北海道一周徒歩旅行

2015年05月24日(日) 〜 2015年05月30日(土)

• GPS: --:--
• 距離: ---km
• 登り: ---m
• 下り: ---m

コースタイム

1日目：函館市内散策　　　13：44〜18：47　　19.0Km
2日目：函館・森　　 　　　5：34〜15：52　　44.1Km
3日目：森・八雲　　　 　　6：47〜15：54　　33.4Km
4日目：八雲・長万部　 　　7：09〜15：05　　32.6Km
5日目：長万部・伊達紋別　 3：16〜16：29　　59.0Km
6日目：伊達紋別・幌別　　 6：40〜15：07　　36.0Km
7日目：幌別・苫小牧　　　 4：15〜16：32　　52.6Km

天候

7日間とも雨はなし

コース状況／危険箇所等

国道や道道を中心に歩くので、コースそのものに危険場所はないが、ドライバーのモラルは決して良くないので、歩道のない狭い路側帯を通行する区間は要注意である。追い越し禁止区間でも追い越しする車があるので注意のこと。

写真

5/24 9:51

青森から函館に向けて出航である。

5/24 9:59

大きな船だけに操船作業も大勢である。一段高い所に立って、岩壁と甲板の作業者が確認しやすいように大きなジェスチャーで信号伝達していました。

5/24 10:07

これまでに乗船したフェリーで、最も大きいので、船内を見て回った後は海を眺めながら、うとうとしたり読書したりで快適だった。

5/24 13:07

北海道がゆっくりと大きくなる。旅への興奮もじわじわと高まってくる。空から侵略するようなアプローチより海から慕うように近づくアプローチが好きである。

5/24 13:35

慎重な接岸作業が続く。

5/24 14:50

函館は以前にも来ているが、初日はかっての旅を思い出しながら市内散策である。
五稜郭タワーのデザインはちょっと味気ない。もう少し五稜郭に似つかわしい古風な感じが欲しい。

5/24 14:56

箱館奉行所

5/24 15:24

仙台藩や津軽藩が陣屋を構えた跡

5/24 16:51

「二十間坂」と「大三坂」を歩き繋いで、観光道路のハリスト正教会のある通りにでました。
ここからは坂名を楽しみながら函館漁港に向かいます。

5/24 17:00

TVドラマでよく見る八幡坂。

5/24 17:03

義経伝説のある北海道最古の船魂神社。
義経が蝦夷に向けて逃避した奥州街道の終着点三厩へ徒歩旅したことを思い出す。

5/24 17:30

函館漁港から眺める函館山、夕日のなかで静かに休む漁船が何とも言えない。この辺りになると旅行者は全くいません。土木遺産になっている防波堤の近くです。

5/24 17:32

丁度、夕日が落ちる方向からフェリーは函館港に入港しました。

5/24 17:32

土木遺産の船入澗防波堤です。

5/24 17:38

市電の終点「函館ドッグ」です。車止めがないのにびっくりです。

5/24 17:45

ペリー会見所跡

5/24 17:49

箱館丸の復元船。箱館奉行所が築造した洋式帆船です。

5/24 17:57

「新島襄海外渡航の地」
本名は「七五三太」で「襄」は航海中に船長から「ジョセフ」の名をもらい、略して「襄」としたそうです。

5/24 18:02

海上自衛隊函館基地

5/24 18:05

東浜桟橋は北海道を訪れる人の第一歩を記す地点であった。

5/24 18:07

新島襄の像です。
小舟で湾内に停泊するアメリカ商船に辿り着き、密出国に成功しました。

5/24 18:34

鉄道利用者は少ないようで閑散としています。

5/25 6:32

気付くのが遅く、やっと遠ざかるカシオペアを後ろ姿を捉えました。本年度末の新幹線開業で廃止となるカシオペア号である。

5/25 7:34

明治天皇の足跡が北海道にもありました。

5/25 8:38

R5の一部は赤松街道と称され日本の道100選にも選ばれています。

5/25 8:46

男爵芋の発祥地。
函館ドッグの役員として赴任した川田男爵の趣味から「男爵芋」が誕生しました。

5/25 11:18

大沼と駒ケ岳は新日本三景だとか。

5/25 12:40

「ラッキーピエロ」はファーストフードのチエーン店のようです。時々見かけ、繁盛しているようです。

5/25 14:47

姿を変えながら、どんどん近づいてきた駒ケ岳。

5/26 7:05

よく出会った特急列車「FURICO」

5/26 7:39

旧幕府軍（榎本軍）の上陸地点。今日のコースは旧幕府軍が五稜郭に行った逆コースです。
七飯の峠下は激戦地だったようです。

5/26 8:32

鯡（にしん）供養塔
茅部は東部鰊の盛漁港だったが、明治以降は漁獲量が減少し、現在は面影がなくなっている。
魚にかぎらず、石炭や金山、銀山、繊維など人が集まり、街が出来て、栄え、廃れて行くのは各地で見てきたが、都市にも寿命があることを思い知らされる。
自然災害や放射能でも都市は滅びていく。

