富士山と宝永火口 − 須山口登山道(熊)と大砂走りのスラローム
- GPS
- 27:42
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 2,422m
- 下り
- 2,432m
コースタイム
- 山行
- 3:22
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 3:32
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 8:53
累積標高差(登り):2514m
累積標高差(下り):2527m
天候 | 8/14:晴れ 8/15:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
御殿場口駐車場(500台/無料) 水ヶ塚駐車場(1000台/1000円) ◆シャトルバス 富士急行バス http://bus.fujikyu.co.jp/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆富士山須山登山道 ※登山経験者向き ※クマ注意 起点は須山浅間神社(標高:584m)、もしくは水ヶ塚公園(標高:1450m)。 静かな富士山原生林と寒冷地低木の林を抜け 宝永火口縁を辿り、富士宮登山道新六合目に至る歴史ある登山道。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
◆山麓からの富士登山
2014年は山梨県側の精進湖から歩く富士登山を楽しみました。
今年は表口の静岡県側から歩く事にしました。
静岡県側の登山道と言えば、真っ先に村山古道が浮かんでくるのですが
今回は楽に剣ヶ峰を目指したい意向を持っていたため、
須山登山道一合目(本当は須山浅間神社が起点です)から
富士山頂剣ヶ峰を目指す事になりました。
◆須山登山道の魅力
麓から歩き出す人は稀ですので、とても静かな山歩きを楽しむ事が出来ます。
富士山原生林の林床の美苔や野鳥のさえずりに心癒されながら、
移り変わる植生を楽しみながら歩きました。
◆クマとの出逢い
枯木と倒木の多い(隠れ場所になる)二合五勺あたりに差し掛かったところ
枯木に大きなハチが飛び回っていたので、じっとしながら動向を見つめていました。
ふと登山道に目をやるとクマが飛び出してきました・・・距離にして20mほど。
1秒ほど互いに見つめ合うと、
クマの方が「やばっ!」みたいな感じで慌てて逃げ去っていきました。。
カメラを取り出す余裕はありませんでした。
近距離の遭遇だったり、
過去に人を襲ったことのあるクマだったらと思うとぞっとします。
その後はジャラジャラと無意味なくらい熊鈴を鳴らし続け
クマは出てこないであろう砂礫帯の宝永火口まで辿り着きました。
後で調べましたが、五合目より下は普通に生息しているそうです。
万が一襲われたりしていたら・・・
自分自身が負傷するばかりか、クマにとっても最悪の結末となってしまいます。
自然に対する立ち振る舞いを考え直された一日でした。
◆宝永山荘
インターネット予約が便利でした。
小屋の方々も気さくな方ばかりで、通りがかる登山者に声掛けされていたり
就寝前には、静岡のお話や訪れた有名人のお話を聞く事が出来て
とても楽しい一日を過ごす事が出来ました。
この日は宿泊者12名とかなり空いており、
村山古道・須山登山道から歩いてきた登山者が
富士登頂前のベースにされていました。
◆大砂走り
駆け抜けろ、大砂走り!というイメージを持っていましたが
本当にその通りでした。
標高差1250mほどを駆け下りると、時間にして50分。
普通の登山道では絶対にあり得ないスピードで下山する事が出来ます。
時折、岩が隠れていたりするので
あまり無茶走りをすると転倒してしまいます。
スパッツ(ゲイター)がないと走る事が出来ませんので、
駆け抜けたい方は、スパッツ装備で楽しんでみてください。
大人げなくチビッコ達と競争をしてみたりと
とても楽しめた大砂走りでした。
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