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Yamareco

記録ID: 638213
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無雪期ピークハント/縦走
九州・沖縄

宮崎県 地蔵岳に登る

2015年05月03日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
3.1km
登り
664m
下り
668m

コースタイム

日帰り
山行
3:52
休憩
0:15
合計
4:07
9:03
114
スタート地点
10:57
11:12
118
13:10
ゴール地点
小振りながらも登り一方の結構きつい山。もっとも気を遣ったのは
山頂直下の下り。急な斜面で滑りやすくロープもなし。木の根っこに頼って下ったが雨で足下が悪かった。
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
宮崎県 地蔵岳に登る

日時:2015年5月3日(日)
天気:雨
コース:尾八重大橋登山口〜五合目(コウヤマキの背)〜六合目(コウヤマキの肩)〜打越分岐〜地蔵岳(1089)往復
メンバー:単独

 登山口までのアプローチ、他にもあることを知らずに国道265号線から尾八重川沿いを走る。走るにしたがって川から高く離れカーブも多くなる。ただこれだけなら問題はないのだが、離合困難な場所が延々と続き対向車が来るとどうしようかとヒヤヒヤしながらの運転。幸い対向車に出会うことなく無事登山口までたどり着けほっとした。

 登山道は一本だけ。登りは2時間近くかかったが、登山口からの標高差は700m近くありほとんど急登の連続。そのため雨のせいもあったが、思いの外体力を消耗した。とくに山頂から打越分岐手前までの下りは、急斜面の連続でロープもなく木の根っこを掴みながら下ったが、意外と神経を使った。

 登山口は二か所あるが、尾八重大橋(ガードレール橋)を渡って右岸のガレをトラバースした方が楽でしかも早い(ただしガレが崩れやすいので注意すること)。橋を渡らずに尾八重集落に向かってわずかばかり車道を歩くと登山口の標識がある。こちらは一旦尾八重川まで下って対岸を同じ高さまで登らなければならない。しかも増水時は川を渡る事が出来ないので始めから橋を渡った方が賢明である。
 また駐車場所は橋を渡ってすぐ左手に2〜3台駐められるスペースはあるが、それ以上は狭くて駐められない。そのため路上駐車ということになるが道路も狭いので限られてくる。

  二つの登山口からの合流地点の少し手前には古い石垣と田んぼの跡のような平坦地が2段ある。集落からもかなり離れており、よくこんな所を開墾したものだと驚かされる。まずは必見ものだ。ここを通り過ぎると杉の人工林の急斜をジグザグに登る。人工林は意外と長く続き、完全に消えるのは四合目あたりで40分近くかかった。
 四合目はきつい登りの途中でその後はロープも現れ、10分ほどでコウヤマキの背と呼ばれる五合目に。この辺りから尾根もやせて露岩帯や岩場のきつい登りとなり15分足らずでコウヤマキの肩である六合目に。さらに10分ほどで露岩帯の登り途中っである七合目に達する。その後もしばらくきつい登りを続けているとようやっと緩やかな場所に出る。このあたりが打越分岐(標識はあるが、打越側への踏み跡はない)である。
こから尾根より離れ、右手(東)を巻きながら緩やかに5分ほど登る(斜面がなだらかで迷いやすいので要注意)と再び急斜の上りが始まる。木の根っこを頼りに滑りやすい斜面を登っていると打越分岐から8分で八合目を通過し、ここから15分余りで地蔵岳の山頂に達した(結局、合目標示は四合目から八合目までだった)。
山頂にもコウヤマキはあったが、狭くて展望も利かなかった。おまけに雨も降り続いていたので簡単に昼食を済ませ足早に下山した。

下山時で注意すべきは山頂から打越分岐手前までの下りである。「え!こんな所を登ってきたのか」と思われるような急斜の下りが続いてびっくり。おまけに岩場のようにロープはない。木の根っこを頼りに後ろ向きで下るが意外と時間がかかった(雨のせいもあるが)。
分岐より下には岩場もあったが、どこが岩場なのか分からない位あっという間だった。

(参考タイム)

上り
尾八重大橋登山口(0.04) 旧登山口との合流点 (1.10) 六合目 (0.19) 打越分岐
(0.24)地蔵岳

下り
地蔵岳 (0.26) 打越分岐 (0.24) 六合目 (0.59) 旧登山口との合流点 (0.04)尾八重
大橋登山口

したがって  上り 約2時間     下り 約1時間55分
集落に見えた棚田。田植えの時期なのに荒れたままだった。向かいの山と棚田に挟まれた谷間に尾八重(おはえ)川が右手から左手へと流れる。
2015年05月03日 08:13撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/3 8:13
集落に見えた棚田。田植えの時期なのに荒れたままだった。向かいの山と棚田に挟まれた谷間に尾八重(おはえ)川が右手から左手へと流れる。
集落では数台車が駐まっているのを見かけたが人影は見えず犬が後をつけて来た。
2015年05月03日 08:15撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/3 8:15
集落では数台車が駐まっているのを見かけたが人影は見えず犬が後をつけて来た。
かつては小中学校もあったとのことだが、現在は過疎化が進み10戸あるかないか位。秘境中の秘境、尾八重集落にて。集落は川沿いにあるのかと思っていたら尾八重大橋辺りから東の斜面をどんどん上がって行った。
2015年05月03日 08:17撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/3 8:17
かつては小中学校もあったとのことだが、現在は過疎化が進み10戸あるかないか位。秘境中の秘境、尾八重集落にて。集落は川沿いにあるのかと思っていたら尾八重大橋辺りから東の斜面をどんどん上がって行った。
登山口から山頂まではほとんど急な登りが続く。最初は杉林の中、続いてやせ尾根のアップダウン。打越分岐あたりで少しなだらかになったかと思うと再び急登が続く。山頂まで約2時間。誰がいつ運んだのか石の地蔵さんがひっそりと佇んでいた。
2015年05月03日 11:02撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/3 11:02
登山口から山頂まではほとんど急な登りが続く。最初は杉林の中、続いてやせ尾根のアップダウン。打越分岐あたりで少しなだらかになったかと思うと再び急登が続く。山頂まで約2時間。誰がいつ運んだのか石の地蔵さんがひっそりと佇んでいた。
登山口は二カ所(じき合流)あるがこの尾八重大橋を渡って右手(尾八重川右岸)の崩れやすいガレをトラバースした方が早くて楽。
2015年05月03日 13:59撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/3 13:59
登山口は二カ所(じき合流)あるがこの尾八重大橋を渡って右手(尾八重川右岸)の崩れやすいガレをトラバースした方が早くて楽。
少し見づらいが地蔵岳の概念図
2015年05月14日 12:01撮影
5/14 12:01
少し見づらいが地蔵岳の概念図
撮影機器:

感想

取っつきから杉の人工林の中の急登。全くの自然林までは40分近く登らされた。コウヤマキ以外はとくに見る物はなかったが、変化に富んだ山だった。それにしてもこれほどの山の中にひっそりとした集落があるなんて考えても見なかった。広島にも山奥に集落があるが雰囲気がちょっと違う。

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