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Yamareco

記録ID: 638233
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無雪期ピークハント/縦走
九州・沖縄

宮崎県 石堂山に登る

2015年05月05日(火) [日帰り]
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kariogaryu その他2人
GPS
--:--
距離
5.8km
登り
683m
下り
670m

コースタイム

日帰り
山行
4:35
休憩
1:10
合計
5:45
8:20
156
スタート地点
10:56
12:06
119
14:05
ゴール地点
八合目手前の古い林道を境にして山の様相が一変する。下は全体的になだらかだが上はやせ尾根のアップダウンが続く。
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
宮崎県 石堂山に登る

日時:2015年5月5日(火)
天気:快晴
コース:六合目登山口〜六合目〜古い林道を横切る〜九合目〜石堂山(1547.4)往復
メンバー:3人

 登山口までの林道は危険もなく山そのものは大きく変化に富み、展望も抜群。

西米良村の「かりこぼうず大橋」たもと、四阿のある駐車場で仮泊(2日間)した後、国道265号線に向かう。最初のトンネルである竹原トンネル直前で国道と別れて右手の車道に入る。舗装され道路幅もまずますで尾八重川沿いの車道のように離合困難な場所は殆どない。それに上りも緩やかで周りは杉などの木立に囲まれ、危険場所はまったくない。
 井戸内(いどうち)峠で舗装路と別れて左の未舗装路に入るが、バラスの平坦道でここもほとんど危険箇所はない。この林道のどんづまりが登山口で簡易トイレもあり4〜5台位は駐車出来るが、この200m位手前に広い空き地があるので駐車不能の時はここを利用すると良い。

 登山口からいきなり杉の人工林に入りジグザグに登る。すると10分足らずで二重山稜の中のなだらかな窪地に入り5分ばかり緩やかに登ると尾根に出る。ここが六合目で上米良からの登山道との合流点である。
 
 この合流点から石堂山まではほぼ尾根伝い。八合目の少し手前にある古い林道を境にして下は比較的なだらかな尾根のアップダウン。それに対して上は、ヤセ尾根の厳しいアップダウンが続く。

 六合目からは尾根から少し外れ右手(東)の斜面を巻きながら登る。17〜18分位で地形図上の最初の小ピークに達し、その後露岩の多い山稜やなだらかな山稜を歩いていると長い上りにさしかかる。するとその途中に七合目の標識が現れ、ここからさらに7〜8分登ると石柱のある比較的大きなピークに達する。その後なだらかな尾根が続き、少しばかり下っていると感じの良い樹林帯が続き何か癒されたような気になる。まさにセラピーロードと言った感じである。そして小さなピークを越えると目の前には急な登りが待ちかまえ細いロープが続く。これを登りきった所が古い林道との出合で、これを横切って目の前の
なだらかな丘陵状の山に上るか林道を歩くかのいずれかである。どちらにしてもじき合流するが、山に上ると展望がよく思わず写真を撮りたくなるような衝動に駆り立てられる。

 このなだらかな山稜をわずかに下ると古い林道と接し、この辺りから石堂山の山頂まで急斜やヤセ尾根のアップダウンが続く。はじめ滑りやすい急斜(長い鎖あり)を終えるとほどなく登り途中の八合目。ここから5〜6分登ると小岩のある小ピークに出くわす。登山道からわずかに外れているが、この小岩の上に立つと展望は抜群(山頂よりも迫力あり)。是非とも立ち寄ってみたいものだ。

また山頂までは地形図を見る限り急峻な岩稜が続くと思っていた。ところが実際は岩稜ではなくヤセ尾根や露岩帯そして急斜の連続で要所要所には鎖やロープが取り付けられていたので心配するほどでもなかった。それにヤセ尾根と言っても両側とも木がたくさん生えており、スパッと切れている所はごくわずか。それでも気を引き締めて登る事だ。
八合目から30分足らずで九合目へ。その後さらに露岩帯や岩場を経て20分余り登ると山頂で林道との接点から50数分要した。

 山頂は狭いものの展望は抜群。ところが日差しが強すぎるので山頂直下の樹林帯に入って一休み。またアケボノツツジを求めて樋口山方面に少し歩いてみたが残念ながら殆ど散っていた。その上、樋口山からの登山道もはっきりしていなかった。

 下山は往路を引き返すが、急峻な下りが続くのでスリップしないよう気をつける事。

(参考タイム)

