梅雨晴れの裏岩手山縦走〜松川温泉・三ツ石山・八幡平・後生掛温泉

2015年07月05日(日) 〜 2015年07月06日(月)

• GPS: 27:59
• 距離: 27.6km
• 登り: 1,545m
• 下り: 1,413m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:36
• 休憩: 0:38
• 合計: 7:14

9:05 三ツ石山松川登山口
10:26 10:26 松川温泉・奥産道方面分岐
11:34 11:47 三ツ石山荘
12:34 12:43 三ツ石山
13:15 13:15 三ツ沼
13:58 14:02 小畚山
15:03 15:04 八瀬森分岐
15:23 15:24 大深岳
15:34 15:35 大深岳分岐
15:53 16:02 大深山荘水場
16:19 大深山荘

2日目

• 山行: 8:14
• 休憩: 0:34
• 合計: 8:48

3:57 大深山荘
4:41 4:46 嶮岨森
5:34 5:35 前諸桧
5:53 5:53 石沼
6:35 6:36 諸桧岳
7:26 7:30 畚岳分岐
7:44 7:44 畚岳
8:11 8:12 畚岳分岐
8:21 8:21 藤七温泉分岐
8:28 8:29 裏岩手縦走路入口
8:47 8:52 八幡平山頂レストハウス
8:59 9:00 鏡沼分岐
9:20 9:35 八幡平
10:09 10:09 田代沼
11:48 11:48 大深温泉バス停
12:44 12:44 後生掛温泉
12:45 ゴール地点

写真はまだ1日目だけです。2日目はなんとか木曜日中には載せたいと思っています。それでも、公開しちゃいます。
写真のコメントや、花の名前などは、今週末までにキチンと調べたいと思います。

今回は2泊3日で、秋田駒ケ岳〜乳頭山〜大白森〜八瀬森〜大深岳〜松川温泉の
ルートを検討していたのですが、土曜は天気が悪く入山を1日遅らせました。
その土曜は、気仙沼線と大船渡線のBRTに乗り、東日本大震災の被災地に
行ってきました。

天候

初日は晴れから高曇り、2日目は終日晴れ！

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

盛岡までは新幹線。盛岡からは朝一番（6:54）のバス（1130)で松川温泉へ。
帰りは後生掛温泉からバス“(1840円)で田沢湖駅前まで。そこから新幹線で帰宅。

コース状況／危険箇所等

三ツ石山松川登山口〜三ツ石山荘
最初は木の階段が付けられた歩きやすい道が続く。
途中から雨で削られた滑りやすい道に。くだりに利用するときはスリップ注意。

〜三ツ石山〜三ツ沼〜小畚山
このルート最大の展望の道。いかにも東北の縦走路といった森林限界を
超えた草原の道が続く。

〜八瀬森分岐〜大深岳
草付斜面の急なくだりの後は、八瀬分岐まで200mの上り返しが堪える。
ここでしか見れない、エゾツツジの大群落が見えます。

〜大深山荘
樹林帯の地味なくだりです。
湿原（水場）に寄り道をすると、チングルマやアオノツガザクラなどの
大群落に出会えますよ。

〜嶮岨森〜前諸桧〜石沼〜諸桧岳〜畚岳分岐〜畚岳〜藤七温泉分岐〜裏岩手縦走路入口
森林限界付近の縦走路なので、たまに樹林帯に入りますが、基本的には眺望を
楽しみながら歩くことが出来ます。
道が少し細いので、早朝はスパッツなどがあれば夜露に濡れずによいでしょう。

〜八幡平山頂レストハウス
車道歩き

〜鏡沼分岐〜八幡平
観光客向けの舗装路が続きます。

〜田代沼〜大深温泉バス停
眺望無し、花も無し、風も無しで日差しを避けることの出来ないルート。
後半は、大きくえぐれ、大きな石も多く歩きにくい。
雨が降ると膝までの水溜りになりそう。
あえて、通らなくても良いルートだと思う。

