

この先の旧道は市庁舎の建設で消滅しているので右に曲がって迂回します。

5/5 8:29

【迂回中】左へ。

5/5 8:31

【迂回中】左の草道へ。

5/5 8:32

【迂回中】畑と白い塀の間のブロック上を歩いていきます。

5/5 8:33

ここより旧道復活。

5/5 8:43

のどかな光景が続きます。

5/5 8:56

旧道は藪の中へ。右に曲がって迂回するも良し藪に突っ込むのも良し。

5/5 8:58

薮の中はこんな感じ。途中に一里塚の跡が残っています。

5/5 9:01

あまりに酷いので迂回したほう賢明です。

5/5 9:02

この付近に一里塚の塚が残ってるようですが・・・。

5/5 9:04

この先の森は全く抜けることが出来ない感じなので諦めて国道で迂回しています。

5/5 9:09

【迂回中】左に入って旧道復帰。

5/5 9:10

先ほどの森の反対側はこんな感じ。

5/5 9:10

この先も旧道がありますが藪が酷過ぎるので国道に再び戻りました。

5/5 9:20

【迂回中】丸大食品の横を通ります。旧道は工場の敷地の中を通っていたようです。

5/5 9:22

【迂回中】国道の左横に旧道の痕跡が残っています。

5/5 9:23

旧道の痕跡。

5/5 9:26

この通路の道の旧道の痕跡でしょう。この辺りの日光街道は明治の早い段階で今の道が出来たので江戸時代の道は農道として昭和50年代までは使われていたものの現在は廃道になってる区間が多いようです。

5/5 9:29

旧道の痕跡。

5/5 9:31

この墓の付近で旧道と現道が合流していました。古い石仏が現在の国道に背を向けているのに注目です。

5/5 9:46

石橋宿。

5/5 9:54

交通量は多めです。

5/5 10:10

旧道はここから斜め左方向に伸びていたそうですが痕跡は残っていません。このまま国道を進みます。

5/5 10:21

この辺りに若干の旧道の痕跡。

5/5 10:22

旧道はこの付近で現国道に合流していました。

5/5 10:30

蛸堂。

5/5 10:41

日光街道の古い道筋は右斜め方向へパチンコ屋の駐車場内を通っていたようです。

5/5 10:44

ここで日光東街道と合流します。日光街道の古い道筋の追分は10mほど右に入った大きな木がある付近にあたります。

5/5 10:53

国道の右に平行している道筋は旧街道のように見えますが本当かどうかは怪しいので今回は国道をそのまま進んでいます。

5/5 10:54

しばらく道なりに直進。

5/5 10:56

この付近に一里塚跡があったといいます。左手の塚は特に看板がないですがもしかすると塚の跡かもしれません。

5/5 11:13

雀宮宿手前にある自衛隊の駐屯地付近。

5/5 11:14

ここでは資料館を見学することができます。無料。

5/5 11:41

戦車も見ることができます。所要時間は30分ほどかかりました。

5/5 12:15

雀宮宿。

5/5 12:16

本陣跡碑。

5/5 12:22

雀宮神社。

5/5 12:26

神社付近に100キロポストがありました。

5/5 12:29

ここを左に入ると旧道が残っています。

5/5 12:29

この細い道が旧道です。

5/5 12:34

店舗の軒先を通ります。

5/5 12:37

コナカの駐車場内を横切って国道に合流します。

5/5 13:02

この辺りでは東京街道と呼ぶこともあるそうです。

5/5 13:14

「一里」地名に残る一里塚の痕跡。

5/5 13:20

この付近の道幅は広いです。

5/5 13:25

そのまま真っ直ぐ。

5/5 13:31

JR日光線を跨ぎます。

5/5 13:36

左斜め方向へ。

5/5 13:40

東武宇都宮線の高架をくぐります。

5/5 13:53

片側一車線の道が続きます。

5/5 14:02

道路拡幅準備がされています。

5/5 14:03

かつての枡形の跡。

5/5 14:04

枡形の痕跡。

5/5 14:12

宇都宮宿。右に曲がるとメインストリートです。

5/5 14:15

左へ。真っ直ぐは奥州街道。ここは追分で本陣は青い道路標識あたりで二荒山神社など宿場としての中心地は奥州街道沿いにありました。

5/5 14:17

追分の説明文。

5/5 14:24

狭くて交通量は多いですが雰囲気は良いです。

5/5 14:37

この付近には木戸があり一里塚がありました。

5/5 14:41

枡形の跡。

5/5 15:03

広い道になりました。ひたすら直進します。

5/5 15:05

途中からは片側2車線の幹線道路に。

5/5 15:36

杉並木が始まりました。枯れた影響からか桜や紅葉などが混じる並木です。

5/5 15:42

本来の旧道は並木の中ですが無理をせず側道を歩いたほうが無難でしょう。

5/5 15:50

一里塚の跡。塚は並木の端に残っています。

5/5 15:54

立派な杉。

5/5 16:03

立場であった野沢集落の手前で杉並木は一旦終了します。

5/5 16:11

野沢立場。

5/5 16:48

再び並木道に。

5/5 16:51

樹齢の若いものが多いですがかつての杉の生えていた辺りに植えられているものです。

5/5 16:55

今回のゴール徳次郎宿。下、中、上と分かれていた宿場町です。

撮影機器：

EOS M CANON

装備

個人装備

ザック(1) 手ぬぐい(3) 日焼け止め(1) 帽子(1) サングラス(1) 行動食(2) ペットボトル（500ml）(1) カメラ(1) iPhone（充電器含む）(1) 折り畳み傘(1) ザックカバー(1)

感想

yaonyaosuke2

　　
晴天の日光街道。
さすがは五街道ということもあって、
道中では街道ウォーカーと何人もすれ違いました。

今回の区間では藪漕ぎする区間があるのが特長的です。
一部迂回を余儀なくされましたが一里塚があったりするので
もう少し整備すれば歩けるのではと思いました。

残念だったのは自治医大駅付近での新庁舎建築工事です。
工事によって日光街道が分断されるようになってしまいましたが
歴史ある街道を残す考えはなかったのでしょうか。
　
いよいよ次回でゴールとなります。
徳次郎宿手前になると杉並木が現れました。
　
なお、
今回の街道歩きの記録は
以下のブログでもまとめてみました。
http://borabora.seesaa.net/article/431254063.html