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Yamareco

記録ID: 701264
全員に公開
沢登り
甲信越

甲斐駒ケ岳.黄蓮谷右俣

2015年08月14日(金) 〜 2015年08月16日(日)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
17.0km
登り
2,102m
下り
2,433m

コースタイム

「記録」8月14日(金)曇り、矢立石P9:12〜東屋10時/15〜林道終点10:55〜尾白川出合11:15/12時〜夫婦滝12:40〜梯子滝13時〜花岩15時(泊) …15日(土)晴れ、6:20出〜噴水滝上6:50〜獅子岩7:15〜黄蓮谷出合8:20〜千丈ノ滝の石碑9:40〜五丈沢出合10時〜坊主ノ滝下部10:33〜標高1900左俣出合12時/20〜奥千丈滝上部15時/10〜15+10m滝下部16:20(泊) …16(日)晴れ、5:35出〜三段60m下部7:10〜登山道10:07〜甲斐駒ケ岳10:15/11時〜七丈小屋13:15/25〜五合目14:30〜横手分岐17時〜竹宇駒ケ岳神社18:35下山です。
天候 曇り〜晴れ〜晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
白川林道の矢立石Pに20台
コース状況/
危険箇所等
私は、高巻きを多く利用したので藪漕ぎでした。単独なので懸垂タイムの省略と安全優先して少しでも高巻きを選びました。結果的には全コースでロープ不使用でした。登攀は奥千丈滝より上部のナメ滝でしたが、水線沿いなら易しいと感じる。しかし高度感があるので慎重に登る。天気に恵まれたので焦らずにルート判断出来ました。
予約できる山小屋
七丈小屋
矢立石駐車場
尾白川入渓
花岩と夏の花
噴水滝も噴水無し
噴水滝も噴水無し
尾白川下流方面
奥千丈滝出合
三段60m滝
甲斐駒ケ岳
竹宇駒ケ岳神社にゴール
竹宇駒ケ岳神社にゴール

装備

個人装備
Tシャツ 長袖インナー 渓流タイツ 渓流ズボン 渓流靴下 渓流グローブ 雨具 日よけ帽子 着替え トレランシューズ 渓流ザック 行動食 非常食 調理用食材 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ナイフ カメラ ロープ ハーネス ヘルメット 確保機 カラビナ スリング キャメロット 渓流ハンマー ハーケン 渓流シューズ トポ ルート図 ロープ30m
備考 高巻き中心の方はラバーソールの沢靴が良いです。

