槍ヶ岳（恒例の弾丸ピストン涙目編）

2015年08月13日(木) [日帰り]

• GPS: 12:14
• 距離: 33.0km
• 登り: 2,345m
• 下り: 2,338m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:21
• 休憩: 0:54
• 合計: 12:15

2:36 スタート地点
2:55 2:55 新穂高バスターミナル
3:10 3:17 小鍋谷ゲート
3:21 3:21 新穂高温泉駅
3:32 3:32 新穂高バスターミナル
3:45 3:45 小鍋谷ゲート
4:15 4:16 穂高平小屋
4:55 4:55 白出小屋
6:05 6:09 滝谷避難小屋
6:14 6:14 藤木レリーフ
7:09 7:09 槍平小屋
8:52 8:58 飛騨沢千丈乗越分岐
10:09 10:10 飛騨乗越
10:20 10:49 槍ヶ岳山荘
10:54 10:54 飛騨乗越
11:27 11:28 飛騨沢千丈乗越分岐
12:21 12:22 槍平小屋
13:12 13:13 藤木レリーフ
13:16 13:18 滝谷避難小屋
14:16 14:16 白出小屋
14:28 14:28 穂高平小屋
14:39 14:40 小鍋谷ゲート
14:44 14:44 新穂高バスターミナル
14:51 ゴール地点

