空沼岳〜札幌岳縦走(万計山荘1泊)
- GPS
- --:--
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 1,387m
- 下り
- 1,385m
コースタイム
天候 | 8日...晴れ 9日...晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
札幌岳(冷水沢コース)登山口...豊平峡温泉BSまで徒歩25分くらい(全便真駒内駅を通らず札幌駅行き) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●空沼岳...特に危険な箇所は見られませんでした。 ●縦走ルート...200cmくらい伸びている藪こぎがコースの6〜7割、縦走路に笹の根が下を向いて生えていて滑る場所多数。ほぼ縦走路が見えないので全体的に注意が必要です。 ●札幌岳...豊滝分岐から山頂までは500mなのですがほぼ全般藪こぎと急登、岩場。冷水沢コースは尾根道から冷水小屋までの急登、登ってくる方との交錯注意。 |
その他周辺情報 | 札幌岳冷水沢コースから豊平峡温泉まで徒歩25分。入浴料1,000円。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
シェラフ
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感想
最近ハイキング登山が続いたこともあり、ちょっと足を慣らしておこうかと前回空沼岳に登った時に、万計山荘で1泊して誰もいない山頂を楽しんだのが忘れられず、また空沼登山口行きの終バスに乗って空沼岳へ。
夏真っ盛りということもあり、水を3リットル持って登り始めたのでザックがなかなかの重量感です。
山荘に着くまでに本当に多くの下山する人とすれ違いました。札幌屈指の人気の山です。
万計山荘まであと10分のところで下山する女性に「登山届って16時までに書かないといけないんですか?」と問われ、「山荘に宿泊する人もいるからそんなに慌てなくてもいいですよー」と。
程なく万計山荘到着です。山荘友の会の方が小屋守りも兼ねて草刈りの作業をしていました。
宿泊者は僕1人。早めに寝て日が昇り始めたら動き出そうかと思ったのですが、友の会の方が少し遅くまで起きて作業をしていたらしく、ちょっと気になって寝付けませんでした。
朝結局5時に山荘を出て、真簾沼の透明感を味わいつつ山頂へ。山頂では山荘で食べようと思っていた朝食を。眺めも佳く、羊蹄山、恵庭岳、漁岳、札幌の街並みと楽しめました。
1時間くらい山頂を楽しんで下山を始め、札幌岳縦走路分岐に来た時に、ふと「装備は揃ってる」「体力、気力、ともに充分で気構えもある」「このまま下山しても普段通りだからひょうたん沼まで行ってみて考えよう」と耳元で悪魔が囁き、縦走路へ。
思えばこれは英断でした。(無謀とも言いますが...)
最初だけ縦走路が見えて、あとは自分の背丈(180cm)よりも高い笹藪漕ぎです。
しかも先週行った銭函天狗山の道をロストした時のような藪漕ぎではなく、傾斜のある道をへつるように歩く場所が多かったです。笹の根が下に向かって生えていて、そこを横切るので非常に滑ります。
なので木や笹をつかんでなんとかかんとか縦走路を見失わないようにして歩くので時間もかかります。分岐点からひょうたん沼までの間に4回笹の根で滑り遭難しかけました。
景色も見えないので距離もどの位きたかもわからず、ひょうたん沼が見えた時には「助かった...」と思いました。
しかし、笹薮の下の縦走路はしっかりと踏み跡ができていたので下に気をつけてゆっくりと進めばなんとかなるとわかりました。
ひょうたん沼からはまた笹薮の藪漕ぎ。笹を漕いで下ばかり見ているから樹の枝に頭をぶつけ帽子を落とすこと数え知れず。ただ空沼の分岐点からひょうたん沼まではピンクテープが全く無かったのですが、ひょうたん沼を越えて札幌岳方面にはピンクテープの目印が結構あったので縦走路をロストしそうな酷い藪でも耐えることができました。
次第に尾根のアップダウンも激しくなり、札幌岳も望め、気がついたら「豊滝コース」という看板と「札幌岳まで500m」という案内表示が。縦走路クリアーです。
ぶっちゃけ辛い道程でした。
空沼分岐からひょうたん沼まで2.7km1時間45分。ひょうたん沼から札幌岳分岐まで2.8km1時間30分。正直しんどかったです。今度は笹刈りが入った年に行きたいです。
神威岳から烏帽子岳の藪漕ぎも嫌だったけど、その5倍は嫌な藪漕ぎでしたw(当社比)
10人位とまあまあ賑わう札幌岳山頂で1時間くらい充分休憩を取り、冷水沢コースを下山。札幌岳は初めて来たのですが、空沼岳同様沢に沿ったコースでぬかるんでいるのですね。滑って1回転びましたw
冷水小屋まで急な坂道で、これを逆に登るのは大変だろうなーと。
冷水小屋で少し休憩をし、今度は緩やかな下りとなっていきます。そして左に冷水トンネルの道路があるのを感じられるようになったら程なく登山口です。
登山口から豊平峡温泉BSまでは舗装路を2.3km25分。上記の縦走路がどんだけしんどかったかわかりますw
もしも空沼岳から札幌岳への縦走を考えている方がいらしたら、札幌岳の登山口に「空沼への縦走路は整備されていません。植生繁茂により遭難が続いていますので注意してください」と注意を促す看板が出ているので自己責任で。
ほんと,笹の成長は早いですね。自分は2年前の笹刈り直後に行ったので,縦走路は,ほぼ快適だったのですが…。まあ,このコース,人の入りが少ないので笹もぐんぐん伸びるのでしょう。おすすめ時期は,残雪期ですね。
umasanさんありがとうございます。笹刈りが入れば快適なのですね...雪山はまだ未体験なので経験値を積んだらまた残雪の縦走路に挑戦してみたいです。
初めまして、tacasicaと申します。
暑い中お疲れ様でした。
僕も6月に同じルートをやりましたが、藪の状態はけっこう過酷ですよね。
ひょうたん池を過ぎたあたりからは笹薮に加えて倒木も多く、それにスネをぶつけて最近まで跡が残ってました。
貴重な縦走路なので、僕も残雪期に再チャレンジを予定してます。
tacasicaさんはじめまして!
6月の縦走路レポート、山行前に読ませて頂いて今回の参考にしました。
確かにひょうたん沼から倒木は多かったですね。笹藪をかき分けまくり私はなんとか足をぶつけずには済みました。貴重な先人のレポートのおかげだと思います。
この縦走路が自然に帰るのは勿体無いと思うのでまた踏み跡をつけに行きたいと思います。
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