Beerと読書と森吉山

2015年07月04日(土) 〜 2015年07月05日(日)

• GPS: 26:32
• 距離: 28.2km
• 登り: 1,645m
• 下り: 1,643m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:44
• 休憩: 0:38
• 合計: 6:22

6:30 スタート地点
10:14 10:14 森吉山
10:38 10:38 山人平
11:05 11:10 ヒバクラ岳分岐
11:33 12:03 山人平
12:27 12:30 森吉山
12:52 森吉山阿仁避難小屋

2日目

• 山行: 3:34
• 休憩: 0:16
• 合計: 3:50

5:13 森吉山阿仁避難小屋
5:25 5:25 石森
5:30 5:33 森吉神社避難小屋（森吉神社）
5:43 5:45 石森
6:00 6:10 阿仁ゴンドラ山頂駅
6:56 6:57 阿仁コース登山口
9:03 ゴール地点

天候

【1日目】　薄曇り〜晴れ（一時雨）
【2日目】　晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・秋田内陸線の阿仁マタギ駅の駐車場を利用し周回しました。
・下山に利用した戸鳥内口横にも駐車場はあります。

コース状況／危険箇所等

【打当・中村コース】
　・登山口から打当内分岐の先までは刈り払いされていましたが、標高590〜750m
　　間は藪がちなコースとなっていました。朝露で腿位までは濡れるので、カッパを
　　利用した方が良いでしょう。コース自体も小沢が多く若干湿りがち。
　・750mのロープ場からは気持ちの良いブナ林を縫うコースです。藪も殆ど無い
　　ので歩きやすいと思います。
　・標高1110mの渡渉点はコースが流木で塞がれています。越えるのに少々難儀す
　　るかと。また渡渉後のトラバース部分は足元が滑りやすいので注意が必要。
　・トラバース後開けた場所に出ますが、そこから山頂までまた藪漕ぎです。
　・P1056付近で熊の落し物を多数見かけました。

【森吉山頂〜ヒバクラ岳分岐】
　・森吉直下に雪渓が残っています（50m程）。この日はツボで歩けました。
　　雪渓がだいぶ薄くなってきているので、踏み抜きには注意を。
　・山人平は木道の歩きやすいコースでした。
　・山人平からヒバクラ岳の登り口まで、若干泥濘んでいます。足場の丸太も滑り
　　やすいので気をつけましょう。
　・ヒバクラ中腹の湿原は木道となっています。木道末端の黒石川コース方面は
　　少々藪気味でした。

【山頂〜阿仁避難小屋〜森吉神社】
　・山頂直下がザレて少々滑りやすいですが、特に危険な箇所は無いと思います。
　・阿仁避難小屋の水場は小屋裏の急な階段を下って数分。刈り払いはされてお
　　らず背丈以上の藪ですが路型は明瞭です。階段の横木が滑るので注意。水量
　　はまずまず。良く冷えています（飲み物冷やすには遠いですが）。

【ブナ帯コース】
　・山頂から標高660mの林道合流までは、林道合流手前が少々急な以外はなだ
　　らかなコースです（登山道というより散策道に近い）。
　・途中、ゴンドラ上駅とブナ帯野営場にトイレあり。
　・林道に出てすぐ、標高650mからの登山道は廃道で歩けません。そのまま林道
　　を進み戸鳥内分岐（標高600m付近）から登山道に入る。
　・丸太の橋を渡り、小沢沿いにトラバース（標高420m付近）すると戸鳥内口。
　　地味にこのトラバースが一番危ない気がします。

