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Yamareco

記録ID: 672120
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

十字峡P→丹後山避難小屋→中ノ岳→十字峡P

2015年07月05日(日) 〜 2015年07月06日(月)
 - 拍手
magmagoon その他3人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
28:07
距離
17.8km
登り
2,072m
下り
2,058m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:38
休憩
0:38
合計
5:16
8:36
4
8:40
8:40
273
13:13
13:51
1
13:52
2日目
山行
7:54
休憩
0:08
合計
8:02
4:50
4:51
10
5:01
5:01
33
5:34
5:36
32
6:08
6:09
108
7:57
8:00
20
8:20
8:20
33
中ノ岳
8:53
8:53
105
10:38
10:39
110
天候 1日目:曇
2日目:曇一時晴
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
・GPSデポ(涙)により中ノ岳9合目から中ノ岳のログ欠落
・稜線上は笹薮が多いので、ダニに注意(今回同行者がダニに取り付かれた)
駐車場から程なくして登山ポストあり。
2015年07月05日 08:38撮影 by  NEX-5N, SONY
7/5 8:38
駐車場から程なくして登山ポストあり。
唐突に雪塊が出現。この先は道中ほとんど残雪なし。
2015年07月05日 08:43撮影 by  NEX-5N, SONY
7/5 8:43
唐突に雪塊が出現。この先は道中ほとんど残雪なし。
気付かず先に進みそうになった登山口はこの藪の中。
2015年07月05日 09:27撮影 by  NEX-5N, SONY
1
7/5 9:27
気付かず先に進みそうになった登山口はこの藪の中。
チョイチョイ眺望が開けます。
2015年07月05日 10:23撮影 by  NEX-5N, SONY
7/5 10:23
チョイチョイ眺望が開けます。
ガイド本にシシ岩を越えるまでは急登が続くとあったのでシシ岩を心待ちにしながら登りました。
2015年07月05日 12:28撮影 by  NEX-5N, SONY
1
7/5 12:28
ガイド本にシシ岩を越えるまでは急登が続くとあったのでシシ岩を心待ちにしながら登りました。
中ノ岳、八海山。
2015年07月05日 12:30撮影 by  NEX-5N, SONY
7/5 12:30
中ノ岳、八海山。
こちらから見ると中ノ岳の肩から見える山頂が月みたいなので、御月山と名前がついたのではという話に妙に納得しました。
2015年07月05日 12:46撮影 by  NEX-5N, SONY
7/5 12:46
こちらから見ると中ノ岳の肩から見える山頂が月みたいなので、御月山と名前がついたのではという話に妙に納得しました。
巻機山方面は笹に覆われています。
2015年07月05日 13:05撮影 by  NEX-5N, SONY
5
7/5 13:05
巻機山方面は笹に覆われています。
丹後山山頂付近から中ノ岳方面。
2015年07月05日 13:20撮影 by  NEX-5N, SONY
7/5 13:20
丹後山山頂付近から中ノ岳方面。
丹後山から夕景。曇っていて染まり具合はイマイチ。
2015年07月05日 19:07撮影 by  NEX-5N, SONY
2
7/5 19:07
丹後山から夕景。曇っていて染まり具合はイマイチ。
霧の中、出発です。お世話になりました。
2015年07月06日 04:24撮影 by  NEX-5N, SONY
7/6 4:24
霧の中、出発です。お世話になりました。
コバイケイソウ。
2015年07月06日 04:34撮影 by  NEX-5N, SONY
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7/6 4:34
コバイケイソウ。
利根川水源碑。この辺りの雪渓の水が大河の一滴となるのでしょうか。
2015年07月06日 04:46撮影 by  NEX-5N, SONY
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7/6 4:46
利根川水源碑。この辺りの雪渓の水が大河の一滴となるのでしょうか。
大水上山山頂。山頂標識の中央に丹後山までの距離が書いてますが、そこじゃないだろう。
ちなみにここは福島、群馬、新潟の県境だと後で知りました。
2015年07月06日 04:58撮影 by  NEX-5N, SONY
7/6 4:58
大水上山山頂。山頂標識の中央に丹後山までの距離が書いてますが、そこじゃないだろう。
