鳥居峠
- GPS
- 02:26
- 距離
- 7.9km
- 上り
- 482m
- 下り
- 491m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ありません |
写真
感想
以前小雨のなかを峠山まで歩いてみたものの、テレビ塔だけ見て展望もなく、奈良井宿へと帰ってきたので、今回は中山道を歩くことを目的にしてみた。
木曽の架け橋を見て、宿を通らずに神社へ向かう。道中の安全を祈願。
すぐに、古道へ。石畳の道。新しく修復したもの?車道を経て、また古道へ。ここからは、ずっと旧道だった。外人の一団や夫婦連れなどすれ違う。ずっと、森林浴を楽しむ道で展望はない。東屋や中の茶屋の休憩所などを経て、あと少しというところで立ち休み。息を整えた。そこからは暫く急登が続いた。蒸し暑くなって汗が流れる。鳥居峠は難所だったという。このあたりか。広い林道に出て、引いた水のながれる新しい休憩所に到着。鳥居峠である。ここは日本海と太平洋の分水嶺に当たる日本の背骨だ。トイレも完備。眼下に遠く集落が見える。持って来た軽食を食べてしばし休憩した。
最初はピストンしようと思っていたが、藪原駅まで行ってみたくなり、峠を越えた。塩尻市から木祖町に入る。間もなく、町の天然記念物、栃ノ木群。直径1mくらいの太いトチノキが林立し壮観である。
少し進むと御嶽神社と御嶽山遥拝所。今日は近くの山しか見えず。ここから、下っていく。間もなく、60代の4人組がいた。ユリの木の花があるという。聞き慣れない言葉に思わず聞き直してしまう。見上げると木の上にバラくらいの白い花が。わざわざこの場所に見に来たという。市民タイムスのボタニカルアートの切り抜きを見せてくれる。珍しいものが見られた。
つづれ織りに下っていくと林道と交わる。石畳の道に変わる。湿った漬物石のような丸みを帯びた石が歩きにくい。
石畳は間もなく終わり舗装道路に。消防署のある太い道に出るが、突っ切っていくと薮原宿を抜けて駅へ向かう。薮原宿は景観が保存されている訳でもなく、昭和の町である。そこに、北原製菓という看板。相方が吸い寄せられていく。クッキーが有名だという。何種類かのクッキーの中から1000円ほどのクルミクッキーを選んだ。
奈良井宿方面へ戻っている用に感じたが、逆で、方向感覚が峠の中で逆転していたようだ。駅に着いて電車が反対方向に進んでいて判明した。駅には先着の若い女性が一人待っているのみ。旅人のようだ。電車は11時台にあっただけで、既に30分以上ないが次はさらに1時間以上先の13:08である。しょうがなくタクシー会社を訪ねるも運転手が昼休みで出せないのでと断られる。店もない広い駅前。駅舎でジュースを飲みながら、買ったばかりのクッキーを食べることにした。ずしりと重い日本のクッキーだ。
駅から大きなダムが見える。鉢盛山方面の木曽川源流のダムらしい。
まだ、かなりの時間が残る。駅前の坂の壁に、道の駅と書いてないか?いや、ある。ずっと書いてあったのに気がつかなかった。行ってみよう。坂を上って4分で到着。近い。前はR19。こちらはにぎわっている。食堂にはありきたりのそばとかカツ丼とかなので、買って食べることにした。先日あったと思われる朴葉祭り。朴葉餅は売り切れている。おやきか。250円とそれなりの値段。とそこへ、朴葉餅の補充が。2個だけというのも1セットだけあり、それを頂く。1個160円。買って帰って、駅で再び広げる。そうこうしているうちに、電車の時間に。地元の人と思われる親子連れや高校生らしき人たちが集まってくる。
電車は1駅だけなので、すぐに到着。観光客がたくさん降りた。車に荷物を置いて、着替え、奈良井宿を散策した。鳥居峠の魅力を知らない残念な、いかにもな老若男女の観光客がちょっとしゃれたレトロの町をにぎわせている。
ゆっくり登りながら見ていくが峠に行って来たせいか疲れる。一計を案じた、まず、早足で宿の終わりまで登り、下りながら見たら楽じゃないかと。案の定である。そのむかし、NHK朝の連ドラの「おひさま」のロケ地となった奈良井宿だが、陽子たちがよく訪れたアメの村上堂だった中村邸を300円出して見学する。江戸終わりの建物だと言うことだ。しゃれたシェードガーデンの中庭もあった。
奈良井宿の植栽はなかなか面白い。なかでもブルー系のギボウシが大株をいくつも作っていたのが印象的だった。花筏というめずらしい木の植栽にも出会えた。
帰りがけ、塩尻の五一ワインと井筒ワインでワインを2本ずつ買って帰った。
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