〜後生掛温泉
通る人は少ないようですが、整備された遊歩道です。

全体的に危険箇所や道迷いの場所はありません。
ただし、道は全体的に細め（東北はみんなそうですが…）です。

写真

7/4 12:13

南三陸の防災センター跡です。入山を遅らせたので、三陸の被災地に向かいました。

7/4 12:38

気仙沼線のBRT車内からです。鉄道跡を舗装して専用バスを走らせています。

7/4 12:41

BRTのターミナル（駅）

7/4 13:37

もともとが鉄道って判りますね。

7/4 16:03

鉄道駅の半分を舗装して、直接BRTが乗り入れています。大船渡線の終着駅です。

7/4 17:38

三陸鉄道では、たまたま震災復興のためにクウェートから寄贈された車両に乗りました。

7/5 8:45

松川温泉のバス停です。ここから3つの登山コースが裏岩手縦走路に向けて伸びています。

7/5 9:01

松川荘付近には、水蒸気パイプが張り巡らされています。

7/5 9:02

三石岳登山道入り口。

7/5 9:06

登山道ではギンリョウソウがお出迎え

7/5 9:11

マイヅルソウは早くも身をつけていました。

7/5 9:11

拡大！

7/5 9:14

山アジサイはこれからのようですね。

7/5 9:15

木製の階段ルートが続きます。

7/5 9:28

進行方向左には岩手山が見えてきました。

7/5 9:32

ギンリョウソウはあちこちに。

7/5 9:36

アルビノのニガナです。

7/5 9:38

こっちは普通の色。

7/5 9:42

イカリソウ。

7/5 9:42

碇の形をしているから名づけられたそうです。

7/5 9:56

右から犬倉山、黒蔵岳、岩手山です。

7/5 10:08

7/5 10:08

7/5 10:13

これもも。

7/5 10:24

マイカーでピストンの場合は、ここからのルートが近いようです。

7/5 10:24

ただし、登山道崩落で通行止めでした。

7/5 10:26

ミヤマヒョウタンボクでしょうか？

7/5 10:26

拡大してみました。

7/5 10:33

ツツジの仲間までは判りますが…

7/5 10:33

7/5 10:37

モミジカラマツです。葉の形がもみじのようですので、ミヤマカラマツと区別が出来ます。

7/5 10:49

シダ類は判りません。

7/5 10:49

それにしても、不思議な形状ですね。

7/5 10:52

キバナコマノツメです。タカネスミレに似ているけど、生息域が違います。葉の光沢も。

7/5 10:53

もちろんスミレの仲間です。

7/5 11:00

7/5 11:01

7/5 11:01

7/5 11:07

調査中。

7/5 11:07

7/5 11:08

こちらはきちんとしたスミレの仲間。ジンヨウキスミレです。

7/5 11:19

イワイチョウです。

7/5 11:21

かわいらしい小屋が見えてきました。

7/5 11:21

7/5 11:21

ゼンテイカ（ニッコウキスゲ）もたくさん。

7/5 11:22

湿原の中にぽつんと。

7/5 11:22

ハクサンチドリです。

7/5 11:24

水芭蕉やバイケイソウも。

7/5 11:24

湿原の先には三石山が見えています。

7/5 11:25

小屋内部。ストーブがいい感じです。

7/5 11:26

2Fです。泊まりたい気持ちを抑えて先に進むことにします。

7/5 11:48

ウラジロヨウラク

7/5 11:49

どこからみても、最高の立地です。

7/5 11:51

7/5 11:58

シラネアオイの群落もあちこちに点在していました。

7/5 11:59

今、まさにピークです。

7/5 12:00

ここのショウジョウバカマは少し薄いのかな？

7/5 12:01

小屋の立地が判りやすい

7/5 12:03

ヒナザクラ

7/5 12:04

今がピークです。

7/5 12:12

ベニバナイチゴです。

7/5 12:12

7/5 12:17

ゴゼンタチバナもあちこちに。

7/5 12:18

こけももも広く

7/5 12:21

ウラジロヨウラクが群生しています。

7/5 12:21

ハクサンチドリも稜線一帯に散らばっていました。

7/5 12:22

イワカガミも少し淡い色をしています。

7/5 12:27

7/5 12:28

7/5 12:28

三石山のピークです。

7/5 12:28

これから向かう方向。大きく広がっているのは大深岳とその稜線です。

7/5 12:29

ハクサンシャクナゲも少し色が薄いですね。

7/5 12:29

7/5 12:31

ミヤマダイコンソウの群落と出会いました。なかなか程度の良いのには会えないんだよね。

7/5 12:31

色が違えど、チングルマににた雰囲気の花です。

7/5 12:37

7/5 12:38

中央奥のピークが秋田駒ケ岳。右側に乳頭山が見えています。

7/5 12:38

岩手山はガスの中。

7/5 12:47

ハクサンシャクナゲ

7/5 12:52

はやくもタテヤマリンドウが

7/5 12:59

三ツ石山をピークを振り返ります。

7/5 13:02

ゴザンタチバナの群落

7/5 13:03

イワオトギリです。

7/5 13:03

7/5 13:05

ハクサンシャクナゲと秋田駒ケ岳

7/5 13:10

7/5 13:11

7/5 13:11

イワカガミの群落

7/5 13:12

少しガスが晴れてきたかな？がんばれ岩手山！

7/5 13:14

あちこちに湖沼が点在しています。

7/5 13:23

歩いてきたルートを振り返ります。高層湿原につけられて道ですね。

7/5 13:27

7/5 13:27

7/5 13:27

秋田駒ケ岳がよく見えています。

7/5 13:33

ここだけに咲いていたウスユキソウ。尖っているので、エゾウスユキソウの様です。