ちなみにここは福島、群馬、新潟の県境だと後で知りました。
中ノ岳、兎岳。
2015年07月06日 05:05撮影 by  NEX-5N, SONY
1
7/6 5:05
中ノ岳、兎岳。
平ヶ岳方面は雲に飲まれています。
2015年07月06日 05:19撮影 by  NEX-5N, SONY
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7/6 5:19
平ヶ岳方面は雲に飲まれています。
兎岳山頂。ここも中ノ岳の名前が目立つ。
2015年07月06日 05:32撮影 by  NEX-5N, SONY
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7/6 5:32
兎岳山頂。ここも中ノ岳の名前が目立つ。
遥か荒沢岳に思いを馳せる。
2015年07月06日 05:42撮影 by  NEX-5N, SONY
7/6 5:42
遥か荒沢岳に思いを馳せる。
越後三山揃い踏み。
2015年07月06日 05:45撮影 by  NEX-5N, SONY
5
7/6 5:45
越後三山揃い踏み。
この雪稜のみ軽アイゼンをつけました。
2015年07月06日 05:49撮影 by  NEX-5N, SONY
7/6 5:49
この雪稜のみ軽アイゼンをつけました。
荒沢岳の鋭鋒が目につきます。
2015年07月06日 06:26撮影 by  NEX-5N, SONY
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7/6 6:26
荒沢岳の鋭鋒が目につきます。
痩せて歩きづらい道が続きます。
2015年07月06日 06:33撮影 by  NEX-5N, SONY
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7/6 6:33
痩せて歩きづらい道が続きます。
青空がのぞき始めました。
2015年07月06日 06:43撮影 by  NEX-5N, SONY
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7/6 6:43
青空がのぞき始めました。
来た道を振り返ります。
2015年07月06日 07:21撮影 by  NEX-5N, SONY
7/6 7:21
来た道を振り返ります。
ニッコウキスゲが所々咲いていました。
2015年07月06日 07:42撮影 by  NEX-5N, SONY
2
7/6 7:42
ニッコウキスゲが所々咲いていました。
ドッシリとした佇まい。
越後三山の中でより標高も高いこの中ノ岳でなくあえて駒ヶ岳を百名山に選んだ深田久弥は駒ヶ岳が「一番立派だ」と記したようですが、その考えを理解するためには、今後八海山、駒ヶ岳にも登らざるをえないでしょう。ちなみに日本百名山には小出から眺めた時の描写があるようですが、丹後山方面から登ったとすれば、また違った感想になったのではないかとも思います(どのようなコースで登ったのかは未確認)。
しかし、個人的には「中ノ岳」という平凡な名前もマイナスポイントですね。名前だけなら八海山が一番カッコイイ。
2015年07月06日 07:48撮影 by  NEX-5N, SONY
9
7/6 7:48
ドッシリとした佇まい。
越後三山の中でより標高も高いこの中ノ岳でなくあえて駒ヶ岳を百名山に選んだ深田久弥は駒ヶ岳が「一番立派だ」と記したようですが、その考えを理解するためには、今後八海山、駒ヶ岳にも登らざるをえないでしょう。ちなみに日本百名山には小出から眺めた時の描写があるようですが、丹後山方面から登ったとすれば、また違った感想になったのではないかとも思います(どのようなコースで登ったのかは未確認)。
しかし、個人的には「中ノ岳」という平凡な名前もマイナスポイントですね。名前だけなら八海山が一番カッコイイ。
ゴツゴツした山頂が特徴的な八海山。
2015年07月06日 08:19撮影 by  NEX-5N, SONY
1
7/6 8:19
ゴツゴツした山頂が特徴的な八海山。
中ノ岳避難小屋と魚沼駒ヶ岳。
2015年07月06日 08:21撮影 by  NEX-5N, SONY
1
7/6 8:21
中ノ岳避難小屋と魚沼駒ヶ岳。
カエルの卵が湿地に溢れだしています。グロい。
2015年07月06日 10:12撮影 by  NEX-5N, SONY
7/6 10:12
カエルの卵が湿地に溢れだしています。グロい。
サンショウウオの卵がありました。
2015年07月06日 10:18撮影 by  NEX-5N, SONY
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7/6 10:18
サンショウウオの卵がありました。
日向山からの眺望。寄り道する価値ありです。
2015年07月06日 10:35撮影 by  NEX-5N, SONY
7/6 10:35
日向山からの眺望。寄り道する価値ありです。
撮影機器:

感想

今回は会の方のお誘いにより丹後山、中ノ岳縦走計画に参加。梅雨の最中ということもあり天気を心配していたが、心配していたとおり直前の予報ではイマイチの天気。出発時には雨も降っており、ザックカバーをつけレインウェアを着込んで家を出る事態に先行きが不安になったが、高速を北上するにつれて雨も上がり、駐車場についた時点でも曇り空ではあったものの降雨はなかった。駐車場にはチラホラと駐車中の車があったものの、まだ空き駐車スペースは十分ありそうだった。

十字峡駐車場→丹後山避難小屋
雨は当面降りそうもなかったので、レインウェアは着ずに出発する。しばらくは一般車両通行禁止の林道歩きが続き、丹後山登山口の標識の地点から山に入る。山と高原地図に掲載されている水場で水を汲むつもりだったが道中に水場の表示は見当たらず、登山口から少し戻って水を補給した。
登山口はヤブに覆われていて登山道があるように見えず、林道の先に行こうとしてリーダーに「トイレに行くの?」と声をかけられて、そこに道があることに気づいた。事前に笹ヤブが多いのでレインウェアを着ておいた方が良いとの情報を得ていたので、早速ヤブの洗礼か…と思いきや、入り口の数mを過ぎるとすぐに通常の登山道になった。これはどうやら稜線上だけの話だったようで、無駄にスパッツをつけて暑い思いをすることになってしまった。しかしスパッツの有無にかかわらず、湿度が高く、風通しの悪い樹林帯の登りでは大汗をかき、車においてきた水2Lを持ってくれば良かったと道中後悔しきりだった。
登山道に入ってから急登が続き、メンバーに今までで一番きつかった道はどこだったか聞かれたが、その筆頭に挙げても良いのではないかと思う程の急登だった。ほとんど平坦な所や下りがなく、坂といえば傾斜のきつい所ばかり。1350mある標高差を一気に詰め上げるように道は続く。最近山に登る機会もあまりなく体が鈍っていたのかもしれないが、高々5時間にも満たない登りに大分消耗し、避難小屋へ到着した時には歓声があがった。
避難小屋到着後に偵察がてら丹後山に登る。登ると言っても山頂は小屋から目と鼻の先。山頂からは曇ってはいたものの周囲の山々を見渡すことができて心地よい。ここで軽く飲みましょうというメンバーの提案に賛同し、山頂下の雪田から雪を調達して皆で持ち寄ったビールやワインを冷やし、しばらく宴会。周囲がガスで覆われてきたので一旦お開きにして小屋に戻ってしばらくウトウトし、夕食を頂く。海藻サラダやマッシュポテト、モロキュウ(キュウリはリーダー自家製!)、唐揚げ、ドライカレーなど山の上とは思えないバリエーション豊かな豪華な食事だった。

丹後山避難小屋→十字峡
今回は軽量化のため薄手のシュラフを持っていったが十分暖かく、寒くて起きるようなことはなかったが、シュラフカバーだけだったリーダーは少し寒い思いをしたらしい。しかし、私も気温は問題なかったものの枕の具合が悪く、途中で何度か目が覚めようやく熟睡したところで起床予定時刻の3時。眠い目をこすって寝床を片付け、食事を準備する(してもらう)。前日のドライカレーの残りに、納豆(ネギつき)、玉子焼き、明太子、ナスの味噌汁とこれまた豪勢な朝食。しっかり食べてこの日の長丁場に備える。
出発時点の情報では前夜は雨の予報だったが、結局昨夜は降らなかったらしい。とは言え朝露で濡れた笹薮を進むことになるのは間違いないので、レインウェアの下だけ履いて出発。起床直後は視界不良だったが、出発時には徐々に霧がとれ、遠くの山々がかすかに見え始めた。空模様は相変わらずの曇り空だが、所々薄く青空がのぞくようなところもあり、まさかの好天の期待が頭をもたげる。
最新の山と高原地図のコースタイムと比べるといいペースで大水上山まで到着。コースタイムはだいぶゆるく設定されている印象だったが、これに気を良くしてどんどん先に進む。出発したばかりだったおかげか序盤の山だと思っていた兎岳への登り返しは思ったほど苦労せずに登頂。以前の会津駒縦走で眺めた憧れの荒沢岳へと続く稜線を眺める。
兎岳から先は本格的な残雪の上を通る箇所があったので、一時的に4本爪アイゼンをつけて進む。(が、後でルートのログを見るとどうやら登山道を踏み外していたっぽい)他にも全体的に道が細いので、滑落等に注意しながら先へと進んでようやく中ノ岳に取り付く。遠目で見ていてわかってはいたが、山頂直下はかなりの急登で思った以上にきつく、下山ルートとの分岐である中ノ岳9合目まで中々たどり着かない。ようやく辿り着いた9合目は道中から盛んにまとわりついてきた虫(ブヨの類)のせいでおちおち休憩していられない。直前に購入していた虫よけネットのお陰で大分助かったものの、それでも体にたかってくるブヨを何十匹も退治した。
予定通り中ノ岳山頂へは荷物をデポしてピストンしたが、うかつにもログ記録中のスマホをデポしてしまったので、この区間のログが残らなかった。山頂前では青空がのぞいていたが、中ノ岳登頂時は雲に覆われてあいにくの空模様。それでも雨を覚悟していた事を考えると十分ラッキーだった。山頂で少し休憩して下山開始。9合目から先は中々の急坂で、疲れた体に堪える。日向山直前に雪渓が融けて流れている所があったので、ここで水分補給。水分をセーブしていた体に冷たい水が染みわたる。ここで空きペットボトルに水を詰めることができたので、水分に余裕を持って下山できたのは嬉しい誤算。途中の日向山は登山道から少し離れたところにピークがあるので、ここで少し寄り道。意外にも雨量計測のための建屋がある山頂からは中々の展望で登る価値あり。その後も中々眺望の良い尾根道が続き、苦しい下山の慰めになった。

総括
日、月曜という日程もあってか静かな山行を楽しむことができた。いずれは越後三山、裏越後三山縦走もやってみたい。

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