ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 639289
全員に公開
ハイキング
近畿

婆婆岩(西脇市・加東市)

2015年05月16日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
01:38
距離
1.7km
登り
203m
下り
191m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:04
休憩
0:32
合計
1:36
13:17
42
しら坂トンネル公園
13:59
14:31
22
婆婆岩
14:53
しら坂トンネル公園
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
しら坂トンネル西脇側入口手前に小さな公園があり、5台程度の駐車が可能
コース状況/
危険箇所等
登山道はまったく整備されておらず、やぶの中を進まなくてはならない。また、急坂の登り降りがあり、一般的ではない。
しら坂トンネル西脇側入り口の公園駐車場。
2015年05月16日 13:17撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
5/16 13:17
しら坂トンネル西脇側入り口の公園駐車場。
地元有志の方が設置された婆婆岩説明板。
2015年05月16日 13:17撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3
5/16 13:17
地元有志の方が設置された婆婆岩説明板。
婆婆岩登山口標識。現在は倒れていて、登山道の整備もされていない。
2015年05月16日 13:18撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
5/16 13:18
婆婆岩登山口標識。現在は倒れていて、登山道の整備もされていない。
道路の右側を登っていく。
2015年05月16日 13:19撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
5/16 13:19
道路の右側を登っていく。
赤いテープがあるものの、藪になっているところがほとんどで道も判然としない。
2015年05月16日 13:22撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
5/16 13:22
赤いテープがあるものの、藪になっているところがほとんどで道も判然としない。
シダが生い茂る登山道。
2015年05月16日 13:24撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
5/16 13:24
シダが生い茂る登山道。
展望。
2015年05月16日 13:29撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
5/16 13:29
展望。
尾根に出ると、歩きやすい道がある。婆婆岩を見つけた。
2015年05月16日 13:58撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6
5/16 13:58
尾根に出ると、歩きやすい道がある。婆婆岩を見つけた。
西脇側の展望。
2015年05月16日 13:58撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5
5/16 13:58
西脇側の展望。
展望。
2015年05月16日 13:58撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3
5/16 13:58
展望。
婆婆岩。
2015年05月16日 13:58撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11
5/16 13:58
婆婆岩。
婆婆岩。
2015年05月16日 14:00撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
13
5/16 14:00
婆婆岩。
東の展望。
2015年05月16日 14:00撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
4
5/16 14:00
東の展望。
婆婆岩の南の378mの峰。
2015年05月16日 14:01撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5
5/16 14:01
婆婆岩の南の378mの峰。
コーヒーブレイク。
2015年05月16日 14:05撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
7
5/16 14:05
コーヒーブレイク。
展望。
2015年05月16日 14:13撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
5/16 14:13
展望。
モチツツジ。
2015年05月16日 14:26撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
7
5/16 14:26
モチツツジ。
モチツツジ。
2015年05月16日 14:27撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5
5/16 14:27
モチツツジ。
下山は婆婆岩からの直降コースを選ぶ。
2015年05月16日 14:31撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
5/16 14:31
下山は婆婆岩からの直降コースを選ぶ。
すぐにやぶの急斜面に突入。
2015年05月16日 14:33撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
5/16 14:33
すぐにやぶの急斜面に突入。
黄色のテープは当てにならず。
2015年05月16日 14:35撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
5/16 14:35
黄色のテープは当てにならず。
沢に下る。
2015年05月16日 14:46撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
5/16 14:46
沢に下る。

装備

個人装備
Tシャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 ザック 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS 携帯 時計 ハンカチ カメラ 双眼鏡

感想

西脇市、加東市境に婆婆岩という奇岩がある。takatukimakiさんのレコを見て、行ってみようと思った。調べてみると、西脇市側のしら坂トンネルからすぐに登れるようだった。登山道もあると、西脇市のHPに載っている。
http://www.city.nishiwaki.lg.jp/kakukanogoannai/soumubu/hisyokouhouka/furusato/1361421648092.html
今日は、西脇市側から登ることにする。

