富士山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,593m
- 下り
- 1,599m
コースタイム
新宿駅西口10:00=中央道(貸切バス)=富士スバルライン=14:15五合目14:50…15:30佐藤小屋
8/9
佐藤小屋3:10…3:50六合目3:55…6:35八合目太子館6:55…9:17九合目9:30…10:07山頂東京屋前10:40(お鉢巡り隊と下山隊に分かれる)…11:18剣ヶ峰11:25…11:57東京屋前12:10…13:40七合目公衆トイレ(2隊合流)13:55…14:50五合目登山口15:40=中央道(貸切バス)=19:30新宿駅西口解散
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25
000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
ライター
ナイフ
保険証
飲料
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
スパッツ
手袋
ストック
ビニール袋
替え衣類
入浴道具
ザックカバー
水筒
時計
日焼け止め
非常食
防寒用帽子
サングラス
新聞紙
|
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共同装備 |
ツェルト
コンロ
ガスカートリッジ
コンロ台
コッヘル(鍋)
ローソク
ファーストエイドキット
医薬品
ラジオ
トランシーバ
カメラ
テープスリング
ロープスリング
環付きカラビナ
カラビナ
|
感想
今回は、8月8日から9日にかけて行われた、ミズノアウトドアスクール関東エリアの特別講座「富士山 吉田ルート」の模様をお伝えします。
往路のバス内では大蔵校長による車中講義が行われ、世界文化遺産である富士山と日本人の関わりについて説明がありました。1,000年前から山と人が関わりを持ち続けている場所は、他国ではあまり見られないそうで、富士山を信仰する『富士講』の話や、『富嶽三十六景』によって富士山の名を世界に広めた葛飾北斎についての話を伺うことができ、大変興味深い内容でした。
バスは順調に富士山五合目に到着し、本日の宿である五合目佐藤小屋へ向かって歩き出しました。富士山特別講座のタクティクス(計画)は、高所登山に長けている大蔵校長によって練られています。
佐藤小屋は標高の低い場所にあるため、適度な高度に身体を慣らし、高度障害を気にせずしっかり眠ることができるので、翌日に体力を溜めておくことができます。翌日の登山は標高差およそ1,500mを1日で登り下りする必要がありますが、しっかり食べてぐっすり眠ることで、身体のコンディションを保つことができます。
佐藤小屋での夕食前には、「山談義」と称して大蔵校長と松原ガイドを囲んで、質疑応答などの時間が設けられました。ここでは主に高度障害についての対処法や、水分補給方法、呼吸方法についての説明がありました。
夕食はおいしいカレーライスに、鶏のから揚げとサラダをお腹いっぱい食べることができました。その後就寝し、明日からの行程に備えます。
翌朝は午前3時過ぎに小屋を出発し、ヘッドライトを点けての登山が始まりました。ゆっくりと道を進んでいくと、5時前に東の空から太陽が顔を出しました。しばし美しい御来光を拝み、安全登山を祈願しました。
標高が3,000mを超えると、やはり体も幾分重くなってきますが、それでも休憩を数回はさみながら、一歩一歩確実に頂上に近づいて行きます。道中は遠くの山がよく見え、北アルプス、八ヶ岳、浅間山、奥秩父の山などを眺めることができました。
その後7時間の歩行に耐えて、ついに全員登頂です! ひと時の休息の後、お鉢巡り組と下山組に別れて行動を再開します。お鉢巡り組は、剣ヶ峰を経由し、ぐるっとお鉢を回ってから下山を開始しました。下山路は土が乾いていたため、ものすごい土埃でした。
出発してからおよそ12時間、ようやく五合目に戻ってきました。皆さん大変お疲れ様でした。安全登山への皆さんのご協力に、心より感謝いたします。
受講された方は、1日に1,500mの標高差を登り下りすると、体がどのように反応するかが分かるとともに、日本一高い山を制覇したという思いから、新たな自信にもつながったのではないでしょうか。
次回の関東エリア開催は、10月4日の西沢渓谷です。青く美しい滝の数々は、皆さんの心身を癒してくれることでしょう。皆さんのご参加を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
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