7/5 13:33

拡大してみました。

7/5 13:33

小さいけど、群落を作っていました。

7/5 13:34

大深岳に続く稜線です。

7/5 13:50

7/5 13:54

エンレイソウはすっかりと実になっています

7/5 13:55

7/5 13:58

(こもっこ)と読みます。

7/5 13:58

登り返しがつらそう…。

7/5 14:05

ベンケイソウの雌株です。

7/5 14:06

ベンケイソウの雄株

7/5 14:09

エゾツツジ。

7/5 14:22

7/5 14:26

ナナカマドが凄いです。紅葉が凄そうです。

7/5 14:28

ここにも。

7/5 14:37

くろゆり。もう少しで逢えたのに。

7/5 14:52

7/5 14:52

7/5 15:03

食べれるのかな？

7/5 15:04

シロバナノヘビイチゴの実です。

7/5 15:04

八瀬森への分岐点。ここから、乳頭山・秋田駒ケ岳の縦走路がはじまります。

7/5 15:04

道は細い。かなり細い。今度は行きます。

7/5 15:07

7/5 15:07

7/5 15:08

歩いてきた道を振り返ります

7/5 15:43

ツマトリソウ

7/5 15:49

ミツバオウレン

7/5 15:51

僅かに残ったサンカヨウです。

7/5 15:55

水源地帯

7/5 15:59

チングルマ

7/5 16:04

ヒナザクラ

7/5 16:05

斜めの湿原が続きます

7/5 16:06

アオノツガザクラも群落です

7/5 16:06

7/5 16:08

教えてください。淡い紫です。

7/5 16:08

7/5 16:14

ここにもシラネアオイが

7/5 17:02

綺麗でかわいい小屋です。

7/5 17:02

山荘手前にはオダマキが。

7/5 17:05

それにしても、オイラのスペースの散らかっていること…。いつもだが。

7/6 3:56

7/6 3:59

7/6 4:01

7/6 4:08

7/6 4:23

7/6 4:25

7/6 4:36

7/6 4:36

7/6 4:38

7/6 4:41

7/6 4:41

7/6 4:42

7/6 4:42

7/6 4:43

7/6 4:52

7/6 4:52

ヒメシャジンです。

7/6 4:53

透き通った白色ですね。

7/6 5:24

7/6 5:40

スダヤクシュです。

7/6 5:41

薄暗い森でひっそりと咲く花です。写真はうまく取れないことが多いです。

7/6 5:47

7/6 5:51

7/6 6:09

ベニバナイチゴ。下を向いて咲いている地味な花だけど、今回はうまく撮れました。

7/6 6:19

7/6 6:20

7/6 6:20

7/6 6:28

7/6 6:30

7/6 6:56

キヌガサソウ

7/6 6:56

まだ、咲きはじめですね

7/6 6:59

7/6 7:05

7/6 7:06

ミヤマキンポウゲです。

7/6 7:06

どこでも咲いている花だけど、朝陽に当たって輝いています。

7/6 7:06

透き通っています。綺麗です。

7/6 7:26

7/6 7:29

エゾツツジ。小さな群落を見つけました。

7/6 7:29

ちょっと拡大。

7/6 7:38

7/6 7:38

7/6 7:38

7/6 7:39

7/6 7:39

7/6 8:01

今回から、日焼け止めをコレに変えてみました。塗りなおしは必要だけど、クレンジング不要なのがありがたい。刺激も少ない。

7/6 8:01

7/6 8:06

7/6 8:26

カンチコウゾリナと思われる。ミヤマコウゾリナより大きいらしいが詳しくは判りません。

7/6 8:26

こちらのほうが鮮度が高いみたい。

7/6 8:28

八幡平樹海ラインの登山道入り口の看板です。軽トラックが停まっていたので、正面から撮れませんでした。

7/6 8:38

7/6 8:40

7/6 9:07

7/6 9:08

7/6 9:11

7/6 9:11

7/6 9:13

7/6 9:18

7/6 9:20

八幡平頂上は人工的。こんなもんがないと何も見えません〜。

7/6 9:30

7/6 9:31

7/6 9:31

7/6 9:31

7/6 9:33

7/6 9:59

広いけど、踏み後は狭いです。歩かれない道ですね。

7/6 10:08

7/6 10:56

雨でえぐれ、大きな石の転がる歩きにくい道。お勧めしません。

7/6 11:08

サンカヨウの実です。

7/6 11:08

こんなかんじ。

7/6 11:16

焼山方面です。後生掛温泉と玉川温泉を結ぶルートの途中にあります。

7/6 11:24

7/6 12:03

7/6 12:37

後生掛の自然探索路に着きました。

7/6 12:38

火山の博物館のような場所です。

7/6 12:38

7/6 12:43

温泉の本館到着。

7/6 12:55

貸切です。平日ならでは。

7/6 12:56

蒸し風呂。登山で熱のこもった体では、この暑さは耐えられませんでした。

7/6 13:35

お風呂上りに。

7/6 14:13

名物、黒卵。中身は白いです。60円です。

7/6 19:08

盛岡では、宿に付いてきた食事券でぴょんぴょんに行く。

7/6 19:12

3240円のコースは、

7/6 19:17

お肉もつきます。写真にはないけど、チヂミが絶品でした。

7/6 19:43

そして、冷麺。ここのは最高です。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

感想

takerin0708

さて、今回の登山コースですが、いかにも東北といった緩やかな稜線が続きます。
花を見ながらのんびりと歩くには最高ですね。
ナナカマドの大群落もあちこちにありました。紅葉のときも見事でしょう。