天候

雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

8/13 2:43

四国から渋滞で8時間。
なんとお盆でも無料駐車場が開いてた！（天気悪いからやろ・）

8/13 2:45

2時間ほど仮眠。夜間は雨降ったり止んだり。行けるのだろうか。ずっと悩んでる。出発しても悩んでる。

8/13 2:53

登山センター。届け出します。双六へ行く登山者と話す。天気持てばいいですねえ！とお互いの無事を祈って。

8/13 3:10

ゲートまで来た。

8/13 4:03

と、穂高平小屋手前で山用の財布忘れたのに気が付いた！ん〜。いざ小屋に泊まれないと困る。
引き返します。

8/13 4:16

約1時間ロス。鍋平に停めたと思えばいいか。

8/13 4:55

穂高への分岐部。

8/13 5:01

白出沢です。朝5時。水補充。もう疲れた。沢が増水してたらすぐ引き返す気満々！

8/13 5:02

他登山者二人。同じコースらしい。

8/13 5:03

橋渡る。ここは水がきてない。工事中だから止めてるのか。

8/13 5:04

沢からの登りがこんなんなってた。

8/13 5:18

曇ってます。まあまあ明るい。

8/13 5:28

白出沢から30分ほどで雨がポツポツ。次第に間隔がせまく。

8/13 5:45

チビ谷。チビ言うな！（笑

8/13 5:45

支流には全然水がない。これからかな？

8/13 5:56

本流の川の音はすごい。

8/13 5:56

その横をずんずん登ります。

8/13 5:57

まだ余裕ですね。

8/13 6:09

岩の横で雨をしのぐ。

8/13 6:13

さて滝谷です。さすがにここは水量が多い。でも橋は大丈夫ですね。

8/13 6:13

落ちたらダメです。本流まで流されます。

8/13 6:17

藤木レリーフ。
手前の沢も水はなかったです。ホッとしました。でも帰りが心配・。

8/13 6:17

とりあえず先に進めます。

8/13 6:28

傘させればいいのですが道がぬかるんでストックを使いたいので・。

8/13 6:34

岩もすべる。

8/13 6:39

小休止。

8/13 6:46

南沢です。ここも水がありません。ここ最近降ってなかったのが幸いしたのか。

8/13 7:02

カメラも濡れてダメですねえ。

8/13 6:56

木道〜。

8/13 7:00

木道でると・

8/13 7:00

もうすぐ・

8/13 7:05

槍平小屋。

8/13 7:06

数人休んでます。テントの人達でしょうか。

8/13 7:09

水補充。

8/13 7:10

けっこうテント張ってる。

8/13 7:18

バナナタイム。

8/13 7:42

時折強い風。

8/13 8:03

最終水場。ここからはそう距離はないですが一気に1000m近く登る。

8/13 8:34

なぜか眠い！
立ったまま10秒目閉じたら夢見た！おいおい！

8/13 8:53

ここで座っておにぎりとチョコ食べる。レインウェアの中も外もビショ。

8/13 9:10

余裕なくなってますねえ（笑）。
雨、強風で冷える。

8/13 9:20

ここから上は吹きさらし。

8/13 9:23

誰もいない。たぶんいても近くでないとわからない。

8/13 9:24

途中二人抜く。槍平に泊まってたのか？年配で自分より先に出発したとは考えにくい。

8/13 9:24

はい。涙目ですね（笑）。今だから笑える。

8/13 9:40

槍って何メートルだっけ・などと考えつつ登った記憶あり。

8/13 10:10

飛騨乗越です。ここから小屋までも遠かった。ずっと吹きさらし。

8/13 10:19

小屋にきた〜。凍える〜。

8/13 10:28

わいわいやってます。ストーブは数人が陣取ってる。上高地からの人達だろうか。みんな若い。

8/13 10:28

穂先見えへん。

8/13 10:40

見えない穂先にやってもなんかしっくり来ない（笑）

8/13 10:28

途中抜いた夫婦も到着。お疲れ様でした。すぐ宿泊の受付してました。

8/13 10:41

バッジ買う。お金取る手が震える。靴やザックの中まで水が。宿泊の着替えもない。

8/13 10:50

動いた方がよさそう。穂先はあきらめて下山ダッシュしましょう。しかし沢の増水で足止めくらったらアウトか。とりあえずゴー！

8/13 11:18

どんな状況でも花をみると安ぐ。

8/13 11:18

8/13 11:19

駆け下る。浮き石注意！

8/13 11:27

途中も結構な雨が降る。滝谷渡れなくて小屋まで登り返す体力なかったらツェルト泊？なんて考えながら・。

8/13 12:02

水場まで1.5時間。

8/13 12:22

槍平小屋。

8/13 12:30

ちょっと余裕でてきた。

8/13 12:45

南沢OK！水少し。
登山者の情報では滝谷出合いも大丈夫とのこと。

8/13 13:13

滝谷。
ぜんぜんOkやん！助かった〜！。

8/13 13:13

上流ではゴーッというてますが。

8/13 13:18

ここの水量はあまり変わりないようです。

8/13 14:07

白出沢。

8/13 14:08

これまで転倒なくきて、この階段でズルッと（笑）。

8/13 14:13

げ！警察が！

8/13 14:14

南岳でけが人だそうです。5人ほどの県警が入山しました。御苦労様です。

8/13 14:23

そして延々と

8/13 14:34

続く林道

8/13 14:50

駐車場に着きました。去年の今日を回想する余裕あまりなかったです（笑）。それだけ今回も必死だったということで^^;。
今回もいい勉強になりました。ありがとうございました！

撮影機器：

DSC880DW ケンコー

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR400 カシオ

iPhone 6 Apple

感想

muddy329

昨年の。
槍ヶ岳（弾丸登山&負傷者を下山させよう編）
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-493717.html

今年も弾丸です。出発早めにできたので去年よりはスケジュール的に楽。
でもお盆で渋滞、やっぱり運転8時間はかかる。

【駐車場】
ダメもとで無料駐車場に行ったら30台くらい空いてると。今年は見張りのおじさんが天使に見えました。昨年は鬼に見えた（笑）。一番奥に駐車。
夜中は雨の音で何度か眼がさめる。（増水してたら無理せず引き返そうね、そう自分に言い聞かせてウトウト・）

【出発】
2時半過ぎに出発。一人林道を。前に二人登山者が。人がいると安心する。
穂高平小屋の数十メートル手前で、あ！財布忘れた！さあどうする？どうする！？
引き返しました。たぶん40分〜1時間のロス。
予定山行；登り8時間　下り6時間。なんとかなるかな・。

【登り】
すぐに雨。時折強く降る。ここから山頂までの5時間。雨に打たれっぱなし。
滝谷出会：
木の橋は濡れてはいるが渡河余裕。問題はもうひとつ横の沢。ここは橋がないので増水したら危険部位。なんと全然水がなかった！先に進める！（内心、ここで引き返したかった〜て思いも少し）
南沢も水はなし。でもまだ雨は降り出したばかり。いつ鉄砲水がくるか。
槍平小屋過ぎて最終水場。ここらくらいから修行度が増してきた。
森林限界越えると風が強い。
救急箱の岩横にうずくまって行動食摂る。
雨が至るとこから進入してくる。座るとびしょ濡れの服がびったりくっつく。
そのうち靴内にも水が。手足がしびれてきた。う〜む。遮蔽物がほしい。
【下山】
山頂小屋になんとか到着。でザックみたら中もびしょ濡れ！全部防水袋にいれておくんだった！ビニールに入れたフリースだけ助かった。重ね着してココア注文。
手の震えとしびれが止まらない。
外、穂先見る。真っ白。あれ今登ってさらに冷えたらもう帰れないな。
即決下山！おにぎり一個ほおばってダッシュ。
「沢が増水してませんように！」何度か祈りながら走る。