5/26 8:55

前方から今回の旅で初めて遭ったサイクリストです。
頑張れ！

5/26 9:56

ぎょぎょっ！
熊は熊でもアナグマのようだ。合掌。
「熊には気をつけよ。車にも気をつけよ」と身を持って教えてくれています。

5/26 11:40

トンネル歩きの天敵である大型トラックだが、停止していると憎めない。
しかも、少し前までTVでお馴染みの余市の洋酒関連です。

5/26 13:08

今回の旅で、幾度も出会った自衛隊の訓練でしょうか？

5/26 13:23

各地に境川とか境橋はあるが、ここ野田生と遊楽部は和人とアイヌとの居住地の境だったようです。

5/26 13:44

山越内関所跡は山越駅になっています。
アイヌ由来の「○○内」から「内」が取られて「山越」になっています。

5/26 14:55

今日はコースが短いし、宿は温泉がないので日帰り温泉に立ち寄りました。浴場前で声をかけられたおじさんです。私の住んでいる近くに35年も働いて、Uターンしてきた人です。懐かしがって厚木の事を色々と尋ねてきました。

5/27 7:30

羊蹄山？

5/27 7:37

こちらは駒ケ岳に間違いありません。
背中に駒ケ岳を、前に羊蹄山を…こんな光景がず〜っと続きます。

5/27 8:12

カシオペア号の後ろ姿です。

5/27 10:18

立派な馬頭観音が高い所に祀られていました。

5/27 12:06

「ピリカ」とは「美利河」と書くんですね。

5/27 13:06

道路の反対側にサイクリストを発見

5/27 13:14

今朝からず〜っと飲食店がありませんでした。
「浜ちゃんぽん」に惹き付けられて入店です。
具材は良かったが、肝心の麺はさっぱりでした。私にはちゃんぽんと思えません。

5/27 13:36

「100Km」ポイントです。
歴史街道歩きだとなかなか主要国道のピッタリポイントには出会えません。今回は国道なので確実に出会えます。

5/27 13:55

ちょっと声をかけにくく手を上げただけです。

5/27 14:46

温泉街は長万部駅の裏側にありました。

5/28 5:11

今日は約60Kmのコースで、しかも前方の山々を越えていきます。

5/28 11:16

今朝も自衛隊の方と出会いました。

5/28 12:39

幾つものトンネルや覆道を通過してきました。
ここは長い覆道と長いトンネルが接続しており、珍しく思います。

5/28 13:00

やっと山を越えて、洞爺湖町です。

5/28 13:15

北海道で初めて見るヒゲ題目です。

5/28 13:30

「3・4・7○○通」と言う道路名によく出会います。
「道道」と思うが、数字にはどんな意味があるのだろうか？　北海道一周中にわかるかな？

5/28 13:55

有珠山

5/29 7:29

北海道らしい駅前駐輪場です。ほとんどが高校生の通学用です。

5/29 7:42

紋鼇駅逓跡

5/29 8:22

伊達市黄金地区には開拓時代の功労者を記念する碑がいくつかありました。
先祖が故郷を捨てて、新天地を求め、ようやく開拓した土地だが、子孫もまた、その故郷を捨てて行く。
これもやむをえないこと。

5/29 8:28

短足の馬

5/29 8:28

山羊はずっとこちらを見つめています。

5/29 9:29

室蘭市に入りました。鯨がシンボルです。

5/29 10:10

霧が込めて見晴らしが悪いです。
取り敢えず白鳥湾展望台に上ってみます。

5/29 10:24

霧に加え、プラントからでる水蒸気で期待はずれです。

5/29 10:56

霧の中に消えていく白鳥大橋。
この橋を歩いて渡ろうか迷ったが、相当な迂回になるのでやめたが、実は歩行者は通行できないことを後で知りました。

5/30 5:06

和風の民家は珍しいです。

5/30 7:21

迫力満点の立体看板です。

5/30 9:17

話好きなこのおじさんは自転車を降りて、30分以上一緒に歩きながら話をしました。同じ年なので車の高齢者講習や友達が酔っ払って苫小牧から歩いた話をしました。別れの挨拶は「遅くなるから、もう行くわ」

