『6月の貫山』長野緑地〜笠岩〜北尾根越えロングコース
- GPS
- 08:26
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,006m
- 下り
- 1,012m
コースタイム
- 山行
- 7:14
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 8:26
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
その脇に、笠岩登山道入口があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(行き) 長野緑地〜(登山道)〜笠岩 〜(登山道)長野林道 〜(長野林道〜井手浦林道〜塔ヶ峰林道)貫山長野コース登山口 〜(登山道:北西尾根直登コース)〜貫山 (帰り) 貫山〜(登山道:旧道コース)〜上宮〜貫山貫コース登山口 〜(貫山林道)〜貫林道終点 〜(貫林道:長野林道)〜長野緑地 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | 林道は、薮漕ぎが多く、夏は不向き |
感想
貫山への登山口のコースでは、一番時間がかかるとされる長野緑地からのコースに挑戦してみました。
貫山地の北側支尾根の麓にあるのが、長野緑地です。ここ数年で整備された緑地公園で、駐車場もしっかり整備されています。
貫山地の北側支尾根は、結構深い山塊で、500mクラスの尾根を東西に広げていて、足立山を真正面に望む、貫山地の最北端です。
「城山」「鷲ヶ峰」などの名称のついたピークがあり、平安時代に栄えた日本一の畝堀の数を誇る山城「長野城址」となっている山塊です。
そういった歴史的にも重要な場所にある小倉南区の長野地区ですが、なかなか整備がされておらず、気軽に足を運ぶ機会も少ない場所でした。
そこに、長野緑地が整備され、今回調べてみると、そこから城山の鞍部にある大きな岩の「笠岩」というところまで、登山道が整備されたらしい。と分かりました。
また、北九州市の案内によると、長野からは、貫山までは、林道を歩いての登山コースとなっていますが、今回整備された「笠岩登山道」を歩いて、そのまま貫山へ行けないか?と思い、歩いてみる事にしました。
長野緑地の西駐車場に駐車します。
直ぐ傍から、笠岩登山口の標識があります。
そのまま笠岩まで、しっかりとした標識が整備、設置されていますので、安心して、笠岩まで山歩きする事ができます。地元の方が、コツコツと整備された様です。本当に感謝です。
笠岩までは、竹林の中を歩いたり、さながら大岩のテーマパーク!といった趣の中を乗り越えたり、といった楽しいコースで小1時間で、笠岩まで行けました!
笠岩は、大きな岩です。辺りの木々の伐採をしていて、展望も良いです!
足立山をきれいに見る事が出来ました!!
お勧めのスポットですね!
そこからは、テープと踏み跡を頼りに、稜線を目指して、登って行きます。
すると、稜線に出ます。右に行けば、城山(堀越城址)鷲ヶ岳のようですが、今回は、貫山へ行きたいので、あえて左に進みます。すると面白いものを発見しました!!
明治初期の頃と思われる村の境界石です。
「これより東、笠岩を経て、長野村」と書いている様です。
つまり、ここより西は、志井村と云うことになります。長野村は明治22年まで使われていた名称なので、この境界石は、それ以前のものなのでしょうか?
それにしては、キレイで、保存状態も良い気がしました!
ただ、この境界石にもあるように、「笠岩」という名称も、昔から使われていたという事が分かりました!!
境界石を過ぎて、稜線を進みます。
やがて、別の稜線に直角でぶちあたります。
地形図によると、右に行けば、ピークを経て、井手浦方面へ下って行く支尾根の様です。なので、左折します。
杉林の中を下って行くとほどなく、林道(舗装道)のカーブ箇所に出くわしました。長野林道です!!