山頂から白出沢まで泣きながら下った3時間半（笑）。一度もスリップせず来て沢への階段でズルッ。わかりやすい気の抜け方でした＾＾。
白出沢にはなぜかパトカーが。で次々車が来て5人ほどの県警隊員らが入山。南岳でけが人だそうです。無事を祈ります。
その後長い長い林道を下って駐車場へ。

【雑感】
このルート。なんといっても難関は穂高連峰からの右俣谷へ流れ込む沢を渡らなければいけないこと。広範囲の水を集める沢なので鉄砲水もあり得る。
昨年は前日が雨だったため今回より増水してました。当日の雨量よりも過去数日の雨量の影響が大なのかもしれないです。

今回は情けないことに風雨からの低体温に。
6〜8時間風雨に打たれ続けることの厳しさを甘くみてました。

穂先に行けなかったことに悔しさはありませんが、自身のカラータイマーが点滅するような状況に身をおいてしまったことに大きな反省を感じます。
単身登山では途中で動けなくなっても誰に頼る事もできません。どの状況まで自分の身を置いてOKか。をその時の気力体力で判断しないと。
結論！
穂先にソーセージ立てるのはまた今度ね！（笑）

コメント

yamaaruki1

お疲れです
今年も新穂高温泉から弾丸ピストンだったのですね
お盆休みなので上高地から小屋泊でじっくりノンビリ登山かと思ってました
あっ‼️わかった
次があるのですね（≧∇≦）

muddy329

Re: お疲れです
yamaaruki1さん　今回もピストンです。この天候だったので、未だかつてないほど悩みました。心配してた増水は全然ＯＫでしたが風雨に足すくわれましたね。
猛暑にうんざりしたときは雨の槍ヶ岳お勧めです。身体の芯から冷やしてくれますよ＾＾。

sadachan

お疲れ様でした。
吹きさらしの中お疲れ様でした。
増水してなくてよかったです。
毎週末お疲れ様でした。
これでアルプス編はしばらくおやすみですね。少しは体労ってあげてください。

muddy329

Re: お疲れ様でした。
sadachanさん　山頂つまみ食いピストンシリーズ。楽しんで頂けましたでしょうか。
今回は低温への弱さを実感しました。これからしばらくはのんびりと皮下脂肪蓄えて冬に備えようと思います。日々備えているsadachanさんはさすがです（すいません）＾＾。

nekojigen

本領発揮！
平地は猛暑なのに贅沢な低体温！久しぶりに？嵐を呼ぶ男！魅せてくれますね〜！(^.^)
去年は周辺の沢で何度か事故が起こってるので用心用心！
私なら財布忘れた時点で場所変えか、帰ってしまいます！(笑)

muddy329

Re: 本領発揮！
nekojigenさん
やっぱり3000mの山で、なんとかなるだろ、はダメですね。突風には馴れてるつもり（笑）ですが濡れた身体で1000m登り中休みなく吹き付けられたら涙目です。
穂先行かずに撤退した事。
たまたまフリースをビニールに包んで濡れてなかったこと。
増水してなかったこと。
ちょっとした判断と幸運が無事帰れた要因かも。
て、最初から行かなきゃいいのですけどね（笑）。

昨年は滝谷で3人亡くなりましたが要注意は沢だけではない。あらためてこのルートの厳しさ痛感しました。

財布忘れ・。この件に関してはまた後日＾＾。

ランドレ

お疲れ様でした
初めましてです。が、13日ご挨拶しています。当方12日登頂で下山中でした。
黒のメット（私）とライムグリーンのメット（息子）の二人組です。
息子は背負子を背負っていました。
あの日のコンディションは悪かったですね。
あのコンディションで槍の肩まで登ったとは…。
すごいですね。

当方も増水が朝心配でしたが、沢筋まで下りたら水が澄んでいたので「まぁ夕方まで大丈夫かな？」と想像してましたが、どうやら大丈夫だったみたいですね。

同じ時間、同じ場所を共有された方と、こうした形でまたお会いできるのは楽しいですね。

また、どこかの山でニアミスしましょう。

muddy329

Re: お疲れ様でした
land-raiderさん　ありがとうございます！すれ違いましたか！
あの状況でしたから人とすれ違うとホッとする登りでした。

13日以前にはしばらく雨なかったのが幸いしたのでしょうか。南沢も滝谷の橋のない方の沢も全然水なかったですね。下りながら｢増水してませんようにー！｣て声出して祈ってました＾＾。

昨年来たときは、当日は良い天気でしたが今回より水は多かったです。で翌日に滝谷で3人流されました。

息子さんとお二人で槍。うらやましい限りです。
当方家族には変人と見られてますので＾＾。

またお会いしたときはよろしくお願い致します！
ソーセージもってウロウロしてたらたぶん僕です（笑）。