猿穴・観音森

2015年08月27日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 4.0km
• 登り: 171m
• 下り: 202m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:00
• 休憩: 0:10
• 合計: 2:10

10:40 スタート地点
11:30 11:40 猿穴
12:50 観音森

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鳥海ブルーライン吹浦口から、途中林道に入り徒歩移動。こちら側からは車両の進入はできないが、どうやらにかほ市小砂川地区から、相当近くまで車両で来れるようだ。

写真

林道入口。かつてはこちらからも車両で行き来できたようだが、現在は不可。

わりと拓けた道にでる。ここまで小砂川から車で上がってこれるようだ。

猿穴へ向けて林に突入。おそらくここが入口なのはあっていると思われる。

深い樹々の覆われ噴火口は見えづらいが、大きな窪みがそれだとわかります。

猿穴三角点。藪が茂り発見に時間がかかりました。脇に打たれていた杭が目印になってくれました。ここから観音森を目指します。

観音森方面へと続く作業道をひた歩き、いよいよ登山口に入るのだが・・・

すぐに並走している新しい砂利道に出た・・・
こんな道があるなんて聞いてないぞ・・・

目の前には観音森

砂利道から外れ、いよいよ薮に突入！

山頂付近から眺める庄内平野。雲が重くなってきているので長居はできなそうだ。

背丈ほどの笹薮を掻き分けようやく三角点を発見！これが秋田と山形の県境の基準点となっている。

三角点のアップ

感想

谷野 雅之

鳥海山西側に位置する、猿穴（763m）と観音森（685m）。この「猿穴」は、鳥海山が今の姿を形成する以前の古い噴火口です。

地形図を見ればわかるが、猿穴火口から流れ出た熔岩が三崎公園周辺の地形を作り出しています。

鳥海ブルーライン吹浦口側から入山。林道は広く歩きやすい。猿穴三角点は藪に覆われ見つけづらく、噴火口も樹々が生い茂りよく見えず。

続く観音森。この山は現在の鳥海山が形成される以前の寄生火山で、富士山でいう宝永山のポジションらしい。

入念にルートを練り尾根伝いに山頂を目指すが、最近できたであろう砂利道に出る。作業員がいたので挨拶してびっくり、家の近所の人でした。こんなレアな場所で、同じ集落の人間同士が遭遇なんてもはや奇跡です。

観音森山頂は、背丈ほどの笹薮と鋳薔薇の中にあり、三角点も見つけづらい。ネットでは「薮化がひどく冬期限定の山」紹介されていたが、近くまで作業道が延びているため夏場でも可能と思われる。