朝は雨が降っていたので、午後から登ることにする。しら坂トンネルの公園に駐車してトンネルに向かう。地元有志が設置された説明板があり、次のように書かれている。

「婆婆岩由来
前方、しら坂トンネルの山上に高さ五・五米、岩の周り、六米の巨岩が約二十度、鴨川寄りに傾いて、まるで巨大なタケノコが生えた様に、天に向かって屹立している。これが世に言う御所谷の婆婆岩である。この近郊では、昔から五月八日の花の日(お釈迦様の誕生日)は、山に入ってはいけないと言われている。ある時、近在の若者が元気にまかせて親や村の古老の制止を振り切り御所谷へ入った。しばらくすると一天、俄にかき曇り、一陣の風とともに、山々の木々が激しく揺れ動いた。若者がふと山上を見ると、大きなオババが髪を振り乱し、袖を翻して「こっちへ来い、こっちへ来い」と手招きして踊りくるっているではないか。それは巨岩の周りの木々が強風で激しく揺れ動いていたのであるが、若者の眼には、婆婆が踊っているように映ったのである。若者は這う這うの体で村へ逃げ帰り、三日三晩熱にうなされ「オババが来た婆婆が踊っとる」とうわごとを言ったという。それからは、花の日には誰一人として山に行かなくなり、この岩を御所谷の婆婆岩と称し今に伝う誠の奇岩である。
 平成十二年三月吉日建立
   鹿野町有志」

婆婆岩は西脇市側の呼び名で、加東市側では入道岩と呼ばれるようだ。

説明板を見てトンネル方面に向かうと、「婆婆岩登山道」と書かれた標識が倒れている。倒れていても、標識だ。登山道はあるのだろう、と期待して道路の右斜面を登っていく。しかし、すぐにやぶ模様だ。それでも、やぶの薄いところを選んで歩くと、目印のテープやロープもあり、道がつけられていたらしいことがわかる。それにしても、やぶに加えて急登だ。雑木の幹や枝をつかみながら登っていく。時間は短くても完全に疲れきる。途中であきらめようかとも思った時、稜線らしいところが見え、最後のひとがんばりをする。

稜線に出ると、そこそこ歩きやすい道が続いている。稜線のどこに出たのかもはっきりしないが、周りの景色から南に行けば婆婆岩だろうと歩いていると、展望の開ける場所に出る。その先ににょきっと突き出た岩が見つかった。もっと大きいかと思っていたが、それほどでもない。しかし、近づくとそれなりに大きい。婆婆岩から少し南へ行くと展望もよく、ここで休憩する。

下山は登ってきた道を考えていたが、婆婆岩から直降する道らしきところが見える。しばらく婆婆岩周辺からの展望を楽しんだ後、直降ルートを下る。しかし、すぐにやぶに覆われる。それでも、目印のテープがあるので誰かがこのルートを歩いたのだろう。それにしても、藪と急坂はとうてい通常の歩行では考えられない。誰かが道迷いを防ぐために目印としてつけたようだ。そんなことを考えながら、もう引き返しようもなく登りと同じように雑木の幹、枝を頼りに下る。やがて沢に出て少し進むと、道路を走る車の音が大きく聞こえるようになってきた。トンネルの入り口に戻ってきた。

今日は、山行時間こそ短かかったが、やぶの急斜面は時間以上の疲れがあった。それでも、奇岩「婆婆岩」を見て、稜線からの気持ちのいい展望を眺められたことは満足だった。稜線の道をもう少し先に歩いてみることも考えていたが、やぶ歩きの疲れですっかり意欲を失くし、婆婆岩だけの山行になった。機会があれば、もう少し稜線の先まで歩いてみたい。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1037人

コメント

大変、お疲れ様でした!!
hojinさん、はじめまして。

婆婆岩探索、お疲れ様です
「婆婆岩」、名前の通り得体の知れない名所(?)ですよね。

本やネットで情報をかき集めてみても、断片的にしか見えてこなかったり、情報は古かったり・・・
岩があって、行けそうな感じはするのだけれども確かな情報がない・・・
でもとりあえず行ってみよう、と惹きつけられてしまう・・・

hojinさんは、トンネルからのルートを歩かれたのですか!?
かなりキツかったようですね。
斜面が急で薮ときたら、戦意喪失、わかります!!
初めの意気込みが大きかったら余計くじけますよね。私はしょっちゅうこのパターンです。

婆婆岩、このままさびれていくのは少々惜しいような気がします。
せっかくいい眺望があり、歴史的な寓話もあり、岩自体もおもしろいので鴨川の郷とからめて誰でも楽しめる登山道に整備されるといいですね
2015/5/17 5:50
はじめまして
takatukimakiさん、 おはようございます。
また、コメントありがとうございます。

takatukimakiさんのレコはいつも楽しく拝見させていただいています。
へえ、こんなとこ行けるんや・・・と・・・
また、参考にさせていただいています。

今回の婆婆岩ですが、西脇市側からが最短と思い、計画しました。
やぶと急登でしたが、距離は短いのでなんとかたどり着けました。

この山域、加東神山の整備と含めてもう少し歩きやすい道ができれば、もっと楽しめそうですね。同感です。

これからも、takatukimakiさんのレコを楽しみにしています。よろしくお願いします。
2015/5/17 7:03
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら