暑い暑い表尾根 〜 勇気ある撤退?で大倉尾根
- GPS
- 08:03
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 969m
- 下り
- 1,525m
コースタイム
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 8:04
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:大倉BT→(神奈中バス)→澁澤駅→(小田急)→新宿 |
コース状況/ 危険箇所等 |
暑かった。体が火照るのと心肺関係がいつもよりも負担がかかっていると感じた。帰ってからこの日は36℃と判明。暑いはず。 |
写真
装備
備考 | 水 x 4本、スポーツドリンク x 2本。(1本それぞれ500mlなので計3ℓ) 水2本以外はフリーズさせて保温ホルダーに入れて持って行った。これは大正解。 意図的に水分補給したこともありバス停到着時には5.5本は消費。 保温ホルダーに入れておいたので取り出す時まで氷は残っていた。 |
---|
感想
先週は嫁さんと一緒だったので楽をしたのですが、今回はまた一人なので通常条件。2週間前にいった表尾根往復を狙います。
(先週:滝子山。特急・タクシーをつかって登山口(道証地蔵)まで。コースタイムの1.5倍ぐらいの時間をかけて涼しい滝の道をピストンしました)
秦野駅に到着しバスに並びます(7:45頃)。前のバスが出てじきだったので、列は長くなくポジションとしては十分すわれる順番。
臨時バスが8:10に出ます。正規のバスは8:18なのでどうせ臨時バスを出してくれるのなら正規のバスのちょうど真ん中の時間になる8:00頃にしてくれた方が嬉しいのになぁ。と思いつつ。
ヤビツ峠に到着し、いつものように(今回で3回目ですが)身支度を整えトイレにいって舗装道路を歩き出します。ヤビツ峠の売店にはビールのノボリ。やっぱりビールを販売しているんだ。前回ヤビツ峠に戻ってきた時には店はクローズされていて相当悔しい思いをしたのでした。閉店時間は何時なのだろう? 17:00なら少し頑張れば戻ってこれるんだけれど。店で閉店時間を聞けばよかった。と思いついたのが道を歩き出して5分ぐらいたってから。わざわざ戻って聞くことまではしません。
のっけから暑い。日陰を選んで道の右側、左側を歩いていきます。登山道入口手前のトイレのところを左折して身支度第2弾、ストックをセットします。
登山道に入って登っていきます。
あ。暑いぞ、蒸し暑いぞ、やっぱりちょっと気をつけなければ。気温が高いのは天気予報でわかっていたのでこの日は 水 x 4, スペーツドリンク x 2、各500mlだから計3ℓ。しかもうち4本は凍らせたものを保温カバーに入れてきています。
ということで、いつものように意図的に超スローペースで登っていきます。
ゆっくりゆっくり。
何組かに抜かしていってもらいます。暑いからかいつもより疲れる気がします。
息切れはしないようにします。が、ほぼ無風で湿気があって日が当たるところはもう厳しい。疲れがたまらないようにのつもりですが疲れがたまっていくようです。
登り道が開けて振り返ると大山の箇所。そこでもゆっくり登っていきますが暑くて疲れます。やっぱり今日は暑い。ニノ塔がそこまできているのはわかっていて、その点、最初の頃(いつどんな光景になるのかわからなかった)と比べると短く感じるハズなのですがなかなかニノ塔まで辿り着かない。心肺はバクバクでないのですが、暑くて息苦しさを感じます。とにかく水分補給水分補給。
ようやくニノ塔に到着。ザックをおろしてしばし休憩。ザックのショルダーベルトがもう汗でべっとりしています。前回はここでおにぎりを1個食べたのですが、この日はお腹が空いていない。初回(前々回)はニノ塔に着くまでにおにぎり1個食べたはずなのに。
次の行き先の三ノ塔が見られます。初回は行き先という意識がなく、2回目は靄で視界がありませんでした。ここからあそこに行くんだなという目で見るのは初めてです。
三ノ塔でも一旦休憩。ザックをおろして水分補給。そこそこにして次に向かいます。三ノ塔から少し平坦な状態の尾根を進みますがこのあたりから右足先に異変。小指と薬指の間が痛い。この時は暑さのせいで早く歩くことができなかったのか、痛くなって早く歩けなかったのか、わからなかったのですが、ま、両方だったんでしょう。んんん。ダブルは効く。
尾根の最後までいってお地蔵さんのところを左に下ります。やっぱり急。その向こうに烏尾山が、そしてその先に続く道が見えます。多分むこうの方に見えるのが塔ノ岳。で、左の方に延びているのが大倉尾根。この時点で大倉尾根を歩くことになるような予感。
急な坂を下りて烏尾山に少し登るところですでにやっぱり体力が消耗している。息切れはしていないのですが疲れている。烏尾山でも食欲はなかったのですがシャリバテ防止でおにぎり1個。トイレにもよってから次を目指します。
途中若い男女数名のパーティが止まっていて声をかけられました。
「靴のソールが剥がれて。。。テーピングお持ちでないですか?」
「すみません。持ってないんです。。。」
あ〜あぁ、お気の毒に。。。本にも書いてあった災難事だ。ボクの靴はまだ1年経っていないからまだ大丈夫なんだろうけど、いつかそうなる可能性はあるし、今度テープ買っておこうと思うのでした。
行者岳あとの鎖場も待ち時間はなしで進めます。鎖場のあとの涼しいところ(渡りハシゴになっているところ)でしばし立ち止まり体を冷やします。気持ちいい。
でも歩き始めると数分で体も熱くなってバテ症状です。なんとか足がとまるようなところまでにはなっていません。
新大日までの登りになると随分、スローペースになります。やっぱり今日は暑すぎる。登りはスローペースになります。息は切れていませんが早く歩けません。登り坂のところでは右足先の痛みよりもしんどさの方が勝っています。逆に平地では足が痛い。どのみちいつものペースでは歩けていないです。
新大日到着し、日陰で少し休みをとろうと思いましたが日陰はどこも先に到着した人で占められています。日の当たっているベンチ机のところにザックを置いて、休みます。そのうち先客が出発し、そこに座って一息つきます。ここまで来たらあともう一踏ん張り。
ペースは落として歩を進めます。平らなところではやっぱり右足先が痛んでいつものペースでは進めません。このころには苦痛になってきました。暑いし痛いし。
もう塔ノ岳に着くかなと勘違いしたところが木ノ又小屋。あぁそうか、これが確かにまだあったんだ。木ノ又小屋を越えてこれが本当の最後の登りになります。足が進みません。バテ症候群。でもとまることなく一歩一歩、仕方がないので登ります。
とうとう塔ノ岳到着。とう x 4、とう(どう)でもいいか。・・・すみません飲みながら書いています。
山頂でおにぎり2個とコーヒー飲料。暑いのに山頂はにぎやかです。
ここで、風向きでタバコの煙がこっちにきます。ボクは non-smokerなのでタバコの煙は嫌いなんです。山頂で一息いれているところにタバコの煙がくるとあまりよろしくありません。愛煙家の気持ちもわかるような気はしますので(一仕事のあとの一服は美味しいハズ)、ここは山頂にも喫煙エリアを設けてほしいなと思いますね。お互い気持ち良く時間を過ごすためにもね。
ここでもトイレに行って(特にまったく行きたくなかったけど一応行っておいて)、仕方がないのでバカ尾根に向かいます。右足先も痛いのでゆっくり下りていきます。
金冷しから花立山荘までこんなに距離あったんかなぁ。きっと足先が痛くてそれが影響したんだよね。
その先は一部少しの登りがあって、平坦エリアもありますが、基本下りばかりで心肺的にはしんどくなく足先の痛みだけが効いてきます。そして高度が下がっていくからそれにつれて暑くなる、湿度相変わらず高し。普段、下りは休憩必要ないのですが(足を休めるための休憩はとるとして)、この日は痛いのと暑くて疲れて休憩を数回とりました。
初回来た時よりも下りも随分ペースが落ちました。
登山道入口を通り越した自販機のところで登山者が2人、飲み物を購入しています。
冷たいだろーなー。ビールは売っていなかったので我慢して大倉バス停まで行きます。
しばらく待ってバスに乗り澁澤駅まで。
駅前のトイレに行って、顔を洗って改札階のスーパーでビールを買います。
いつもならプレミアムモルツ(これが一番好き)なのですが、この日は体が求めていたのかキーンとしたものが飲みたくスーパードライにしました。しかも2本、1本じゃあ足りないと思ったので。
澁澤駅は特急は停まらないので普通の急行です。ビール2本買ったものの、さすがに普通の電車だとビールは飲みにくい。1本は電車待ちのホームであけて、2本目はザックにいれて持ち帰りました。
特急だとね、2本飲めたのにね。
もう少し涼しくなってから表尾根ピストンして秦野駅から特急のって2本飲みます。
p.s.
家に帰ってからおそるおそる靴下を脱いで痛かったところを見てみました。
右足の薬指の皮が破れて血がにじんでいました。どうも小指の爪があたって皮がやぶれていたようです。足の指の爪きりをサボっていたんですね。これからは山に行く前に爪の長さもチェックしなければなりませんね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する