上り
六合目登山口(0.14)六合目 (1.02)林道出合(0.08)八合目(0.26)九合目(0.23)石堂山

下り
石堂山(0.21)九合目(0.26)八合目(0.08)林道出合(0.49)六合目(0.10)六合目登山口

したがって 上り 約2時間15分   下り 約1時間55分

追)石堂山と呼べば何だかゆったりした感じがするが、名前とは裏腹に結構厳しい山。
むしろ石堂岳に名を改めた方がぴったりするのではないかと思った。
車で通れる木製の橋では国内最大の橋「かりこぼうず大橋」。この橋のたもとにある四阿(あずまや)のベンチを借りて二晩過ごした。
2015年05月05日 06:52撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/5 6:52
車で通れる木製の橋では国内最大の橋「かりこぼうず大橋」。この橋のたもとにある四阿(あずまや)のベンチを借りて二晩過ごした。
三つの大きな三角形は米良三山(市房山・石堂山・天包山)を表現しているとのこと。
2015年05月05日 06:52撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/5 6:52
三つの大きな三角形は米良三山(市房山・石堂山・天包山)を表現しているとのこと。
西米良村の案内図。今日は石堂山に向けて出発。
2015年05月05日 07:22撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/5 7:22
西米良村の案内図。今日は石堂山に向けて出発。
危険のない舗装路と砂利道を使って石堂山六合目の登山口へ。どんずまりの駐車場は4〜5台位しか駐められないので不能の時は200m位手前の広い駐車場に。
2015年05月05日 08:23撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/5 8:23
危険のない舗装路と砂利道を使って石堂山六合目の登山口へ。どんずまりの駐車場は4〜5台位しか駐められないので不能の時は200m位手前の広い駐車場に。
六合目を過ぎ最初の小ピーク手前から市房山と二つ岩を望む。この稜線を正月に友人と二人で北面の斜面が凍っていることを知らずに縦走したことがある。アイゼンなしでよく行ったもので今思い出しても怖い。
2015年05月05日 08:41撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/5 8:41
六合目を過ぎ最初の小ピーク手前から市房山と二つ岩を望む。この稜線を正月に友人と二人で北面の斜面が凍っていることを知らずに縦走したことがある。アイゼンなしでよく行ったもので今思い出しても怖い。
市房山の山頂より南に連なる県境尾根。宮崎県側は結構高いところまで林道が走っているし、またその数もやたらに多い。
2015年05月05日 08:43撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/5 8:43
市房山の山頂より南に連なる県境尾根。宮崎県側は結構高いところまで林道が走っているし、またその数もやたらに多い。
これは八合目手前の古い林道を横切り、立ち枯れの木が一本あるなだらかな山稜から撮ったもの。林道に出ると道は二手分かれる(じき合流)が山に入った方が展望が良い。
2015年05月05日 09:46撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/5 9:46
これは八合目手前の古い林道を横切り、立ち枯れの木が一本あるなだらかな山稜から撮ったもの。林道に出ると道は二手分かれる(じき合流)が山に入った方が展望が良い。
「山頂まであと5分」を過ぎ最後の登りに向かう。これから先も露岩に短いロープあり。
2015年05月05日 10:51撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/5 10:51
「山頂まであと5分」を過ぎ最後の登りに向かう。これから先も露岩に短いロープあり。
山頂より5分ばかり下った地点から南東方面(初めて登った山なので特定できず)の山を見る。
2015年05月05日 12:10撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/5 12:10
山頂より5分ばかり下った地点から南東方面(初めて登った山なので特定できず)の山を見る。
上記と同じ場所から東(たしか)方面の山を見る。どこを見ても山また山であるが明るい感じがする。
2015年05月05日 12:10撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/5 12:10
上記と同じ場所から東(たしか)方面の山を見る。どこを見ても山また山であるが明るい感じがする。
下山時。「山頂まで5分」地点から九合目の間、やせ尾根の連続でクサリやロープ多し。
2015年05月05日 12:24撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/5 12:24
下山時。「山頂まで5分」地点から九合目の間、やせ尾根の連続でクサリやロープ多し。
六合目登山口から山頂までの概念図。
2015年05月14日 12:11撮影
5/14 12:11
六合目登山口から山頂までの概念図。
撮影機器:

感想

大きな山で宮崎県を代表する山の一つではないかと思った。

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