その他周辺情報

・駅から２Km程奥に打当温泉マタギの湯があります。
・熊牧場も近い。

写真

7/4 6:17

阿仁マタギ駅より。単車両の電車、久々に見ました。なんか懐かしい感じです。

7/4 6:30

マタギ駅の駅舎はこんな感じ。

7/4 6:30

駅舎下の無人観光案内所。表のウッドデッキが良いですね。

7/4 6:30

駅ロータリーにあった木彫りの像。この辺って鮭は遡上するのか？それとも巨大岩魚かな？

7/4 6:37

林道への入り口はこちらの看板から。

7/4 6:37

反対側にはこちらの表札。

7/4 7:11

しばらくはこんな感じの林道歩きです。

7/4 7:16

こちらは阿仁中村からP496経由の登山道。あまり歩かれてる雰囲気ではなかった。

7/4 7:18

登山口。

7/4 7:19

登山口の道標。

7/4 7:19

ここは綺麗に刈り払われていた。

7/4 7:35

打当内分岐。

7/4 7:35

打当内方面も整備はされているようです。

7/4 7:52

標高590m（地理院地図だと分岐になっている）からはしばらくこんな感じの藪が多くなる。

7/4 8:10

標高750mのロープ場。ここでやっと藪から開放された。

7/4 8:17

尾根に乗るとこんな感じでした。

7/4 8:28

気持ちの良いブナ林が続く。

7/4 8:31

足元はギンリョウソウだらけでした。踏まないように歩くのが大変でした。

7/4 8:55

感覚的にはここが中間点かな。

7/4 9:03

P1056を巻くと景色が開けます。この時点では天気はいまいちでした。ちなみにこの辺が熊の落し物密度が一番高かった。

7/4 9:05

一旦尾根から下り正面の谷を渡って左の尾根に移る。

7/4 9:18

7/4 9:18

標高1,110mの渡渉点。水量多いと綺麗な滝になりそうです。

7/4 9:19

ただし流木の堆積で渡るのは大変。

7/4 9:23

7/4 9:24

渡渉後、少し歩くと広場に出ます。ニッコウキスゲの群落が綺麗でした。

7/4 9:24

7/4 9:25

広場から先はまた藪漕ぎ。入り口が少々判り辛いかも。

7/4 9:25

7/4 9:26

7/4 9:51

山頂がやっと見えてきました。

7/4 9:54

歩いてきた尾根です。

7/4 9:58

やっと高山的な景色になってきましたね。

7/4 9:59

この時期でも雪渓が残ってますね。標高は低いですが、豪雪の証拠でしょうね。

7/4 10:04

7/4 10:06

7/4 10:10

この岩場の向こうがコースの分岐点でした。

7/4 10:15

本日の宿が見えました。

7/4 10:15

とりあえず登頂記念（その1）。

7/4 10:16

せっかくなのでヒバクラ中腹の湿原まで行ってみることに。

7/4 10:17

分岐まで戻って山頂を振り返る。結構混んでます。さすが花の百名山と言ったところでしょうか。

7/4 10:20

先ずは山人平へ。個人的には山頂よりこっちの方が魅力的。

7/4 10:33

最初の湿原。奥には白い花が咲き乱れてた。

7/4 10:33

森吉山を振り返る。

7/4 10:37

7/4 10:37

7/4 10:38

7/4 10:38

チングルマは終わってました。時期が合えば綺麗なお花畑なのでしょうね。まぁピンクの絨毯ぽくてこれはこれで良い感じでしたけど。

7/4 10:39

7/4 10:40

7/4 10:43

7/4 11:01

7/4 11:03

7/4 11:04

7/4 11:05

ヒバクラ岳から見る森吉山。

7/4 11:07

7/4 11:09

ヒバクラの最高点（黒石川コースの）まで行こうかと思ってましたが、藪っぽいので止めました。

7/4 11:09

ヒバクラ中腹の湿原。前の写真の所から振り返って撮影。

7/4 11:34

山人平のベンチのある箇所より。奥の登山道は廃道のようです。

7/4 11:36

今日のお昼。Beerは小屋でのお楽しみにとっておいた。

7/4 12:05

7/4 12:12

森吉に戻る途中。雪渓はだいぶ薄くなってるので、踏み抜きには注意。

7/4 12:20

変な模様のテントウムシ。かなりデカかった。

7/4 12:22

山頂直下の雪渓。ツボでも慎重に歩けば大丈夫だと思う。

7/4 12:29

森吉山登頂記念（その2）。ここは風が強かった。

7/4 12:30

たぶん登ってきた方の写真だと思う。

7/4 12:34

稚児平付近もニッコウキスゲが多かった。

7/4 12:53

本日の宿。見かけと違って中はリフォームされてて綺麗でした。

7/4 12:54

小屋に入る前に水場に向かう。本日一番の藪に突入。

7/4 13:01

沢の水は冷たくて美味かった。Beerを冷やすには少々遠いのが難点かな。

7/4 13:21

小屋到着。頑張るドコモの図。

7/4 13:23

人心地ついたので、一人乾杯。少々ぬるいが美味い！

7/4 17:01

本日のおかず。

7/4 17:11

7/4 18:58

梅雨の晴れ間、この日は夕焼けが観れるほど晴れるとは思ってなかったです。

7/4 19:00

7/4 19:09

7/4 19:22

7/5 5:14

翌朝。快適な小屋でした。

7/5 5:16

先ずは森吉神社へ。

7/5 5:19

遅ればせながらご来光を拝む。

7/5 5:27

7/5 5:29

石森付近より。正面の小ピークの林の向こうが阿仁避難小屋。踏み跡は旧道ですかね。

7/5 5:29