感想

「感想」私の夏休み初日で13日は全国的に天気予報が悪く14日からに変更する。今回も前夜発で高速SAにて仮眠しながら早朝に道の駅「白州」にて入山準備を済ませ矢立石登山口に着くと続々と車が詰め掛け満車寸前でした。白川林道ゲートからは一人旅となり東屋で一息入れる。暗雲の天気が心配だがガスで何も見えない〜隧道の三ヶ所とも泊まりるには良いと思いつつ崩れかけた林道終点に着く。下降には残置ロープがあっても危険なので慎重に降りる。尾白川に降り立つと晴れているので少しホッとする。水も少なく緑色〜ゆっくりと渓流を行くと深い所で膝ぐらいです…グリーンの水のせいか魚影は無く蛙を一匹見かけただけです。やがてワイヤーが残る梯子滝が現れ乗り越すと渓谷の趣きです。高巻きの入口はテープや残置ロープがあり迷いません。左岸の高巻きから沢に戻り花岩に出る。噴水滝も水が少なく面影無しでした!手前には三ヶ所ほどビバーク地があり林の中にツェルトを張り近くの岩屋が多く散策に出る。大岩が点在しており上部には洞窟も見かけたが沢のビールに惹かれ戻る。本流より見た目に綺麗な枝沢の水を汲み食事をすれば自由時間を持て余す。夕暮れの花岩に出掛け夕闇観賞でした!ツェルトの中は暖かく夜露も付きませんでした。…15日(土)晴れ、今日は核心部突入です。噴水滝の右岸を高巻き獅子岩も確認する。ルート図では易しい小滝とナメの地点を進む。前方に小山が見え注意すると右岸に黄蓮谷が出合。入口は狭く直ぐに険しい高巻きとなる。大きく高巻き沢に懸垂下降するか悩むところは更に高巻きを選ぶ。一人なので遠回りでも安全優先でした!千丈滝は右岸沿い踏み跡が続く。途中の黄蓮谷大龍神の標石から千丈滝の全容が眺められる。沢に戻ると右岸に「五丈沢」出合が黒戸尾根へのエスケープルートでした。更に本流の先は坊主滝が立ちはだかる。ここから左俣出合まで、またまた大きく高巻きでした!沢に何回か下降もありそうだが最後までトラバースでした。左俣大滝が見えると、やっと奥千丈滝の入口でお昼となり気持ちの良い沢中で休憩を楽しむ。最初の滝は挨拶代わりに滝の左岸を登るが出口が被っているので右岸に転進する。ボロボロの壁から草付きをトラバースでした。(あんまりお勧めは出来ず左岸の高巻きが良いようです。)〜この後は左岸尾根に入り高巻きの連続でした。ルートは枝払いなどありわかりやすい方です。壁が立ったところで沢に向かうと草付き岩壁トラバースと沢に降りる残置スリングの場所でした。狭い沢中を抜けると砂地のビバーク跡があり眺めが最高でした。休憩間も無く二人の訪問者が現れ、ここでビバークすると聞き立ち去る。彼等は、初日でここまでと凄いスピードに感心する。〜やっと沢登りのように水飛沫を浴び多段20m滝から上の広い岩盤帯を登る。左岸の水際がホールドも多く安全です。油断は禁物も岩登り三級程度でした。ゆっくりと詰めると前方に雪渓と涸れ滝が現れた。ほどよく右岸にビバーク跡があり水も補給可能なので行動を打ち切る。核心部を抜け一安心です。[午後4:20]枯れ木を集め着火剤で焚き火の用意やツェルト設営と進めるが夕闇は早く気温も下がる。二日目は夜露が多く深夜で気温12度と冷えました。未明の夜空は星が瞬き晴天の証でした。…16日(日)午前5:30、輝く朝陽と共に左岸雪渓から高巻き二段滝を越えて左岸の尾根に分け入る。奥の滝3段60mは涸れ滝も迫力がある。また左岸高巻きも枝払いなどトレースが残るが最後は絶壁で生き止まり右岸にトラバースすると涸れ沢に復帰出来ました。あとは青空に向かって登るだけでした。広いガレ沢は常に左岸寄りに詰め〜白い砂岩にトレースが現れ傾斜が強くなりお花畑に入る。狭い沢中を抜けると段々畑のような斜面から白い砂利道に出ると左手に山頂の岩稜が見える。予定通りハイマツの藪漕ぎは回避出来たので安堵する。雲が湧き見通しは悪いが真夏の空です。鋸岳より西方は白雲の彼方〜とりあえず山頂に向かう。10分ほどで賑やかな頂きに着くと二度目でした!(30年振り)〜少しでも日陰を探し沢装備を解く。登山者は一応に晴々と笑顔の撮影会で私も儀式の順番待ちに加わる…予定では明日は大岩山から日向山でしたが雨なのでエスケープの黒戸尾根下山とメール連絡を入れる。縦走用のトレランシューズに履き替えると、ゆっくり下り始める。ほどなくハイマツ帯から昨日の2人が登山道で出くわす。「お疲れ様」とお互いの健闘をねぎらいすれ違う。そして雷鳥もご挨拶に現れ撮影する。七丈小屋にて飲み物を仕入れようとするが、小屋主から両替が出来ないと断られてしまう。それではまとめて何本か買いますと投げかけても怒り、奥に引っ込んでしまった。仕方がないので歩き始めるとやけに階段と鎖場が続く。整備されており感謝です。五合目で疲労が増す〜少しの登りが辛い。笹の平は歩き安いが長く感じる。日没寸前に吊橋を渡り竹宇駒ケ岳神社に参拝を済ませ下山を遂げました。夜中に雷鳴と雨が降って来たが車中でした!

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