5/30 10:07

少し手前に撮り鉄がいたので、私も白老八幡神社の前でカシオペア号を待ちました。

5/30 10:29

道を間違えて「ポロトコタン」ではなく日帰り温泉「ポロト」に着きました。池の向こう側が「ポロトコタン」のようです。間違えたから見える光景です。

5/30 10:37

「ポロトコタン」入口に自転車。
この主は大学生と思える若い女の子です。

5/30 10:39

奈良の大仏と同じ高さのようです。

5/30 10:40

『北海道』の命名者といわれる松浦武四郎ですが、異議あり。東海道、南海道、西海道から連想される『北海道』は島の名前に相応しくない。本州、九州のように『北州』として欲しかった。

5/30 11:01

幣は紙や布で作ったものしか知らなかったが、木製もありました。ミズキから削っているそうです。
部屋の隅に飾る事が多いとのこと。

5/30 11:05

園内の観光客は外国人（特に中国人）と修学旅行生が殆どでした。

5/30 11:22

衣服の色や文様は異なるが、髪や衣服、顔立ちは沖縄とアイヌは似ていて、和人が異色とも感じます。

5/30 11:27

「ポロトコタン」の出口には先刻の女性の自転車がまだ残っていました。絵馬を裏返すと北海道一周中と書かれていました。

5/30 16:31

苫小牧駅前の商業施設は破産して閉鎖していました。
『紙の町』も努力しないと廃れるでしょう。

撮影機器：

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR400 カシオ

感想

ア?ドッポ

古希の挑戦である九州一周に続く北海道一周の第一弾である。函館からフェリーで津軽海峡を渡り、函館に上陸する。飛行機に比べ、船旅はじっくりと時の流れを楽しめるだけでなく、徐々に北海道の陸地に近づくのが何とも言えず、これからの旅に対する興奮が高まる。
フェリーもこれまでに乗船したもの比べ、大きく快適であった。
これまでの街道歩きは参勤交代に使われた歴史街道が主体で、思わぬ山道や廃道に苦労したが、北海道では車の通行できる道を原則としているので、道迷いは少ないし、不安もない。
歴史街道とは言いがたいが、それでも函館から伊達辺りまでは江戸時代、明治時代の歴史的見どころに出会った。
山や川の自然物や自治体の名称はアイヌ語由来のものが多いが、字レベルの町名は故郷を懐かしんで命名したり、幸せを願って佳字を付けるものが多く和人の影響が強い。
徒歩旅行者は私より4日ほど前にいたようだが、出会うことはなかった。野宿装備のサイクリストは多数出会った。白老町のアイヌ博物館では野宿装備で北海道一周の絵馬をぶら下げた女子大生に出会った。
北海道では自販機の傍に缶やボトルを回収する箱がないようだ。途中からそのことに気づいて観察してきたが、一箇所もないのに驚いた。
7日間で感じることは多数あったが、写真を含めてぼちぼち編集していきたい。取り敢えずコースを登録です。
二日目までの写真を掲載しました。

コメント

BlueSky_54

写真もないのにコメントするのもなんですが・・・^^；
初めまして。

自分は学生時代に北海道をプラプラしていたので、つい、お題に惹かれてしまいました。
いつも青函連絡船を降りて電車に乗ると駒ケ岳と大沼が出迎えてくれて、「また来ましたー、しかし、あいかわらず良い風景ですねー」なんて思い。。。懐かしい。。。

良い旅だったんではないですか？（先行想像で^^；）
そうですか、「歩き旅」の衆ですか。
良いですよね歩き旅！！
「今しか出来ない旅」。
自分は究極というか、なんというか・・・電車でもなく、ヒッチハイクでもなく、「歩き」だと思います。
それを着実に実行されている根性、忍耐、体力にただただ脱帽です。
お疲れ様でしたーと大声で言いたいです

若輩者がなんですが、北海道のアイヌの地名の意味を教えてもらうと、「ほーなるほど」と思います。そして、ＮＨ○とかで見る北米の先住民の地名の名前の付け方に「ん？なんか同じ匂いを感じる」と思うことがあります。
一番最初にここに来た人たちは凄まじい自然の猛威と闘ってきたんだろうなーとも思ったり。

写真が増えるのを楽しみにさせて頂きます。
更に、次回襟裳までとかも
気をつけて＆よい旅を！（うー、懐かしい「よい旅を！」か・・・懐かしいこの言葉 ）

ア?ドッポ

Re: 写真もないのにコメントするのもなんですが・・・^^；
コメントありがとうございます。来月の計画立案が気になって、編集はぼちぼちです。取り敢えず、二日間の写真を掲載しました。