利尻山(鴛泊港→北麓野営場→利尻山 往復)
- GPS
- 23:41
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 1,982m
- 下り
- 1,983m
コースタイム
- 山行
- 1:01
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:01
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 4:02
- 合計
- 11:02
天候 | 雨のち曇り。山頂のみ晴れで中腹はガス。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
船
登山口である北麓野営場までは徒歩1時間程度です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鴛泊コース 歩きにくい場所や危険箇所はありませんでした。 沓形コースの方が幾らか崩落箇所などの危険箇所があるようです。 |
その他周辺情報 | 北麓野営場 テント1人500円、ほかコテージなどもあり。 17時ごろ管理人の方が居なくなってしまうようで到着時は居らず、料金は翌日の下山時に払いました。 |
写真
感想
北海道登山旅行
7/12(日) 羊蹄山
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7/15(水) 利尻山
この記事
7/17(金)〜7/21(火) 大雪山系縦走
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7/22(水)〜7/24(金) 雌阿寒岳、雄阿寒岳
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7/26(日) 八甲田山
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【前々日】
前回の羊蹄山登山の翌日、予定を組み替えて利尻山への登山を先に行う事を決めて稚内に向かいました。外は前日の羊蹄山の晴れが嘘のような愚図ついた天候で、名寄を過ぎた辺りで勢い良く雨が地面を打ち付け始めました。
稚内に着く頃には雨足も強まり、傘を差していてもずぶ濡れになりそうな状態。晴れていればレンタサイクルでノシャップ岬を巡ったりする予定だったのですが、身動きが取れそうにないので暇ですが駅やフェリー乗り場の待合室で過ごしました。
フェリーはやはり利尻登山とみられる乗客が多いですが、この荒れ模様は最低でも明日まで続くようで、皆どうしたものかと困っていたようでした。
フェリーを降りて外に出るも、横殴りの暴風雨の歓迎に思わず苦笑い。多少の雨でもテント張る気まんまんでいましたが、こりゃダメだとフェリー乗り場の観光案内所に向かい空いている民宿を紹介してもらいました。
ちょうど民宿の方が送迎に来ていて、そこにタイミングよく乗り込むことが出来ました。
一番安い宿と聞いて紹介されたのは利尻ぐりーんひるinn。客室は部屋に布団敷いて雑魚寝と、なんとなく雰囲気が昔ながらのユースホステルっぽいなと思っていたら、やっぱり元ユースホステルの建物でした。
同室になった人達も勿論利尻登山の予定でしたが、誰もがこの天気に困り倦ねているようでした。自分も予想外の悪天候に意気消沈しましたが、同室の人達と食堂で自棄飲みしつつ楽しくお話させて頂きました。
【前日】
翌日は雨は止んでいるものの強風が酷くて登れそうになく、レンタサイクルで島内一周も風が強すぎて無理そうな感じでした。
何も出来そうなことがなく一日を無為に過ごしてしまいそうでしたが、同室の1人が礼文に行くということで、自分もこの日は暇つぶしに礼文に行ってその日のうちに帰ってくるというプランを思いつき実行することに。
そして強風の中利尻山に向かった同室のもう1人が6合目で断念して帰ってきてそのまま稚内へ向かい帰宅するようで、結局その昨夜飲んだ面子である3人で鴛泊港に向かいました。
礼文島で再び1人になり、スコトン岬に行ったりウニを食べたり強風の中レンタサイクルで回ろうとしたりして過ごし、予定通り帰りのフェリーに乗り込みます。
ちゃんと運行されているか心配でしたが、行きよりも波は高かったものの無事に利尻に渡ることができました。揺れで気分悪くしちゃっている人も多かったですが。
利尻に着くと風もかなり和らいでいてテントが張れそうだということで、北麓野営場まで歩きます。この日は強風、翌日の天気もちょっと怪しいということもあってテントも少なく、静かなテント場でした。
【登山当日】
利尻は緯度が高いので、朝3時頃から既に明るくなり始めます。そのため出発も早めようと早起きしたのですが、夜中降り始めた雨の音が一向に鳴り止みません。どうにもやる気が起きず二度寝、三度寝してやっと止んだと判断して出発。時刻は既に朝5時半でした。
最初こそ雨は降っていなかったものの、標高が上がるにつれて次第に雨模様に。もう雨でもなんでもいいやと半ば諦観しながら頂上を目指します。しかし、やはりモチベーションが上がらず、途中の利尻岳山小屋にて大休憩。雨雲レーダーを見ると数時間のうちに雨雲は流れていってしまいそうで、その後の天候はある程度回復するだろうと目論んでのことです。
小屋で濡れた雨具を干しつつ、食べてばっかり居ました。食べてばっかりいたら他の方に余っているというお弁当を頂いたりもしました。小一時間ほど待機していると、予報通り雨は上がって天気は回復の兆しを見せます。
それから小屋で居合わせた方と成り行きで同行させていただく事になり、山頂まで一緒に登りました。天気はどんどん回復していき時々青空が覗くように。いずれ雨は止むだろうとは考えていましたが、ここまで回復するとは思っていませんでした。
山頂は真っ白の雲海の上にぽっかりと突き出たような状態で、多少ガスがかかることがあるものの、南峰やローソク岩はくっきり見え、沓形方面の海岸線なども確認できました。周辺に咲く花も中々のものでした。
とはいえ、どうも晴れているのは山頂だけのようで、少し下ると周囲がガスに包まれてしまいます。加えて同じコースで特に目新しいところもないため、さっさと降りてきました。
下の方は天気もよく時間も余りそうなのでポン山に寄り道したりしていると、最終のフェリーにちょうど乗れそうな時間に。適当にテントを撤収して港に向かいフェリーに乗り利尻島を後にします。なんだか最後の方は慌ただしかったです。フェリーの中では同じく本日利尻登山をした方と話をしたりして時間を潰しました。
この日は適当に宗谷本線沿線の無人駅で野宿でもしようかと考えていると、港が閊えていて中々着岸できず、30分遅れでようやく下船。急いで駅に向かおうとするも、最終列車の幌延行きが踏切越しに無常にも通りすぎて行きました。
仕方ないので第二候補であった稚内の森林公園キャンプ場へ。地図上では市街地に近くアクセス至便という感じのキャンプ場なのですが、山の中腹にあるため徒歩で大荷物だとかなりキツイです。居心地は良かったですが。
【感想】
登るまでが大変だったような印象です。
いざ登るとなると、ほぼ海抜ゼロメートルから1,700mもの標高を登らなくてはならないのですが、途中の避難小屋で天候が好転するまで待機したりしていたので、それほどきつい登りには感じませんでした。
そして山頂部は予想外の晴れ。雨じゃなければいいや程度に思って登っていたので、この好天には喜びを隠せませんでした。
ただ頂上では晴れたましたが、滞在中は終始山体には雲やガスがまとわりついていて全容を拝むことができず、登ったのは良いものの全体的な山のイメージがよく掴めなかったのが残念です。
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