ここを左折すれば、長野城址のある北東尾根方面を経て、長野緑地へ下るはずです。なので、右折します。
すぐに、貫山林道に出ます。貫山林道は、昭和池から母原までのこの貫山地のメイン林道です。ここを左折します。右折すると、どんどん下って、母原地区へ下るはずです。
舗装された林道歩きは、約1時間かかりました。
途中、貫山の雨量計がありました。
途中で、井手浦林道の分岐があったので、そちらを下りました。
本当は、直進して、貫登山口から登った方が早いと思ったのですが、今回は、井手浦林道〜塔ヶ峰林道を経て、先月登った長野登山口まで歩いてみる事にしました。
腕時計の気温計によると、31度と高気温です。
笠岩を経てからの林道歩きなので、ここまでで結構、ばてました。
縦走というよりは、一つの山を登り終えて、二つめの山へ登る様なイメージでした。
長野登山口〜は、直登コースを喘ぎながら登ります。
先月以上に、気温も高く、ここまで歩いて来た距離も長かったせいか、キツく感じました。
山頂付近は、草が伸びて薮っぽい感じでした。
山頂〜の景色は、ガスっていて、あまりよくはありませんでした。
前日まで雨だったので、期待していたのですが、少し残念です。
英彦山方面もあまり見えませんでした。
でも、4月5月と貫山は雨の登山で霧の中だったので、わが町貫を久々に見下ろせて嬉しかったです。
炎天下の山頂で、お弁当を食べて、長野緑地までの距離を考えたら、あまり時間がないので、早々に、下山します。
下山は、上りのコースとは違う道で下りたかったので、貫山旧道で下る事にしました。上宮でお参りをして、石段を慎重に下ります。
ロープの張られた柔らかい土の急斜面を慎重に下り、苔むした大石の樹林帯を下ります。炎天下の山頂に比べたら、北側の樹林帯は、かなり涼しく感じました。
想定したより、虫の数も少なく、割と快適に歩けました。
今回は、スコーロンの服で上下揃えて歩いたのですが、夕方になっても、ヤブ蚊などのストレスは全く感じませんでした。小さなハエみたいな虫も、顔の周りにまとわりつく事はありませんでした。虫除けスプレーも効いていたのかもしれないです!
やがて、新道と合流して、沢沿いで顔を洗って、貫登山口まで下りて来ます。
ここから、貫山林道を900m長野(母原)方面へ歩き、そこから、未舗装(クルマ通行止め)の貫林道を3km近く歩きます。
この未舗装の貫林道が、凄かったです。
林道とは、言えない、薮漕ぎ道でした。
貫山地北西支尾根に沿って、走る道は、さながら獣道のようで、支尾根を、貫側から長野側へ峠で越えて行く道でした。
もう必死でした。ストックで草を刈りながら、進みます。マムシとかいないか?不安でしたが、結局、こんな状態を2時間近く続けて歩いていたら、不思議なもので、それなりに慣れてきました。
途中、山の中をサルの群れが走ってました。
今、襲われたら、どうしようもないな/って半ば開き直って歩きました。
貫林道で、北東支尾根を越えて、長野林道に出たのですが、長野林道も、貫林道以上に、獣道のような状態でした。途中、2カ所道が崩壊してました。
ヘロヘロになりながら、長野緑地まで戻ってきました。
このコースで貫山を目指すのは、正直、キツいです。初めて15キロ以上歩きました。
行き:3時間40分
帰り:4時間
夏は、止めた方がいいです。ヘトヘトになりました。
せめて、歩くならば、冬ですね。
もしも、長野緑地から貫山を目指すならば
長野緑地〜笠岩〜貫登山口〜新道〜貫山
のコースでの往復登山が良いと思います。
これならば、片道3時間半あれば登れるかもです。
いつか試してみようかとも思いますが、冬に歩こうと思います(苦笑)
長野緑地から笠岩までは、登山道はしっかりしているし、今回は行けませんでしたが、城山や長野城址などの、貫山地の北支尾根を山歩きするだけに、絞ったら、楽しい山歩きが出来ると思います。
なので、今度は、笠岩周辺を散策したいと思います!
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