森吉神社横の避難小屋。トイレはこっちの方が綺麗でした。

7/5 5:32

これが冠石ですかね。

7/5 5:32

神社より北西方面。白神とか岩木山（右端）とか。

7/5 5:33

西側。

7/5 5:34

森吉神社です。

7/5 5:41

7/5 5:43

南西方面。太平山とかが写ってるのかな？

7/5 5:44

見納めの森吉山。

7/5 5:44

北側。八甲田方面だけど霞んでて写ってないですね。

7/5 5:46

西側。

7/5 5:58

ゴンドラ上駅到着。

7/5 6:10

工事中。

7/5 6:11

早朝なのでひっそりしてます。日中は賑やかなんでしょうね。

7/5 6:11

仮設トイレあり。清掃されてるので中は綺麗でした。

7/5 6:12

ゴンドラ動くまでまだまだ時間があるので、登山道を下る。

7/5 6:12

歩き始めは雑木林っぽいですが・・

7/5 6:21

少し歩くと綺麗なブナ林のコースになります。

7/5 6:30

夏のゲレンデ（その1）。

7/5 6:32

7/5 6:37

7/5 6:41

夏のゲレンド（その2）。自転車で下りたい。

7/5 6:58

ブナ帯野営場のトイレ。

7/5 7:06

7/5 7:19

林道を渡る。

7/5 7:22

何の羽でしょう？綺麗な羽ですね。

7/5 7:25

7/5 7:32

標高650mの分岐。10m程入ってみましたが藪すぎて引き返した。ここは素直に林道を下る。

7/5 7:44

しばらく林道を歩くと分岐があります。

7/5 7:44

7/5 7:45

一旦急坂を下って谷に下りる。

7/5 7:51

7/5 7:52

7/5 8:13

7/5 8:14

1/4秒。手持ちじゃ厳しかったね。

7/5 8:22

登山口到着。ここからがまだ長いけど。

7/5 8:22

入り口を振り返って。

7/5 8:23

登山口横には大きな駐車場があります。

7/5 8:54

のんびり電車の旅も良さそうですね。

7/5 8:54

あら、結構近いのね。

7/5 10:17

と言うことで、行ってみました。

7/5 10:18

こちらはヒグマ、「暑ちぃよ、ごらぁ〜」と言ってそう。

7/5 10:20

こちらはツキノワグマ。ヒグマを見た後だと小さく見える。

7/5 10:20

でも、この個体はデカかった。

7/5 10:25

「暑じぃ〜」と言っております（たぶん）。

7/5 10:27

木の上に逃げても無駄なようですね。向こうの方が上手です。

7/5 10:31

ポーズとってくれてるの？

7/5 10:32

バランス感覚が凄いです。

7/5 10:48

「何かくれ」「早くくれ」

7/5 10:50

「お菓子待ってるよん」

撮影機器：

SIGMA DP2 シグマ

感想

syasyu

今回は梅雨の晴れ間を求めて森吉山へ。
のんびり山小屋でBeerと読書などを楽しんできました。

のんびりと言っても、ゴンドラ使うとあっという間すぎるので、
少し頑張って麓から歩いてみましたが、結構歩きごたえのあるコースで・・・
なかなか森吉も侮れない山だなと（汗）

この日は山頂までは誰にも会わず静かな山行。
山頂はさすがに混んでいましたが、少し外れる山人平は静かなもの。花のピーク
は過ぎていましたが、ベンチに座ってのどかな高原の景色を眺めながら贅沢な一
時を過ごす。

休憩後、もう一度山頂に出て小屋へ移動。
さすがにこの時間から小屋に入っている人はおらず、窓辺に陣取って景色を眺め
ながらBeerと読書などして過ごした。

夕刻、4名到着。夕日を眺めたり、山情報を交換したり、この日は宴会にはなら
ず就寝。

翌朝は森吉神社経由で下山。
ブナ帯コースはなだらか過ぎる程のコースで、下山はあっという間だった。

帰りはマタギの湯で汗を流し、せっかくなので熊牧場にも寄って帰宅しました。

熊牧場では2頭の小熊が可愛かったです。

コメント

oyama56

近くて遠い森吉山。
いつかは行こうと思っているので、参考になります。
秋田・岩手は小屋がきれいですね。紅葉くらいの時期に行ってみたいと思います。
小屋泊りのときは晩飯は何を食べてるんですか？

syasyu

Re: 近くて遠い森吉山。
昼に出かけて、晩酌して翌朝帰ってこれる貴重な山ですよ。紅葉の時期も良いだろうな。
この日の晩飯はアルファ米の山菜おこわとレトルトの芋煮。朝はカップヌードルのリフィル。
アルファ米、乾麺、パスタ、ビーフンなんかが多いですよ。たまに野菜炒めとかもある。
同泊の方は１組は野菜持ってきてシチュー、もう一組は焼肉だったみたい。

toole

森吉山
中村コースはやはり歩く人もいないようですが、syasyuさん楽しまれたようですね
山容はたおやかですが、下からちゃんと歩けば体力のいる山です。

熊牧場の熊たちも相変わらずですね🐻
ここでよく観察しておけば、山でお会いしてもお友達で居られると思います

syasyu

Re: 森吉山
コメントありがとうございます。中村コースのレコがあまりないので怪しいなと思いながら登ってきましたが、予想通りでしたね
東北一の熊密度地帯？なので期待して？歩きましたが、残念ながらお姿は拝見できず。
熊牧場でちょっと勉強してくるかと行ってみた次第です。
熊さんの身体能力には驚かされましたよ 子熊はチョロチョロしてて可愛いのですが

Palomon

高熱隧道
高熱隧道は読みました。
いろいろあったようですが、やはり下の廊下は歩きたいですね〜。

syasyu

Re: 高熱隧道
あれだけの犠牲の上に成り立ってるとは、この本を読んで初めて知りました。
でも下の廊下は歩いてみたいですね。あっ！また行きたいところが増えてしまった